○
説明員(
須賀賢二君) ただいま
委員長から御
要求のありました三十六
米穀年度の米の
需給事情等を中心といたしまして、当面の
食管の
状況につきまして簡単に御
説明を申し上げたいと思います。
ただいまお
手元に
資料を差し上げましたが、これによりまして御
説明申し上げますと、第一枚目が
昭和三十六
米穀年度の
内地米の
需給でございます。それから一枚めくっていただきまして、二枚目が三十五
年産米の
予想収穫高、それからその次の
三枚目が最近の
集荷状況でございます。これで二枚目からごらんをいただきますと、三十五
年産米の
予想収穫高は、これはすでに十分御
承知のことでございますが、十月十五日現在で
統計調査部が公表いたしましたものが、これが最近のものでございます。
予想収穫高は、
石数に換算いたしまして八千五百七十五万九千石ということになっておるわけでございます。前回の
予想よりちょっと下っておりますが、これは主として西日本の方で若干当初の
予想より
収穫が下回ったというような点がございまして、現在の
予想収穫高は八千五百七十五万九千石、これはもう申し上げるまでもなく
史上最高の作柄でございます。去年の八千三百五十万よりも二百万石以上上回っておる記録的な
豊作になっておるわけでございます。それで
集荷の方は
三枚目にございますように、
予約は三千九百万石がちょっと切れるところまで
予約申し込みがあったわけでございます。三千八百九十四万三千石の
予約申し込みがあったわけでございます。大体
予約の
最終段階では三千九百万までは大体いくのではないかという
見込みでございましたが、結果はやや下回りまして三千八百九十四万三千石、そういうことになっております。それから
政府買い入れ数量は、これは十月末、いわゆる
早期格差がついておりました時期の末期までの
集荷数量が今
政府にまとまっておるわけでございますが、これが十月末現在で二千百四十五万四千石。ことしは九月十月の天候が概して順調でありましたような
関係もありまして、
早期格差がついておりまする
期間の出荷が非常に好調であったわけでございます。十月末日現在の
政府買い入れ数量は、
事前売り渡し申し込み数量に対して六三・一%、六割三分が
早期格差がついておる
期間に出ておるわけでございます。昨年以来、
早期格差の問題がいろいろ問題として取り上げられておるわけでございますけれ
ども、ことしの
実績等を見ましても、非常に
早期格差がつきます
期間中に出て参ります
数量がふえておるわけであります。非常に
買い入れの成績は順調に伸びておるわけでございます。ことしの米の
最終買い入れ見込みがどのくらいになるであろうということにつきましては、私
どもも末端の
機関等を通じまして取りまとめをいたしておりますが、まあ私
どもの
見込みでは四千百万石ぐらいにはいくのではなかろうか。四千万石から四千百万石の間に
見込みを立てておるわけでございまして
豊作の結果、
相当の量の
集荷になる
見込みでございます。
それでただいま申し上げましたような
生産状況、
集荷状況を
裏づけといたしまして、三十六
米穀年度の
需給見込みを立てて見ますると、これが第一枚目に、三十六
米穀年度の
内地米需給見込みということになるわけでございます。この
需給見込みは、ことしの十一月から来年の十月末まで、いわゆる三十六
米穀年度の
年間需給の
見込みでございまして、
内地米の
買い入れ数量は、先ほ
ども申し上げましたような見積もりによりまして四千百万石、この
買い入れ合計五百五十九万六千トンという
数字は、これは四千百万石を
前提としておるわけでございます。それでまず
供給の面から見ますると、
古米の
持ち越しでございますが、このことしの十月末までは
古米の
持ち越しが合わせまして三十九万九千トン、この表の
合計欄の一番上でございますが、約四十万トンこしとの十月には米を
持ち越しておるわけでございます。それが来年の十月末は、この表の右側の
合計欄の一番下になります
最下欄の
古米持ち越しでございまして
合計いたしまして七十六万トン、大体去年からことしの
持ち越しに比べまして三十数万トンふえる
勘定になるわけでございます。この
米穀年度は、私
どもといたしましては、大体、米はもう
一般消費者に対しまして、現在の食生活で食えるだけ食べていただく、もう米につきましては十分食べていただくという
考え方で
配給操作をやっておるわけでありまして、現在、
一般消費者に対する
配給基準量は全国一律に一人一カ月八キロの
配給をいたしておるわけであります。昔の
日数換算にいたしますと二十二日分くらいになるわけでございます。八キロ
配給にいたしておるわけでございます。これは、この三十四
米穀年度中に
配給基準量を数回にわたって直しまして、当初、まあ六キロ
配給で出発をしたのでございますが、
集荷状況また
政府手持ちの
状況等から順次
増加をして参りまして最初は六キロ、それから四月から七キロ、九月から八キロということにいたしたわけでございます。現在は八キロ
配給にいたしております。ただここにもありますように、それでもなお
政府手持ちが
相当残る
見通しでございますので、来年一月からはさらに二キロ増配いたしまして、来年一月からは十キロ
配給にいたしたいと思っているわけであります。いろいろ
総理府等でも最近の米の
受配状況はどうなっておるかということを先般
調査をしてもらったわけでありますが、まあ
家庭の
受配状況と申しますものは、それぞれ
家庭の
事情によりましていろいろあるわけであります。きわめてわずかしか
政府米を買っていない、
配給米を買っていないという
家庭もありますが、一面、八キロ以上現に米の
配給所から米を買っておるというような世帯も
相当あるわけでございます。それで十キロにいたしましても、その
程度の
配給を受ける
家庭というものはあるわけでございますので、一月からはさらに増配をいたしたいと思っておるわけであります。そういたしますと、食用の一般うるちの来年度におきまする
消費量は四百四十四万一千トン、そういうことになる
見込みでございます。それから、その他
酒米でありますとか、そういう
原材料用の
需要が三十五万四千トンあるわけでございまして、
合計いたしまして四百七十九万五千トン。それで、
差引四十三万一千トン余るわけでございますが、
早食いがありますので、それを引きまして
古米の
持ち越しが、来年度の十月末には五十六万九千トン、
一般うるち米については五十六万九千トン
程度持ち越しになる
予定でございます。
なお、なるベく米の
持ち越しは、私
ども、多く持つという
考え方でなく、できる限り米の
消化をはかるという
考え方でやっておるわけでございまするが、たとえば
原材料用等につきましても、まあ
酒米等も数年前までは
酒米に幾ら出すかということは非常に大きな問題であったわけでありますけれ
ども、ことしの場合は、
大蔵省の方から
要求がある
数量だけは差し上げますということで、
酒米の
数量等も制限をしないで、
大蔵省の方でおきめになる
数量を差し上げます。大体ことしの
酒米は百九十万石ぐらいになる
見込みでございます。たくさんお使い下さいということにしましても、あまり実際はふえない。去年に比べまして十万石から二十万石足らずしかふえない
見込みでございます。
それから
もちでございますが、
もちはことしの
買い入れがどのくらいになりますか、これはまだ、今私
どもの
手元でも十分確実な
見通しがつきかねておるわけでございます。御
承知のように
もち米につきましては、三十五
年産米では
生産者価格の
加算額を二百二十五円、いわゆる前年の半分にいたしまして
もち米の
調整をはかったわけでございます。一応ここでは全体の四千百万石の
集荷見込みの中における
もち米の
割合は三十四
年産米の
割合で見ているわけでございます。もうしばらくたちますと、
もち米の実際の
集荷見込みがわかるわけでございます。おそらくまだことしはそう
もち米は減らないであろう、
もち米につきましては
政府の
売却の仕方は、
正月用の
もち米はこれは従来
通り十キロ八十円の
加算をつけて売ります。しかし、正月過ぎますと、
もち米の
加算額はこれをはずしまして、
一般うるち米と同じ
価格で売るようなふうに考えておるわけでございます。そういうふうにいたしまして、
もち米の
消化も極力促進をして参りたいと考えておるのでありますが、現在の
需給見込みは、極力
販売に努力いたしましても、
一般もちについては来年十月末に六万トン
程度の
手持ちが残るようなふうに一応考えられておるわけでございます。
それから
徳用米でありますが、この
徳用米といいますのは、大きく分けまして
陸稲の
もちとそれから
陸稲のうるち、それに
水稲の五等米といったようなものが
徳用米になるわけでございますが、この中で最も問題になりますのは、
陸稲の
もちでございます。これがことしの
集荷は大体十一万トンぐらいの
見込みでございますが、前年度から
持ち越しましたものが七万八千トンありまして
陸稲もちの
合計は十八万九千トンが
供給に立っているわけであります。これに対しまして
需要の方は十三万トンぐらいが一応見込まれますので一ちょっと
数字が間違っているようでございますのでもう一度申し上げますと、
供給の方は十八万九千トンでございます。これは
持ち越しが七万八千トン、
買い入れが約十一万二千トン、それで十八万九千トン。
需要の方は五万八千トンでございまして、
差引十三万一千が残るわけでございます。
陸稲もちの方は十三万一千というような
相当多量のものが残るわけでございます。来年度以降におきましても、
陸もちについては非常に問題があるわけでございます。
それからその他といいますのは、先ほど申し上げましたように、これは
陸稲のうるち、それから
水稲の五等米といったようなものでございますが、これが二十万トンくらい
供給に立っておりますが、これはできるだけ私の方でも、
外国産のブロークン・
ライス等と抱き合わせて
原材料用に売るというような、
相当消費者側から見るとやっかいな売り方をしておるわけでございます。そういうふうにいたしまして、これは極力その
消化をはかるということで、一応これについては、そういう抱き合わせ
販売というようなことをやりまして
消化をして参るということで、これは
持ち越しはゼロというふうにしております。それで、
合計いたしまして来年の十月末におきまする
古米の
持ち越しは七十六万トン、約八百万石近いものになるわけでございます。
それからその次に、
食管会計の
収支見込みでございますが、これは目下三十五年度
補正予算、三十六年度本
予算の
作業中でございまして、三十五年度
補正、また三十六年度
予算ともにまだ
刷りものでお目にかける
段階までに至っておりませんので、ただいまの
段階で計数的にまとまっておりますものを口頭で申し上げますので、その点は御了承いただきたいと思います。
それで、この
刷りものになっておりますものの四枚目でございますが、
食糧管理特別会計損益、ここに三十四年度の
決算と三十五年度
予算に組みましたものを一応
刷りものに出しておりますが、
食糧管理勘定のみについて申し上げますと、三十四年度は、これはもう
決算が確定をいたしておるわけでございます。
食糧管理勘定においては、三十四年度は百一億の
赤字になったわけでございます。これは三十四年度期末にありました
調整資金を取りくずしまして、この百一億の穴埋めはすでにいたしたわけでございます。それから三十五年度は、三十五年度
予算をきめます
段階におきましては、百八億という
赤字の
見込みであったわけでございます。
国内米管理勘定が百九十八億の
赤字、それから
国内麦管理勘定が百十六億の
赤字、それから
輸入食糧で二百六億の益、それで差し引きいたしまして百八億の
赤字を三十五年度
予算には見込んだわけでございます。ところが、その後いろいろ
要因の変化がございましてただいまちょうど三十五年度
補正の
作業中でございますが、現在の
見込みでは、大体
食管の三十五年度の
収支は、二百九十億に近い
赤字になる
見込みでございまして、それに合わせまして三十五年度の
補正を目下
要求いたしておるわけでございます。それで二百九十億ということになりますと、当初
予算より百八十億近い
赤字の
増加になるわけでございましてどうしてそういう大きな狂いが出たかということにつきまして、おもなる
要因を御
説明申し上げたいと思います。
その点を申し上げますと、ただいまの
資料にちょっとお書き加えをいただきますとおわかりいただけるかと思いますが、三十五年度
予算では、
国内米管理勘定の
赤字が百九十八億ということになっておったのでございますが、これが現在の
見込みでは、まだ最終的に
数字がきまりませんが、大体三百十数億でございます。それから麦の百十六億という
赤字であったわけでございますが、これが、麦につきましては百六十五億、そういう
赤字になる
見込みでございます。それから
輸入食糧は、二百六億の益を見込んでおったわけでございますが、これが百八十九億
程度の
黒字になるわけでございまして、
黒字額が若干
減少をするわけでございます。それで、それを
合計いたしますと、三十五年度
予算の
段階では百八億の
赤字でありましたものが、大体今の
見込みでは二百九十億をやや下回る……、大体二百九十億
程度ということになる
見込みでございます。
それでこの米、麦及び
輸入食糧について、そういう大きな変動が出ましたのは、第一に、米は、これは非常に当初の
見込みと変わって参ったわけでございましてその変わりましたのは、第一点は、米の
買い入れ価格が、
予算に
見込みましたものよりも上がって参った。現在の米の
買い入れ価格は、今までの
実績、今後の
見通し等を入れまして、大体ことしの
石当たり単価は、一万四百二十四円くらいになる
見込みでございます。これは
米審できめましたときは、一万四百五円、それから
予算米価は、一万三百三十三円ということになっておるのでありますが、
米審決定の
段階ですでに、
予算米価を上回っておりまするし、さらに
実現米価は、
米審米価よりも上回りまして、一万四百二十四円くらいになる
見込みでございましてこれだけ
政府の
買い入れ価格が上昇いたしたわけであります。一万四百二十四円になりますおもなる理由は、
期別のいわゆる
早期格差が、初めに申し上げましたように、
早期格差のつく米が、
予想外に多く出たわけでございまして、
期別の
単価が、
米審のときでは、これは二百三十円に見ておったのでありますけれ
ども、現在の
見込みでは二百七十九円、ここで四十九円
米審当時の織り込みよりも上がっておる。それから
等級間格差の
実績が、かなり変わって参っております。これは、
米審の
段階ではプラス二十円ということであったのでありますが、現在の
見通しでは、逆にマイナス四円くらいになる
見込みでございます。そういうことを全部織り込みますと、大体現在の
見通しでは、ことしの米の
政府買い入れの
石当たり単価は一万四百二十四円、これが
予算米価一万三百三十三円との差額が、これがやはり
赤字増加要因になる。
それからもう
一つは、米の
集荷量が大幅に狂って参ったわけであります。
予算編成の
段階では、三千四百万石に米の
集荷量をみておったのであります。これが先ほど申し上げましたように、本
年産米の
実績としては四千百万石の
集荷を見込んでおるわけであります。非常に大きく
集荷量がふえて参ったわけでございます。そういう点がありまして、
国内米の
赤字が先ほど申し上げましたように、
予算段階では百九十八億であったものが、三百十数億ということになるわけでございます。
それから次に
国内麦でございます。これはことしの麦がやはり三十四年、三十五年と
連続豊作でございまして当初の
予算の
見込みました
買い入れ数量よりも、非常にふえて参った。
予算では大体平年作を
前提といたしまして、それに最近麦の
政府買い入れの
割合が、いわゆる
農家が手放す
割合がふえておりますから、それを織り込んで百三十万トンとみたのでございますが、ことしの麦の実際
買い入れました
数量は、百六十五万トン
程度になっておるわけであります。
予算よりも三十五万トンばかりふえまして、これは麦は御
承知のように、
買い入れがふえますればふえましただけ逆ざやになっております
関係で、
赤字がふえて参るわけであります。その結果、麦の
赤字は、当初百十六億と
見込みましたものが、百六十五億にふえて参っておるわけであります。
それから、
輸入食糧につきましては、これは原因が
二つございまして、
一つは当初の
見込みでは
外国産の大麦を六万トンくらい
輸入をする
計画になっておったのであります。これが大、
裸麦が御
承知のような
状況でございますので、
輸入をいたしません。これによって益が
減少する。それから
外米の
売れ行きが非常に悪いわけであります。
外米の
売れ行き低下に伴う利益の
減少、その
二つを合わせまして、
輸入食糧の益が十七億ばかり減ったわけであります。そういうような
関係になりますので、先ほど申し上げましたように、ことしの
赤字が約二百九十億をちょっと下回るくらいのところに、現在
予想されます。それで
食糧管理特別会計の
食糧勘定に対する
調整資金は、現在百五億、これは三十五年度
予算で百億新たに
繰り入れいたしまして、百五億あるわけでございますが、二百九十億近い
赤字が
予想されまするので、三十五年度の
補正では、新たに
食糧管理勘定において百九十億の
調整資金の
繰り入れをいたすべく、
目下補正予算に織り込んでおるわけでございます。大体百九十億入れますと、現在
予想されておりまする
赤字は、これを埋めまして、なお若干の
余裕がある。
調整資金は
赤字と完全に見合うわけではございません。
財政事情の許す限り、多少の
余裕をもって
調整資金の
繰り入れをしてもらうように従来からなっているのでございます。大体ことしの
赤字は、先ほど申し上げましたような見積りに基づきまして、それらを
裏づけといたしまして、百九十億の補てんをしてもらうつもりでございます。
それから
農産物安定勘定でございますが、これは澱粉の
手持ち等も
相当ふえておりますような
関係で、この年度内に十九億円を新たに
安定勘定の
赤字補てんとして、
補正予算で入れてもらうように目下交渉いたしております。十九億入れますれば、
安定勘定の方は、三十五年度につきましては、とんとんになるような
計算になっております。
それから、以上が三十五年度でございますが、三十六年度につきましては、これはまだ
作業中でございまして、あまりはっきりとした
数字を申し上げられないのでございます。まだ三十六年度
予算編成については、
麦勘定の問題その他いろいろ未
決定の要素もございまして、全貌をはっきりとした
数字を申し上げる
段階に至っておりません。一応の概算をいたしてみますると、特に問題の大きい麦につきましては、これは私
どもで、
目下麦対策協議会等を開きまして、いろいろ今後の麦の扱い方を
検討いたしておりますが、いずれにいたしましても、麦の
管理制度の
手直しをいたすにいたしましても、当分の間、従来
政府が麦について
負担をいたしておりまする
程度の
財政負担は、
財政支出の形がある
程度変わって参りましても、
負担額としてはこれを大幅に変えることはできないという
考え方に立ちまして、従来
麦管理に使っておりました
程度の
財政負担を一応
予定をいたしまして、
計算をいたしてみますると、三十六年度の
食管会計のごく大まかな
見通しは、三百二、三十億になっているわけでございます。しかしこれにはまだこれからいろいろ
検討をしてきめなければならぬ問題がございましてたとえば
公務員給与が
改訂になりました
関係で、
米屋の手数料も、これはどうしても三十六年度からは、ある
程度の
手直しをしなければならぬというふうに考えておりますが、これな
ども公務員ベースの
改訂に合わせますと、
相当の額になるのであります。これらを織り込んでおりません。それから現在
政府で大、
裸麦の
過剰在庫を
相当抱えております。これはいろいろ
売却には努力いたしておりますが、来年の
端境期あたりには、
過剰在庫と考えられますものが大、
裸麦について五十万トンぐらいはあるわけであります。これをどうしても
消化をはからなければならないわけでございます。かりに
飼料用等に
売却をするということを考えますと、これはやはり
相当財政負担になるわけでございます。その他いろいろまだこれから
検討いたしまして詰めなければならぬ
要因が
相当あるわけでございますが、こういうものをいろいろ入れますと、先ほど申しました三百二十億に、それが
相当額加わるわけでございます。まあ
食管の三十六年度は、
相当の
赤字になるわけでございます。目下それらの点につきまして、鋭意
検討を進めておりますような
関係でございます。
一応簡単に概況を申し上げまして、あと御
質疑によりましてお答え申し上げます。
なお、ちょっと
資料に間違いがございまして、本
年産米の
政府買い入れ数量でございますが、これは、今
資料の差しかえをいたしますから、差しかえた
資料でごらんいただきたいと思います。
三枚目の
政府買い入れ数量二千百四十五万四千石というのはこれは間違いでございまして二千四百五十五万石でございます。前年より約三百万石多い
実績になっております。