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1960-07-18 第35回国会 衆議院 議院運営委員会 第1号 公式Web版

  1. 会議録情報

    国会召集日昭和三十五年七月十八日)(月曜 日)(午前零時現在)における本委員は、次の通 りである。    委員長 荒舩清十郎君    理事 菅家 喜六君 理事 佐々木盛雄君    理事 長谷川 峻君 理事 松澤 雄藏君    理事 三和 精一君 理事 柳田 秀一君    理事 下平 正一君 理事 池田 禎治君       安倍晋太郎君    天野 公義君       天野 光晴君    飯塚 定輔君       椎熊 三郎君    砂原  格君       長谷川四郎君    服部 安司君       古川 丈吉君    毛利 松平君       小林  進君    小林 正美君       兒玉 末男君    阪上安太郎君       八木  昇君    木下  哲君 ————————————————————— 昭和三十五年七月十八日(月曜日)     午前十時五十八分開議  出席委員    委員長 荒舩清十郎君    理事 菅家 喜六君 理事 佐々木盛雄君    理事 長谷川 峻君 理事 松澤 雄藏君    理事 三和 精一君 理事 柳田 秀一君    理事 下平 正一君 理事 池田 禎治君       天野 公義君    天野 光晴君       飯塚 定輔君    椎熊 三郎君       砂原  格君    服部 安司君       小林  進君    兒玉 末男君       木下  哲君  委員外出席者         議     長 清瀬 一郎君         副  議  長 中村 高一君         事 務 総 長 鈴木 隆夫君     ————————————— 本日の会議に付した案件  内閣辞職決定通知書受領についての荒舩委員  長の報告  議員控室の件  議席の件  会期の件  小委員会設置の件  小委員及び小委員長選任等の件  特別委員会設置の件  議場内交渉係の件  議事進行係の件  開会式に関する件  内閣総理大臣指名の件  本日の本会議議事及び次回の本会議等の件      ————◇—————
  2. 荒舩清十郎

    荒舩委員長 これより会議を開きます。  第三十五臨時国会は、本日をもって召集されました。今臨時会の諸準備につきましては、去る十六日に、理事会においてあらかじめ御協議を願いましたが、これよりお手元配付協議事項について順次御協議を願います。  まず、御報告申し上げます。前国会最終日の去る十五日午後十一時十四分、岸内閣総理大臣から、清瀬議長あて内閣は、本日、総辞職をすることに決定いたしましたから、国会法第六十四条によって、この旨、通知いたします。という通知がございましたので、御報告申し上げます。
  3. 荒舩清十郎

    荒舩委員長 次に、議員控室の件についてでありますが、去る十六日の理事会における話し合い通り議員控室従前通りとするに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  4. 荒舩清十郎

    荒舩委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。     —————————————
  5. 荒舩清十郎

    荒舩委員長 次に、議席の件についてでありますが、去る十六日の理事会での話し合い通り議席従前通りとするに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  6. 荒舩清十郎

    荒舩委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。     —————————————
  7. 荒舩清十郎

    荒舩委員長 次に、会期の件についてお諮りいたします。  今国会会期につきましては、去る十六日の理事会におきまして、本日から七月二十二日までの五日間とすべきものと一応決定し、その旨を議長までお伝えいたした次第でありますが、先ほど常任委員長会議が開かれ、議長が各常任委員長の意見を徴されました。その会議におきまして座長を勤めました私から、便宜その会議の結果を御報告申し上げますと、常任委員長会議におきましても、当委員会理事会決定と同じく、会期は本十八日から七月二十二日までの五日間とすべきものと決定し、その旨議長に答申いたした次第であります。よって、当委員会といたしましても、会期は七月十八日から七月二十二日までの五日間と決定すべきものと議長に答申するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  8. 荒舩清十郎

    荒舩委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
  9. 池田禎治

    池田(禎)委員 この会期決定について、私どもは一昨日の理事会におきまして原則的には了承しましたけれども、こういうことは異例中の異例であって、かようなことは前例としてはならない。しかし、前例としてはならないと言いつつも、一たん行なわれたものは前例となるものなんです。一体、十五日に首班指名ができなくて、臨時国会というものを二日間を置いて召集するということは、これは異例なことです。こういうことが慣例となるなら、会期延長は、法規においては、常会では一回、臨時会では二回しかできないということをきめておきながら、多数派は、通常会延長を五十日もしておいて、済んでまた二日後に臨時国会を開いてやる、多数派は何でもできるという悪い習慣が残る。少数派から、国会を終ったとたんに臨時会を開けと言ったら、これまた開かなけれ一はならないが、そういうことは前例が一ない、詔書を公布する期間が要るとか何とか言って聞かない、そういうことは、与党にとっても、野党にとっても、国会ルールからいってよろしくない。従って私は、そういうことは原則として反対いたしました。けれども、三党間の政治的会談としてきめられたものでありますから、最終的には私どもはのまざるを得ないということの条件をつけましたけれども、こういうことは、いかなる党といえども、便宜主的義に国会ルールというものを勝手に曲げるようなことをしてはならない。このことを私は強く申して記録に残して、将来こういうことをたてにとられないようにしてもらいたい。同時にまた、会期は五日間の答申を議長にするとして、議長はこれを了承したとするなら、一体どういう態度をもって議長は臨まれるか、まず議長所信を問いたい。一つ所信を表明することなくして、てん然としてその席にすわっていることは、無礼しごくではありませんか。あなたは今までどう言っておりましたか。あなたは、先般の五月十九日の事件は、川島君の責任でもない、岸君の責任でもない、責任はことごとく自分にあると言われた。あの事件はだれもあなたの責任としておらない。品では国会権威を守ると言いながら、岸首相を責めること急にして、あなたのごとき者は問題にしておらない。ということは、国会権威は地に落とされたということです。あなたは自分のはいた言動に対していかなる責任を持つか、この席において明確に答えていただきたいと思います。私は議長所信をただします。
  10. 清瀬一郎

    清瀬議長 今、池田さんのおっしゃったことについては、私十分了解できませんけれども今期国会を五日間にするということは常任委員長会議でおきめになりました。私はこれでけっこうと思います。  それからさらに、お言葉にはありませなんだが、前国会において単独審議が継続されたことについておっしゃるのであるかもわかりませんが、それはあの場合、法に従ってあの通りの計らいをしたのは、私は決して悪いことだとは思っておりません。
  11. 池田禎治

    池田(禎)委員 それではお尋ねしますが、あなたは、先般、非公式であるが、各党が議長責任の問題を追及したときに、樺美智子さんの死因が、世に伝わる一部のデマであると思うが、撲殺であるとか扼殺であるというようなことであるとするならば、この警察官出動を要請した者は議長であるから、当然私は重大な責任を感じなければならぬと思うが、精密な解剖の結果を待たなければ、これは明らかでないから、その結果を待っている。もしその通りであったとするならば、あなたは言明に従って責任をおとりになるだろうけれども、そういう議長のもとでわれわれが議事を進め、諮問にこたえるということは、われわれも重大な責任をとらなければなりません。あなたは六法全書をまくらにしているような議論ですけれども国会信用を失墜し、天下を騒然とならしめた責任を感じないのですか。岸首相責任をとっておやめになっておる。あなた一人だけ責任を感じないのですか。私はそのことを聞いておるのです。言いのがれの議論は聞いておらない。責任を感じないのですか、それを伺いたいというのです。
  12. 清瀬一郎

    清瀬議長 重ねてお答えいたしますが、国会運営は、少数派の方もしなければなりません。多数派といえども、合法的に国会法に従って開会を求め、また議案の上程を求めるときは、法に従って、議長が差しとめるわけにもいかぬのであります。それゆえに、当日の議事進行は、私は合法かつ適切と思っております。当日というのは五月十九、二十日であります。樺さんの死のことは、私は、ほかの人もそうでありましょうが、いわゆる人命尊重は、私の宗教的信条といたしておるのであります。ある方面では、樺さんは警察扼殺したという主張をしておられます。私は当日議長室からあの南門を見ておりましたが、そうとも私は考えません。しかしながら、そういう訴えがある以上は、はたして警察扼殺をしたのかということがはっきりするまでは、私は容易に進退をきめるべきものじゃないと思います。私が警察を呼んでおきながら、証拠のきまらぬうちに、あれは扼殺だといって私が進退をきめれば、警察の立場は非常に悪くなります。その後刻々と各方面の情報を調べております。今朝の新聞にも、中館博士の鑑定だと称するものが載っております。まだ原本は拝見しません。しかしながら、もしも私が出動を要請した警察——また、この構内は私の警察権の範囲内でありまするから、はたして真実の調べにおいて警察が殺したのであったら、私は断然責任をとります。あなた方がお引きとめ下さっても、私は人命尊重という趣旨は達成したい。しかしながら、今日、私が使った警察が殺したという証拠はまだないのでありますから、しばらく自重いたしたいと思います。
  13. 池田禎治

    池田(禎)委員 あなたの答弁を聞いておると、あなたのような、経歴において国会院議をもって表彰された永年勤続の議員がなる必要はない。法規典礼、ただ理屈だけで言うなら、一年生の議員でもたくさんです。あなたのような、よわい七十をこえた人を、あえて国権最高機関議長にする必要は毛頭ありません。あなたの言われる六法全書通りでいくならば、あなたのような議長は要らない。もっと元気にして勇壮な人を議長にすればよろしい。ただ、あなたの長い政治生活の経験と政治家としての識見を高く評価するがために、満場であなたに投票しておる。それを忘れて、あなたの答弁は何ですか。法規一点張りじゃありませんか。しからば、河上丈太郎さんはどうしました。院内において刺傷を受けておるが、議長責任を感ずるやいなや、その点聞きましょう。答弁いかに。
  14. 清瀬一郎

    清瀬議長 河上さんに対しては実にお気の毒と思っております。しかしながら、このいきさつについては、多少の事情もあります。すなわち、警察官または衛視の増強をいたそうとしたのでありまするが、それに及ばぬといった議論もありまして、あの悲しむべき事件が起こりました。責任は感じまするが、これで議長が直ちに辞任しなければならぬとは私は思っておりません。あなたは、法律のことを言うのがいかにも悪いかのごとくおっしゃるけれども、これだけ多数の者が合して一つ会議体を作っておる以上は、最後のきめ手はやはり国会法衆議院規則によってするのがあたりまえでございます。しかしながら、もしも私の言うことが悪いといって院議辞職を迫られるならば、むろんそれに従いましょう。国会正常化は、私の不徳のことはむろんでありまするけれども議長に対しては相当の尊敬の念をもって進められ、紳士的な態度をとられるということが、やはり国会正常化条件一つかと思います。むろん、私の不徳のところ自分は大いに恥じておるつもりであります。
  15. 池田禎治

    池田(禎)委員 あなたのお答え方を見ておると、紋切り型で、法に準拠することがどこが悪いか、それでは、もう一ぺん申し上げましょう。釜谷衆議院議長は、議長就任最も長き議長でありましたが、一回も混乱はありません。私どもは、五月十九日の事件以来、国会正常化なしということで、出席をいたしておりません。公式にはきょう初めてこの公開の席においてあなたと質問をかわすわけです。過去の議長の中で、混乱が未然に防げるというなら自分のからだを張って、議長の職権、議長の英知をもってこれを防止し、ついに混乱なきを得た人が、三年数ヵ月の長きにわたって議長職責にあった。反対党の人といえども、その議長識見と努力に対して深く敬意を表しておる。あなたは法の一点にのみ準拠して、人情も涙も、あるいは話し合い誠意もない。あの十九日の事態におきまして、私どもはあなたに対して五回も六回も申し入れをし、最後にはあなたは面会を拒否されたじゃありませんか。最後手段として三党首会談を開け、三党国会対策委員長会談を開け、そうしてこの混乱した事態を防ぐべきであるということを私どもは言った。誠意を披瀝して、委員長みずからも使者を立てて——私も行ったが、最後にはあなたは面会を拒否されて、議長室のドアにかぎをかけて入れない。しかもあなたは、兵に告ぐのようなつもりで、十五分間以内にのかなければ、警察官を導入してあなた方を実力をもって排除する——これが国権最高機関議長のとるべき最後手段でありましょうか。かりに私が議長なりせば、これほどの混乱であるならば、きょうの本会議は開かない、翌日開く、翌日がだめなら、その翌日と、もう一日延ばし、少なくとも三日間たって、それでもできないというなら、あなたがかりに警察官を入れたとしても、世間は非難するにしても、これはあなたに対して許す道も出てくるのではないか。一片のあなたの通告、マイク放送をもってあなたは事足れりとするところに、千思万考したとか、苦心惨たんしたということがいずくにありましょう。私は何ら認められないと思う。しかも、あなたは今、議長責任をとるほどの問題ではないと言うが、かつて星島二郎さん、かつて加藤鐐五郎さんが、あの混乱責任をとっておやめになった。今回の事件はそれに数十倍まさるとも劣りません。しかも議長は、何ら法規に違反するものにあらず、議長職責に欠くるところあらずと、てん然としてその地位に晏如としておる。一言あなたがあの事態というものをわびる姿はどこにもない。今、国会の機能は、事務的にいっても幾多の支障を来たしていることは事実じゃありませんか。三十五回臨時国会召集にわれわれが応じても、エレベーターが動かないというような状態で、これは事務的なことで議長は知らぬといえばそれまでですが、事務的のことも全部停頓しているじゃありませんか。あなたがその地位に恋々たるあまり、すべての事務が停滞している事実を何と見るか。それでもあなたは国権最高機関議長としての職責を全うしておると国民の前にぬけぬけと言うなどということは、あまりにもあなたは無礼千万な人だと思う。しかし私は、あなたが最後に言ったように、どうしてもいけなければ、不信任を受けるなら、いつでもやめるということを申された。政治家というものは、法によって指弾をされて、不信任を突きつけられて、多数によって採決を受けて去られるというのは、政治家のとるべき道じゃないのです。政治家としてもっと広い角度に立って、国権最高機関であるところの国会運営議長は考えなければなりません。それをあなたは、不信任案が通過すればやめるという、そういう紋切り型がどこにあるのです。すなわち、法に違反するにあらざれば、道徳上のいかなる罪を犯しても、道徳的には違反してもかまわぬというような言い方が許されますか。(「そんなことは言ってない」と呼ぶ者あり)私はあなたに質問して、おるのじゃない。発言するなら委員長発言を求めてやりなさい。私はあなたの発言は妨害いたしません。——あなたの首に綱をつけて、懲役十年にするという法規はありませんけれども、あなたのような議長のもとに私どもはこういうことをしなければならないということは情ない。実は社会党の諸君とも、清瀬議長のもとに委員会出席するかどうかということも、話には出た。心情においては、あなたのもとにおいて私どもは出たくない。けれども首班指名選挙ということは、国民から議員に負託された最高の義務である。この職責を果たし得ないということは国民に相済まぬから、きょうは一切この胸をなでおろして、この委員会に応じようということで出た。それほどまでにして出ておるということをあなた自身はお考えにならないのか。私どもは、岸内閣責任を追及するあまり、あなたにはかまっておらぬけれども、あれだけの大混乱を起こした重大な責任があなたにあると思う。私の考え方が間違っておるかどうか、これは国民に聞く以外にない。裁判所に行って争うわけにいかない。国会裁判所以上の権能を持っておる。従って私は、あなたのような、とうふにくぎを打ち込むような人間に、これ以上は申しません。あなたのような議長のもとに諮問機関委員として参画しなければならぬということは、私は政治家として良心に対して大いなる恥を感じております。このことだけを申し上げておきます。
  16. 荒舩清十郎

    荒舩委員長 次に、小委員会設置の件についてでありますが、去る十六日の理事会における話し合い通り、今国会におきましても、従前通り国会法改正等に関する小委員会図書館運営小委員会院内警察及び秩序に関する小委員会庶務小委員会の四小委員会設置することとし、その小委員の員数は従前通りとし、各小委員及び小委員長は、委員長において指名することとし、すべて従前方々にお願いすることにいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  17. 荒舩清十郎

    荒舩委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  また、小委員、小委員長及び理事から辞任の申し出がありました場合には、そのつど委員会に諮ることなく、委員長においてこれを決することとし、また、委員の異動、小委員、小委員長及び理事辞任等によって欠員が生じました際の小委員、小委員長及び理事補欠選任につきましては、委員長においてこれを指名することに御一任を願っておきたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  18. 荒舩清十郎

    荒舩委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。     —————————————
  19. 荒舩清十郎

    荒舩委員長 次に、特別委員会設置の件についてでありますが、去る十六日の理事会における話し合い通り、今国会におきましても、従前通り、おのおの委員二十五名よりなる公職選挙法改正に関する調査特別委員会科学技術振興対策特別委員会国土総合開発特別委員会設置することとし、本日の本会議においてその設置を議決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  20. 荒舩清十郎

    荒舩委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  なお、各特別委員は、本会議において、議長から、従来通り方々指名する旨宣告して、いただくこととするに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  21. 荒舩清十郎

    荒舩委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  なお、委員二十五名の各会派割当数は、自由民主党十六人、日本社会党七人、民主社会党二人と相なります。     —————————————
  22. 荒舩清十郎

    荒舩委員長 次に、議場内交渉係の件についてでありますが、今国会におきましても、従前通り、各派それぞれ正三名、予備員二名とすることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  23. 荒舩清十郎

    荒舩委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  なお、交渉係の主任及びその他の交渉係氏名は、本日、本会議が開かれるまでに議事課にお届けを願います。
  24. 荒舩清十郎

    荒舩委員長 次に、議事進行係の件についてでありますが、従前通り与党におまかせを願うこととし、天野公義君にお願いすることに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  25. 荒舩清十郎

    荒舩委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。     —————————————
  26. 荒舩清十郎

    荒舩委員長 次に、開会式に関する件についてでありますが、開会式の日取りにつきましては、去る十六日の理事会において、本日午後一時から行なうことと決し、参議院側とも協議いたしましたところ、差しつかえないとのことであり、また、事務当局をして宮中の御都合を伺わせましたところ、本日お差しつかえがないとのことでありました。よって、本日午後一時から行なうことと相なりますから、御了承を願います。  次に、式次第につきましては、従前の例により、事務当局において作成いたしました案をお手元配付いたしてございます。また、式辞につきましても、事務当局において作成いたしました案をお手元配付いたしてありますが、この際、事務総長から朗読を願います。
  27. 鈴木隆夫

    鈴木事務総長 朗読いたします。   第三十五回国会開会式式辞(案)   天皇陛下の御臨席を仰ぎ、第三十五回国会開会式をあげるにあたり、衆議院及び参議院を代表して、式辞を申し述べます。  現下わが国の情勢にかんがみ、われわれは、すみやかに新内閣の成立を期し、議会政治の健全な発達を図るとともに、国際信用維持向上に努め、国家繁栄の道を開かなければなりません。   ここに開会式を行なうにあたり、われわれに負荷された使命達成のために最善を尽くし、もって国民の委託にこたえようとするものであります。
  28. 荒舩清十郎

    荒舩委員長 それでは、本件につきまして、御協議を願います。それでは、式次第及び式辞案は、お手元配付の案文の通り決定するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  29. 荒舩清十郎

    荒舩委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  なお、参議院におきましても、これで異存はないとのことでございます。     —————————————
  30. 荒舩清十郎

    荒舩委員長 次に、本日の議事についてでありますが、先ほどの理事会における話し合い通り、本日の本会議におきましては、まず、議長から議席の指定があります。次に、会期の件を決定いたします。会期は、先ほどおきめ願いました通り、本日から七月二十二日までの五日間と御決定願うわけであります。次に、特別委員会設置の件を決定いたします。そこで本会議は一たん休憩いたしまして、午後一時から参議院議場において開会式が行なわれます。開会式終了後、大体二時ごろを目途といたしまして本会議を再開して、内閣総理大臣指名を行ないます。  なお、この指名手続につきましては、規則の定むるところにより、記名投票指名される者を定め、その者が指名されたものとなることとなっておりますが、これにつきまして、事務総長から、留意すべき事項について説明を願います。
  31. 鈴木隆夫

    鈴木事務総長 ただいま委員長からお話しがございましたように、まず、記名投票指名される者を定めるのでございますが、これについてちょっと御注意を申し上げる事項がございますが、これから申し上げます五つのことは無効と相なりますので、御注意願いたいと思います。  第一は、白票は無効でございます。それから第二番目は、国会議員でない者の氏名を記載されたのも無効でございます。それから三は、投票者氏名の記載のないものは無効でございます。それから四番目は、国会議員のうちに同姓者がある場合、姓のみ記載したものは無効でございます。今回は同姓の方が四人ございます。池田勇人さん、池田清志さん、池田正之輔さん、それから池田禎治さん。これは正確に氏名を記載していただきます。五番目に、二名以上連記したものがございますれば、これも無効でございますので、御注意をお願いいたします。     —————————————
  32. 荒舩清十郎

    荒舩委員長 それでは、本日の本会議は、十一時三十分予鈴、四十分本鈴で開会したします。     —————————————
  33. 荒舩清十郎

    荒舩委員長 次に、次回の本会議の件についてでありますが、次回の本会議は、明十九日定刻から開会することといたします。従いまして、次の委員会は、同日午前十一時から理事会を開き、理事会散会後に委員会開会することといたします。  この際、暫時休憩いたします。     午前十一時二十五分休憩     —————————————     〔休憩後は会議を開くに至らなかった〕