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1960-07-20 第35回国会 衆議院 運輸委員会 第1号 公式Web版

  1. 会議録情報

    国会召集日昭和三十五年七月十八日)(月曜 日)(午前零時現在)における本委員は、次の通 りである。    委員長 平井 義一君    理事 天野 公義君 理事 生田 宏一君    理事 川野 芳滿君 理事 木村 俊夫君    理事 關谷 勝利君 理事 井岡 大治君    理事 久保 三郎君 理事 土井 直作君       石田 博英君    宇田 國榮君       高橋 英吉君    高橋清一郎君       竹内 俊吉君    塚原 俊郎君       長谷川 峻君    原 健三郎君       福家 俊一君    三池  信君       三木 武夫君    村瀬 宣親君       山田 彌一君    淺沼稻次郎君       島口重次郎君    下平 正一君       館  俊三君    正木  清君       山花 秀雄君    内海  清君       菊川 君子————————————————————— 昭和三十五年七月二十日(水曜日)     午前十時四十八分開議  出席委員    委員長平井義一君    理事 川野 芳滿君 理事 木村 俊夫君    理事 關谷 勝利君 理事 井岡 大治君    理事 久保 三郎君 理事 土井 直作君       宇田 國榮君    高橋 英吉君       竹内 俊吉君    塚原 俊郎君       長谷川 峻君    三池  信君       村瀬 宣親君    島口重次郎君       下平 正一君    館  俊三君       正木  清君    内海  清君       菊川 君子君  出席国務大臣         運 輸 大 臣 南  好雄君  委員外出席者         議     員         (前運輸大臣) 楢橋  渡君         運輸事務官         (事務次官)  山内 公猷君         運輸事務官         (大臣官房長兼         観光局長)   辻  章男君         運輸事務官         (海運局長)  朝田 靜夫君         運 輸 技 官         (船舶局長)  水品 政雄君         運輸事務官         (鉄道監督局         長)      岡本  悟君         運輸事務官         (自動車局長) 國友 弘康君         運輸事務官         (航空局長)  今井 榮文君         海上保安庁長官 林   坦君         気象庁次長   多田 壽夫君         日本国有鉄道副         総裁      吾孫子 豊君         専  門  員 志鎌 一之君     ————————————— 七月十九日  委員石田博英君辞任につき、その補欠として赤  澤正道君が議長の指名で委員に選任された。 七月十八日  モーターボート競走法の一部を改正する法律の  一部を改正する法律案内閣提出、第三十四回  国会閣法第一五三号) 同月二十日  国鉄貨物集約輸送反対に関する請願(大野市  郎君紹介)(第二三号)  鹿児島市に国鉄動力車基地設置に関する請願  (山中貞則紹介)(第二四号)  国鉄柳ケ瀬線等存続に関する請願今井耕君紹  介)(第四四号)  同(奧村又十郎君外三名紹介)(第四五号)  同(堤ツルヨ紹介)(第四六号)  同(矢尾喜三郎紹介)(第四七号)  同(西村関一紹介)(第六八号) は本委員会に付託された。     ————————————— 本日の会議に付した案件  国政調査承認要求に関する件  閉会審査に関する件  閉会審査小委員会設置に関する件  モーターボート競走法の一部を改正する法律の  一部を改正する法律案内閣提出、第三十四回  国会閣法第一五三号)  航空に関する件      ————◇—————
  2. 平井義一

    平井委員長 これより会議を開きます。  この際、新旧大臣及び事務次官並びに各局長より発言を求められておりますので、これを許します。  楢橋運輸大臣
  3. 楢橋渡

    楢橋議員 今般退官することになりましたが、過去一年一カ月にまたがりまして、当委員会におきましていろいろと運輸行政について御指示を賜わりまして、私の責任の一端を果たし得ましたことは、実に当委員会の御援助のたまものとして、厚く御礼を申し上げる次第であります。いろいろと行き届かないことばかりでありまして、まことに委員長を初め各委員皆さんにはずいぶん御不満を持たれたことと思いますけれども、まあ誠心誠意やった点をお認め下さいまして、今後ともよろしくお願いいたします。またどうぞ新大臣をよろしくお願いいたします。(拍手
  4. 平井義一

  5. 南好雄

    南国務大臣 はからずも今回運輸大臣を拝命することになりました。運輸委員会皆様方の格別な御協力と御指導を得ましてどうかして大任を全ういたしたいと考えておりますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。  御承知の通り、私は運輸行政につきましては全くのずぶのしろうとでございますので、当惑いたしておるのでありますが、何にいたしましても運輸行政が国の経済、文化というものの発展の上にいかに重要な地位を占めているかにつきましては、よく私自身認識しているつもりでございますので、これから一つ大いに勉強いたしまして、これもまた何とかして御期待に沿うように運輸行政の推進をいたしていきたいと考えております。どうか、しろうとの私でございますが、委員会皆様方の格別な御支援と御同情を賜わるよう、切にお願い申し上げる次第であります。(拍手
  6. 平井義一

    平井委員長 ちょっと速記をやめて。     〔速記中止
  7. 平井義一

  8. 山内公猷

    山内説明員 このたび粟澤前次官のあとに任命を受けました山内であります。鉄道監督局長時代皆様方のほんとうにあたたかい御助力によりまして、いつもまことに感謝いたしておったのでありますが、今後とも変わらざる御指導と御助力をお願いいたしたいと考えております。(拍手
  9. 平井義一

  10. 岡本悟

    岡本説明員 岡本でございます。今度鉄道監督局長を拝命しました。前に観光局長をやっておりまして、細田前前官房長がおやめになりましてしばらく、わずか二十六日ばかり官房長をやっておりまして、官房長観光局長を兼任しておりました。今度新しく山内さんのあとを受けまして鉄道局長を拝命することになりました。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手
  11. 平井義一

  12. 辻章男

    辻説明員 辻であります。従来海運局次長あるいは航空局長としまして御指導、御鞭撻を仰いでおったのでありますが、このたび岡本さんのあとを受けまして官房長を拝命いたしました。職掌柄なお皆様方に御接触申し上げる機会が多いかと思いますが、従来に増しまして御指導、御鞭撻のほどお願い申し上げる次第であります。なお、私、今、観光局長も兼務いたしておりますが、新内閣もできましたので、遠からず新しい観光局長ができると思いますので、その点お含み願います。
  13. 平井義一

  14. 今井榮文

    今井説明員 今井でございます。従来約二年にわたりまして航空局監理部長として当委員会先生方の御指導のもとに仕事をして参ったのでありますが、今般辻官房長あとを受けまして航空局長に新任された次第であります。今後ともよろしく御指導、御鞭撻のほどをお願いいたします。(拍手)      ————◇—————
  15. 平井義一

    平井委員長 国政調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。衆議院規則第九十四条により、委員会は会期中に限り議長承認を得てその所管に属する事項について調査ができることになっております。つきましては今国会におきましても、一、陸運に関する事項 一、海運に関する事項一、航空に関する事項 一、日本国有鉄道経営に関する事項 一、港湾に関する事項 一、海上保安に関する事項 一、観光に関する事項 一、気象に関する事項以上の各事項につきまして調査をいたしたいと存じますので、この旨議長に申し出たいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  16. 平井義一

    平井委員長 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。  なお、書面の作成等につきましては委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  17. 平井義一

    平井委員長 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。  ちょっと速記をやめて。     〔速記中止
  18. 平井義一

    平井委員長 速記を始めて。      ————◇—————
  19. 平井義一

    平井委員長 航空に関する件について調査を行ないます。  質疑の通告がありますので、これを許します。井岡大治君。
  20. 井岡大治

    井岡委員 ちょうど辻官房長が来ておりますから、ちょっとだけ聞きますが、松山空港管制塔なんですが、ことしの三月に完成しているわけです。その際に雨気設備をしてないということ、従ってルームクーラーがつけてないわけです。この間行ってみて驚いたのですが、四十二度という中で仕事さしているわけです。航空管制が重要だということについては、先般の航空法改正のとき、並びに名古屋空港における事故の点において強く政府は反省したはずです。にもかかわらず管制塔を作るのに電気設備をしていない。そしてルームクーラーもつけてない。この中で仕事しろということ、こういうことが許されていいものかどうか。こういうことで航空保安というものができるのかどうか。この点について一点聞きたいと思う。同時に、これをまたやり直さなければ設備ができないと言う。いわゆる予算がどうのこうのと言っているけれども、あれにもう一度電気設備をするということになること、ほとんどこわしてしまわなければならぬことになるわけですが、こういうことをなぜ認めたのか。この点だけをはっきりしていただきたい。
  21. 辻章男

    辻説明員 お答え申し上げます。ただいま松山空港管制塔のお話が出ましたが、まさに御指摘の通りルームクーラーがないのでございます。これは実は松山だけではないのでございまして、いわゆるローカル空港の大部分はルームクーラー設備ができておりません。大体東京とか大阪、あるいは千歳、小牧、主要な空港だけにございまして、一般のところまでは予算関係で手が伸びないのでございます。実は事故の対策の一環といたしまして、来年度からローカル空港にもぜひルームクーラーをつけるような予算要求をいたしたいと思っております。労働条件その他から申しまして、まことに遺憾でございますが、私どもせっかく改善するように努力したいと思っております。どうぞ御了承願いたいと思います。
  22. 井岡大治

    井岡委員 来年まであのままほかしておくのですか。だれか役人さんがあそこで一時間業務をしてみてもらいたいと思うのです。僕は十分間おって逃げ出した。十分間おれないのです。ところが航空管制というものは非常に重要であるということはわかっているわけです。たまたまあそこは自衛隊の飛行機が通っておらないからいいのですが、しかしいつ何どき不時着するとも限らないわけです。そういう場合、あの中で仕事できないものだからみんな逃げ出しているのですよ。四十二度という高い温度の中で、十分間もおれないのですよ。今ならもっと高いですよ。私は七日に行ったのですけれども、今だったらおそらく四十五度を越えているでしょう。この中で仕事を十分間——飛行機が入ってくるならばかなり長い間おるわけです。おれないものですから、飛行機が入る十分くらい前からでないと上がらない。そうしたら、もし不時着する場合はどうするのですか。それを来年まで置いておくなどというのはもってのほかだ。費用を聞いたらわずか三十五万円だという。とりあえずの費用というものは三十五万円です。もっともこれは電気設備その他をやり直して、大きなトランスをつけてということになると、かなりの費用がかかるでしょう。しかしとりあえずの費用というのは三十五万円です。これが行なわれていないということで、どうして安全を保つのです。これは来年までほったらかすというなら、あなた方自分のところはルームクーラーがあるのかないのか。どうなんです。
  23. 辻章男

    辻説明員 ルームクーラーをつける問題でございますが、実際松山以外にもございますので、松山だけをすぐというわけにもいかぬかと思いますが、応急の問題といたしまして、実行上の予算を差し繰る等のことも考えまして、早急に設備改善につきましては考えたいと思っております。      ————◇—————
  24. 平井義一

    平井委員長 次に、モーターボート競走法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案議題とし、審査を行ないます。
  25. 平井義一

    平井委員長 まず本案について政府当局より提案理由説明を聴取いたします。南運輸大臣
  26. 南好雄

    南国務大臣 ただいま議題となりましたモーターボート競走法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案提案理由につきまして御説明申し上げます。  本案は、モーターボート競走法による造船関係事業及び海難防止事業振興に関する現行制度をさしあたりさらに一年間存続させることを内容とするものであります。  この制度は、モーターボート競走による売上金の一部を全国モーターボート競走会連合会を通じて、これらの事業に貸し付け、または補助金として交付するものでありまして、昭和三十二年の一部改正においてモーターボート競走法の中に取り入れたものでありますが、その際、この制度についての存続期間は、一応三年とし、その後の措置については、さらに検討の上決定するという趣旨から、昭和三十五年十月一日以後においては、別に法律で定めるところによるものとされたのであります。  しかし、今日モーターボート競走等公営競技につきましては、最近における諸般の情勢にかんがみまして、その制度自体について根本的に検討を加える段階にきていると考えられますので、政府といたしましても、この問題につきまして、各界の有識者の意見を徴し、総合的な見地に立って調査検討を行ない、早急に結論を出したい方針であります。  しかして、造船関係事業等振興に関する現行制度を今後どうするかの問題も、モーターボート競走制度自体の問題との関連において検討する必要がありますので、この際は、とりあえず現行制度をさらに一年間だけ延長いたす法律案を提出いたしまして、御審議いただくことにいたした次第でございます。  以上が、この法律案を提案する理由でございます。何とぞ慎重御審議の上、すみやかに御可決あらんことをお願い申し上げる次第でございます。
  27. 平井義一

    平井委員長 これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。——質疑もないようでございますので、これより討論に入りますが、別に討論の申し出もありませんので、これより直ちに採決いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  28. 平井義一

    平井委員長 御異議なしと認め、これより採決いたします。  モーターボート競走法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立
  29. 平井義一

    平井委員長 起立多数。よって、本案は原案の通り可決すべきものと決しました。  ただいま可決いたしました本案報告書作成等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  30. 平井義一

    平井委員長 御異議なしと認め、さよう決しました。      ————◇—————
  31. 平井義一

    平井委員長 閉会審査に関する件についてお諮りいたします。本委員会におきましては、先ほど各国政調査事項につきまして議長承認を得ましたが、なお閉会中も委員会において審査を行ないたいと存じます。つきましては、一、陸運に関する件 二、海運にる関す件 三、航空に関する件 四、日本国有鉄道経営に関する件 五、港湾に関する件 六、海上保安に関する件 七、観光に関する件 八、気象に関する件 以上の各件を閉会審査事項として議長に申し出たいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  32. 平井義一

    平井委員長 御異議なしと認め、さよう決しました。      ————◇—————
  33. 平井義一

    平井委員長 なお、閉会審査事件が付託されました場合、閉会中小委員会を設置いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  34. 平井義一

    平井委員長 御異議なしと認め、さよう決しました。  なお、小委員及び小委員長選任等につきましても、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  35. 平井義一

    平井委員長 御異議なしと認め、さよう決しました。  なお、委員の異動に伴い小委員及び小委員長に欠員が生じた場合、その補欠選任等につきましても、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  36. 平井義一

    平井委員長 御異議なしと認め、さよう決しました。      ————◇—————
  37. 平井義一

    平井委員長 また、閉会委員を現地に派遣して実情を調査する必要があります場合には、その委員派遣承認申請に関する件の取り扱いにつきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  38. 平井義一

    平井委員長 御異議なしと認め、さよう取り計らいます。      ————◇—————
  39. 平井義一

    平井委員長 なお、閉会中の委員会において参考人より意見を聴する必要が生じました場合には、その参考人招致に関する件の取り扱いにつきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  40. 平井義一

    平井委員長 御異議なしと認め、さよう決しました。      ————◇—————
  41. 平井義一

    平井委員長 この際一言ごあいさつを申し上げます。  私、一年有余、皆さんの御協力と御援助によりまして、つつがなく委員長の努めを果して参ったわけで、その間各委員並びに運輸省、国鉄当局に無理も言い、協力もいたしました。思えばなつかしさで一ぱいでございます。あさってはいよいよやめることに決定いたしました。一年間の御好意を厚く感謝いたしまして、お別れの言葉にいたします。(拍手)  本日はこれにて散会いたします。     午前十一時八分散会