○衆議院参事(知野虎雄君) ことしの列国議会同盟の東京大会につきましては、すでに御承知の
通り一昨年のリオ・デ・ジャネイロ
会議におきまして、
日本議員団と同盟との間におきまして東京
会議に関する協定ができておるわけでございます。その協定に基づきまして、それぞれ両院の議院運営
委員会を中心に
準備委員会というものができまして、その下にそれぞれ両院の事務局を総合しました
準備事務局ができて、それから横の連絡機関としましては、各省庁の
所管にまたがる
関係がございますので、各省庁連絡
会議というものがございまして、そういうところで今日まで協定、あるいは同盟からの、遠隔地で開かれた場合の
会議の覚書並びに従来の各国の列国議会同盟の慣例あるいは昨年のポーランド
会議の調査、経験そういったものをもとにしまして、今日まで諸般の
準備を進めて参っておるわけでありますが、非常に広範にわたりますものですから、全般的な
説明と申しましても、どの辺から申していいかわからないのでございますが、大体のことを申し上げますと、向こうの方から現在言われておりますのは、代表団五百、家族随伴者二百と大体七百名の各国の代表が東京に来るということが、一応原則になっておりまして、それに伴いますホテルの予約でございますとか、いろいろな
会議の資料でございますとか、そういうものを基準にして行なわれるわけでございます。それでまだ本格的に正式にきまったものばかりでもございませんけれ
ども、たとえば会場にいたしましても、今のところは、大体参議院の方で開会式をやれば、衆議院の方で本
会議が行なわれるというふうなことで、協定の中に本
会議場に近接しました場所を、すでに
日本議員団としては協定したものがありますものですから、二階でございますがほとんど両院の二階は
会議のために一時的に使用しなければならないというふうなことになろうかと思っておるわけでございます。
会議の
期間は、九月二十九日から十月の七日までの九日間でございますが、二十九日の前の日の二十八日には評議員会というのがございまして、二十七日には執行
委員会というのがございます。同盟の事務局は、事務総長、事務次長以下もう少し早めに来まして、この
会議の
準備のためにいろいろこちらで活動を始めるというふうなことになりまして、それらに伴いますいろいろな
準備を進めておるというのが、今までの概略でございます。