○上原正吉君 ただいま
議題となりました
昭和三十三年度
一般会計予備費使用総
調書(その2)外五件の事後承諾を求める件につきまして、決算
委員会における
審議の
経過並びに結果を御
報告申し上げます。
まず予備費
使用の
内容を概略申し上げます。
第一に、
昭和三十三年度
一般会計予備費使用総
調書(その2)につきましては、
昭和三十三年度
一般会計予備費の一
予算額は九十億円でありますが、そのうち、
昭和三十三年十二月二十六日までに
使用されました七十億余万円につきましては、第三十一回国会で承諾を与えておりますので、今回は
昭和三十四年一月二十日から同年三月二十五日までに
使用されました十九億余万円について承諾を求めているのであります。
第二に、
昭和三十三年度
特別会計予備費使用総
調書(その2)につきましては、
昭和三十三年度各
特別会計予備費の
予算額総計は千九十六億余万円でありますが、そのうち、
昭和三十三年十二月二十六日までに
使用されました四百四十七億余万円につきましては、これまた第三十一回国会で承諾を与えておりますので、今回は
昭和三十四年一月二十日から同年三月三十日までに
使用されました八十二億余万円について承諾を求めているのであります。
第三に、
昭和三十三年度
特別会計予算総則第十四条に基づく
使用総
調書について申し上げます。この
規定に基づき、予備費
使用の例に準じて
使用されましたものは、交付税及び譲与税配付金
特別会計及び特定物資
納付金処理特別会計の分であって、合計八億余万円であります。
第四に、
昭和三十三年度
特別会計予算総則第十五条に基づく
使用総
調書について申し上げます。この
規定に基づき、予備費
使用の例に準じて
使用されましたものは郵政
事業特別会計の分であって、十七億余万円であります。
第五、
昭和三十四年度
一般会計予備費使用総
調書(その一)につきましては、
昭和三十四年度の予備費の
予算額百六十億円のうち、
昭和三十四年五月一日から同年十二月二十五日までの間において
使用されました八十三億余万円について承諾を求めているのであります。
最後に、
昭和三十四年度
特別会計予備費使用総
調書(その一)について申し上げます。
昭和三十四年度各
特別会計予備費の
予算総額千二百七十六億余万円のうち、
昭和三十四年七月二十八日から同年十二月二十五日までの間において
使用されました五百五十九億余万円について承諾を求めているのであります。
決算
委員会におきましては、以上六件につきまして当局の
説明を聞いた上、慎重
審議いたしましたが、その詳細は
会議録に譲りたいと存じます。
質疑を終わり、別に
討論もなく、
採決の結果、右六件は一括して承諾を与うべきものと
全会一致をもって議決いたしました次第であります。
以上
報告を終わります。(
拍手)