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1960-07-15 第34回国会 参議院 本会議 第27号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和三十五年七月十五日(金曜日)    午後十時二十三分開議     ━━━━━━━━━━━━━  議事日程 第三十七号   昭和三十五年七月十五日    午前十時開議  第一 石炭鉱業合理化臨時措置法の一部を改正する法律案内閣提出衆議院送付)  第二 繊維工業設備臨時措置法の一部を改正する法律案内閣提出衆議院送付)  第三 船員保険法の一部を改正する法律案内閣提出衆議院送付)  第四 身体障害者雇用促進法案内閣提出衆議院送付)  第五 国土開発縦貫自動車道中央自動車道予定線路を定める法律案内閣提出衆議院送付)  第六 東海道幹線自動車国道建設法案衆議院提出)  第七 開拓営農振興臨時措置法の一部を改正する法律案内閣提出衆議院送付)  第八 開拓者資金融通法の一部を改正する法律案内閣提出衆議院送付)  第九 開拓者資金融通法による政府貸付金償還条件緩和等に関する特別措置法案内閣提出衆議院送付)  第一〇 積雪寒冷単作地帯振興臨時措置法の一部を改正する法律案衆議院提出)     ━━━━━━━━━━━━━
  2. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) 諸般報告は、朗読を省略いたします。      ─────・─────
  3. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) これより本日の会議を開きます。  日程第一、石炭鉱業合理化臨時措置法の一部を改正する法律案  日程第二、繊維工業設備臨時措置法の一部を改正する法律案(いずれも内閣提出衆議院送付)  以上両案を一括して議題とすることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  4. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) 御異議ないと認めます。まず委員長報告を求めます。商工委員長山本利壽君。    〔山本利壽登壇拍手
  5. 山本利壽

    山本利壽君 ただいま議題となりました二件の法律案につきまして、商工委員会における審査経過並びに結果を御報告申し上げます。  石炭鉱業合理化臨時措置法の一部を改正する法律案は、石炭鉱業の急速な合理化をはかるため、石炭鉱業整備事業団石炭鉱業合理化事業団に改組し、石炭坑近代化等に必要な設備資金貸付を行なわせるとともに、非能率炭鉱買い上げワクを拡大するため、鉱業権者等納付金納付期間を延長する等の措置を講じようとするものでありまして、今年度予算石炭鉱業合理化事業団出資金約二十一億円が計上されております。次に、繊維工業設備臨時措置法の一部を改正する法律案について申し上げます。本法案は、明年四月から行なわれる繊維原料の輸入の自由化過剰気味繊維工業実情に対処するもので、その要点は、通商産業大臣が過剰な繊維設備処理する共同行為の指示に際して、新たに当該年度需給などを参酌事項とし、この共同行為のアウトサイダーに規制命令を出せることとし、無登録設備使用等に関する監督規定を強化し、かつ、需給調整目標年度を四十年度に改め、本法律有効期間を四カ年延長することなどであります。衆議院では、「共同行為実施に関して通産大臣に苦情の申し出ができる」旨の修正を行ないました。以上が各法律案要旨でありますが、商工委員会におきましては、審査の結果、これら二件とも全会一致をもって衆議院送付案通り可決すべきもりと決定いたしました。右御報告いたします。(拍手
  6. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) 別に御発言もなりれば、これより両案の採決をいたします。両案全部を問題に供します。両案に賛成諸君起立を求めます。    〔賛成者起立
  7. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) 総員起立と認めます。よって両案は全会一致をもって可決せられました。      ─────・─────
  8. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) 日程第三、船員保険法の一部を改正する法律案、  日程第四、身体障害者雇用促進法案(いずれも内閣提出衆議院送付)、  以上両案を一括して議題とすることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  9. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) 御異議ないと認めます。まず、委員長報告を求めます。社会労働委員長加藤武徳君。    〔加藤武徳登壇拍手
  10. 加藤武徳

    加藤武徳君 ただいま議題となりました船員保険法の一部を改正する法律案並びに身体障害者雇用促進法案について、社会労働委員会における審議経過並びに結果を報告いたします。  まず、船員保険法の一部を改正する法律案について申し上げますと、本法律案要旨は、職務上の事由による傷病療養給付を受けてから三年を経過してもなおらない者に対しては、傷病がなおるまで療養給付及び傷病手当金支給を行ない、国庫は、三年経過後のこれらの費用並びに職務上の事由による障害年金支給費用のうち、船員法規定による災害補償費を超える部分について、政令の定めるところにより、その一部を負担し、また、昭和三十年七月二十九日以後職務上の事由による外傷性脊髄障害のため障害年金支給を受け、本法施行までに障害がなおらず、本法施行後三ヵ月以内に届け出た者に対しては、障害のなおるまで、療養給付及び傷病手当金支給を行ない、障害年金支給を停止すること等であります。  委員会におきましては、熱心な質疑が行なわれましたが、詳細は会議録によって御承知願いたいと存じます。  質疑終了し、討論採決の結果、全会一致をもって原案の通り可決すべきものと決定いたしました。  次に、身体障害者雇用促進法案は、身体障害者雇用促進のため、公共職業安定所の業務を充実し、都道府県は、身体障害者就職を容易にするため、国の補助により適応訓練実施し、国及び地方公共団体等任命権者は、政府の定める身体障害者雇用率に従い、身体障害者採用計画を作成し、民間の一般雇用主についても、その雇用率に従って身体障害者を雇い入れるよう努めることとし、重度障害者に対しては、特定の職種について重度障害者雇用率を定め、その就職促進措置を講ずるほか、これらに関する重要事項調査審議のため、労働省に身体障害者雇用審議会を設置することなどであります。なお、衆議院におきましては、「この法律は、公布の日から施行する。」ことに修正いたしたのであります。  委員会におきましては、熱心な質疑が行なわれましたが、詳細は会議録によって御承知願います。  質疑終了し、討論採決の結果、全会一致をもって原案の通り可決すべきものと決定いたしました。  次いで徳永委員から、「身体障害者雇用率については逐年これが拡大改善をはかり、すみやかに法定すること等に関して、政府は努力すべきである」との附帯決議を付することの動議が提出され、採決の結果、全会一致をもって可決いたした次第であります。  以上報告をいたします。(拍手
  11. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) 別に御発言もなければ、これより両案の採決をいたします。  両案全部を問題に供します。両案に賛成諸君起立を求めます。    〔賛成者起立
  12. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) 総員起立と認めます。よって両案は全会一致をもって可決せられました。      ─────・─────
  13. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) 日程第五、国土開発縦貫自動車道中央自動車道予定路線を定める法律案内閣提出衆議院送付)、  日程第六、東海道幹線自動車国道建設法案衆議院提出)、  以上両案を一括して議題とすることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  14. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) 御異議ないと認めます。まず、委員長報告を求めます。建設委員長岩沢忠恭君。    〔岩沢忠恭登壇拍手
  15. 岩沢忠恭

    岩沢忠恭君 ただいま議題となりました国土開発縦貫自動車道中央自動車道予定路線を定める法律案及び東海道幹線自動車国道建設法案につきまして、建設委員会における審議経過並びに結果を御報告いたします。  まず、国土開発縦貫自動車道中央自動車道予定路線を定める法律案について申し上げます。  この法律案は、国土開発縦貫自動車道建設法第三条第一項の規定に基づき、同法別表に定める中央自動車道のうち、東京都から小牧市付近までの予定路線を定めようとするものでありまして、調査の結果、同法別表に定める路線の通りといたしております。  委員会における質疑のおもなるものは、本事業完遂に対する政府の態度、技術的可能性の問題でありましたが、詳細は会議録に譲ることといたします。  かく質疑終了討論に入りましたところ、太田委員吉江委員からそれぞれ賛成する旨の発言があり、次の附帯決議案が提出されました。すなわち、政府道路整備五カ年計画を再検討し、現状に即するよう抜本的交通対策を樹立すること、その際中央自動車道建設促進をはかること。   右決議する。であります。  次いで採決の結果、本案全会一致をもって原案通り可決すべきものと決定いたしました。また、右の附帯決議案について採決の結果、これまた全会一致をもって本委員会決議とすることに決定いたしました。次に、東海道幹線自動車国道建設法条について申し上げます。この法律案は、東海道交通情勢に対処するため、その重要都市を連絡する幹線自動車国道の緊急な整備をはかろうとするものであります。その要旨は、まず東海道幹線自動車国道高速自動車国道とし、その予定路線は、起点を東京都、終点を名古屋付近とし、主たる経過地を横浜市付近、静岡市付近、浜松市付近及び豊橋市付近と定めること、その他路線の指定は、予定路線基準として政令で具体的に定めること、本国道の新設及び改築に関する整備計画については、運輸、建設大臣が共同作成すること、日本道路公団事業実施させることができること、等であります。  委員会における質疑のおもなるものは、木自動車国道一般高速自動車国道によらず、特別立法した理由事業費概算等でありましたが、詳細は会議録に譲ることといたします。  かく質疑終了討論に入りましたところ、青木委員太田委員からそれぞれ賛成する旨の発言があり、採決の結果、全会一致をもって原案通り可決すべきものと決定いたしました。  以上御報告申し上げます。(拍手
  16. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) 別に御発言もなければ、これより両案の採決をいたします。  両案全部を問題に供します。両案に賛成諸君起立を求めます。    〔賛成者起立
  17. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) 総員起立と認めます。よって両案は全会一致をもって可決せられました。      ─────・─────
  18. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) 日程第七、開拓営農振興臨時措置法の一部を改正する法律案、  日程第八、開拓者資金融通法の一部を改正する法律案、  日程第九、開拓者資金融通法による政府貸付金償還条件緩和等に関する特別措置法案(いずれも内閣提出衆議院送付)  日程第十、積雪寒冷単作地帯振興臨時措置法の一部を改正する法律案衆議院提出)、  以上四案を一括して議題とすることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  19. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) 御異議ないと認めます。まず、委員長報告を求めます。農林水産委員長堀本宜実君    〔堀本宜実君登壇拍手
  20. 堀本宜実

    堀本宜実君 ただいま議題となりました農林水産委員会に付託の法律案四件について、委員会における審査経過並びに結果を報告いたします。  まず、開拓関係法案についてでありまして、これらはいずれも衆議院修正されておりますが、  第一に、開拓営農振興臨時措置法の一部を改正する法律案は、現行臨時措置法の対象となっている不振開拓者に対して開拓者資金融通特別会計から災害資金を貸し付ける道を開き、また農林大臣諮問に応じ開拓営農振興に関する重要事項を臨査審議するため、農林省に開拓営農振興審議会を設けようとするものであり、  第二に、開拓者資金融通法の一部を改正する法律案ほ、政府貸付金債権管理事務を簡素にするため、今後貸し付ける資金について、実質的に一本経理ができるまう、法律据置期間とこれを含む償還期間限度を一年延長するとともに、開拓営農振興組合またはその組合員たる開拓者に貸し付け一る振興対策資金貸付条件を緩和しようとするものであり、  第三に、開拓者資金融通法による政府貸付金償還条件緩和等に関する特別措置法案は、昭和三十四年度までに貸し付けられた資金について、未納の元金並びに利子及び延滞金を将来にわたって分割償還できることとするとともに、今後資金は直接開拓者個人に貸し付けることを原則とする方針をもって、既貸付分について、この際、国が組合に対して持っている債権個人貸しに切りかえるため必要な規定を設けた等であります。  以上三法律案について、委員会におきましては、まず提案理由説明を聞き、一括して審査することとし、補足説明を聞いて質疑に入り、開拓事業の推移とその現況及び今後の方針並びに今回提案された法律具体的実施方法その他に関して細大にわたって政府当局見解がただされたのでありますが、これが詳細は会議録に譲ることを御了承願いたいのであります。  かくして質疑を終わり、討論に入り、別に発言もなく、続いて順次採決の結果、これら三件の法律案は、いずれも全会一致をもって衆議院送付案の通り可決すべきものと決定いたしました。  なお、以上三法律案に対し、開拓基本方策の確立、開拓営農振興対策刷新強化及び開拓者負債整理抜本的措置について政府の善処を求める趣旨附帯決議が、これまた全会一致をもって委員会決議とすることに決定され、これに対し、大野農林政務次官からその趣旨に沿い善処したい旨の政府見解が述べられました。  最後に、積雪寒冷単作地帯振興臨時措置法の一部を改正する法律案について申し上げます。  現行法は、これが有効期限昭和三十六年三月三十一日までとなっておるのでありますが、今後なすべき事業が多く残されておりますので、その有効期限をさらに昭和四十一年三月三十一日まで五カ年間延長しようとするのが、この法律案提案理由とこれが内容であります。委員会におきましては、提案理由説明を聞き、質疑に入り、他のこの種特殊立法との関係が問題となりましたが、これが詳細は会議録に譲ります。討論においては特に発言がなく、採決の結果、この法律案全会一致をもって原案通り可決すべきものと決定いたしました。  以上御報告いたします。(拍手
  21. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) 別に御発言もなければ、これより四案の採決をいたします。  四案全部を問題に供します。四案に賛成諸君起立を求めます。    〔賛成者起立
  22. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) 総員起立と認めます。よって四案は全会一致をもって可決せられました。      ─────・─────
  23. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) 参事報告させます。    [参事朗読〕 本日委員長から左の報告書が提出された。  社会保険審査官及び社会保険審査会法の一部を改正する法律案可決報告書  未帰還者留守家族等援護法の一部を改正する法律案可決報告書  原子爆弾被爆者医療等に関する法律の一部を改正する法律案可決報告書  同和対策審議会設置法案可決報告書  火薬類取締法の一部を改正する法律案可決報告書  電気工事士法案可決報告書  電源開発促進法の一部を改正する法律案可決報告書  経済基盤強化のための資金及び特別法人基金に関する法律の一部を改正する法律案可決報告書道路運送法の一部を改正する法律案  可決報告書  昭和三十三年度一般会計予備費使用  総調書(その2)、昭和三十三年度特別  会計予備費使用調書(その2)、昭  和三十三年度特別会計予算総則第十  四条に基づく使用調書昭和三十  三年度特別会計予算総則第十五条に  基づく使用調書昭和三十四年度  一般会計予備費使用調書(その一)  及び昭和三十四年度特別会計予備費  使用調書(その一)議決報告書  原子力平和的利用における協力のための日本国政府カナダ政府との間の協定締結について承認を求めるの件議決報告書  国際開発協会協定締結について承認を求めるの件議決報告書  南極条約締結について承認を求めるの件議決報告書  日本国チエツコスロヴアキア共和国との間の通商に関する条約締結について承認を求めるの件議決報告書  通商に関する日本国マラヤ連邦との間の協定締結について承認を求めるの件議決報告書      ─────・─────
  24. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) この際、日程に追加して、社会保険審査官及び社会保険審査会法の一部を改正する法律案、未帰還者留守家族等援護法の一部を改正する法律案原子爆弾被爆者医療等に関する法律の一部を改正する法律案(いずれも内閣提出衆議院送付)、  以上三案を一括して議題とすることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  25. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) 御異議ないと認めます。ます、委員長報告を求めます。社会労働委員長加藤武徳君。    〔加藤武徳登壇拍手
  26. 加藤武徳

    加藤武徳君 ただいま議題となりました三法律案について、社会労働委員会における審議経過並びに結果を御報告いたします。  社会保険審査官及び社会保険審査会法の一部を改正する法律案は、国民年金法等施行に伴う再審査請求事件の増加に対処するため、事件の敏速かつ公正なる処理を期するもので、その要点は、審査会委員三人を増員して、委員長及び委員五人をもって組織すること、事件処理合議体で行なうこと、厚生大臣は、国民年金の被保険者及び受給権者利益代表者四名を指名すること等のほか、必要な条文を整理したことであります。  次に、未帰還者留守家族等援護法の一部を改正する法律案は、未帰還者留守家族等援護法により療養給付を行なっている帰還患者のうち、本年八月一日以降に療養給付期間が満了する者が生じますので、これらの帰還患者実情にかんがみ、給付期間をさらに二年間延長するものであります。なお、本法律案は、衆議院修正の上送付されたものであります。  また心原子爆弾被爆者医療等に関する法律の一部を改正する法律案内容は、原子爆弾被爆者が今なお置かれている健康上の特別の状態にかんがみ、原子爆弾の放射能を多量に浴びた被爆者に対しては、原爆症以外の負傷または疾病についても国が心要医療給付を行なうとともに、現行法によって医療給付を受けている者、いわゆる原爆症認定患者に対し、一定所得以下の者については、その医療を受けている期間、毎月二千円を限度として医療手当支給することとしたのであります。  なお、衆議院におきましては、この法律公布の日から施行することに修正したのであります。  本委員会におきましては、右三法律案について熱心な質疑が行なわれましたが、詳細は会議録によって御承知を願います。かく質疑終了し、討論に入りましたが、格別の意見もなく、三法律案につき順次採決の結果、いずれも全会一致をもって可決すべきものと決定した次第であります。  以上報告いたします。(拍手
  27. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) 別に御発言もなければ、これより三案の採決をいたします。  三案全部を問題に供します。三案に賛成諸君起立を求めます。    [賛成者起立
  28. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) 総員起立と認めます。よって三案は全会一致をもって可決せられました。      ─────・─────
  29. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) この際、日程に追加して、  同和対策審議会設置法案衆議院提出)を議題とすることに御異議ございませんか。    [「異議なし」呼ぶ者あり〕
  30. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) 御異議ないと認めます。まず、委員長報告を求めます。内閣委員長中野文門君。    〔中野文門登壇拍手
  31. 中野文門

    中野文門君 ただいま議題となりました同和対策審議会設置法案につきまして内閣委員会における審議経過並びに結果を御報告申し上げます。  本法案は、自由民主党、日本社会党及び民主社会党共同提案にかかるものでありまして、まず、この法案内容を申し上げますと、同和地区における生活環境は劣悪なるものが多く、その居住者の大部分経済的基盤を欠き、そのため、旧来の差別問題も払拭されていないという状況にあるので、この同和問題の解決に資するため、総理府に付属機関として存続期間を二年とする同和対策審議会を設置せんとするものであります。この審議会は二十人以内の委員で組織し、同和問題の解決のために必要な総合的な施策の樹立、その他、同和地区に関する社会的経済的問題の解決に関する重要事項について調査審議し、これらの事項に関して内閣総理大臣諮問に答申し、必要に応じて内閣総理大臣に建議することができることにいたしております。  内閣委員会は、前後二回、委員会を開き、この間、提案者並び関係当局の出席を求めまして本法律案審議いたしましたが、その審議におきまして、差別問題に関連する諸般事項、この差別問題解消のための対策等につきまして質疑応答が重ねられました。本日の委員会におきまして質疑を終わり、別に討論もなく、よって直ちに本法律案採決いたしましたところ、全会一致をもって原案通り可決すべきものと決定いたしました。  以上御報告申し上げます。(拍手
  32. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) 別に御発言もなければうこれより本案採決をいたします。  本案全部を問題に供します。本案賛成諸君起立を求めます。    〔賛成者起立
  33. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) 総員起立と認めます。よって本案全会一致をもって可決せられました。      ─────・─────
  34. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) この際、日程に追加して、  火薬類取締法の一部を改正する法律案、  電気工事士法案(いずれも内閣提出衆議院送付)、  電源魔発促進法の一部を改正する法律案衆議院提出)、  以上三案を一括して議題とすることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  35. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) 御異議ないと認めます。まず委員長報告を求めます。商工委員長山本利壽君。    〔山本利壽登壇拍手
  36. 山本利壽

    山本利壽君 ただいま議題となりました三件の法律案につきまして、商工委員会審査経過並びに結果を御報告申し上げます。  まず、火薬類取締法の一部を改正する法律案について申し上げます。  本法案は、火薬煙火類爆発事故を防止するため現行法を強化しようとするもので、その要点は、火薬類製造販売などの許可基準や、運搬廃棄などの規定を厳重にし、新たに火薬類取締官を置き、警察官に立ち入り検査などで緊密な協力を求め、かつ事業者側保安教育と定期的な自主検査の制度を設けていることなどであります。  次に、電気工事士法案は、電気工事の作業に従事する者の資質向上をはかるため、試験等によってその資格を定めるとともに、一定の義務を課し、これにより電気工事の欠陥による災害を防止しようとするものであります。  次に、電源開発促進法の一部を改正する法律案は、電源開発株式会社が、その目的とする事業の遂行に支障のない範囲内において海外技術援助を行ない得るようにし、あわせて原子力発電のための電源開発をも行ない得ることを明確にするための改正であります。  以上が各法律案要旨でありますが、商工委員会において審査の結果、これら三件とも全会一致をもって原案通り可決すべきものと決定いたしました。  右御報告いたします。(拍手
  37. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) 別に御発言もなければ、これより三案の採決をいたします。  三案全部を問題に供します。三案に賛成諸君起立を求めます。    〔賛成者起立
  38. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) 総員起立と認めます。よって三案は全会一致をもって可決せられました。      ─────・─────
  39. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) この際、日程に追加して、  経済基盤強化のための資金及び特別法人基金に関する法律の一部を改正する法律案内閣提出衆議院送付)を議題とすることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  40. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) 御異議ないと認めます。まず委員長報告を求めます。大蔵委員長杉山昌作君。    〔杉山昌作登壇拍手
  41. 杉山昌作

    杉山昌作君 ただいま議題となりました経済基盤強化のための資金及び特別法人基金に関する法律の一部を改正する法律案について、大蔵委員会における審議経過並びに結果を御報告申し上げます。  本案は、昭和三十三年七月制定された経済基盤強化のための資金及び特別法人基金に関する法律により、農林漁業金融公庫に非補助小団地等土地改良事業助成基金を設置し、その運用益をもって、特定の農地改良事業に対する同公庫からの貸付について、その利子の軽減措置を講じてきたのでありますが、酪農振興の見地から、牧野事一業に対する貸付についても、右の農地改良事業と同様、利子の軽減をすることができるように改めようとするものであります。  委員会においては、政府当局より詳細な説明を聴取した後、別段の質疑もなく、討論採決の結果、全会一致をもって原案通り可決すべきものと決定いたしました。  右御報告申し上げます。(拍手
  42. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) 別に御発言もなければ、これより本案採決をいたします。  本案全部を問題に供します。本案賛成諸君起立を求めます。    〔賛成者起立
  43. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) 総員起立と認めます。よって本案全会一致をもって可決せられました。      ─────・─────
  44. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) この際、日程に追加して  道路運送法の一部を改正する法律案内閣提出衆議院送付)を議題とすることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  45. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) 御異議ないと認めます。まず委員長報告を求めます。運輸委員長手島敏夫君。    〔平島敏夫君登壇拍手
  46. 平島敏夫

    ○平島敏夫君 ただいま議題となりました道路運送法の一部を改正する法律案につきまして、運輸委員会における審議経過並びに結果を御報告いたします。  この法律案は、道路運送の現状にかんがみ、運行管理者及び安全を確保するための命令の制度を確立するとともに、使用停止の処分等にかかる自動車の登録に関する規定整備し、罰則を適正化しようとするものであります。  委員会審議におきましては、輸送秩序の確保に関し質疑があり、続いて討論に入りましたところ、江藤委員より、関係官庁と緊密な連絡をとることの要望を付し賛成の旨、意見の開陳があり、直ちに採決に入りましたところ、全会一致をもって原案通り可決すべきものと決定いたしました。  以上御報告いたします。(拍手
  47. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) 別に御発言もなければ、これより本案採決をいたします。  本案全部を問題に供します。本案賛成諸君起立を求めます。    〔賛成者起立
  48. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) 総員起立と認めます。よって本案全会一致をもって可決せられました。      ─────・─────
  49. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) この際、日程に追加して、  昭和三十三年度一般会計予備費使用調書(その2)、一 昭和三十三年度特別会計予備費使用調書(その2)、  昭和三十三年度特別会計予算総則第十四条に基づく使用調書、  昭和三十三年度特別会計予算総則第十五条に基づく使用調書、  昭和三十四年度一般会計予備費使用調書(その一)、  昭和三十四年度特別会計予備費使用調書(その一)(いずれも衆議院送付)、  以上六件を一括して議題とすることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  50. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) 御異議ないと認めます。まず委員長報告を求めます。決算委員長上原正吉君。    〔上原正吉君登壇拍手
  51. 上原正吉

    ○上原正吉君 ただいま議題となりました昭和三十三年度一般会計予備費使用調書(その2)外五件の事後承諾を求める件につきまして、決算委員会における審議経過並びに結果を御報告申し上げます。  まず予備費使用内容を概略申し上げます。  第一に、昭和三十三年度一般会計予備費使用調書(その2)につきましては、昭和三十三年度一般会計予備費の一予算額は九十億円でありますが、そのうち、昭和三十三年十二月二十六日までに使用されました七十億余万円につきましては、第三十一回国会で承諾を与えておりますので、今回は昭和三十四年一月二十日から同年三月二十五日までに使用されました十九億余万円について承諾を求めているのであります。  第二に、昭和三十三年度特別会計予備費使用調書(その2)につきましては、昭和三十三年度各特別会計予備費予算額総計は千九十六億余万円でありますが、そのうち、昭和三十三年十二月二十六日までに使用されました四百四十七億余万円につきましては、これまた第三十一回国会で承諾を与えておりますので、今回は昭和三十四年一月二十日から同年三月三十日までに使用されました八十二億余万円について承諾を求めているのであります。  第三に、昭和三十三年度特別会計予算総則第十四条に基づく使用調書について申し上げます。この規定に基づき、予備費使用の例に準じて使用されましたものは、交付税及び譲与税配付金特別会計及び特定物資納付金処理特別会計の分であって、合計八億余万円であります。  第四に、昭和三十三年度特別会計予算総則第十五条に基づく使用調書について申し上げます。この規定に基づき、予備費使用の例に準じて使用されましたものは郵政事業特別会計の分であって、十七億余万円であります。  第五、昭和三十四年度一般会計予備費使用調書(その一)につきましては、昭和三十四年度の予備費の予算額百六十億円のうち、昭和三十四年五月一日から同年十二月二十五日までの間において使用されました八十三億余万円について承諾を求めているのであります。  最後に、昭和三十四年度特別会計予備費使用調書(その一)について申し上げます。昭和三十四年度各特別会計予備費予算総額千二百七十六億余万円のうち、昭和三十四年七月二十八日から同年十二月二十五日までの間において使用されました五百五十九億余万円について承諾を求めているのであります。  決算委員会におきましては、以上六件につきまして当局の説明を聞いた上、慎重審議いたしましたが、その詳細は会議録に譲りたいと存じます。質疑を終わり、別に討論もなく、採決の結果、右六件は一括して承諾を与うべきものと全会一致をもって議決いたしました次第であります。  以上報告を終わります。(拍手
  52. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) 別に御発言もなければ、これより六件の採決をいたします。  六件全部を問題に供します。委員長報告の通り六件を承諾することに賛成諸君起立を求めます。    〔賛成者起立
  53. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) 総員起立と認めます。よって六件は全会一致をもって承諾することに決しました。      ─────・─────
  54. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) この際、日程に追加して、  原子力平和的利用における協力のための日本国政府カナダ政府との間の協定締結について承認を求めるの件、  国際開発協会協定締結について承認を求めるの件、  南極条約締結について承認を求めるの件、  日本国とチェッコスロヴアキア共和国との間の通商に関する条約締結について承認を求めるの件、  通商に関する日本国マラヤ連邦との間の協定締結について承認を求めるの件(いずれも衆議院送付)、  以上五件を一括して議題とすることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  55. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) 御異議ないと認めます。まず、委員長報告を求めます。外務委員長木内四郎君。    〔木内四郎君登壇拍手
  56. 木内四郎

    ○木内四郎君 ただいま議題となりました条約五件につきまして、外務委員会における審議経過並びに結果を一括して御報告申し上げます。  まず、原子力平和的利用における協力のための日本国政府カナダ政府との間の協定について申し上げます。  この協定は、昨年七月二日にオタワで署名され、原子力に関する情報、資材、原料物質の供給受領等、原子力平和的利用に関する日加両国の協力関係につき規定したものであります。  次に、国際開発協会協定は、低開発地域の経済開発促進のため、世界銀行及び国際金融公社の活動を補足し、弾力的な貸付条件と国際収支に対する負担の軽い条件で融資を行なう国際機関として国際開発協会の設立を定めたものでありまして、本年一月二十六日世界銀行理事会において採決されたものであります。資本総額は十億ドルで、わが国には約百二十一億円の出資が割り当てられております。  次に南極条約は、昨年十月ワシントンにおいて日米ソ等十二カ国代表により開催された南極会議において、十二月一日に全会一致採決され署名されたものでありまして南極地域の平和的利用、科学的調査の国際協力、領土主権についての各国の態度の凍結と新たなる主張の禁止等を内容としております。  最後に、日本国とチェッコスロヴァキア共和国との間の通商に関する条約及び通商に関する日本国マラヤ連邦との間の協定は、わが国と相手国との通商関係を規律するため、関税事項を初め各種の待遇保障を定めており、チェッコとの条約は昨年十二月十五日に、また、マラヤとの協定は本年五月十日に署名されたものであります。なお、マラヤは、本協定発効と同時に、わが国に対するガット三十五条の援用撤回を約束しておるとの政府説明でありました。  委員会は、以上五件を審議の結果、これら五件はいずれも全会一致をもって承認すべきものと決定いたしました。  以上御報告申し上げます。(拍手
  57. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) 別に御発言もなければ、これより五件の採決をいたします。  五件全部を問題に供します。五件を承認することに賛成諸君起立を求めます。    〔賛成者起立
  58. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) 総員起立と認めます。よって五件は全会一致をもって承認することに決しました。      —————・—————
  59. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) 参事報告させます。    〔参事朗読〕 本日委員長から左の議案について継続審査の要求書が提出された。  内閣委員会  一、公共企業体職員等共済組合法の一部を改正する法律案(閣法第一三五号)  大蔵委員会  一、国有財産特別措置法の一部を改正する法律案(閣法第一三四号)  一、厚生保険特別会計法等の一部を改正する法律案(第三十一回国会閣法第一六七号)(衆議院送付)  社会労働委員会  一、医療法の一部を改正する法律案(第三十一回国会閣法第一八三号)(衆議院送付)  一、結核医療法案(第三十一回国会参第九号)  一、保健婦、助産婦及び看護婦等の産前産後の休業中における代替要員の確保に関する法律案(第三十一回国会参第一三号)  農林水産委員会  一、果樹農業振興特別措置法案(閣法第四五号)(予備審査)  一、農地法の一部を改正する法律案(閣法第一二五号)(予備審査)  一、農業協同組合法の一部を改正する法律案(閣法第一二六号)(予備審査)  建設委員会  一、臨海地域開発促進法案(第三十一回国会衆第六七号)(衆議院提出)  一、九州地方開発促進法の一部を改正する法律案(閣法第一三九号)(衆議院送付)  一、砂防法の一部を改正する法律案(第三十三回国会参第一号)  一、公共土木施設災害復旧事業費国庫負担法の一部を改正する法律案(第三十三回国会参第二号)      —————・—————
  60. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) この際、日程に追加して、委員会審査を閉会中も継続するの件を議題とすることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  61. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) 御異議ないと認めます。  本件は、ただいま報告いたしました各委員長要求の通り決することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  62. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) 御異議ないと認めます。よって本件は各委員長要求の通り決しました。   これにて散会いたします。    午後十一時九分散会 ○本日の会議に付した案件  一、日程第一 石炭鉱業合理化臨時措置法の一部を改正する法律案  一、日程第二 繊維工業設備臨時措置法の一部を改正する法律案  一、日程第三 船員保険法の一部を改正する法律案  一、日程第四 身体障害者雇用促進法案  一、日程第五 国土開発縦貫自動車中央自動車道予定路線を定める法律案  一、日程第六 東海道幹線自動車国道建設法案  一、日程第七 開拓営農振興臨時措置法の一部を改正する法律案  一、日程第八 開拓者資金融通法の一部を改正する法律案  一、日程第九 開拓者資金融通法による政府貸付金償還条件緩和等に関する特別措置法案  一、日程第十 積雪寒冷単作地帯振興臨時措置法の一部を改正する法律案  一、社会保険審査官及び社会保険審査会法の一部を改正する法律案  一、未帰還者留守家族等援護法の一部を改正する法律案  一、原子爆弾被爆者医療等に関する法律の一部を改正する法律案  一、同和対策審議会設置法案  一、火薬類取締法の一部を改正する法律案  一、電気工事士法案  一、電源開発促進法の一部を改正する法律案  一、経済基盤強化のための資金及び特別法人基金に関する法律の一部を改正する法律案  一、道路運送法の一部を改正する法律案  一、昭和三十三年度一般会計予備費使用調書(その2)  一、昭和三十三年度特別会計予備費使用調書(その2)  一、昭和三十三年度特別会計予算総則第十四条に基づく使用調書  一、昭和三十三年度特別会計予算総則第十五条に基づく使用調書  一、昭和三十四年度一般会計予備費使用調書(その一)  一、昭和三十四年度特別会計予備費使用調書(その一)  一、原子力平和的利用における協力のための日本国政府カナダ政府との間の協定締結について承認を求めるの件  一、国際開発協会協定締結について承認を求めるの件  一、南極条約締結について承認を求めるの件  一、日本国とチェッコスロヴアキア共和国との間の通商に関する条約締結について承認を求めるの件  一、通商に関する日本国マラヤ連邦との間の協定締結について承認を求めるの件  一、委員会審査を閉会中も継続するの件