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木暮武太夫君
一言お礼のご
あいさつを申し上げます。ただいまは、私のために、永年
在職のゆえをもちまして特に
院議により、御懇篤なる
表彰を賜わりましたことは、まことに身に余る光栄でありまして、ここにつつしんで御礼申し上げます。
顧みますると、私が政界に身を投じ、初めて
立法府の一員となりましたのは、実に大正十三年、三十一才のときでございました。自来、
衆議院議員に当選すること八回、去る
昭和三十一年の
通常選挙におきましては本
院議員に当選いたし、以来、引き続き議席を汚して参ったのでございます。その間、孔子のところの、「政は正なり」を信念といたしまして、いきさか
憲政のために微力をささげて参ったつもりではございまするが、振り返ってみまするとき、取り立てていうほどの何の功績もなく、ただいたずらに歳月を重ねたにすぎないことに気つきまして、まことに
忸怩慚愧の至りにたえない次第でございます。
それにもかかわりませず、今日、この栄誉をになうことができましたことは、ひとえに
同僚皆様の御懇切なる御
指導と
選挙民諸君の終始変わりなき御支援のたまものでございまして、深く感激いたしている次第でございます。
ごらんの通り、私は
心身ともに至ってすこやかでございますので、この
表彰の感激を肝に銘じまして、ますます奉公の誠を尽くして、
民主主義と
議会政治の確立のために邁進する覚悟でございます。
何とぞ、
皆様方におかれましても、旧に倍して御
指導御鞭撻を賜わりまするようお願い申し上げます。
以上、簡単でございまするが、
皆様方の御厚意に対し深甚なる謝意を表しまして、ご
あいさつといたします。(
拍手)
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