○矢嶋三義君 資料要求と、それから
横川委員の質問に
関連して
一つだけ伺っておきたい。資料要求は、あまりめんどうなものでなくてよろしいから、私はこの際いただいておきたいのですが、それは図表でもよろしい、あるいは数表でもよろしい。いずれでもよろしい。簡明でわかりやすいものを作っていただきたい。過去十カ年間における陸海空の
輸送力の向上経過実績並びに今後五カ年間における
輸送力増強の
計画目途というものがわかるように……。それから過去十カ年間における陸海空の事故件数並びに死傷者の
状況が把握されるような資料、それを出していただきたい。あまりめんどうなものでなくてよろしいから。
そこで次の質問をしたいのですが、
横川委員の質問に
関連してですが、
運輸省は免許、認可制度を行なわれているわけですから、国民に対しては足の保証ができるような監督
行政もやる責任があると思うのですね。それで私は具体的な点をあげて、はっきり
行政指導を措置をするという約束をしていただきたい。それは、たとえば、競輪場の近くへ行くというと、白タク等がたくさんいてお客を奪い合いっこするほど供給がある。ところが、何か
都心部で行事があるとか、にわか雨があったような場合、ときたま私たち銀座あたりへ出ておっても、タクシーがなかなか通っておるが呼びとめてもとまらない。とまるとどこですかというので、麹町というと乗せてくれない。さーっと逃げていく。これが
新宿とか
中野とか言って乗って、
新宿、
中野までの料金を払えば乗せてくれる。それはどこの
自動車会社の
自動車かということは明瞭にわかるわけです。こういうものが投書か何かというものではっきり摘発されたならば、免許とか認可している
行政官庁としては、峻烈なる反省を促して、サービス精神を発揮させて、国民の足を確保するような
行政監督をする責任が私はあると思う。
それからもう
一つは、全国の鉄道の駅ですがね、特に私は
東京駅の場合を言いたいと思うのですが、鉄道構内に業者の乗り入れを
許可されることについては、相当のどこでも競争があるわけです。ことに小さな町であってもそうです。駅構内に乗り入れ権を確保するということは、業者としては大
へんです。それは需要と供給の
関係で、旅客に必要にして十分なだけのものを確保されなければならない。そこで、鉄道の駅側としては、制限して
許可するわけですから、おおむね。
許可した以上はその業者が誠実にサービスしているかどうかということを監視されて
指導する私は責任があると思う。ところが、それが不十分だ。だから駅に降りてもなかなか、乗り入れている台数が少ないために乗れないという場合がある。
東京駅の場合、たとえば相当車があっても、降りてきた場合全く弱肉強食ですね。荷物を持っている人とか子供とかお年寄りなんか乗れやしない。勝手に強い者が先へ行ってひつつかまえては乗るというようなことでああいうのは僕は
東京駅にどこどこの乗り入れを
許可していれば、それぞれ所管している官庁なり責任者があるわけです。そういう人が車をちゃんと一列に並べる、それから
自動車を利用される方はお並びいただくように
自動車会社は整理して、そうして安心して順序よく乗れるようにやれ。そうしなかったならば、駅構内の乗り入れ
許可を取り消す、そういうような
指導というものは、きわて簡単だと思うのですがね。そういうちょっとしたことをやっていただくだけで、どんなに明るく安心して旅行できるかと思う。そんなことは予算も要ることではなくして簡単にできることだと思うのです。それは実際
東京駅で現にやっていない。全国そういう駅がたくさんある。そういう点については、
運輸省としてさっそく警告して、あすからでもできることで、やらして下さい。その点約束して下さい。さっき、私はこれで終わりますが、一松
委員の質問に
関連して、
大臣の答弁は私はまじめでないと思う。われわれがやっぱり
要望した場合は、この
要望は受け入れられる、この
要望は受け入れられない。受け入れられる
要望は確かにやりますというような、議員と政府とのデイスカッスがされて、それが
行政に移されるというところに意義があるので、
審議が終わりさえすればいい。あなたの御
意見は尊重して御期待に沿うようにやります。その場のがれの答弁というものは、私はあまり、名答弁かもしれぬが感心しないと思う。で、一松
委員がおられなくて欠席裁判になりますけれ
ども、たとえば赤青の時間を短縮するといったって、私ら歩く者は、銀座あたりへ行った場合には、走って渡らなければ渡れぬというような
状況ですよ、一般論として赤、青の時間を短縮したならば、
自動車に乗っている人はいいけれ
ども、歩けなくなる。それから大型
バスの問題とか、
審議会委員に経験者と言ったが、どんな経験者か知らないけれ
ども、ハイヤーだけ利用している人を経験者として任命して、それも優先的になっていったら、この狭い道に、大海にこぼれるほど住んでいる国民は、歩くところがなくなると思うのです。一松
委員の御
要望の中には、ごもっともなことがあるけれ
ども、全然受け入れられない点もあるわけです。そういう点は、答弁されるときは、
大臣としては、これはもっともだ、この点はやりましょう、この点はちょっと問題点がありますという答弁をしていただかないと、ただ、御趣旨に沿うように努力しますといって、その場のがれで、
あとで実現に移されないようなことでは、私は感心しない。だから私は先に返りますが、私の
質疑した、御
要望申し上げた点ですね、これはただ努力しますでなくて、私が御
要望申し上げるのが御無理なのか、あるいはやっていただける、共鳴していただけるのか、もし御共鳴いただけるとするならば、
運輸省から直ちに国鉄側に連絡をとって、早急に実現できるように御配慮願いたい、こういう御
要望を含めてお伺いします。