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久保等君
法案の
扱い方の今後の問題については、これは
委員長、
理事会で十分御検討願うことで、私もけっこうだと思います。特に今、
山田委員の言われていることは、先日の
逓信委員会におけるやはり
大臣の言明に関連した問題だと思うのです。私もずっとその以前の
経過についてはあまり
承知いたしませんが、少なくとも先日の
逓信委員会の最後の
幕切れは、
郵政大臣の御
答弁にも、
カラーテレビジョンの免許をめぐっての
扱い方については、まことに当
逓信委員会の
意向等を無視したような結果について
反省もし、何か
措置等もとって参りたいといったような御
答弁があったやに私も聞いているわけでありますから、その問題が少なくとももう少し具体的にはっきりしない限り、残余の諸種の
法案等の問題についての
審議に入れぬじゃないかという御
意見も当日あったのです。特に
委員長から、異例の御
注意等も
大臣に対してなされておったと思うのです。従って、私は本日、少なくとも
郵政大臣の方から、まあ、こういった
拡充法案等の
重要法案を
審議する以前において、まず劈頭、やはりそういったことに対する問題を明確にしておく必要があるのじゃないかというふうに考える。特に、私も
逓信委員会にしばらく出ておりませんが、
植竹郵政大臣の特に
国会に臨まれる
態度等については、私も実は昨年の年末あたり、本
会議等で拝聴しておりますと、
郵政大臣の
郵政あるいは
電波等の行政に対する
大臣としての
態度としては、いかにもちょっとふに落ちない点を、実は見受けているわけなんですが、たとえば非常に本
会議等で、昨年問題になった
郵政関係の問題ですが、
年賀はがき等の
問題等について本
会議で
緊急質問がなされたときにおける
郵政大臣の
態度というものは、これは私も、何代かの
郵政大臣のいろいろ
国会における
答弁等も聞いておりますけれども、非常に何かいたけだかになったように、
年賀はがきの問題については断固として、あらゆる、とにかく万般の
措置を講じて、遺憾なきを期しているのだと、そんなことはもう絶対、正常なる
年賀はがきの消化のことについて
支障を来たすようなことは絶対ありませんというような御
答弁をせられている。ああいう
態度は、私はどうもやはり、かりに
野党の
質問であれ、何党の
質問であれ、
大臣としてはもう少し謙虚な
態度でもって御
答弁をせらるべきであるし、しかも、結果から見て、本年の
年賀はがきの問題が何らの
支障なくスムーズに実は処理できたとは、私は思わないのです。おそらく
郵政大臣も、そういうようには御判断になっておらないと思うのです。ところが、本
会議の
答弁の
態度、おそらく当
委員会等においても、同じ
態度であったと思うのでありますけれども、悪くいえば、きわめて挑戦的な
態度をもって
答弁に当たるということは、これは実に不謹慎だと思うのです。たまたま、この前、私初めて
逓信委員会に出ました席上で、
カラーテレビの問題をめぐって、当
委員会で
一つの与
野党を通じて
意向が大体まとめられたような形で、ぜひ
一つ慎重に扱ってもらいたいというようなことになっておった問題を、当日かその翌日か知りませんが、直後に、何か違った形で、すぐ
電波審議会に話を持ち込まれて決定をしたというようないきさつだそうでありますが、こういったことは、確かに、
先ほど来
山田委員の言われるように、
国会軽視の私は
態度と言わざるを得ない。従って、
国会に臨む
郵政大臣としての根本的の
態度として、まず御
反省を願わなければならぬ問題じゃないか、かように実は考えるわけです。従って、
カラーテレビの問題についても、具体的にどうこうしろという、私
自体には特別の
意見はありませんが、いずれにいたしましても、先般の本
委員会の
幕切れのあの
経過にかんがみて、一体
郵政大臣として、どういう御
所信をお持ちなのか、一体、
委員会に臨まれる
大臣としての
態度というものはどういうところにあるのか、そういった点をやはり明確にせられることが、
法案審議の前提として必要じゃないかというふうに私も考えますので、
大臣の御
所信をお伺いしたい。