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永岡光治君 お聞きの
通り、昨年の二月からの問題です。そうして、これはしよせんは
正常化されるということも、これもまた当然の帰結だと思うのであります。すでにこの
ILO問題は大きな国際問題になっております。日本の信用問題にかかっておるわけであります。これをたてにとって、ガットの例の特別条項の日本の特恵の問題もはずさないという
理由にされがちであります。もしこのまま続くことになれば、国際舞台において重大な恥辱を受けることになります。従いまして、私は当然早く進めていかなければならぬと思うのでありますが、しかも、この二月の
岸総理の
答弁からいたしましても、もうでき上がっている法案はたくさんあるだろうと思いますね。余分なことを
政府がするからおくれるのです。私はここで法案の内容についてとやかく覆うことは、時間の
関係がありますから差し控えますが、
批准に
関係のある条項でいいのでありまして、それを江戸のかたきは長崎というような意味で、国家公務員、地方公務員に弾圧を加えてくるという、こんなところに発展してくるから、なかなかあなた方の思うようにいかないのだろうと思います。それにしても、私はもう少し
岸総理が、閣僚がしっかりしておれば、次官
会議できまらないなら召し上げてぴしっとすればいいんです。そういう誠意がないことはまことに遺憾です。それを言っておっても今日の段階では始まりませんから、ただしておきたいのですが、今
官房長官が言われた三党の
国会対策委員長会談でまとまって、あなた方が報告して
了承を得たという木曜日、つまり四月二十八日に臨時
閣議を開いて法案の
手続をとると、こういうように新聞にも報道されて、私
たちもそういう報告を受けておるわけであります。それはどういう
法律案あるいは条約を用意されておるのか、まずそれを承りたい。これが一点。それから、あなたはいろいろまとめることに困難を来たしている、夜を日についで準備を進めていると言いますが、私
たちの
承知する限りにおいては、公労法、地公労法という問題はいつでもすぐにでも出せる、要綱はもうきまっておる、あと
手続の問題で簡単だ、こう聞いております。つまり二十八日までを待つまでもなく、すぐにでも出せる段階と承っております。これはもうあらゆる
委員会で労働
大臣が言明していることでありますが、あなたはこの点についてどう把握されているか。この二点についてお尋ねいたしたいと思います。