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政府委員(
内田藤雄君) ただいまのお話は、まあ少し
人数がほかと比べて多過ぎやしないかという、
一つはそういう
意味かとも思いますが、これはわれわれもそういう
感じを持たないわけでもございませんが一方問題になる点を申し上げますと、現在御承知のように、ほかの
各省から
在外公館にずいぶん多数の人が配属されておるわけです。それで
ワシントンのごときは、今私正確な数字を覚えておりませんが、大蔵、通産、
防衛庁等外務省以外に、来ておる人の数は、つまり
大使とか、上の、あるいは下の
下級下級と申しますと悪いんですが、電信とか会計とか庶務とか、これは
外務省でやっておりますが、その中間に当たります
書記官クラスで申しますと、おそらく
外務省の
プロパーの
人間の三倍ぐらいの人が集まっておるんじゃないかと思います。
ワシントンなどは特にそうだと思います。そうなりますと、やはりそういった
関係の
均衡と申しますか、あるいはやはり
外務省が
外交上の
中心であらなければならぬという
角度から申しますと、そういうところをあまり不
均衡に1現在でも相当不
均衡だと思っておるんでございますがそれを減らしますと、さらに不
均衡の度合いがひどくなってしまって、何か
在米大使館の
中身というものが全くほかの省の連中だといったようなことになっても、
外務省としても少し困るわけでございます。そういった
角度から、やはりつ多過ぎると申しましても、
中身を見ていただきますと、実は
各省から配属されている人が非常に多いんで、それとの
均衡上から
外務省の者もそう減らすわけには参らないというようなことで、ある程度の数が配属されておるというようなことになっておるわけでございます。従いまして、ちょっと表だけを見ごらんになりますと、なるほど非常に
人数が多過ぎるじゃないかという
感じをお持ちになるかもしれませんが、またそれにはやむを得ない
事情があるということを御了承いただきたいと思います。