○
池田(禎)
委員 この際、
石原国務大臣に
一言質問をいたします。
大牟田のいわゆる三池の
労働争議が非常な深刻な場面になっていることは、まことに遺憾であります。
労働争議そのものについては本
委員会は何ら関知するところでございませんので、内容には私は入ろうとは思いません。ただ
一言、見のがすことができないことは、先般わが党の代表が
現地の
調査に参りましたときに、
地元の
警察署長が、治安の維持もなかなか困難なときであるから、
議員の
身辺の
保護等については
責任を持てない、こういうことを答えて、これに対して、私の方の党の県連の会長から厳重な
抗議があった、これに対して
警察は、その
言葉は容易ならぬ
言葉であると言われてその
言葉を取り消すと言って、私服を五名つけた、こういう事実がある。
国会の
開会中に
議員を
現地に派遣するということは、容易ならざる
事件でない限りこれを派遣しないことは、言うまでもありません。ところが、
国会議員の
身辺の
保護ができないということが、
法治国家として許されるか。あなた方はどういう見解を持っておるか。私は、
警察の
取り締まりがとうだとか、さようなことは申そうとは思いません。そういうことが
法治国家として、あなた
方責任の衝にある人として、どういう
責任をとるおつもりでありますか。その点、まず
国務大臣から
責任の所在を明らかにしてもらわなければならぬ。