○亀田得治君 一緒に六つばかりちょっと
お尋ねいたします。
この
災害防止に関する
基準が、通産省令でこまかく書かれておると思いますが、それを再検討しておるということのようでありますが、その現在の
規定はいつきまったのか。途中で変更があったとしたら、いつ変更があったのか、その点をまず
一つお聞きしておきたい。
それから、今度の省令の再検討の際に、製造工場における火薬の貯蔵量というものについての
基準というものの変更を
考えておるのか、おらないのか、これが第二。
それから第三は、工場からの距離の関係ですね。これも省令できまっているようですが、たとえば国宝とか
学校とか民家とか、おのおのについて違った距離の
基準というものを設けているようですが、その距離の関係というものを再検討しているのかどうか、これが第三。
それから第四は、この距離が何メートル離れていなければならないというようになっているのは、工場を作る場合のことであって、工場ができた後に民家などが工場の近くへ建ってくる、こういうことに対しては、現行法上はどうも
規定がないようでありますが、ないとしたら、その点はそのままのやり方で今後ともいくつもりなのかどうか、これが第四点の検討。
それからもう
一つは、私が今申し上げたような諸点がもう少し早く検討されて、そうして適正に処理されておれば、私は今度の
災害の発生並びに結果というものについて、非常に大きな影響があると思うのです。それをどういうふうに
考えるか。もし早期にそういう四点が検討されて、そうして改まっておれば、こんなにひどい
災害にならなかったかもしれぬという感じを、率直にお持ちになるかどうか。もしそうだとしたら、これは国の方にも相当な
責任が出てくるので、そういう意味でどういうようにお感じになるか、その点を率直に、これは
大臣にお聞きします、この点は。
それからもう
一つは、先ほどから各
委員からも何回も
指摘されました十月に行なうべき検査ですね、これが御説明のような事情によって、事実上行なわれなかったわけですが、もしこの検査が行なわれておれば、あるいは私はこういう
災害というものは未然に防止できたかもしれぬと思う。その検査をやって、五月ですから相当
期間がたっておりますから、五月の検査で完全であっても、あるいは十月の場合には相当変わっているかもしれません。今度の発生の原因それ自体が、今つかまっていないことですから、十月の検査を施行しなかったということとの関係というものは、そう明確に断定はできないと思いますが、そういうこともあり得るのではないか。十月二日をやっておれば、あるいはこういうものも防止できたのじゃないか。たとえばこの原因が施設の関係だったということが、今
調査の結果現われてくれば、私はもう明確に、十月二日の検査をなすべく計画しながら、それがお流れになっていたということは、重大なやはり問題になろうと思いますが、そういう点の
責任関係をどういうようにお
考えになっておるか。これも私は大事なことですから、先ほどの問題と一緒に
大臣から
一つ見解をお聞きしておきたい。
時間がないようですから、以上六つですか、ひっくるめて申し上げたわけですが、
一つ再
質問なんかしなくてもいいように、ぴっちり答えてもらいたい。