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国務大臣(
石原幹市郎君) もともと
競輪とかこういう何が盛んになりましたのは、戦災部市の復興につきまして思うような
財源も得られないということから、そういうところが中心にこれが起こってきたと思うのであります。しかし、この各
地方団体とも、どこでも
財源は十分だとか、今までの
施設を十二分にやっているというようなところはないのでありまして多々ますます弁ずるのでありまするから、一応そういう
事業を続けて、でき得る限りその
地方の
施設を伸ばしたいという気持を持っていることは、これもまあ事実であろうと思うのであります。しかし私どものただいま持っております
考え方は、大体
競輪事業その他をやっているところはそれだけつまりプラスになっておるのじゃないか、ほかの
都市だってやっぱりやればいろいろ単独の
事業をどんどんやりたいというところはあるのでありますから、何も
競輪は今までやっておる
都市だけが特に
財政が不如意で、それをやらなければいろいろの
施設がやれないのだということは私はないと思うのであります。そういう
意味から先ほど申し上げましたように、だんだん
競輪におぶさっておる
地方財政の
考え方を直すように、
競輪をやっても特別の収益にはならないのだというふうに今後指導していきたい、こういうことを先ほど申し上げたわけであります。この問題もいろいろ今までの
関係もありまするので、あすからでも一ぺんにやめるということは、また
地方問題を起こし、いろいろのトラブルのもとにもなりますので、やはり何年か期限を限ってその間にいろいろの整理をしていく、こういう
方向に私は持っていきたいと思っております。