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岡部国会図書館副
館長 入っております。
ちょっとこの際、
図書館の
業務につきまして若干お耳に入れておきたいことがございますので、お許しをいただきまして、二、三申し上げておきたいと思います。すでに御承知の方もあろうかと思いますけれども、実は三月に、
芦田均先生から
図書館に
蔵書を
—洋書でございますが、
外交関係の
図書を
中心として八百冊御
寄贈がございましたので、それにつきまして、ありがたくいただきまして、すぐ急いで整理いたしまして、
目録を作りまして
先生の百日忌に間に合うように、御霊前に差し上げておきました。これは各議員さんにもお届け申し上げてございます。それから七月に、
中国大使館を通じまして、台湾の
政府から二十四史を初めとして、非常に重要な
中国の
文献千五百冊ほどの御
寄贈がございました。また八月に、アメリカのランド・コーポレーションという
研究開発公団から、
科学技術関係資料千冊の御
寄贈がございました。ありがたくちょうだいいたしました。それからごく最近におきまして、
芳澤謙吉先生の
記念事業財団ができまして、
芳澤謙吉先生の
中国関係の
蔵書を
中心として約二千五百冊、それに貴重な雑誌約二千五百冊ほどを、
国会図書館に
寄贈するのが一番いいということで、御
寄贈のお申し出がございましたので、これもありがたくお受けするつもりでございます。できましたら、またすぐこういう
図書目録を作りまして、お
手元に差し上げたいと思いますので、御
了承を願います。
それから、なお、この四階にあります
国会六分館に、毎週
新着図書のおもなものを取りかえて備えつけておりますので、こういうものをお
手元に差し上げてございますから、これを
一つ御利用いただきたいと考えております。
それからもう
一つ申し上げますと、それは、
国会図書館が
寄託契約によって、従来民間でやっておりました
図書館の経営困難になったものを三つ、今、
支部として委託を受けて経営をやっております。すなわち、東洋文庫と
静嘉堂と
大倉山文化科学図書館でありますが、
大倉山文化科学図書館が、今度は独立できるようになったからその
図書館を返してもらいたいということでございますので、これはこちらでとっておく筋でもございませんので、新
年度から
大倉山図書館は
向こうに返しまして、
向こうが独立する
予定でございますので、そのこともあわせて御
報告申し上げておきます。