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關谷委員 答弁というものは、もう少し聞いた通りはっきり答えてもらいたいと思いまするあれが
答弁技術というものかもわかりませんが、大体わかりそうな気がしますので、大体のくらいのところにいたします。もう少し
答弁というものは、はっきり、親切にしなさいよ。ただぼけた
答弁をすればそれで偉いように思っておったのでは、大へんなことです。
それから、
大臣にこれはお願いをしておきたいと思うのですが、自動車の
免許可につきまして、今バスの
関係で出ておりますのが、千二百件でありますか、そういうふうなものが未処理であります。トラックの
関係も二百八十件、これが五月末でそういうふうなことになっておりますが、これらの問題につきまして、
結論を容易に下さずして三年、四年ほうっておるのがあるのですが、こういうふうなものは、
大臣が就任せられた機会に、これを一掃するようにしてもらいたいと思います。今のような
やり方でありますと、一日に五件平均くらいやりましても
——これでまだ今のあとから出るのは別といたしまして、現在出ておるだけでも、日曜日を除いて土曜日も入れてやりましても、一日に五件くらいやらなければならぬような勘定になっておるのです。
運輸省の自動車の
免許可のことにつきましては、みんなが
自動車局の
関係は、
陸運事務所でも
陸運局の
関係でも悪代官と言っておるのです。これはもう少し評判を取り戻す
意味において
大臣のところで一気呵成に、これは
一つ筋の通ったものはどんどんやっていただきたいと思います。
それから私は、今日本の経済に先行しなければならぬ自動車行政が経済を阻得しておるような
状態にあると思います。私は東海道あたりの長距離輸送というものが最近まで許可しないということはとんでもないことだと思っておるのでありますが、今たくさん出ておりますけれ
ども、
白ナンバーでみんなどんどん東海道の長距離のトラック輸送をやっておるのですよ。定期のようなことでみんなやっておるのです。まじめに申請をした者はいつまでも押えられてやれないが、現実にはどんどんやっておるというような
状態であります。これは
免許可がまずいといいますか、いつまでも渋滞しておるためにこういうふうな結果が起きるので、こういうふうなことの起らないように私ははっきりとした行政をとってもらいたいと思いまするこれも
希望を申し上げておきます。いずれこれを実態調査をして、東海道あたりを
白ナンバーで定期的にやっておるのはどういうふうな
状態になっておるか、その実態調査も次の機会に出していただきます。この
資料を
委員長、要求しておきます。
それから
免許の
関係等につきまして、私
たちがいなかあたりへ帰ってみますと痛感をいたしますのは、小さな国鉄の駅あたりで、その付近に新しい工場等ができたりいたしました際に、そこに二、三台のものがなければ工合が悪いというので、一般から何とか
タクシーの二、三台のものを
免許してもらいたいというふうなことを言っておっても、いなかの
陸運事務所というものはなかなかそれを許可しようとしないのでありまして、駅をおりて
交通機関がないのでてくてくそこへ歩いて行かなければならないというような
状態ができておっても、それを許可しないというふうな
状態があるのです。私
たちのごとく近所の和気駅とか堀江駅、そういうところの
連中は、その付近には温泉ができたりいたしまして、そうして
タクシーを拾いたいと思いましてもそれが拾えないというようなこと、火力発電所ができてそれに出入りする人ができましても、それも
免許しないということで、みんなが困って、こんなことなら都会はともかくも、いなかは
タクシーの
免許制度というものは廃止をしてもらいたいというような議論がだいぶ出ておる
状態でありますので、これは
陸運事務所あたりにそういうふうな点についての実情をよくわかるように報告させていただきたいと思います。
私だけがだいぶ長らく質問しましてなんでありますから、いずれまたあらためて
資料が出てから後に質問をいたしたいと思います。きょうはこれで打ち切りたいと思います。