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1959-04-07 第31回国会 参議院 農林水産委員会 第25号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和三十四年四月七日(火曜日)    午前十時五十五分開会   ━━━━━━━━━━━━━   委員の異動 三月三十一日委員小林孝平辞任につ き、その補欠として椿繁夫君を議長に おいて指名した。 四月六日委員柴野和喜夫君及び椿繁夫辞任につき、その補欠として平島敏 夫君及び小林孝平君を議長において指 名した。   —————————————  出席者は左の通り。    委員長     秋山俊一郎君    理事            雨森 常夫君            堀本 宜実君            北 勝太郎君    委員            関根 久藏君            田中 茂穂君            仲原 善一君            平島 敏夫君            河合 義一君            小林 孝平君            棚橋 小虎君            千田  正君            北條 雋八君   政府委員    農林政務次官  石坂  繁君    農林省畜産局長 安田善一郎君   事務局側    常任委員会専門    員       安楽城敏男君   —————————————   本日の会議に付した案件 ○安全殺虫剤ピレトリン使用に関する  請願(第三〇号) ○地方卸売市場法制化に関する請願  (第七九号)(第一〇四号)(第一  〇五号)(第一〇六号)(第一〇七  号)(第一〇八号)(第一〇九号)  (第一一〇号) ○農林漁業基本法制定促進に関する請  願(第八二号) ○兵庫県中町糀屋新田ダム建設反対に  関する請願(第一一一号) ○水産資源保護対策確立等に関する請  願(第一二三号) ○いるか漁業整理転換に関する請願  (第一七五号) ○農林水産業基本法制定促進等に関す  る請願(第一九二号) ○蚕糸特殊機関設置反対に関する請願  (第一九三号)(第二二〇号) ○新日本国民厚生特別公社設立に関す  る請願(第二〇二号) ○昭和三十四年度漁港修築予算等に関  する請願(第二二一号) ○木炭の価格安定対策確立等に関する  請願(第三一〇号) ○秋田県檜山町所在菅の沢ため池買収  に関する請願(第三一一号) ○農業共済保険予算に関する請願(第  三一三号)(第三一四号) ○石川県狼煙港を第四種漁港とする等  の請願(第四三一号) ○水源林造成事業継続施行に関する請  願(第四四八号) ○国用製糸業者への原料繭流通措置促  進に関する請願(第四五六号) ○米穀予約売渡制度維持強化に関す  る請願(第四七五号) ○琵琶湖大中之干拓事業実施に伴う  被害補償請願(第五二一号) ○農地造成開田事業を非補助土地改良  事業助成措置要綱による助成対象と  するの請願(第五七九号) ○新潟県の消費者米価丁地復元に関  する請願(第六二〇号) ○農業振興施策確立に関する請願(第  七九六号) ○水産物小売業者育成施策確立に関  する請願(第八二二号)(第八七四  号)(第九一八号)(第一、一〇〇  号)(第一、一二九号)(第一、一  五四号)(第一、三六七号) ○市町村に対する農地等の転用のため  の権利移動制限撤廃に関する請願  (第九六六号) ○水産業改良助長法制化に関する請  願(第九九九号) ○漁業協同組合整備特別措置法制化  に関する請願(第一、〇〇〇号) ○昭和三十四年度漁港修築予算等に関  する請願(第一、〇四七号) ○日中漁業協定更新実現促進に関する  請願(第一、一〇五号) ○漁業協同組合整備特別措置立法化  に関する請願(第一、一五三号) ○東京都中央卸売市場足立分場魚類部  敷地拡張等に関する請願(第一、一  五五号)(第一、三六八号)(第  一、五〇九号) ○長崎県佐世保港外投びよう禁止によ  る漁業損失補償請願(第一、四五  七号) ○開拓者救済に関する請願(第一、五   〇六号) ○愛知県衣浦港湾埋立反対に関する請  願(第一、五一〇号) ○養鶏振興法案内閣送付予備審  査) ○継続調査要求の件   —————————————
  2. 秋山俊一郎

    委員長秋山俊一郎君) ただいまから農林水産委員会を開会いたします。  第三十号、安全殺虫剤ピレトリン使用に関する請願外四十八件を議題といたします。  前例により速記を中止して審議いたします。  速記をとめて。    午前十時五十六分速記中止    ——————————    午前十一時二十三分速記開始
  3. 秋山俊一郎

    委員長秋山俊一郎君) 速記をつけて。  それではただいま御審議を願いました第三十号、安全殺虫剤ピレトリン使用に関する請願外四十一件につきましては、いずれも議院の会議に付するを要するものにして、内閣送付を要するものと決定して御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  4. 秋山俊一郎

    委員長秋山俊一郎君) 御異議ないと認めます。よってさよう決定いたしました。  なお、報告書については、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  5. 秋山俊一郎

    委員長秋山俊一郎君) 御異議ないと認めまして、さよう決定いたします。   —————————————
  6. 秋山俊一郎

    委員長秋山俊一郎君) それでは次に、養鶏振興法案(閣法第一八五号)(内閣提出予備審査)を議題にいたします。  この法律案は去る四月三日予備審査のため内閣から送付され、四月四日当委員会予備付託となりました。  まず提案理由の説明を聞きます。
  7. 石坂繁

    政府委員石坂繁君) ただいま付託されました養鶏振興法案提案理由を御説明申し上げます。  わが国養鶏は、今次の戦時及び戦後の諸事情から、一時大きい打撃を受けましたが、その後、一般的な食糧事情の緩和と国民経済の成長を背景とし、農業経営及び国民生活近代化の要請に促されまして、その勢いを回復し、昭和二十八年前後には、産卵鶏羽数においては戦前の水準に復帰いたしました。さらに昭和三十三年におきましては、養鶏農家数は全農家戸数の約七割を占める四百二十万戸となり、産卵能力の上昇を伴いつつ、飼養羽数は約五千万羽を数えるに至りました。この結果、鶏卵生産量は年間約八十億個に達しようとしており、これに鶏肉等を加えた養鶏生産物の粗生産額は、ほぼ一千億円に近いと推定されるのであります。すなわち、今や養鶏生産物価額は、わが国農畜産物生産価額の中においては、米に次いで最も上位にあるものの一つとなっておるとともに、その飼養状況は、小羽数飼養者が多いのでありますが、またそれだけに地域的にも、階層から見ましても、わが国農家経営中最も普及度の高い畜産部門であります。  従って、養鶏振興は、わが国農家所得確保と優良な国民栄養供給に大きい関係を有すること言を待たないところであります。しかしながら、養鶏及び養鶏生産物の現状についてみますと、種禽改良確保養鶏飼養管理から生産物生産流通消費並びに価格等の各面にわたりまして、今後一そう施策を強化し、制度整備いたしまして、それらの改善に待つところが多い実情にあります。  政府といたしましては、今日まで試験研究のほか、国立種畜牧場整備等を行いますとともに、養鶏技術改良普及関係共同施設設置助成に意を用い、さらに飼料の供給確保価格の安定及びその品質の改善等につきまして、関係法律施行及び食糧管理特別会計運営等によりまして努力を続けておるところであります。  さらに、鶏卵肉等流通に関しましては、特に最近臨時生鮮食料品卸売市場対策調査会法律に基きまして設置いたし、その改善の方途につき、権威ある方々の御尽力をわずらわし検討をいたしまして成案の上は、その実現を希望いたしております。  さらに養鶏発展合理化に意を注ぐこととし、関係施策を今後逐次実施したい所存でありますが、まず第一に、その最も基礎的なことに属しまする優良な資質を備える鶏の普及をはかる制度を定めることにより、養鶏振興に寄与することといたしたいのであります。  以上がこの法律案の基本的な理由でございます。以下この法律案の主要な内容を御説明申し上げます。  第一は、以上申し述べました優良な資質を備える鶏の普及をはかるため、優良品種につき、外形上の特徴をもって定める標準鶏制度を設け、その標準鶏から生まれた種卵及びこれから孵化したひなについて、その生産者は、一定の表示を付することができるものとしたのであります。  これによりまして、種鶏業者及び孵化業者が、優良な種卵及びひな生産を一段と積極的に行うようにするとともに、養鶏農家が優良な資質を備える鶏を容易に識別して購入できるようにいたしたいのであります。  あわせまして、この法案の規定に従って右の表示ができる場合のほかは、その表示またはこれとまぎらわしい表示が行われることを禁止しますとともに、種卵生産者は、その飼養する鶏が標準鶏であるかどうか判定しがたい場合には、都道府県知事に申請して、その認定を受けることができることとしたのであります。  次に、第一の措置に照合して、国及び都道府県が行うべき優良資質を有する鶏の普及のための措置について規定いたしました。  これは、国及び都道府県がその生産にかかる標準鶏及びこれによる種卵を経験、施設その他所定の事項を勘案して適当と認められる種鶏業者に配付し、資質のすぐれた鶏を効率的に供給し得るようにしたのであります。  さらに、以上のような制度措置の効果を確保するため、種鶏業者及び孵化業者においても伝染性疾病の発生を予防するためにみずからその事業場施設に必要な整備をするよう努力すべきものといたしております。  最後に、国及び都道府県は、この法律に基く措置を実施するため種鶏業者及び孵化業者の必要とする設備資金の融通のあっせんその他養鶏振興のため必要な援助に努めることといたしました。  以上がこの法律案の主たる内容でございます。何とぞ慎重なる御審議の上、すみやかに御可決あらんことをお願いする次第であります。
  8. 秋山俊一郎

    委員長秋山俊一郎君) この法案の取扱いにつきましては、あらためて協議することにいたします。   ━━━━━━━━━━━━━
  9. 秋山俊一郎

    委員長秋山俊一郎君) 次に、継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。  農林水産政策に関する調査を従来より進めて参りましたが、諸般の情勢により会期中に完了することは困難でありますので、本院規則第五十三条によりまして、継続調査要求書議長提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  10. 秋山俊一郎

    委員長秋山俊一郎君) 御異議ないと認め、さよう決定いたしました。  なお、要求書の作成及びその提出時期につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  11. 秋山俊一郎

    委員長秋山俊一郎君) 御異議ないと認め、さよう決定いたしました。  それでは本日は、これをもって散会いたします。    午前十一時三十二分散会