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小柳勇君
労政局長にお伺いしますけれ
ども、これはいろいろの評判でありますから、具体的にどうということは今すぐ指摘いたしませんけれ
ども、最近十日ごろから
専売の
労働者に対する
政府の方針なり
専売当局の
政策が非常に強化されて、今までたとえば国鉄とか全逓を押えてきたが、今度は
一つ専売と、こういうことで特に
労働政策に対して
労働省が一体となって
断圧政策をとっておるということを聞くが、そういうものについて、抽象的でもかす。それは直接の
機関、
公労委がありますなんということで、私は事を済まされるならば、この前の
王子製紙の問題と同じです。
王子製紙は幸いに
解決をしましたから私
たちは喜んでおります。喜んでおりますけれ
ども、あの
事態を振り返って見てみなさいよ。今日まで
法律違反になるぞ、と言ったらどきっと
交渉をやったじゃありませんか。それでいくぞというので、中労委が手を引いたとたんに一斉に十二月まできたじゃありませんか。こういう形というものを権力で、
業務命令で、一方的にどしどしおおいかぶしていくという、こういう形の露骨なる現われが原
職員部長から出てきて、行われておるということは、私
たちは
組合からも聞いて知っている。周知の事実なんです。しかし、私は原
職員部長がどうこうということをここで論じているのではない。そういう形のものが
公社の中まで入ってきて、
労使関係の、
労働者の
意見を聞かずに、力によって、
業務命令によって
法律違反になりそうなら、ちょっと体裁をつくろってやればいい。この問題が社会的に
機関に動かなくなったら
業務命令でどんどんやっていく。相手の言うことを聞かない、
団体交渉は実質的に
拒否をする、こういう形の私は
労使関係が続いているのに、
労働行政として
労働省としては、黙っていていいのかというのが
小柳君の
主張であり、私も同じ考え方で
質問している。だから、もっともっと私は
努力をされなければいかぬのじゃないか。たくさんの事案があって、
調停委員会に
申請もされておりますけれ
ども、年末の一時金の問題だけでもあそこだけがいまだに問題を残している。それはどこに根があるのかというと、今の問題なんです。そうでしょう。だから、そこは
一般論じゃなしに、
専売公社の今の
労使関係の問題については
労働省はもっと関心を持つ、もっと親切に、もっと
努力をしなければいかぬということを私は言いたい。だから、そんな一般的な話しではなしに、今の
事態をどうする、
公労委の
関係をどうする、
専売公社の
労使関係の問題をどういう
工合に考えて、どういう
工合にお手伝いをするならする、こういう問題をはっきり言っていただかなければ、せっかく聞いているのに、それは具体的に、
一般論としてはこうする
機関がありますというような返事をされてもわれわれは理解できませんよ。もう少しはっきり言って下さい。もう少しはっきり考えを聞かして下さい。その上に立って次に進みましょう。