○小林孝平君 私、この際一言申し上げておきたいのは、
国会の
職員、これは
一般の官庁の
職員に比較して、
仕事の
関係から非常に恵まれたといいますか、こういうふうに見られるところもあると同時に、また非常に不利というか、どうも恵まれないというか、そういうところも
相当あると思うのです。そういうところを
考えまして、
職員が喜んで働けるようにしなければならぬ、それは、今のようなことはそういうものの一環として
考えられているのだけれども、ともかく
国会職員に進んでなろうという者がわんさわんさとあるというふうにならなければならぬ。そういうふうになれば、それは
国会の
職員の待遇なり、あるいはその他の官庁に比較していいということが現実にあるから、そういうことになるわけです。今はおそらくそうはなっていないと思うのです。そこでこういうふうにするためには、これもその一環としてやられているだろうけれども、いろいろの配慮が必要である。その
一つとして、人事が非常に適正に行われて、適材が適所に配置され、そうしてその能力に応じて十分
仕事がやられて、またやれば認められるというようなふうにしなければならぬと思うのです。そこで
国会職員の現状からいって、ややもすれば人事が停滞する傾向が非常にあると思うのです、いろいろな交流の
関係、あるいは全体の規模の
関係で。そこで、たとえば
委員部と調査室との
関係、最近は調査室もいろいろ充実したから交流が行われるけれども、任用の仕方から
考えて、この
委員部と調査室一との人事の交流とか、あるいは調査室外の各
委員会の間の交流とかというものは、なかなか困難であるばかりでなく、またそういうことを本来交流しないようにしてあるのかもわからぬが、そういうような今の段階となると、もう少し幅を持って融通のきくようにしておく必要があるのじゃないか。これは立法考査局との
関係もあるかもしれませんが、私はもっと
国会の人事が非常に適正にまた、きびきびと行われるようにしなければならぬと思いますので、そういう
建前から、今のこの
調査員——さっき
名称だけ問題になりましたけたども、私は
名称だけでなく、本質的な問題ですね、そういう
名称を与えておかなければならぬほど、これが特殊性のあるものであるかどうかというような点を
一つ研究する必要があると思います。これは前にたしか
理事会で研究しようということになっておったのですが、その後さっぱりそのままになっております。一度この
委員会でも研究するということをきめてやったらどうかと思いますが、だんだん最近非常にそういう点が改善されておるようですけれども、ともかくそういう
一般の
職員が愉快に、励みを持って、また喜んで働けるように、みな
総長以下幹部諸君、それから国
会議員も努力する必要があるのじゃないかと思いますので、
委員長、そういうふうにして
一つ今後研究するようにお願いいたします。