○
安井委員 この
問題は、私ども、今の御
説明と
新聞報道くらいしか
内容はよくわか
つておらぬわけでありますが、二重逮捕といいますか、三重にいろいろな
問題が重なり合
つておるような気がするわけであります。まず第一には、本来の二重逮捕という
問題で、ほんとうの犯人じゃない者を犯人とした。そういったような二重逮捕の
問題が
一つ。それからもう
一つ重大なのは、ほんとうの犯人じゃない者を犯人に仕立てる際に、一種の
拷問的なことがあったということ。もう
一つ、これもきわめて
警察の内部的な
問題として重要な
問題だと思うのですが、この三上という元巡査の
言葉がほんとうだといたしますと、
警察部内におきまして、そういったような
問題をひた隠しに隠そうとしたような行為が行われたということ。この三つが重大でありまして、その順序は、単なる二重逮捕という
問題から、しり上りに非常に
問題の重要さが増してきておるような気がするのです。従いまして、初めの
問題の犯人を見間違えるというようなことは、ある程度やむを得ないという場合もないわけでもないと思うのでございますが、しかし、当面いたします
拷問というような
問題に対して、できるだけあらゆる
努力を払
つて避けていただかなければならないということ。もう
一つは、いかに部内の
問題でありましても、悪いものはやはり悪いとして、はっきりした措置を講じていただかなければならぬわけであります。特に終りの
拷問の
問題と部内隠匿とでも申しますか、そういった
問題につきまして、重ねて
長官の今後の対策、あるいはまたそれをどういうふうにしてお進めになるかという所信を
一つ伺いたいと思います。