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1959-03-24 第31回国会 衆議院 議院運営委員会 第25号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和三十四年三月二十四日(火曜日)     午後二時五十五分開議  出席委員    委員長 江崎 真澄君    理事 荒舩清十郎君 理事 大倉 三郎君    理事 三和 精一君 理事 山村新治郎君    理事 池田 禎治君 理事 山本 幸一君       飯塚 定輔君    佐藤虎次郎君       長谷川 峻君    山口六郎次君       小林 正美君    兒玉 末男君  委員外出席者         議     長 加藤鐐五郎君         事 務 総 長 鈴木 隆夫君     ————————————— 本日の会議に付した案件  故議員山村庄之助君に対する追悼演説の件  庶務小委員長報告  国会職員法等の一部を改正する法律案起草の件  国会職員給与等に関する規程等の一部改正の  件  賄雑費支給に関する件  院内営業許可の件  図書館運営小委員長報告  国立国会図書館館長任命に関する件  国立国会図書館組織規程の一部改正の件  科学技術会議議員任命について同意を求めるの  件  決議案取扱の件  緊急質問取扱の件  議員海外派遣に関する件  本日の本会議議事等に関する件      ————◇—————
  2. 江崎真澄

    江崎委員長 これより会議を開きます。
  3. 荒舩清十郎

    荒舩委員 この際、報告をいたしたいと思いますが、よろしゅうございますか。
  4. 江崎真澄

    江崎委員長 どうぞ。
  5. 荒舩清十郎

    荒舩委員 本日の庶務小委員会協議決定いたしました若干の案件につきまして、御報告いたします。  第一は、国会職員法等の一部を改正する法律案でありまして、従来の国会職員には、参事主事調査員調査主事等、昔の官吏制度事務官、属官に相当するような区別がありますが、この区別を廃止して、参事調査員に改め、これに伴い、従来の区別に対応する資格規定を廃止して、職員任用基準本属長が定めることといたしますほか、国家公務員法と同様、条件付採用に関する規定を設け、また、将来の事務複雑化に対処して、事務局の必要な部に副部長を置き得ることとする等、所要の改正をなし、これに伴い、関係法律条文等、整理を行うものでありまして、案文はお手元配付通りであります。  第二は、国会職員給与等に関する規程等の一部を改正する規程案でありますが、これは、政府提出一般職及び特別職給与改正に関する法律案に準じ、国会職員給与規程改正するものでありまして、初任給額増額改訂に伴う給料表の調整、暫定手当月額の一部を繰り入れ、その他若干の経過規定も含めて、政府職員の場合と同内容のものに整備するものでありまして、その案文はお手元にある通りでございます。  第三は、賄雑費支給の件でありますが、国会職員給与規程により、例年、年度末に給与する賄雑費は、今年も参議院と同様、支給してやりたいと存ずる次第であります。  第四は、院内営業許可の件でありますが、従来、営業内規に基いて、庶務小及び議運に諮ってきめていましたが、この種のものは、特に問題のある場合は別として、今後事務当局に一任することといたしました。  以上、いずれも庶務小委員会において全会一致をもって決定したものでありますから、何とぞ御了承を願いたいと存じます。  以上、御報告申し上げます。
  6. 江崎真澄

    江崎委員長 ただいまの庶務小委員長報告に対し、何か御発言はありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  7. 江崎真澄

    江崎委員長 それでは、ただいま庶務小委員長から報告がありました通り国会職員法等の一部を改正する法律案起草の件につきましては、お手元配付の案を委員会の成案として決定し、これを委員会提出法律案とすることとし、また、国会職員給与等に関する規程等の一部改正の件につきましては、お手元配付の案の通り改正することを議長に答申することに、それぞれ御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  8. 江崎真澄

    江崎委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  なお、規程改正の件は、内閣提出にかかる一般職職員給与に関する法律等の一部を改正する法律案による給与改訂に伴うものでありますので、右の法律案が両院において議決されましたら、議長において右の規程改正を決定されるようにお取り運びを願うことにいたしたいと思いますが、さよう御了承願います。  なお、ただいま庶務小委員長から報告がありました賄雑費支給に関する件及び院内営業許可に関する件は、それぞれ小委員長報告通り決定するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  9. 江崎真澄

    江崎委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。     —————————————
  10. 江崎真澄

    江崎委員長 次に、図書館運営小委員三和精一君から、報告のため発言を求められております。これを許します。三和精一君。
  11. 三和精一

    三和委員 御報告を申し上げます。  国立国会図書館の前副館長中根秀雄君が死去されまして、副館長が欠員になっておりましたが、去る十七日に、図書館長から議長に対し、行政管理庁の行政監理局長岡部史郎君を副館長任命いたしたいか承認を得たい旨申し出が参りまして、その取扱いにつき、議長から図書館運営小委員会に諮問があった次第であります。小委員会といたしましては、去る十九日に、本件につきまして慎重協議いたしました結果、岡部史郎君を副館長任命するについて議長において承認を与えていただくよう答申することに決定いたしました。  なお、同君に対しましては、図書館館長に就任いたしましたならば、図書館における懸案の人事その他運営上の諸問題についてすみやかに刷新の実を上げ、図書館使命達成に遺憾なきを期するよう、特に小委員長より要望することといたした次第であります。  なお、当日右の旨を小委員長から議長に答申し、議長におかれては副館長任命について承認を与えられ、昨二十三日付で岡部君が副館長任命されました。  また、本日の小委員会において、国立国会図書館組織規程の一部改正の件について審査いたしましたので、その結果について御報告申し上げます。  今回、国会職員法等の一部改正によりまして、国立国会図書館における職員の職名が、参事主事とを一緒にして参事とすることにいたしておりますので、これに伴いまして、国立国会図書館組織規程の中にあります主事の名称を整理することとし、なお、必要がある場合には部局に主査を置くことができることを定めようとするものであります。その改正案は、お手元配付いたしてある通りであります。  図書館管理上必要な諸規程は、図書館長議院運営委員会承認を経て定めることになっておりますので、小委員会といたしましては、右の組織規程改正の点は、適当なものと認め、当委員会においてこれを承認すべきものと決定した次第であります。  以上、御報告申し上げます。
  12. 江崎真澄

    江崎委員長 ただいまの御報告に対し、何か御発言はありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  13. 江崎真澄

    江崎委員長 それでは、ただいまの図書館館長任命についての御報告を了承することといたします。  なお、国立国会図書館組織規程の一部改正の件は、ただいま小委員長から報告のありました通り、これを承認するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  14. 江崎真澄

    江崎委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。     —————————————
  15. 江崎真澄

    江崎委員長 次に、科学技術会議議員任命について同意を求めるの件についてでありますが、本件は、科学技術会議議員に、内海清温君、梶井剛君及び茅誠司君を任命することについて内閣から本院の同意を求めて参ったものであります。本件について御協議を願います。
  16. 荒舩清十郎

    荒舩委員 わが党といたしましては、右三名に同意を与えます。
  17. 江崎真澄

    江崎委員長 それでは、本件は、本日の本会議において議題とするに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  18. 江崎真澄

    江崎委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。     —————————————
  19. 江崎真澄

    江崎委員長 次に、故議員山村庄之助君に対する追悼演説についてでありますが、先般の委員会におきましては、追悼演説は、今週の適当の日の本会議において行うことに決定いたしておりましたが、本日の本会議劈頭において行うこととするに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  20. 江崎真澄

    江崎委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  なお、追悼演説者は、日本社会党の方にお願いすることとし、日本社会党から大矢省三君が行われる旨申し出て参っておりますので、同君にお願いするに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  21. 江崎真澄

    江崎委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。     —————————————
  22. 江崎真澄

    江崎委員長 次に、決議案取扱いについてでありますが、河野密君外十二名から提出されました、国際労働条約第八十七号批准に関する決議案につきましては、前回委員会において留保になっておりますが、いかがいたしますか、御協議を願います。
  23. 山本幸一

    山本(幸)委員 前回委員会、また前々回の委員会で、たびたび私の方からこの決議案扱い方について御要望申し上げたのですが、自民党側は、明日または明後日に何とか扱い方についてお答えをするということで、本日に至っております。本来なら、こういうばかな、何でも事あるごとに引っぱるという自民党の考え方は、国会運営上まずいと思う。しかし、きょうは日程がたくさんあるし、そういうことを議論すると時間がかかりますから、本日のところ留保を一応承認します。
  24. 江崎真澄

    江崎委員長 それでは本決議案取扱いにつきましては、本日のところ留保することとするに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  25. 江崎真澄

    江崎委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。     —————————————
  26. 江崎真澄

    江崎委員長 次に、河野密君外四名から提出されましたオホーツク海におけるさけ、ます漁業に関する決議案につきましては、前回委員会において、両党共同提案決議案とするよう両党間において努力を願うこととなり、委員会としては留保となっておりましたが、いかがいたしますか、御協議を願います。
  27. 荒舩清十郎

    荒舩委員 わが党の国会対策社会党さんの国会対策で今話し中のようで、決議案案文等を突き合せているようでございます。この案ができ上り次第、本委員会において取り上げるよう努力したいと考えております。従って、本日は保留でございます。
  28. 江崎真澄

    江崎委員長 それでは、本決議案取扱いにつきましては、両党間においてさらに折衝をお続け願うこととし、本日のところ留保することといたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  29. 江崎真澄

    江崎委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。     —————————————
  30. 江崎真澄

    江崎委員長 次に、自由民主党及び日本社会党共同提案として、前尾繁三郎君外四十六名から提出されました、四国地方総合開発促進に関する決議案取扱いについてでありますが、いかがいたしますか、御協議を願います。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  31. 江崎真澄

    江崎委員長 御異議がないようでありますから、本決議案は、本日の本会議に上程することに決定いたします。  本決議案趣旨説明は、自由民主党前尾繁三郎君が行うことになっております。  本決議案に対しまして、日本社会党廣瀬勝邦君から賛成討論通告がありますが、その討論時間は、前例通り十五分程度にお願いをすることといたします。     —————————————
  32. 江崎真澄

    江崎委員長 次に、日本社会党松本七郎君から提出されました、ベトナム賠償に関する緊急質問取扱いにつきましては、前回委員会において留保になっておりますが、いかがいたしますか、この際、御協議を願います。
  33. 荒舩清十郎

    荒舩委員 本日上程することに賛成いたします。
  34. 江崎真澄

    江崎委員長 それでは、本緊急質問は、本日の本会議において行うこととし、その発言時間は、十五分程度とすることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  35. 江崎真澄

    江崎委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  なお、松本七郎君の要求大臣は、総理大臣外務大臣通商産業大臣であります。     —————————————
  36. 江崎真澄

    江崎委員長 次に、本日の議事日程第十一の国民年金法案に対しましては、重要議案でもありますので、日程を変更して、日程最初に上程することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  37. 江崎真澄

    江崎委員長 それでは、御異議がないようでありますから、さように決定いたします。  なお、日本社会党堤ツルヨ君から反対討論通告があり、自由民主党藤本捨助君から賛成討論通告があります。その討論時間は、前例通りそれぞれ十五分程度とするに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  38. 江崎真澄

    江崎委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。     —————————————
  39. 江崎真澄

    江崎委員長 次に、議員海外派遣に関する件についてでありますが、先般の理事会におきまして、今月三十日から四月五日までの間、フランスのニースにおいて開催される列国議会同盟一九五九年度春季会議に、本院から議員二人を派遣することとし、その派遣議員は、自由民主党及び日本社会党からそれぞれ一名あて御推薦を願うことになっておりましたところ、自由民主党から佐藤虎次郎君、日本社会党から兒玉末男君を推薦して参りました。つきましては、当委員会としては、右両君を派遣することに決定いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  40. 江崎真澄

    江崎委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。     —————————————
  41. 江崎真澄

    江崎委員長 次に、本日の本会議議事についてでありますが、事務総長から説明を願います。
  42. 鈴木隆夫

    鈴木事務総長 まず最初に、山村庄之助君に対する追悼演説をお願いいたしまして、その次に人事の件をお願いいたします。第三番目に緊急質問をお願いいたしまして、第四番目に決議案を上程いたします。それから日程に入りますが、ただいま御決定の通り日程を変更して、日程第十一の国民年金法案日程劈頭に持って参ります。これは、社会労働委員長の園田さんが御報告になります。これには、社会党堤ツルヨさんから反対討論、それから自由民主党藤本さんから賛成討論通告がございます。それから日程第一から第三までは、一括して大蔵委員長の早川さんが御報告になります。これは三件とも全会一致でございます。それから日程第四も、全会一致でございまして、これは運輸委員長の塚原さんが御報告になります。それから日程第五、第六を一括して、地方行政委員長鈴木善幸さんが御報告になります。これは両案とも全会一致でございます。それから日程第七ないし第十は、一括して外務委員長の櫻内さんが御報告になります。これは、各件とも全会一致でございます。それから日程第十二、これも全会一致でございまして、商工委員会理事中村幸八さんが御報告になります。それから日程第十三から第十五までを一括して、これは、農林水産委員会理事の吉川さんが御報告になります。これも、各案とも全会一致でございます。なお、ただいまの四国地方総合開発促進に関する決議案が議決になりました際に、世耕国務大臣から発言がございます。この点、御報告を申し上げます。以上でございます。
  43. 池田禎治

    池田(禎)委員 決議はいいのですが、決議を何かみやげみたいにするので困る。決議されたことは必ず政府が実行するだげの言質をとらなければだめです。ただやりっぱなしであったのでは、国会権威もなければ何もない。私は、国会で院議をもって決せられたものが実行されないなんということは、まことにゆゆしいことだと思う。その点、私は、世耕さんでなく、総理大臣の所信を聞きたいくらいです。
  44. 江崎真澄

    江崎委員長 池田君の御発言もっともですから、自今、これは委員会としてもよく念を押して、要望しておこうじゃないですか。
  45. 山村新治郎

    山村委員 今までいろいろあったのですが、池田さんのお話はごもっともですから、国会権威のためにも、本会議決議になったものについては、その成り行きを十分当委員会として監視すると同時に、その実行をそれぞれ督励するということを両党で申し合せしたらどうかと思います。
  46. 江崎真澄

    江崎委員長 ただいまの御意見もありますから、特に政府にその点は念を押しておきます。     —————————————
  47. 江崎真澄

    江崎委員長 それでは、本日の本会議は、三時半予鈴、四十分開会でよろしいですか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  48. 江崎真澄

    江崎委員長 それでは、本日の本会議は、三時三十分予鈴、三時四十分から開会することといたします。     —————————————
  49. 江崎真澄

    江崎委員長 次に、次回の本会議の件についてでありますが、次回の本会議は、明二十五日午後三時から開会することといたします。従いまして、次回の委員会は、同日午後一時から理事会を開き、理事会散会後に委員会を開会することといたします。  本日は、これにて散会いたします。     午後三時十三分散会      ————◇—————