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1959-02-13 第31回国会 衆議院 議院運営委員会 第13号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和三十四年二月十三日(金曜日)     午後三時五十四分開議  出席委員    委員長 江崎 真澄君    理事 荒舩清十郎君 理事 大倉 三郎君    理事 松澤 雄藏君 理事 三和 精一君    理事 山村新治郎君 理事 池田 禎治君    理事 佐々木良作君 理事 山本 幸一君       安倍晋太郎君    飯塚 定輔君       佐々木盛雄君    佐藤虎次郎君       原田  憲君    山口六郎次君       小林  進君    下平 正一君  委員外出席者         議     長 加藤鐐五郎君         副  議  長 正木  清君         事 務 総 長 鈴木 隆夫君     ————————————— 本日の会議に付した案件  裁判官訴追委員会委員派遣承認申請の件  国土開発縦貫自動車道建設審議会委員選挙の  件  鉄道建設審議会委員選挙の件  土地調整委員会委員任命につき同意を求めるの  件  世界平和アピール七人委員会からの国会に対す  る勧告文の取扱の件  本日の本会議議事に関する件      ————◇—————
  2. 江崎真澄

    江崎委員長 これより会議を開きます。  まず、裁判官訴追委員会委員派遣承認申請の件についてでありまするが、去る七日、裁判官訴追委員長から議長あてに、裁判官訴追審査事案実情調査のため委員派遣いたしたい旨の申し出がありました。本件について事務総長から御説明を願います。
  3. 鈴木隆夫

    鈴木事務総長 御説明申し上げます。派遣は三班に分れておりまして、第一班につきましては、派遣委員坂本泰良君と細田義安君、派遣期間は二月十五日から七日間、派遣地は小倉市、福岡市及び熊本市であります。第二班につきましては、派遣委員福井盛太君と黒田寿男君でありまして、派遣期間は二月十六日より六日間、派遣地は大阪市、岡山市及び広島市であります。なお、第三班につきましては、派遣委員濱地文平君と菊地養之輔君でありまして、派遣期間は二月十二日より七日間、派遣地は高知市、松山市及び西条市であります。以上各班の派遣目的は、裁判官の違法、不当行為について実情を調査しようとするものであります。本件につきましては、去る十日の理事会で御了承を得てありましたが、本日まで委員会がございませんでしたから、第三班の派遣期間が十二日よりとなっておりまする関係もあり、去る十一日に議長においてこの委員派遣承認いたされた次第でありますから、御了承を願いたいと存じます。
  4. 江崎真澄

    江崎委員長 本件は、ただいまの事務総長説明の通り、これを了承するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  5. 江崎真澄

    江崎委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。     —————————————
  6. 江崎真澄

    江崎委員長 次に、国土開発縦貫自動車道建設審議会委員及び鉄道建設審議会委員選挙の件についてでありまするが、自由民主党から国土開発縦貫自動車道建設審議会委員川島正次郎君、河野一郎君、福永健司君、村上勇辞任に伴う後任として、中村梅吉君、益谷秀次君、竹山祐太郎君、増田甲子七君をそれぞれ推薦して参っており、また鉄道建設審議会委員川島正次郎君、河野一郎君、福永健司君の辞任に伴う後任として、中村梅吉君、益谷秀次君、竹山祐太郎君をそれぞれ推薦して参っておりまするが、この取扱いいかがいたしますか、御協議を願います。
  7. 松澤雄藏

    松澤委員 これは前のわが党の役員の補充ですから、このように御承認を賜わるようにお願いいたします。
  8. 江崎真澄

    江崎委員長 それでは、本件は、本日の本会議の劈頭においてそれぞれ選挙を行うこととするに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり]
  9. 江崎真澄

    江崎委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  なお、この選挙は、先例によりまして議長において指名することと相なります。     —————————————
  10. 江崎真澄

    江崎委員長 次に、土地調整委員会委員任命につき同意を求めるの件についてでありまするが、本件は、先般来委員会において留保になっておりましたが、本件取扱いいかがいたしますか、御協議を願います。
  11. 松澤雄藏

    松澤委員 これは諸橋襄君の後任として、すでに理事会でも御相談申し上げた問題でありますので、山崎丹照君をそのまま御承認願いたいと思います。
  12. 江崎真澄

    江崎委員長 それでは、本件は、本日の本会議において、先ほどの選挙の件に次いで議題とするに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  13. 江崎真澄

    江崎委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。     —————————————
  14. 江崎真澄

    江崎委員長 次に、先般の委員会における決定によりまして、内閣提出にかかる国民年金法律案及び日本社会党所属議員提出にかかる国民年金関係法律案について、それぞれ本日の本会議において趣旨説明を聴取することになっておりますが、内閣提出にかかる国民年金法案趣旨説明は、坂田厚生大臣が行い、社会党所属議員提出にかかる国民年金関係法案趣旨説明は、八木一男君が行うことになっております。これに対しまして、自由民主党野田卯一君及び日本社会党滝井義高君から質疑申し出がありまするが、その取扱いいかがいたしますか、御協議を願います。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  15. 江崎真澄

    江崎委員長 それでは、質疑はこれを許可することとし、その発言時間はおのおの十五分程度とするに御異議ありませんか。
  16. 山本幸一

    山本(幸)委員 この質疑政府に対する質疑か、両方ですか。
  17. 松澤雄藏

    松澤委員 私の方の野田卯一君の質問は、政府に対してのみであります。
  18. 江崎真澄

    江崎委員長 それではおのおの十五分程度とするに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  19. 江崎真澄

    江崎委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしましら信  なお、野田君の要求大臣は、総理大臣大蔵大臣及び厚生大臣であります、また、滝井君の要求大臣は、総理大臣大蔵大臣経済企画庁長官厚生大臣自治庁長官及び郵政大臣であります。     —————————————
  20. 江崎真澄

    江崎委員長 次に、緊急上程予定議案についてでありまするが、運輸委員会捕獲審検所検定の再審査に関する法律の一部を改正する法律案商工委員会商工組合中央金庫法の一部を改正する法律案中小企業信用保険公庫法の一部を改正する法律案が、すでに委員会審査を終了いたしております。つきましては、右各案を本日の本会議緊急上程するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  21. 江崎真澄

    江崎委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  また、文教委員会国立学校設置法の一部を改正する法律案が、本日委員会を終了する予定になっておりますので、本件は、特に議場内交渉で追加することを御了承願います。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  22. 山本幸一

    山本(幸)委員 追加することを御了承でなしに、追加するかどうかを場内交渉で……。
  23. 江崎真澄

    江崎委員長 場内交渉できまれば追加をする、そういう意味でございます。御意見を含みとして、そのようにいたします。     —————————————
  24. 江崎真澄

    江崎委員長 次に、本日の本会議議事についてでありますが、事務総長から説明願います。
  25. 鈴木隆夫

    鈴木事務総長 まず最初に、国土開発縦貫自動車道建設審議会委員選挙を行いまして、これは指名でございます。次に、鉄道建設審議会委員選挙、これは選挙の手続を省略して、指名であります。その次に、内閣から同意を求めて参っております土地調整委員会委員任命の件をお諮りいたします。それから日程に入りまして、政府提出国民年金法案八木さん提出国民年金法案外四件を一括上程いたしまして、趣旨説明を順次いたすことになります。政府提出については、坂田厚生大臣が、八木さんの提出については、八木さんが御説明になることになっております。これに対して、質疑野田さんと滝井さんからございます。これが終りまして、日程第一に入りまして、これは全会一致でございまして、法務委員長の小島さんが御説明になることになっております。それから緊急上程でございますが、まず最初運輸委員会からの捕獲審検所検定の再審査に関する法律の一部を改正する法律案を上程願いまして、これは全会一致でございまして、運輸委員長の塚原さんが御説明に相なります。その次に、商工委員会から上って参ります、商工組合中央金庫法の一部を改正する法律案中小企業信用保険公庫法の一部を改正する法律案を一括上程いたします。そうして、ただいまお話がございましたように、場内交渉で上程することを承認いただいた場合には、文教委員会から上って参ります国立学校設置法の一部を改正する法律案を上程いたすことになります。以上でございます。     —————————————
  26. 江崎真澄

    江崎委員長 それでは、本日の本会議いかがいたしましょうか。
  27. 松澤雄藏

    松澤委員 四時二十分予鈴
  28. 江崎真澄

    江崎委員長 それでは四時二十分予鈴、四時三十分から開会することといたします。     —————————————
  29. 山本幸一

    山本(幸)委員 議長さんに、この前の問題でちょっとお尋ねしたいのですが、私からお尋ねした例の下中弥三郎さんを含めての世界平和アピール七人委員会から、衆参両院政府に向って勧告をした問題です。きょうその文書を私ども全部配付されて拝見したのですけれども、この言葉の中に、世界連邦云々というようなことは、なかなか見方によっては問題がありますが、ただ、いわゆる核兵器だとか大陸間弾道弾等の発達によって、非常に世界が危機にある、そこで、できるだけ人類社会の平和のために、共存和平原則に立つ世界新秩序を作るようなことを考えたらどうか。それからもう一つは、そういう趣旨において世界平和日本宣言一つ発してはどうか。また、発するならば、それとともに国連に向ってそのような措置をとらしたらどうか。これが私は大体中心だと思います。これは、今核非武装の問題について両党でいろいろ議論をしておりますが、それと関連はありますが、内容が違うと思います。非常に抽象的だと思います。この内容は、岸さんの発言のような具体的なものではない。こういう抽象的な字句からいけば、何人も反対するものはないと思います。ただ、この中に世界連邦政府云々というようなことは、これはお互いに聞き取り方によっては相当問題がありますけれども共存和平の道が開けるその原則を作れとか、その措置を講ぜよとか、あるいは平和日本宣言をやれとか、こういうことは、別段それほど両党間で角突き合せて議論をするような問題ではない。従って、本来ならば議長さんの方から——特に加藤議長は人命を救うお医者さんの立場にもあるのだから、その意味において典型的な平和主義者だろうと私は信じておる。従って、議長さんから、衆議院でこういう問題について早く意思表示をする必要があるというようなあっせん、促進を一つおやりいただけば幸いだと思いますが、どうでしょうか。
  30. 加藤鐐五郎

    加藤議長 先般、山本君からお話がありましたが、その後ここで御相談を願う機会も少しくなかったようにも思いますし、また、予算委員会で核非武装の問題もありましたので、これがごつちやになってもどうかと思いまして、控えておった次第でございますが、先般の御注意もあったものですから、御参考までにこの勧告文をちょっとお手元に配付したようなわけでございます。ただいまおっしゃるような問題は、これは、私というよりも、議運においてしかるべく御相談願ったらどうか、こう思っておる次第でございます。
  31. 山本幸一

    山本(幸)委員 それは私はわかるのです。私ども議長の諮問を受けておるのですから、当然議長さんの意思を体して、議運でさらにいろいろ協議することになるわけですが、ただ議長さんの方では、これを一つお前の方で国会意思表示をするかせぬかということを協議してみろ、こういうことです。ところが、これはなるほど衆議院議長あて参議院議長あてです。衆議院議長あて参議院議長あてということは、個人ではないのですから、従って、国会あてというふうに解していい。その意味においても、これは、衆議院議長さんが個人意思表示をされることでなくして、国会が何らか意思表示をするものならすべきものだと思うのですけれども、何といったって国会最高権威者議長さんは、こういうものについて、これは非常にいいことだ、こういう問題は一つ議運で積極的にこれらを協議して、やはり平和確立のためにやってはどうか、こういう御意思があるかどうかということです。
  32. 加藤鐐五郎

    加藤議長 これは仰せのありますように、国会並びに政府とありまして、国会とある以上は、参議院の方の意見もまた伺ってみなければなりません。私といたしましては、私がいいと思いましても、皆様方がどう思われるかわかりませんので、そこで、議運においてしかるべく御相談を願って、結論を得たならば、私もそれに従いたいと思います。
  33. 山本幸一

    山本(幸)委員 わかりました。それでは、同じことを言ってもしようがないから、一つ委員長の方にお願いしますが、今議長さんの御答弁のように、議運においてしかるべく、なるべく早くやってくれ、こういうことですから、これは一つ次機会相談できるように、自民党の方でもその前に相談をしてもらいたい。
  34. 山村新治郎

    山村(新)委員 次の機会にと限定されないで、近い機会に……。
  35. 山本幸一

    山本(幸)委員 次の機会にしてもらいたい。それまでにあなたの方で研究してもらって、その結果また相談するということはあるだろう。
  36. 山村新治郎

    山村(新)委員 一応議題とすることはいいだろう。
  37. 江崎真澄

    江崎委員長 それでは、議長の御意思を体しまして、なるべく早い機会に善処する、こういうことにいたします。  それでは、この際暫時休憩をいたします。     午後四時十一分休憩      ————◇—————     〔休憩後は会議を開くに至らなかった〕