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1958-06-16 第29回国会 参議院 本会議 第4号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和三十三年六月十六日(月曜日)    午後一時十二分開議     ━━━━━━━━━━━━━  議事日程 第四号   昭和三十三年六月十六日    午前十時開議  第一 副議長選挙     ━━━━━━━━━━━━━
  2. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) 諸般の報告は、朗読を省略いたします。      ——————————
  3. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) これより本日の会議を開きます。  この際、お諮りいたします。重宗雄三君、林田正治君からそれぞれ会期中、岸良一君から十五日間、いずれも病気のため請暇の申し出がございました。いずれも許可することに御異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  4. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) 御異議ないと認めます。よっていずれも許可することに決しました。      ——————————
  5. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) 日程第一、副議長選挙を行います。  投票無名投票でございます。議席に配付してございます白色無名投票用紙に被選挙人の氏名を記入して白色の木札の名刺とともに、御登壇の上御投票を願います。  氏名点呼を行います。  〔参事氏名点呼〕  〔投票執行
  6. 松野鶴平

    議長松野鶴平君)投票漏れはございませんか。——投票漏れないと認めます。投票箱閉鎖。  〔投票箱閉鎖
  7. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) これより開票いたします。投票参事に点検させます。  〔参事投票及び名刺を計算、投票を点検〕
  8. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) 投票の結果を報告いたします。   投票総数   百九十票  名刺の数もこれと符合いたしております。投票の過半数は九十六票でございます。   平井 太郎君 九十八票   〔拍手〕   羽生 三七君 六十六票   〔拍手〕   加賀山之雄君 二十二票   〔拍手〕   千田  正君   四票   〔拍手〕  よって平井太郎君が、副議長に当選せられました。(拍手
  9. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) ただいま副議長に当選せられました平井太郎君を御紹介いたします。  〔副議長平井太郎登壇拍手
  10. 平井太郎

    平井太郎君 ただいまは、はからずも当院副議長に私を御選任いただきまして、身に余る光栄であり、感激にたえません。  前副議長寺尾さんは、名声高く、練達の士でございます。その後任といたしての私は、はなはだ心細く感じておるのでございまするが、あくまでも、皆様方の御熱意にこたえ、議長を補佐し、誠心誠意、公平無私に運営をやる覚悟でございます。どうか、皆様方の今後御指導鞭撻をいただきまして、完全なる議事運営いたしたいと存じます。どうか今後とも、よろしくお願い申し上げます。(拍手)  まことに簡単でございまするが、副議長就任あいさつにいたします。(拍手
  11. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) 石坂豊一君から発言を求められました。この際、発言を許します。石坂豊一君。   〔石坂豊一登壇拍手
  12. 石坂豊一

    石坂豊一君 私は、恒例によりまして、年長のゆえをもちまして、祝辞並びに謝辞を申し上げたいと思います。  まず、新たに副議長に当選せられました平井太郎君に御祝辞を申し上げます。  平井君は、昭和二十五年御当選以来、常に民主的議会政治の確立を心にとどめられまして、本院の円満な運営のため、いちずに努力を傾倒せられましたることは、皆様承知通りであります。その高邁なる御識見と円満なるお人柄は、私どものかねて敬服申し上げておったところであります。かかる方が副議長に当選せられましたことは、同君の栄誉であるばかりでなく、わが参議院のために、まことに御同慶にたえません。平井議長におかれましては、どうか御自重、御自愛せられまして、松野議長のこよなき補佐役として議員各位の信頼と協力の上に立って、常に公平をもって事に当られ、本院の威信の高揚に努められますよう切望してやみません。  はなはだ簡単でございますが、これをもって新副議長に対するお祝いの言葉といたします。(拍手)  次に、前副議長寺尾豊君に対しまして感謝の意を表したいと思います。  寺尾豊君は、第二十四回国会に副議長栄職に御就任以来、二年有余の間、その誠実なるお人柄と、加うるに洗練された会議運営手腕をもちまして、文字通り陰となりひなたとなって、常に議長を助けられ、幾多の輝かしい事例をお残しになり、功績を上げられたことは、皆様承知通りであります。  今般、同君が副議長の職を去られましたことは、本院のため、まことに惜しみても余りある次第でありますが、今後、同君には入閣せられまして、行政府において政治的手腕を発揮せられることは、まことに御苦労の次第でございまするが、私どもといたしましては快くお送りをいたし、今後の御活躍に期待いたしまする次第であります。  どうぞ寺尾君は、御健康に留意あそばされまして、ますます御健闘あらんことを希望してやみません。今までの御功労に対し、ここに深甚なる謝意を表しまして、簡単ながら私のごあいさつといたします。(拍手
  13. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) 寺尾豊君から発言を求められました。この際、発言を許します。寺尾豊君。  〔寺尾豊登壇拍手
  14. 寺尾豊

    寺尾豊君 ただいまは石坂先輩より、各位を代表されまして不肖私に対する身にあまるお言葉を賜わったのであります。ただただ感激にたえません。浅学非才の身をもちまして、二年有余にわたりまして大過なく責任を果し得ましたことは、ひとえに松野議長、また各位の絶大なる御理解、御指導のたまものでありまして、その間、不肖私は、いろいろの面において皆様方に、あるいは御心配をかけ、あるいは御期待にそむいたことを、今さらながらざんきにたえなく思うのであります。本日、この席を去るに当りまして、皆様方の厚き御厚情をいただき、お礼の申し上げようもございません。  今後とも、何とぞ今まで以上の御指導鞭撻を賜わりますことをお願いをいたしまして、ごあいさつにかえたいと思います。(拍手)      ——————————
  15. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) 参事報告させます。  〔参事朗読〕 本日議員安井謙君外五名から委員会審査省略要求書を附して左の議案を提出した。  参議院規則の一部を改正する規則案      ——————————
  16. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) この際、お諮りいたします。  参議院規則の一部を改正する規則案安井謙君外五名発議)(委員会審査省略要求事件)  本案は、発議者要求通り委員会審査を省略し、日程に追加して、直ちにその審議に入ることに御異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  17. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) 御異議ないと認めます。よって本案議題といたします。  まず、発議者趣旨説明を求めます。安井謙君。   〔安井謙登壇拍手
  18. 安井謙

    安井謙君 ただいま議題となりました参議院規則の一部を改正する規則案につきまして、提案の趣旨を御説明いたします。  本案は、前国会において成立いたしました国会法改正に伴って必要な改正を行い、かつ、この際、過去の経験に徴し、実情に沿わない点、慣行に合わない点を是正し、さらに条文明確化等を行うことを眼目としたものであります。  そのおもな点について御説明をいたします。  まず、国会法改正に伴うものといたしまして、懲罰に関する規定に若干の改正を加えました。  次に、委員会が付託または承認された案件について、審査または調査を終ったときの報告書に付する多数意見者の署名及び委員長口頭報告の内容についての多数意見者の承認は、過去の運営実情にかんがみ、この制度を廃止しようとするものであります。  次に、議員派遣に関する規定であります。会期中の議員派遣は、本会議の議決を要しますが、災害見舞または儀礼等で緊急に議員派遣する必要がある場合には、議長においてその派遣を決定することができるように改めようとするものであります。  最後に、従来、慣行によっておりました委員会提出法律案提出手続及び印刷配付に関しましての規定を新たに設けました点と、特別委員会が閉会中に審査または調査を終った案件が、次の会期において議題となった場合におきまして、委員長報告は、元特別委員長が行う旨を明文化した点であります。  このほか、過去の経験に徴し、実情に沿わない諸点、条文明確化等につきまして、それぞれ所要の改正を加えようとするものであります。  何とぞ諸君の御賛成を賜わらんことをお願いいたす次第であります。(拍手
  19. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) 別に御発言もなければ、これより本案の採決をいたします。  本案全部を問題に供します。本案賛成諸君起立を求めます。  〔賛成者起立
  20. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) 総員起立と認めます。よって本案は、全会一致をもって可決せられました。      ——————————
  21. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) この際、お諮りいたします。早川愼一君から、裁判官訴追委員予備員を辞任いたしたい旨の申し出がございました。これを許可することに御異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  22. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) 御異議ないと認めます。よって許可することに決しました。      ——————————
  23. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) つきましては、この際、日程に追加して、裁判官訴追委員予備員選挙を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  24. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) 御異議ないと認めます。
  25. 杉山昌作

    杉山昌作君 私は、ただいまの選挙は、その手続を省略いたしまして、議長において指名することの動議を提出いたします。
  26. 佐野廣

    佐野廣君 私は、ただいまの杉山君の動議賛成いたします。
  27. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) 杉山君の動議に御異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  28. 松野鶴平

    議長松野鶴平君) 御異議ないと認めます。  よって議長は、裁判官訴追委員予備員白木義一郎君を指名いたします。  次会議事日程は、決定次第、公報をもって御通知いたします。  本日は、これにて散会いたします。    午後一時四十三分散会      ——————————