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石坂豊一君 私は、恒例によりまして、年長のゆえをもちまして、
祝辞並びに謝辞を申し上げたいと思います。
まず、新たに副
議長に当選せられました
平井太郎君に御
祝辞を申し上げます。
平井君は、
昭和二十五年御当選以来、常に
民主的議会政治の確立を心にとどめられまして、本院の円満な
運営のため、いちずに努力を傾倒せられましたることは、
皆様御
承知の
通りであります。その高邁なる御識見と円満なるお
人柄は、私
どものかねて敬服申し上げておったところであります。かかる方が副
議長に当選せられましたことは、
同君の栄誉であるばかりでなく、わが
参議院のために、まことに御同慶にたえません。
平井副
議長におかれましては、どうか御自重、御自愛せられまして、
松野議長のこよなき
補佐役として
議員各位の信頼と協力の上に立って、常に公平をもって事に当られ、本院の威信の高揚に努められますよう切望してやみません。
はなはだ簡単でございますが、これをもって新副
議長に対するお祝いの
言葉といたします。(
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次に、前副
議長寺尾豊君に対しまして感謝の意を表したいと思います。
寺尾豊君は、第二十四回
国会に副
議長の
栄職に御
就任以来、二年
有余の間、その誠実なるお
人柄と、加うるに洗練された
会議運営の
手腕をもちまして、文字
通り陰となりひなたとなって、常に
議長を助けられ、幾多の輝かしい事例をお残しになり、功績を上げられたことは、
皆様御
承知の
通りであります。
今般、
同君が副
議長の職を去られましたことは、本院のため、まことに惜しみても余りある次第でありますが、今後、
同君には入閣せられまして、行政府において
政治的手腕を発揮せられることは、まことに御苦労の次第でございまするが、私
どもといたしましては快くお送りをいたし、今後の御活躍に期待いたしまする次第であります。
どうぞ
寺尾君は、御健康に留意あそばされまして、ますます御健闘あらんことを希望してやみません。今までの御功労に対し、ここに深甚なる謝意を表しまして、簡単ながら私のご
あいさつといたします。(
拍手)