運営者 Bitlet 姉妹サービス
使い方 FAQ このサイトについて | login

1958-06-10 第29回国会 参議院 議院運営委員会 第1号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和三十三年六月十日(火曜日)    午前十時六分開会   —————————————  委員氏名    委員長     安井  謙君    理事      斎藤  昇君    理事      佐野  廣君    理事      小酒井義男君    理事      小林 孝平君    理事      島村 軍次君            江藤  智君            大沢 雄一君            大谷藤之助君            後藤 義隆君            小西 英雄君            柴田  栄君            田中 啓一君            田中 茂穂君            中野 文門君            西田 信一君            前田佳都男君            阿部 竹松君            北村  暢君            柴谷  要君            椿  繁夫君            光村 甚助君            横川 正市君            杉山 昌作君            森田 義衞君   —————————————  出席者は左の通り。    委員長     安井  謙君    理事            斎藤  昇君            佐野  廣君            小酒井義男君            小林 孝平君            島村 軍次君    委員            江藤  智君            大沢 雄一君            大谷藤之助君            後藤 義隆君            小西 英雄君            田中 茂穂君            中野 文門君            西田 信一君            前田佳都男君            阿部 竹松君            北村  暢君            柴谷  要君            椿  繁夫君            光村 甚助君            横川 正市君            杉山 昌作君         —————    議     長 松野 鶴平君    副  議  長 寺尾  豊君         —————   事務局側    事 務 総 長 河野 義克君    参     事    (事務次長)  宮坂 完孝君    参     事    (委員部長)  渡邊  猛君    参     事    (記録部長)  岸田  實君    参     事    (警務部長)  佐藤 忠雄君    参     事    (庶務部長)  小澤 俊郎君     —————————————   本日の会議に付した案件 ○常任委員長辞任及び補欠に関する  件 ○議事協議員会派割当及び選任に関  する件 ○庶務関係小委員会設置及び小委員  の選定に関する件 ○会期に関する件     —————————————
  2. 安井謙

    委員長安井謙君) 議院運営委員会を開きます。  常任委員長辞任及び補欠に関する件を議題に供します。  事務総長から報告を求めます。
  3. 河野義克

  4. 安井謙

    委員長安井謙君) ただいまの御報告通り決することに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  5. 安井謙

    委員長安井謙君) 御異議ないものと認め、さよう決定をいたします。
  6. 安井謙

    委員長安井謙君) 次に、議事協議員選任に関し、お諮りをいたします。  議事協議会要綱によりますと「議事協議員の数は、九人とし、毎会期の始めに議院運営委員中から選任する。」となっておりまするが、理事会におきまして、その構成につきましては、本委員会構成する会派に対し、その委員数により按分して割り当てる、すなわち、自由民主党五、社会党三、緑風会一とすることに意見が一致いたしました。  右の申し合せ通り決することに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  7. 安井謙

    委員長安井謙君) 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。  それでは、割当会派推薦者氏名を御報告願います。
  8. 渡邊猛

    参事渡邊猛君) 議事協議員といたしまして、自由民主党から佐野廣君、斎藤昇君、柴田栄君、中野文門君、江藤智君の五名、社会党から小林孝平君、光村甚助君、小酒井義男君の三名、緑風会から島村軍次君が推薦されております。
  9. 安井謙

    委員長安井謙君) ただいま報告通り選任することに御異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  10. 安井謙

    委員長安井謙君) 御異議ないものと認め、さよう決定をいたします。     —————————————
  11. 安井謙

    委員長安井謙君) 次に、庶務関係小委員会設置に関する件についてお諮りいたします。  理事会におきまして、今期国会も、委員十名よりなる庶務関係小委員会を設けることとし、その構成自由民主党六、社会党三、緑風会一とすることに意見が一致いたしました。  理事会の申し合せ通り決することに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  12. 安井謙

    委員長安井謙君) 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。  引き続き小委員選定を行いたいと存じますが、先例により、割当会派推薦者氏名を御報告いたします。
  13. 渡邊猛

    参事渡邊猛君) 庶務関係小委員といたしまして、自由民主党から佐野廣君、斎藤昇君、田中茂穂君、大沢雄一君、西田信一君、前田佳都男君の六名、社会党から小林孝平君、小酒井義男君、柴谷要君の三名、緑風会から杉山昌作君が推薦されております。
  14. 安井謙

    委員長安井謙君) 以上の通りでございますが、ただいま報告通り選定することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  15. 安井謙

    委員長安井謙君) 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。なお、小委員の方は、後刻、すみやかに御参集の上、小委員長決定をお願いいたします。     —————————————
  16. 安井謙

    委員長安井謙君) 今日、正式の議題は以上の通りでございますが、議事協議会はこの次のそのあとからお開きを願うようなことになろうかと思いますが、ただいまから、さしあたって行われます本会議議事日程につきまして、非公式でありますけれども申し上げます。  まず第一に、議席の指定をいたします。次に、議員の請暇の承認をいたします。次に、議員小滝彬君の哀悼の演説を近藤商工委員長からお願いいたします。引き続きまして、委員長辞任及び補欠選挙をいたし、暫時休憩になる予定でございます。  ほかに御発言もなければ、暫時休憩いたします。    午前十時十一分休憩      ——————————    午後十時十九分開会
  17. 安井謙

    委員長安井謙君) 委員会を再開いたします。  今期国会会期に関する件を議題にいたします。  事務総長から。
  18. 河野義克

    事務総長河野義克君) 今期国会特別会でありますので、国会において会期を定めなければなりませんが、本院といたしましては、規則二十二条によりまして、午前十一時過ぎに、議長常任委員長懇談会を招集せられまして、各常任委員長から、本会期における立法計画に関して、その意見を聞かれたわけであります。常任委員長方意見は、いろいろ多様な御意見でございましたが、大別して申し上げますれば、外務、大蔵委員長からは、会期は三週間もあれば十分である旨、農林、逓信、建設、予算、議院運営の各委員長からは、どのくらいというあれはありませんが、あまり長期でなくてもいい旨、社会労働商工運輸の各委員長からは一カ月以上を要すると思う旨、決算委員長からは三十日くらいを希望するが、二十日くらいできまれば、それでもよい旨、内閣文教委員長からは、この時期においてはいまだ意見を表明しがたい旨、地方行政、法務の各委員長からは、自分らの委員会においては、あまり法案もないので、会期については意見は特段ない旨、それぞれ御意見開陳がございました。右を御報告申し上げます。  それから午後九時十分に、衆議院議長職務執行者事務総長代理といたしまして、委員部長が私のところに参りまして、衆議院議長職務執行者としては、今期国会会期を本日から七月四日まで二十五日間に定めたい、よって規則に基いて参議院議長協議を申し上げるということで参りました。まあその際、朝来待っていた私としては、若干の感懐もあったわけでありますが、そういうことは別といたしまして、その旨を先ほど理事会に御報告し、今、議院運営委員会が開かれましたので、一応ここで御報告申し上げる次第でございます。
  19. 安井謙

    委員長安井謙君) 以上、御報告通りでありますが、会期の扱いにつきまして御意見がございましたら……。
  20. 小酒井義男

    小酒井義男君 今朝来の理事会におきましても、会期の問題はいろいろ議論がされたのでありますが、ただいまの事務総長報告によりますと、衆議院事務総長から会期の件について参議院議長の方に連絡があったということであります。しかし参議院規則の第二十二条に、「臨時会及び特別会会期は、議長衆議院議長協議した後、議院がこれを議決する。」という、議院の議決を要する非常に重要な内容のものでもありますし、事務総長議長にかわって、これらのことをやり得るかどうかということについては、それぞれ意見が分れるところがあると思うのです。事務総長が行えるという意見もありましょうが、そこまで事務総長が行うべきではないという意見もあろうと思うのです。そういう点でいろいろ疑義がありますから、それを早急に決するということに対しては、私は少し割り切れぬものがあるので、十分一つこの点について検討を加えたいと思います。従って、今晩続けてこの会期問題を議題にするということの結論は出さないで、よく内容を検討した上で、参議院としての態度を決定をしていただくようにいたしたいと思います。
  21. 斎藤昇

    斎藤昇君 ただいまの小酒井委員の御説、ごもっともな点があるように存じますが、私どもの方としましては、総長が今のような権限を行うと申しますか、一応、事務総長職務代理としてやれるかどうかについて疑問があるという御趣旨でございましたが、これは他院の、いわゆる衆議院の方がそういう解釈であるという以上は、やはりこれは無効だとか何とかいうことは、ここでせんさくをすべきではなかろう、かように実は思いますが、しかし・きょうすぐ決定をしてどうかという御議論もありまするから、私の方としては、できれば他院意思を尊重してやっていただきたい、かように一応は意見を申し述べます。
  22. 島村軍次

    島村軍次君 大体、小酒井委員の御発言に賛成でありますが、ただ、ちょっと確めておきたい点がありますのは、召集日会期決定しなければならないという慣例ですが、それが通常の例となっていますが、召集日会期決定をしなくても違法でないという解釈について、念のために事務総長意見をお伺いします。
  23. 河野義克

    事務総長河野義克君) 会期国会が有効に活動する期間のことでございますから、常会のように法律をもって会期が定められた場合を除いて、臨時会特別会のような場合には、会期の最初の日、すなわち召集日にこれを国会が定めるべきが当然のことであると存じます。多くの先例も、参議院衆議院を通じてさようになっておるわけであります。ただ、召集当日に会期を定めることが絶対的な必要事であるか、換言すれば、召集日会期を定めない場合においては、翌日以降は会期として無効である、特別会として存在しないものになるかどうかという点につきましては、会期というものは、実体は期間を定めることであると同時に、実体的にはより多く終期を定めることでありまして、その始期は、天皇内閣の助言と承認によって召集をしたその日が始期になることにきまっておるのでありますから、会期を定めることの大きな意味は、終期を定めることにあると思いますので、その終期を定めればその終期まで、それがやむを得ない場合には翌日になりましても、それがためにその翌日以降が無効になるというようなことはあるまいと私としては存じておりますが、これについては、いろいろな意見はあり得ると思います。ただ、今お尋ねでございましたから、私の意見を率直に申し上げた次第でございます。
  24. 小林孝平

    小林孝平君 私はただいまの島村さんの御意見、これに対する事務総長の御意見等も含めまして、やはりこれについては、いろいろ解釈上相互に意見の相違があると思いますので、本日も相当深夜になりましたから、先ほど小酒井理事から提案されましたように、本日はこの問題はこれで打ち切って散会されるよう、委員長においてお計い願いたいと思います。
  25. 安井謙

    委員長安井謙君) 小酒井君から先ほど御意見があったことはお聞きの通りでありますが、これに対しては、斎藤君からは、できるだけ他院意思を尊重するという建前をとりたいがという意見開陳がございました。しかし、小酒井君から今のような、この会議ではやらない方がいいという……、これは小林君は、絶対にここできめられるということに対しては反対を唱えられるわけですか。
  26. 小林孝平

    小林孝平君 反対を唱えるわけです。
  27. 光村甚助

    光村甚助君 始期終期をきめるということは問題があると言われる。きょう一日でも終期になることがあるのですね、事務総長にちょっとお伺いしたい。きょう一日でも始期があって終期があるのだから。
  28. 河野義克

    事務総長河野義克君) 特別会天皇召集をいたしまして、国会会期は一日間であると決定をいたしますれば、始期も本日であり、終期も本日であるという、まれなる事態が起き得ることは考えられることであります。
  29. 安井謙

    委員長安井謙君) ほかに特に御発言もございませんか。—— ございませんでしたら、委員長といたしましては、他院意思は尊重したいという気持は十分にありますが、この委員会で、本日ここで直ちにやらなければいかぬという必要はないのじゃないかと言われてみれば、その点もありますので、それを強行してやるということについては、きょうのところ……。
  30. 光村甚助

    光村甚助君 ちょっとその前に。けっこうですが、他院意思を尊重するしないは、今後、本院できめるのですね。衆議院できめてきたから、こっちはどうにもならないということを今後おっしゃらないように一つお願いしたいと思います。衆議院できめてきたのだから、こっちはどうにもならないのだということを今後おっしゃらないように、一つその点もはっきりここで議事録に残しておいて、きょう、そういう委員長発言をお願いしたいと思います。
  31. 安井謙

    委員長安井謙君) どういう意味かよく納得しかねますが、会期の実質的な決定については、これは衆議院決定権があるのです、事実だけは。これはきまったからしようがないとか、言うとか言わぬとかいうことは、ちょっとこれは議論の対象にはならないと思います。
  32. 大沢雄一

    大沢雄一君 私も今のその点でございますが、会期決定効果について、これは疑義があるならば、やはりきょうその点はここできわめておいて、そして処理するのが先決問題ではないか。しかし会期決定そのものについては疑義がないということであるならば、これはあした、いろいろ手続きの点は検討していく、その点をはっきりさしていただきたい。
  33. 安井謙

    委員長安井謙君) その点については、申し上げますが、会期の実際上の効果につきましては、これはもう衆議院決定通り、たとえ参議院がどう扱おうとも行われるという事実に変りない。ただ、参議院といたしまして、今、小酒井君あるいは小林君から、多少穏当を欠くきらいがあるのではないか。それは参議院としても、今後の問題もあるから十分検討してみたいから、ここでせっかちにきめることは絶対に反対だ、こういう意見のようでありまするから、ここで委員長も強行してやることは避けたいと思います。
  34. 大沢雄一

    大沢雄一君 その意味ならばわかります。賛成いたしますが、先ほどのような御意見ではちょっと私は承服しない。
  35. 安井謙

    委員長安井謙君) それでは明日は恒例の時間で理事会及び委員会を開くことにいたしまして、本日はこのまま散会いたします。    午後十時三十四分散会