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簡牛委員 きょうはあまり長い
質問は御遠慮したいと思いますが、もう一点最後に
伺いたい。
志免の
鉱業所の
合理化ということについては、数年前、
行政管理庁の
勧告を受けて以来、相当進められており、今日では、以前とは変って
成果が上っておると思います。私
どもとしまして、今
お話のように、
炭鉱は
炭鉱屋に頼むということもございますが、それは新しい仕事を始める場合にはそういうことが言われると思います。しかし、これまでの
歴史、あるいは因縁というものも
考えていただきたいということが
一つ。それから
合理化をしなければならぬということは
——志免の問題は小さな問題です。
国有鉄道の
合理化ということは、もっと大きな根本の問題でございます。そういうものが全般に進められて、そしてなおいかないということであればですけれ
ども、そういう
方面の
合理化というものが、
——志免あたりの小さなものと違って、全体の
国鉄の
合理化というものがまだ緒についておらぬと思うのでございます。そういうようなものを本格的に取り上げないといっては語弊がございましょうが、十分取り組まずにおいて、こういうものをじゃまもののように振り捨てられる
態度は、私
ども地元の者としましては非常に切実な問題でございますので、御再考を願いたいと思います。先ほ
ども申しましたように、まだ
鉱害の問題など、幾多未
処理の問題が残されております。もちろんそういうものを優先的に
考えていただかなければならぬのですけれ
ども、
志免鉱業所に、たとえば資金を入れるにしましても、
考えようによっては必ずしも不可能ではないと思います。そういうような点、あれもこれも手を尽してやってみたがどうしてもいかぬというように、
十分心を尽し
努力をして下すっているかどうか。この
調査会を設けられます当初、
十河総裁は、
調査会の
態度について非常に温情ある御所見を御披瀝になったということでございますが、その
気持でもって、もっと愛情を持って今の
志免鉱業所を
処理していただくことをお願い申し上げまして、さらに後日問題が進みました場合にお
伺いいたしたいと思います。どうぞそういうことをお含み下さいまして、今の御
態度よりももう一歩掘り下げた
気持で御検討をしていただきたいと思います。