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国務大臣(
石井光次郎君) 第一の民間
資本の割当の問題でございますが、これは昨日あらかたのことを申し上げましたが、石炭業者の方々が約半分の五千万円
程度、それからその他の金属鉱業に従事しておりまする
会社等で約三千万円、その他のところで二千万円ということで簡単に分けてございます。それはその
関係々々の向きに下話をいたしておりまして、大体このくらいな
程度ならば私
どもの方でお引き受けできるだろうというようなことを世話をする方々から聞いております。そうしてこれはいつはっきり割当等をきめるかといえば
重役、少くとも
社長に当る人がきまって、その
社長から各社にそういう話を正式に持ち出していただければ、それで話は進むようにいたしたいというふうになっておる次第でございます。
第二番の
社長初めの人事問題でございますが、これは私早くきめて、
法律が
通りましたら、すぐにでも出発のできるようにしておくことも
一つの手だと思うたのでありますが、やはり
法律が通ってからでないと、人事をはっきりきめておくのはいかがなものであろうかと思いますが、お願いはいたしております。というのは、この
仕事は
北海道の
地下資源の
開発という、
一つの
北海道としては非常に強い目標を立てておるのでございまして、この人事等にまた縁故、縁引き等でなったというようなことで、この
仕事が進むようなことがあっては申しわけないことであるということで、私は五、六人の人で、
一つどういう人が適当であるか、
社長に向く人たちを三人なり、まあ大体三人くらい予選をして、そうして御吟味してくれぬかというような
程度のことを話しております。これは
法律が通ったら、すぐにでも話をして御依頼をしてやっていきたいと、よりよい自分の腹づもりだけみんなにしていただいておる、その人たちはどんな人たちにそれじゃ頼んだかと言われると思いますけれ
ども、それはたとえば今の東京の日本商工
会議所の会頭をしておる足立正君とかいうような人たち、
北海道を知り、そうして直接には
北海道には
関係のないというような人たちを加えてそうして現地の人も何人か加えて
相談していただく、その顔ぶれは
一つ足立さんが適当だと思われる人と寄り合って話をしていただくというような
程度のことであります。
それから第三番目の二億の借金をする、それは
めどがついておるかというお尋ねでございまして、これはさっきから申しますように、少くも第一期私
どもの目標とする十億、その最小限においてスタートする場合において、五−億という
資金がなければ
事業の格好をなさぬということで大蔵
大臣とも
話し合いまして、大蔵
大臣と
予算を
政府出資一億ときめたときに、
あとの一億はおそらくそうなると思いますが、まだはっきりいたしませんが、
北海道の
開発の
北海道開発公庫あるいはまたこれに準ずるようなところから一億の
出資をしてもらうということは、大蔵
大臣と
話し合いをいたして、その
通り確約を得ておるのであります。