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1958-02-11 第28回国会 衆議院 社会労働委員会 第4号
公式Web版
会議録情報
0
昭和
三十三年二月十一日(火曜日) 午前十時二十一分
開議
出席委員
委員長
森山
欽司君
理事
植村
武一君
理事
大坪 保雄君
理事
田中 正巳君
理事
野澤 清人君
理事
八木 一男君 小川 半次君 大橋 武夫君 亀山 孝一君 田子 一民君 中山 マサ君 古川
丈吉
君
松浦周太郎
君 亘 四郎君 岡本 隆一君 五島 虎雄君
堂森
芳夫君 中原 健次君
長谷川
保君 山花 秀雄君 吉川 兼光君
出席国務大臣
国 務 大 臣 郡 祐一君
出席政府委員
厚生政務次官
米田
吉盛君
厚生事務官
(
大蔵官房長
) 太宰
博邦
君
厚生事務官
(
大臣官房会計
課長
)
山本
正淑君 厚 生 技 官 (
公衆衛生局
長) 山口 正義君
厚生事務官
(
医務局長
) 小澤 龍君
厚生事務官
(
薬務局長
) 森本 潔君
厚生事務官
(
児童局長
) 高田
浩運
君
委員外
の
出席者
専 門 員 川井
章知
君
—————————————
二月七日
委員大倉三郎
君
辞任
につき、その
補欠
として加
藤常太郎
君が
議長
の
指名
で
委員
に選任された。 同月八日
委員滝井義高
君
辞任
につき、その
補欠
として勝
間田清一
君が
議長
の
指名
で
委員
に選任された。 同月十日
委員勝間田清一
君
辞任
につき、その
補欠
として
滝井義高
君が
議長
の
指名
で
委員
に選任された。 同日
委員滝井義高
君
辞任
につき、その
補欠
として辻
原弘
市君が
議長
の
指名
で
委員
に選任された。 同月十一日
委員竹山祐太郎
君、
辻原弘
市君及び
山崎始男
君
辞任
につき、その
補欠
として
松浦周太郎
君、勝
間田清一
君及び
長谷川保
君が
議長
の
指名
で
委員
に選任された。 同日
委員松浦周太郎
君
辞任
につき、その
補欠
として
竹山祐太郎
君が
議長
の
指名
で
委員
に選任された。
—————————————
二月八日
社会福祉事業法
の一部を
改正
する
法律案
(
内閣
提出
第三四号)(予) の
審査
を本
委員会
に付託された。
—————————————
本日の
会議
に付した案件
角膜移植
に関する
法律案
について
参考人出頭要
求に関する件
予防接種法
の一部を
改正
する
法律案
(
内閣提出
第二〇号)
厚生行政
について
説明聴取
————◇—————
森山欽司
1
○
森山委員長
これより
会議
を開きます。 この際お諮りいたします。
角膜移植
に関する
法律案
について、
東京大学眼科主任教授萩原朗
君、
東京大学医学部教授上野正吉
君、
慶応大学眼科植村操
君、以上三名の方を次回の
委員会
に
参考人
として
出席願い意見
を聴取いたしたいと思いますが、御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
森山欽司
2
○
森山委員長
御
異議
なしと認め、そのように決定いたします。
—————————————
森山欽司
3
○
森山委員長
次に来
年度
における
厚生行政
の
施策
について、この際
政府
の
説明
を聴取いたしたいと存じます。
郡国務大臣
。
郡祐一
4
○
郡国務大臣
このたび
堀木厚生大臣
が病気の間、私はからずもその
臨時代理
を務めることと相なりましたが、
厚生行政
のきわめて重要なるにかんがみまして、その責任もはなはだ大なることを痛感いたしている次第でございます。何とぞ各位の御懇篤なる御援助をお願いする次第であります。御承知のように
厚生行政
は
社会保障
の中核をなすものであり、
医療保障
の達成を初め、当面そのすみやかな解決を要請せられております数々の課題があるわけでございまして、それぞれの分野におきまして、その目的を十分達成して参りたいと存ずる次第であります。本日は
昭和
三十三
年度
厚生省関係予算案
につきまして、その大要を御
説明
申し上げるはずでありまするが、その
内容
につきましては、お
手元
に配付いたしました印刷物により御了承を願い、またそれぞれ
政府委員
から御
説明
を申し上げたいと存じます。何とぞ十分御了承下さいまして、御協力をいただきますようお願いいたします。はなはだ簡単でございますが、
臨時代理
と相なりましたごあいさつを申し上げる次第でございます。
森山欽司
5
○
森山委員長
次にただいまの
厚生大臣
の
説明
に関連し、来
年度
における
施策
の
予算措置
について重点的に
説明
していただくことにいたします。
会計課長山本政府委員
。
山本正淑
6
○
山本
(正)
政府委員
お
手元
に差し上げてございます
事項別調べ
によりまして、簡単に御
説明
申し上げます。 目次の三一
ページ
でございますが、
厚生省所管
の三十三
年度
要求額合計額
が一千七十二億五千七百五十四万五千円でございまして、前
年度
に比しまして五十八億一千七百九十九万二千円の増と相なっておる次第です。 次に参りまして一
ページ
でございますが、
国民年金
の
準備費
といたしまして前
年度
より若干
増額
したものを計上してございます。二番の保健所につきましては、従来
通り
の
補助率
で若干の増を見ている次第でございます。 次に二
ページ
をめくっていただきまして、
結核対策
でございます。前
年度
に比しまして十億一千三百二十九万三千円の増となっておりますが、まずそのうちの
健康診断
及び
予防接種
につきましては、新たに
間接撮影
を
一般国民
に対して
ツ反応
と同時に行う、あるいは
精密検査
に
培養検査
を加えるといったような方法を取り入れまして、
健康診断
の十分な態勢を期したい。なおかつ
レントゲン自動車
に乗って参ります
検診班
に新たに
補助
をいたしまして、
検診
を充実いたしたい、かような
構想
でございます。
医療費
につきましては、前
年度
に比し三億八千四日七十六万六千円の増となっておりますが、これは
負担率
は従来
通り
でございまして、ただ
対象人員
について若干の増を見、かつ
化学療法
の期間を延長する、あるいは
検査
の範囲を拡充する、かような
要素
を含んでおる次第でございます。なおこの
医療費
の中には、
医療費引き上げ
に伴います半年分の
経費
といたしまして、八千万円が組まれておる次第でございます。それから次に参りまして六番の
結核療養所
の
運営費
が前
年度
に比し六億三千万円
余増
加いたしておりますが、この中では特に
患者
の
食糧費
を、従来九十六円十銭を百二円に
引き上げ
ております。かような
要素
が入っておる次第でございます。次の
ページ
をめくっていただきまして、一番上に
結核実態調査
というのがございますが、前回の
調査
から五年経過いたしましたので、新たに大々的な
結核
の
実態調査
をいたしたい、かような
構想
でございます。それから
らい対策
につきまして若干の増を見ております。これも主として
患者
の食費を従来の九十四円十銭から百二円に
引き上げ
ます分、なお
患者
のために
映画設備
を充実するというような中野を含んでおります。 あとは前
年度
とあまり変った
事項
はございませんが、次の
ページ
を開いていただきまして、六
ページ
の
精神衛生対策
におきましては、特に
精神病床
の
整備
といたしまして公立二千百五十床と
法人立
五百床の
補助
を予定いたしております。
性病予防
におきましてはこれも前
年度
と大した
増減
がございません。 それから九
ページ
でございますが、
環境衛生対策
におきまして十七億五千三百六十六万三千円を計上いたしておりますが、ここにございます
ワク外
のものは
離島関係
のもので、
簡易水道
のものでございまして経済企画庁に計上のものでございます。それから
簡易水道
、
屎尿処理対策
その他につきましては、
補助率
は前年
通り
でございます。若干の
増減
を見ている次第でございます。 それから十一
ページ
を開いていただきまして、
医療機関整備費
といたしまして、
国立病院
の
整備
その他
公的医療機関等
を計上いたしてございますが、この頭のトータルの十二億八千五百万余円のほかに三億円余のものは、
債務負担行為
として
国立病院整備
のためのものでございます。
僻地診療
の
整備等
につきましては、大体前
年度
と同じ
構想
で進んでおります。 それから十二
ページ
の十四番の
輸出振興対策
、これは通産省に計上いたしてあるものでございます。
新規
な
事項
といたしましては
独創的医薬品
の
輸出開拓費
五百万円が計上されております。十五番の
小児麻痺ワクチン
の製造は
新規
の
事項
でございます。それから十六番の
国立病院特別会計
へ
繰り入れ
十四億四千七百万円、これは前
年度
に比し一億五十万円減少いたしておりますが、
国立病院
につきましては、十月以降の
病療費
の
引き上げ
による
収入増
を見込みまして、
繰り入れ
が前
年度
より若干減じております。 十七番の
生活保護費
におきまして、前
年度
に比し十五億二千六百万円
余増
と相なっております。これは
保護人員
の増加に伴うものが五億四千二百万円、それから
生活扶助人員
につきましては、前
年度
の実績に対しまして約三・六%の増を見込みまして、百五十万一千人を見込んでおります。それから
医療費
の
引き上げ
に伴う六カ月分といたしまして七億六千三百万円が含まれておるのでございます。その他、
児童諸費
の月五十円を百円に上げまして、九千五百万円の増といったような
要素
が入っておる次第でございます。 次の十四
ページ
をめくっていただきまして、十八番の低
所得階層対策
の
事項
におきましては三番の
貸付事務費
の
補助
三千二百万円、これは
新規
の
事項
でございます。 それから二十番の
身体障害者保護
、若干の増を示しておりますが、その中で三番の
更生援護施設事務費補助
、これは新たに
社会福祉法人
の経営いたします
更生援護施設
に対しても
補助
しようという
新規
の
構想
を含んでおる次第でございます。 それから十六
ページ
を開いていただきまして、二十一番の
婦人保護費
におきまして、前
年度
に比し六千八百万円余減少いたしておりますが、これは一番の
婦人相談所
の
設置
におきまして、前
年度
の
予算
で三十八カ所
設置
いたしまして各府県に全部できましたので、その
経費
がまるまる落ちているということと、
保護施設
の
施設設置費
におきまして、前
年度
三十九カ所
整備
いたしまして、本
年度
においてはその点若干少くなっているということ、かような
要素
が含まれておる次第でございます。新たに七番の
婦人相談事業費補助
におきまして、
更生資金
の
貸付
と被服の支給という
要素
を含めております。 それから二十三番の
社会福祉施設費
のうちで、二番の
地方改善施設
におきましては、前
年度
より若干
増額
いたしております。 それから二十四番の
児童保護費
におきまして、前
年度
に比し四億八千三百万円
余増額
いたしておりますが、その中で
措置費
の
補助
、これは
保育所
の
運営費
を含んでおりますが、新たに職員の
期末手当
〇・五カ月分が計上されております。そのほか乳幼児に対する
給食費
を若干
増額
いたしておる次第でございます。それから十八
ページ
を開いていただきまして、新たに九番の
児童遊園
の
設置費補助
三千五百万円が計上されております。 それから二十五番の
母子保健対策
におきましては、新たに未
熟児養育指導費
といたしまして二千五百万円余、
母子健康センター設置
八千万円が計上されております。 二十六番の
母子福祉対策費
におきましては、
母子福祉貸付金
が五千万円減少いたしておりますが、これは
償還金等
を考慮いたしまして、
資金運営上
五千万円減でも差しつかえないという考えでございます。新たに
償還促進事務費補助
といたしまして千六百万円を計上いたしております。 それから二十
ページ
に参りまして、
社会保険国庫負担金
でございますが、前
年度
に比し約十二億九千五百万円余減少いたしておりますが、そのうち一番の
健康保険給付費補助
、
政府管掌
の
健康保険
に対する繰入金が前
年度
三十億から十億に減じ、二十億円の減少と相なっております。それから二番の日雇健康
保険給付費
財源繰入、これは前
年度
に比し、五億二千八百万円
余増額
と相なっておりますが、これは
医療給付
に対する
国庫負担
を従来の一割五分から二割五分に
引き上げ
たということと、
傷病手当金
を新設することになりまして三分の一は
国庫負担
をするというので十月以降の五カ月分といたしまして
国庫負担
七千五百万円余が計上されている次第でございます。 二十八番の
健康保険組合等補助
におきまして二番の
給付費臨時補助金
二億円が新たに計上されておりますが、これは
医療引き上げ等
の
事情
によりまして、弱体な
健康保険組合
に対して
補助
しようという
趣旨
のものであります。 二十九番の
国民健康保険助成費
におきましては、前
年度
に比し三十四億七千三百万円
余増額
いたしておりますが、これは被
保険者
の伸びが若干見られております。一番の
保険者補助金
におきまして前
年度
予算
において三千五百万人、新
年度
の
予算
におきまして三千六百万人という被
保険者
を
予算
上は見ておりますが、実際は前
年度
年間平均化しまして三千五百万人に達しておりませんので、形式的には前
年度
予算
に比し百万人の増と相なっておりますが、実質的には三十三
年度
におきましては国保の被
保険者
は約四百万人の増を見込んでおる次第でございます。
事務費
の
補助
は前
年度
八十五円に対しまして九十円と相なっております。二十二
ページ
をめくっていただきまして、
療養給付費補助
、二割の
補助
といたしまして、前
年度
に比し十八億七千五百万円増と相なっております。三番の
財政調整交付金
は新たに組みました
予算
でございまして、一応計算の基礎といたしましては五%
相当額
の六カ月分といたしまして十三億八千二百万円が計上されておる次第でございます。 それから三十一番の
留守家族等援護費
におきましては、これは大幅に減少いたしておりますが、未
帰還者
の引き揚げあるいは
死亡処理事務
の進捗といったような
事情
で、毎年若干ずつ減少いたしております。なおこの中には
恩給法
の
改正
に伴います
留守援関係
の
経費
が若干計上されております。 それから三十二番の
遺家族援護費
におきましても、
恩給法
の
改正
に伴う遺
家援
の
年金等
の
増額分
が三億三千万円余計上されております。 それで二十四
ページ
を開いていただきまして、
厚生省所管
の
合計額
といたしまして、大体前
年度
五十八億一千七百万円余の増と相なっている次第でございます。先ほど申し上げましたように、
簡易水道
の
離島関係
の分が別
ワク
で組まれ、
厚生省
に移しかえされるという結果に執行上は相なる次第でございます。 次は
特別会計
でございますが、
健康勘定
、
保険料収入
というところでミス・プリントがございます。
摘要欄
の「等価」と書いてございますが、これは
標準報酬
の間違いでございます。それで、これは
保険料収入
の部でございますが、二十七
ページ
をごらんいただきまして、
政府管掌健康保険
における
歳出予算
が計上されてございます。
保険給付費
といたしまして六百五十九億一千九百万円余計上されておりますが、この中には
医療費
の
引き上げ
による
保険経済
の
負担分
といたしまして五カ月分、
年度区分
が二月で終りますので、十月から二月の五カ月分の十八億五千七百万円余がこの
保険給付費
の中に含まれている次第でございます。それから九番目の
予備費
といたしましては四十一億二千八百万円余本年は計上いたしております。
健康勘定
は以上でございます。 二十八
ページ
をめくっていただきまして
日雇健康保険勘定
でございます。これは
保険料収入
といたしまして、前
年度
に比し二億九千三百万円余の
増額
を見込んでおりますが、
傷病手当金
の
実施等
によりまして、
保険料
を
引き上げ
るという
措置
のものが入っております。
摘要欄
にございますが、
保険料
は従来一級、二級と二
段階
でございましたのを、一級から四級まで四
段階
に分けるという
構想
でございまして、一級と申しますのは
日額
四百円以上のもの、それから
日額
二百八十円以上のものを二級といたし、
日額
百六十円以上を三級といたし、それ以下を四級として徴収の
区分
を改めております。それから
一般会計
より受入という二十九
ページ
の欄におきまして、
傷病出産手当金
の新設に伴う
国庫負担額
七千五百十万七千円を計上いたしてございます。これは十月以降のものであります。
日雇い勘定
は以上でございます。
年金勘定
におきましては、
歳入
において
保険料収入
が前
年度
に比し三十六億九千万円増と相なっておりますが、
歳入歳出
の差額は
積立金
に計上されておるのでございまして、新
年度
、三十三
年度
におきまして
積立金
に約四百八十五億回りまして、三十三
年度
末の
積立金総額
は二千八百六億円になる予定でございます。
船員保険
については前
年度
とあまり変ったところはございません。 非常に簡単に申し上げまして
事項別
の書類の
重要事項
を拾い上げた次第でございますが、以上でございます。ただ前
年度
に比し若干ずつ減少しております項目が非常に多いのでございますが、これは一般的に旅費、
庁費
、
施設整備費等
につきまして約五%の節減を食っておりまして、さような
要素
が三角として立てておるところが多い次第でございます。 以上簡単でありますが、御
説明
を終ります。
—————————————
森山欽司
7
○
森山委員長
引き続きこれより、去る三月三日付託せられました
内閣提出
、
予防接種法
の一部を
改正
する
法律案
を
議題
といたし、
審査
に入ります。 まず本案の
趣旨
について
政府
の
説明
を求めます。
米田厚生政務次官
。
—————————————
米田吉盛
8
○
米田
政府委員
予防接種法
の一部を
改正
する
法律案
の
提案理由
を
説明
いたします。ただいま
議題
となりました
予防接種法
の一部を
改正
する
法律案
につきまして、その
提案
の
理由
を御
説明
申し上げます。
ジフテリア
の発生は、近年上昇の一途をたどり、特に三才以降の幼児において著しい傾向を示しており、また、
昭和
三十
年度
に行われました
ジフテリア免疫調査
によりますと、
ジフテリア
に対する
免疫効果
はこの
年令層
において著しく低下していること、及び乳児が母体から受ける
免疫効果
は
生後
三月ころから急速に減少していることが判明いたしております。 このような現状にかんがみ、今後の
ジフテリア予防対策
の強化について、学界その他
関係者
の
意見
をも聞き、慎重に検訂いたしました結果、これら二つの
年令層
に対し強力な
免疫効果
を付与するため、
予防接種法
に定める
ジフテリア
の
予防接種
の
定期
を改めることといたしました。すなわち、
改正案
の
内容
は、従来
生後
六月から十二月までの間に行うこととされていた第一期
接種
の
定期
を繰り上げて
生後
三月から六月までの間にこれを行うこととするとともに、新たに第一期
接種
後十二月から十八月までの間に第二期
接種
を行うこととするものであります。 この
改正
によりまして、
ジフテリア
の第一期及び第二期の
定期予防接種
は、それぞれ百日
せき
の第一期及び第二期の
定期予防接種
と同一時期に行われることともなりますので、百日
せきジフテリア混合ワクチン
の使用によって、これら両種の
予防接種
を同時に行うことが可能となり、この結果被
接種者
は、従来に比しこれらの
予防接種
が受けやすくなり、
予防接種
が一段と徹底するものと考えるのであります。 なお、このほか若干
字句等
の整理を行うことといたしました。 以上がこの
法律案
を
提出
いたしました
理由
であります。何とぞ
慎重審議
の上すみやかに御可決あらんことを願い申し上げます。
森山欽司
9
○
森山委員長
次会
は明十二日午後一時より開会することにいたし、本日はこれにて散会いたします。 午前十時四十八分散会