○高岡
委員 私の聞いておりますのは
ソ連の方の沿岸か海図のはっきりしたものがございませんと、航行するのに危険だと思う。しかし
ソ連の方で、軍事上の問題があるので、果して正確な海図をくれるのかどうかという点が心配になっているのですが、果して今運輸省は
ソ連からそういう海図を手にしていられますかどうか、協議の際にそういうことを十分に気をつけて
交渉してなければ、今後十分気をつけて
交渉していただかなければ、これは海図の正確なのがないと船は非常に危険なんでありますから、そういう点の御準備ができているかどうか、できてなかったら、今後の折衝において十分そういう点をお気をつけ願いたいということなんです。
それから今
条約局長がおっしゃいました、今後
日本の海運会社と
ソ連の海運公社とのいろいろの話し合いをなさるとのことでありますが、その際は
政府が必要に応じてはその間の話し合いに入るというようにここに書いてございますけれ
ども、おそらくこれはこのたびの
ソ連との
交渉が、今あります漁業問題にしましてもなかなか容易のことではないと思いますので、
政府が相当本腰を入れてこれらの問題を処理なさいませんと、ただ気楽に
商社が行ってそろばんをはじいて話し合いをしたら話がまとまるだろうということには、私はならないのじゃないかというような気がしますので、運輸
大臣としては、この
日本の
商社と
向うの海運公社との話し合いを見守るのではなくして、相当本腰を入れてこの
交渉を見守り、かつ助言ないし、これは先ほど
岡田委員がおっしゃったようにアドバイスの意味で勧奨して、一つやっていってもらいたいということなんであります。どうかそれらの点を十分お考えいただきませんと、これは命がけの仕事にある場合はなるのでありますから、十分その点の御配慮をしていただきたいと希望申し上げます。