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説明員(
木田宏君) まあ
ショック死というように今言葉を使わせていただいたわけでございますけれ
ども、
本人が気分を悪くいたしましてから、
教育委員会としてはいろいろの手当をいたしまして、さらに
静岡病院の院長からも、市の
教育委員会自体としても、
本人の病状と死因との
関係等につきまして、陳述を
教育委員会で得ておるようでございます。その
教育委員会の会議の席上における病院長の言葉によりますと、「
本人の体質から判断すると、相当の飲酒家であったため、血圧が高く、動脈硬化症が進行していた。この体質の者は、気候の変り目、筋肉労働、急激な立居振舞、入浴等の際、いつ発作を起すかわからない状態にある。たまたま
市役所で発病したが、医者の立場からみると、いつどこで発病するかわからないものである。
市役所における発病が緩慢であったのは、かかる体質の故である。」、こういう病院長の口頭の陳述を
教育委員会としては聞いておるわけでございます。そういう上から考えまして、相当
退職を
勧告したことと、この病気による死亡との間に関連が、相当の因果
関係があったかということは、非常にむずかしいことでございまするけれ
ども、こういった医師の言葉から考えますならば、非常に不幸にして、その時期にこの病気が発生したと、こういうふうに考えられるのじゃないかというふうにも思うわけでございまして、これも確信がある判断というものは、なかなかつきにくいのでございますが、必ずこの
勧告とこの死因との間に相当の因果
関係があったと言い切れるかどうかという点につきましては、私
どももちょっとまだわからないのでございます。
それから
市役所の方の
職員が、
退職勧奨の席に居合わしたという点につきましては、
本人の行く先の職場のことにつきまして、自転車置場の管理人の職を
あっせんしておったそうで、ございまして、
就職先のことを一緒に
相談して、そして
本人との間の話をまとめようと、こういう当事者の意向のようでございまして、そういう
関係から、こういった御
相談の席に
就職先のことについて世話できる方がおられるということは、あながち違法とか何とかいうことじょないんじゃないか、こういうふうに考えるわけでございます。