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1957-02-28 第26回国会 参議院 決算委員会 第12号
公式Web版
会議録情報
0
昭和
三十二年二月二十八日(木曜日)午 後二時六分開会
—————————————
出席者
は左の
通り
。
委員長
三浦
義男
君
理事
大谷
贇雄君 中野
文門
君 西岡 ハル君
久保
等君 奥 むめお君
委員
大谷藤之助
君 後藤 義隆君 松岡 平市君 吉江 勝保君
荒木正三郎
君 島 清君
高田なほ子
君 杉山 昌作君 岩間 正男君
政府委員
郵政政務次官
伊東 岩男君
郵政省電気
通信監理官
松田
英一君
事務局側
常任委員
会専門員
池田
修藏
君
説明員
会計検査院事務
総局第五
局長
上村
照昌
君
日本電信電
話公社総裁
梶井
剛君
日本電信電話
公社
副
総裁
靱 勉君
日本電信電話
公社業務局長
吉澤
武雄君
日本電信電話
公社施設局長
米澤
滋君
日本電信電話
公社経理局長
秋草
篤二君
日本電信電話
公社建築局長
中田 亮吉君
—————————————
本日の会議に付した
案件
○本
委員会
の運営に関する件 ○
昭和
二十九
年度
一般会計歳入歳出決
算(
内閣提出
)(第二十五回
国会継続
) ○
昭和
二十九
年度
特別会計歳入歳出決
算(
内閣提出
)(第二十五回
国会継続
) ○
昭和
二十九
年度
国税収納金整理資金
受払計算書
(
内閣提出
)(第二十五回
国会継続
) ○
昭和
二十九
年度
政府関係機関決算書
(
内閣提出
)(第二十五回
国会継続
)
—————————————
三浦義男
1
○
委員長
(
三浦義男
君) ただいまから第十二回
決算委員会
を開会いたします。 本日の
理事会
において申し合せました
事項
について御報告申し上げます。 第一は、
日程
に関する件でありますが、その主要な
日程
の変更は次の
通り
でございます。 従来の
日程
のうちで、
審議
が残っておりますものは、厚生省、建設省、国鉄、
民衆
駅、
政府関係機関
でございますが、それをそれぞれ別紙、
日程表
の
通り
きめました。従って三十
年度
の
決算審議
は、この前の
日程表
のときには、二十五日から始めるということでございましたが、その日が不幸にして流れてしまいましたので、いろいろやり繰りしてみましたが、どうしても三月十二日以降に
審議
することよりほか
日程
が組めませんので、そういうふうにいたしました。 それから第二は、
視察
の件でございますが、これは、かねてお話がございました
池袋民衆
駅の
視察
でございます。日時は三月の二日土曜日午前十時にいたすことにしたいと思って
理事会
ではそうきめたのでございます。それから
集合場所
は、本院の
正面玄関
に集合する。 それから第三は、日本銀行の
経理状況
に関する件でありますが、
本件
のうち、
日銀
の宿舎問題に関して
審議
することについて、
調査事件
の一部として取り扱うこと、それから
参考人
として
当局者
の
出席
を求めること、これをきめました。 第四は、三月五日火曜の
懇談
ということに書いてございますが、これはこの日の
懇談
というのは、三月八日に
予定
しております二十九
年度
決算総括質疑
の
方法
を打ち合せること、で、この日は、八日の日のこの
総括質疑
が、いろいろな問題が多岐にわたっては困りますので、
質疑
をする件名、それから簡単な
内容
と、
出席要求大臣
を御通告願えれば非常にけっこうであります。そういうふうにきめました。 それから次は、二十九
年度
の
審査報告書作成
についてでありますが、
決算
の議決に当って、
警告決議
を出すか出さないか、出す場合にはどの省に、どの
政府機関
に出すかということを
協議
する。それから
審査報告書
の
内容
として、
問題点
を発表し合って、それを打ち合わせるということでございます。 第五は、
政府関係機関等
の
役職員
の
出席要求
に関する件でありますが、これは二十四
国会
でも、また二十五
国会
でも
決定
したことでございますが、今後は二十九
年度
の
決算
、三十
年度
の
決算
及び
調査事件
のために、
参考人
として
政府関係機関
及び
会計検査院法
に基いて
会計検査院
が
検査
の権限を有する
機関
の
役職員
の
出席
を求むる必要がある場合には、
随時委員長
から
出席
を求むることとして、あらかじめその扱いを
委員長
に御
一任
を願いたいということも、先ほど
理事会
で
決定
をみたわけでございます。従いまして、先ほど第三項で申し上げました
日銀
の
参考人
の
出席要求
についても、この
決定
に基いて、
委員長
に御
一任
を願いたいということにお諮りをして、
理事会
としては御
決定
をいただいたわけでございますが、以上、御報告申し上げた
理事会
の申し合せ
通り
決定
することに御
異議
ございませんでしょうか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
三浦義男
2
○
委員長
(
三浦義男
君) ではさよう
決定
いたします。
—————————————
三浦義男
3
○
委員長
(
三浦義男
君) ではこれから
昭和
二十九
年度
一般会計歳入歳出決算
昭和
二十九
年度
特別会計歳入歳出決算
昭和
二十九
年度
国税収納金整理資金受払計算書
昭和
二十九
年度
政府関係機関決算書
を議題といたします。きょうは
日本電信電話公社
の部を
審議
いたします。
検査報告書批難事項
は、第二千二百二十四号から第二千二百四十二号まででございます。
本件
に関し御
出席
の方は、
会計検査院上村
第五
局長
、
郵政省松田監理官
、
電電公社梶井総裁
、
靱副総裁
、
辻畑監査局長
、
秋草経理局長
、
米澤施設局長
、
和気資材局長
、
吉澤業務局長
の諸君であります。 まず、
検査院
から
説明
をお願いいたします。
上村照昌
4
○
説明員
(
上村照昌
君) 御
説明
いたします。三百六十七ページのところに
予算経理
ということで書いてございますが、これは二十九
年度
中に、
公務員
の
人員整理
に伴いまして、同じような
措置
が
公社
においてとられたわけでございますが、その場合に、
人員整理
によりまして退職しました
職員
の
優遇措置
として、実際上は仕事をするわけではございませんが、
臨時嘱託
ということにしておかれまして、
臨時嘱託手当
ということで四億四千万円
余り
を
管理共通費等
から出しておられるわけでございます。これにつきまして、かようなことは制度的に必ずしも明確になっておりませんので、果してこれが
職員
であるか、
職員
でないかといういろいろな
考え方
はございますが、
公務員
に準じた取扱いでおやりになったといろ
考え方
から見た場合に、これを
給与総額
でまかなうということにいたしますと、
給与総額
を
相当
オーバーするという結果になるということが書いてあるのでございまして、特に
批難
という意味で記載したわけではございません。 次は
建設工事
のことでございますが、
建設工事
の
進捗状況
が記載してありますほかは、あとで御
説明
いたします個別の
事項
に記載してありますので、そのところで御
説明
いたします。 次は
資材
の
調達管理
及び
運用
でございますが、二十九
年度
におきます
貯蔵品
の
回転率
は必ずしも良好というわけではございません。しかしその後におきまして、
回転率
も
相当
向上いたし、
年度
末の
貯蔵品
も、従いまして
在庫量
が
相当
減少するというふうに好転してきておる次第でございます。 なお
物品
の
調達
時期と
工事
の
施行
上の
所要
時期とのずれを調整するために、
物品
を納入させないで
共同倉庫株式会社
に保管させたものがありまして、それに対する
保管料
を三千百万円ぐらい払っておられるわけでございますが、この点につきましては、
計画
を綿密にして、できるだけ
保管料
の
節約
をはかることが適当ではないか、かように考えているわけでございますが、この点につきましても、その後
公社
において
相当是正措置
が講じられている
状況
でございます。 次は、
個別事項
について御
説明
いたします。記載してありますのは、
工事
に関するものが十二件、
物件
に関しますものが六件、
不正行為
が一件、
合計
十九件となっております。 まず、
工事
の
計画
、
施行
が適当でなかったものでございますが、十件ございます。
最初
、二千二百二十四号でありますが、これは
青山分局
を二万
端子局
とするなどのため、一億三千七百余万円で
青山電話局増設工事
を
施行
したものでございますが、
本件工事着工
当時、
青山分局
は
端子数
が一万で、
収容加入者
に申込積滞を加えても五千六百名
程度
でありました
状況
でありますから、現
局舎
に
相当
の余裕がある
状況
でありますから、取り急いで
施行
する必要はなかったのではないか、かように考えます。 二千二百二十五号は、
横浜中央電話局鶴見分局
の
既設
の
充放電用
二十キロワット
電動発動機
二台を取り除きまして、新たに
予備
一台を加えて、四十キロワット三台を設置したものでございますが、
充放電用
といたしましては、二台を交互に使用して
所要
の電流を十分まかなえるものであります。
予備
の一台は約百九十万円になるのでありますが、不必要であったと考えるのであります。 二千二百二十六号は、
館林電報電話局
が狭いということと、
交換方式
を
磁石式
から
共電式
に改め、終局の
加入者
を二千名と見込み、延五百三十三坪の鉄筋コンクリート三階建の
局舎
を新築されたのでありますが、
公社
の
局舎設置基準
によりますと、
公社
が当初認証されている約三百八十七坪の
局舎
で十分でありまして、これによらない大きなものを作られたため、約千二百万円が
過大施設
となっているものであります。 二千二百二十七号は、
中継線
または
市外ケーブル
を収容する
目的
で、
管路
二十条を敷設したものでありますが、うち十条については、
既設
の幹線から
ケーブル
を移設する
目的
で敷設されたものでありまして、
既設
の十条については移設しなければならない特別の事情もないのでありますから、二十条でなく、その十条だけを敷設すれば十分でありまして、そういたしますれば十条分約四千六百万円を
節約
できたものと考えられます。 二千二百二十八号は、
千代田分局
の
電力設備増設工事
でありまして、
設備容量
を二十八年三月の
電力日誌
を
基礎
として
工事
をなされたものでありますが、
工事着工
三ヵ月前の二十八年十一月の記録によりますれば、
設備容量
は少くて済むことが判明したのに、古い資料によって
工事
を
施行
されたために、
電動発電機
百六十キロワット一台、約千百七十万円が
過大
な
施設
となったものであります。 次は、二千二百二十九号から二千二百三十二号の四件でありまして、
温湿度調整装置
の問題であります。
岐阜電話局
、
名古屋中央電話局東分局
及び同
南分局
には、この
施設
の大きさを
決定
する
基礎数値
を
過大
に見積ったため、
合計
約九百七十万円が
過大
な
施設
をしたこととなっております。また
大阪北
、
三宮
、浜町の各
分局
につきましては、この
施設
が
自動交換機器
の保護を
目的
とするものでありますのに、
交換機器
のないすべての部屋まで設備せられたのでありますが、これをやめることにいたしますれば、
合計
約五千七十万円が
節約
できたものと考えます。 二千二百三十三号は、
勝山
極超
短波無線中継所新設工事
のうち、
道路工事
についてでありますが、
請負人
が設計
通り
工事
しないで、結局出来高が約二百万円不足しておるのに、
請負金全額
を払ったものでありまして、その
不足額
は
請負人
からその後返納になっております。 次に、「
工事
の
契約
にあたり一番札を排除して、二番札と
契約
したもの」であります。これは
四国電気通信局
で
富岡電報電話局新築
その他
工事
を、
公正協議
により
契約
するに
当り
まして、一番札の
清水建設
を排除し、百四十万円高い二番札の大林組と
契約
したもので、これは
公正協議
の際、一番札の
清水建設
が
工事費算出明細書
を
即時提出
ができなかったので、
契約
の厳正を期するため排除したもので、一応の理由も考えられますが、一番札も広く信用もあるものでありまして、二番札との差が百四十万円もあるものでありますから、多少
協議
の時間は延ばしても、
経費節減
をはかる
配慮
が必要ではなかったかと考えるのであります。 二千二百三十五号は、
局舎建設費決定
の問題でありまして、
三宮電話局建設
に
当り
まして、
公社
の
予算不足
を補うため、二十八年五月
公共建物株式会社
と協定を結びまして、同
会社
の
資金
で
局舎
と
会社
の
一般
貸
事務室
との
総合ビルディング工事
を
施行
させまして、この
建物
のうち、
公社
の
建設費
は約数年間に
会社
に支払うこととしたものであります。
公社
の
支払額
は、
工事費
四億二千五百余万円で、その
管理費
二千三百余万円及び二十八年十月から二十九年の十月までの間に、
会社
が
公社
の保証によりまして
金融機関
から借り入れました四億二千万円の二十九年十二月十五日までの
金利
を
決定
して、二十九
年度
中に九千五百万円
余り
が支払われたものであります。しかし
金利負担
について考えてみますと、
借入金
四億二千万円は、
会社
におきまして何回にも借り入れておりますが、この
借入金
と、
会社
が実際
工事費
に支払った金額を、
公社
の分と
会社
の分に分けて対照して考えてみますと、
借入金
の一部が
会社
の
支払い分
の
支払い資金
に回っておる結果となっているものであります。従いまして、
借入金
の
金利全額
を
公社負担
とすることは不合理と考えられる次第でありまして、今、
実情
に応じまして負担することといたしますれば、
公社
としては約四百万円の
負担軽減
ができるのではないかと思うのであります。 次は
物件
で、
価格
の
決定
の問題であります。二千二百三十六号は、
A型度数計
を一個
当り
千三百六十六円または千三百四十九円で買っておられますが、
販売価格
、
下請価格
を調査した結果、大体一個
当り
千百八十一円ぐらいのものでありまして、
総額
で約四千万円が高価であると考えられます。 二千二百三十七号は、五億六千余万円の
鋳鉄直営
の
購入
でありますが、これも
十分原価計算
がなされていなかったため、私の方で調査いたしました結果、
総額
で約四千万円ぐらいが高価となっておると考えられるものであります。 二千二百三十八号は、四
号型電話機
の
購入
につきまして、その
荷作り梱包
が、実際は
木箱
を使用していないものでありますのに、
木箱
を使用しておるということで
予定価格
を積算された点があったり、あるいは運賃を
過大
に積算せられたようなために約二千万円が不
経済
になっておると考えられるものであります。 二千二百三十九号は、
各種端子函
を
購入
するに
当り
まして、二千二百三十八号と同様に
実情
に即しない
荷作り梱包費
を
予定価格
に積算いたしましたため、約七百十万円が高価となっておると考えられます。 次は二千二百四十号の
小型電話番号簿
の
購入
でありますが、この
購入
に
当り
まして、
印刷原版
を
写真植字
によることとしたのでありますが、
印刷
の基本となります
保存原版
が、
プルーフ原版
でありますが、使用し得る
状況
にありましたものでありますから、これを利用することといたしますれば、約四百万円が
節約
し得たものと考えられます。 次は二千二百四十一号でありますが、
搬送端局装置
を
購入
する際に、
仕様書改訂
のため、
購入
の必要がなくなった三
号A型電話機盤
百二十九個と付属して
購入
せられたために、約三百六十万円が不
経済
となっておるものであります。 次は二千二百四十二号の
不正行為
でありますが、特に御
説明
することはございません。 なお、
電電公社
の
検査
につきまして、二十九
年度
には
相当
検査報告
に
案件
が載っておるわけでありますが、その後
検査
しておる感じその他から申しますと、
公社
におきまして熱心に
経理改善
に努められまして、
検査院
の方でいろいろの示唆をしますと、できるだけすみやかに
改善
するというような
方法
をとっておられるので、非常にこの点、
検査
する面からいいましてけっこうなことだというふうに考えておるわけでございます。なお、それかといいまして、全然その後不当の
事項
がなくなるといったわけではございませんが、
相当
に
電電公社
の方々が熱心にやっておられて、
不当経理
をなくするというような
努力
に対しては敬意を表しておるわけでありますが、なお一そう
努力
を望んでおる次第でございます。
三浦義男
5
○
委員長
(
三浦義男
君) 次に
電電公社
からの
説明
をお願いいたします。
梶井剛
6
○
説明員
(
梶井剛
君)
昭和
二十九
年度
決算
につきまして一言御
説明
を申し上げたいと存じます。
説明書
にも書いてあります
通り
、
昭和
二十九
年度
は異常な
デフレ経済
に際会しましたが、当
公社
におきましては、
予定収入
に対し減収の形勢が察知されましたので、種々の
増収対策
、
経費節約
の
強化措置
を講ずるなど、各
部門
が真剣な
努力
を傾注しました結果、前
年度
に比べてかなりの
利益
を上げることができた次第でございます。 しかしながら今後の見通しを大ざっぱに申し上げますと、
財産除却費
、
減価償却費
などが、
施設
の取りかえや増加に伴って増大して参りますし、また、
電信電話債券利子
の
支払い
も増加してきますので、現在
程度
の
利益率
の維持についてはかなり懸念もありますが、今後も
収支差額
の
改善
には一そうの
努力
をする
所存
でございます。
建設工事
は、
電信電話拡充
五ヵ年
計画
の第二
年度
として、各
部門
の総力をあげて
工事計画
の達成に努めました結果、
検査院
よりも
進捗率
は良好であるとのおほめの言葉をいただいておる次第でございます。 しかしながら、何分
工事量
が膨大で、かつ、多種多様にわたっておりまする
関係
上、
検査報告
に
指摘
されましたような事例も発生した次第でありまして、この点、はなはだ遺憾に存じておる次第であります。
指摘
されました
事項
は、実質的な
内容
の問題と
手続
の問題に分けられると存じます。実質的な
内容
の問題といたしましては、さらに
過大
とか、
必要性
、時期等の問題に分けることができると存じます。一、
過大
の問題としましては、二千二 百二十六号の
館林電報電話局舎
、二 千二百二十九号から二千二百三十一 号までの
温湿度調整装置
などの件で あります。二、
必要性
の問題としましては、二千 二百二十五号の
鶴見分局
の
電動発動
機、二千二百二十八号の
千代田分局
の
電動発電機
、二千二百三十二号の
全館温湿度調整
などの件でありま す。三、また、おもに時期に関する問題と しましては、二千二百二十四号の青
山分局
の
局舎増築
、二千二百二十七 号の
横浜市内
の
地下管路
の件などで あります。四、
手続
の問題としましては、
契約
の 締結、履行に関するものでありまし て、二千二百三十三号の
勝山中継所
の
道路工事
、二千二百三十四号の富
岡電報電話局
の
入札
などの件であり ます。このような御
指摘
を受けまし たことはまことに申しわけないこと と存ずるのでありまして、特に二千 二百三十号及び二千二百三十一号の
名古屋東分局
及び
南分局
の
温湿度調
整装置
の
過大
、二千二百三十三号の
勝山中継所
の
道路検査
の不適正など につきましては、
担当者
の不注意に よるものでありまして、全く御
指摘
の
通り
であります。五、しかしながら、
工事関係
で御
指摘
を受けました十二件のうちにも、
公社
としまして、当時
相当
慎重に検討して
決定
したものではありますが、遺憾ながら御
指摘
を受けるような結果となったものもございます。たと えぱ、二千二百三十四号の
富岡電報
電話局
の
入札
などの件であります。 次に
資材
の
調達管理
及び
運用
についてでありますが、
貯蔵品在庫量
の減少、
整理品
、
事業品
の活用については前
年度
より
努力
を傾注いたしました結果、
検査院
よりもお認めにあずかりましたことは、
検査報告書
に記載されておりまする
通り
でございます。 しかしながら、
通信資材
の
購入価格
につきましては、御
指摘
をいろいろと受けている次第でありまして、まことに遺憾とするところであります。 この
通信資材
と申しますのは、
電線類
にいたしましても、一・六ミリの
銅線
より二千四百対の
ケーブル
までございますし、
機械類
にいたしましても、小は
交換機
のランプのような部品より、大はディーゼル・エンジンなどに至るもので、何分、多種多様で、三万点余の種類にわたっておりまして、適正な
価格
の把握には努めて参ったのでございますが、今後は特に毎
年度多額
に
購入
する
物品
につきましては、
原価構成要素
を一そう十分に検討いたしまして、
改善
をはかる
所存
でございます。 実は
公社
といたしましても、
資材
問題につきましては量的な問題が一応合理化されましたので、今後
価格
に重点を置くべく、三十年八月より
資材局
に
原価調査課
を設けまして、もっぱら
調査改善
に当らせておる次第でございます。
指摘
されました
事項
はほとんど
価格
の問題でありまして、ただいま御
説明
申し上げましたことによりまして、御了承をお願いいたす次第でございます。 なお、
必要性
の問題といたしまして、二千二百四十一号の
電話機盤
の
購入
の件がございますが、これは
部門
間の連絡が不十分によるものでありまして、まことに遺憾であります。 最後に
不正行為
についてでありますが、このような
事故
が
職員
の中より起きましたことはまことに申しわけございません。 御
指摘
を受けました八件のうち、
内部監査
、
自治監査等
の
内部牽制組織
により発見いたしましたものは五件、外部よりの申告または注意によりまして発見いたしましたものは三件であります。 このように、
内部牽制組織
の活動によりまして
事故
を発見し、以後の発展を食いとめたものもかなりありますので、今後は
内部監査
、
監察等
をますます強化いたしまして、このような
事故
の絶滅を期する次第でございます。また、
本件
の当事者はもちろん、
監督者
も厳重に処分いたしますとともに、鋭意損害の回収に努めておる次第でございます。 はなはだ簡単でございますが、概略を御
説明
申し上げました。何とぞよろしく御
審議
のほど、お願い申し上げます。
三浦義男
7
○
委員長
(
三浦義男
君) なお
補足説明
があればお願いいたします。——ありませんようですから、以上をもって
説明
は終りました。御
質疑
のある方は順次御発言をお願いいたします。
久保等
8
○
久保等
君 二十九
年度
だいぶ
指摘事項
が多いのですが、
最初
の
総括
の、
指摘事項
ではないのですが、概括的な
会計検査院
で
指摘
をせられております問題についでちょっとお尋ねをしたいと思うのですが、三百六十八ページの半ばごろにある
電報中継機械化
についての問題ですが、二十九
年度
末で、二十九
年度
実施する
電報中継機械化
の問題で、非常に
進捗
が
予定
よりもおくれたということで、それに対して今後大いに
努力
する必要があるというように
会計検査院
で
指摘
をされておるのですが、これは実は若干
決算事項
の問題としては問題が横へ発展して参るかと思うのですが、
電電公社
で今やっておられます
電報中継機械化
の問題は、非常にいろいろ問題が内包されておると思うのです。最近はさらに加えて特に
電話局
の
自動化
といった
問題等
によりまして、非常に
人員配置
の問題、あるいは実質的な
首切り
といったような問題が出てきておるようでありまして、おそらく、この
検査報告
の
内容
の中に
指摘
されておりませんけれども、やはり
人員
の問題が非常に
機械化
の
工事そのもの
と相伴わなかったところに、
予定
よりも非常におくれた原因があったんじゃないかと推測されるんですが、私、特に今、
電電公社
が当面しておりまする問題は、
電報
の場合においては
機械化中継
、それから
電話
の場合には
自動化
の問題、これが非常に年間数百億の
建設費
を便ってやっておりまする問題であるだけに、単に一、二の特殊な例じゃなくて、全国的に問題が非常に多いわけでありますし、またそのことによって、非常に全
従業員
にとっても大きな不安といいますか、一体将来落ちつく先はどうなるかというようなことで問題にしているようでありますが、こういったような点について、今後
電電公社
としていわゆる
オートメーション化
という問題に対して、どう
人員配置等
の問題についての
配慮
を行われているか、特に私、最近聞いた話でありまするが、九州における最近出ております八幡、門司、折尾、こういったところの
中継
、この場合は
電話
の
自動化
でありますが、それに伴って約五百名
程度
の
人員
の
配置転換
、ないしはそのうち約二百五十名くらいの
首切り
を実質的に行わなければならぬというような事態があることも聞いているんですが、こういう問題に対してどういうふうに対処しておられるのか、この点お伺いをしておきたいと思うんです。と申しまするのは、ここに
指摘
せられている問題が、この文面に書かれておりまするように、単に三行
程度
で済まされる問題じゃなくて、非常に今後も、また現在も大きな問題になっておりまするだけに、そういう点についての十分な対策というものが立てられない限り、やはり当初の
予定
が、常に
年度
末に至って十分な
進捗
を示さないという結果になって参ると存じますし、非常に重要な問題になって参りますので、
公社
当局の方での見通し、また対策等をお伺いしたいのであります。
靱勉
9
○
説明員
(靱勉君) お答え申し上げます。二十九
年度
におきまする
電報
中継
の
機械化
は、ここに御
指摘
の
通り
、かなり私ども五ヵ年
計画
を立ててその後の経過を見ましても、
予定
よりおくれております。来
年度
、すなわち三十二
年度
をもちまして五ヵ年
計画
を完了するわけでございますが、この間に二十七局全国で
中継
を
機械化
するという
計画
を二十八年に立てておりますが、ただいままでの実績を見ましても、十二局あるいは十五局
程度
ということになっております。 そこで、今、
久保
委員
の御質問は、電気通信につきまして非常に
自動化
、
機械化
の問題がだんだんと大幅になっていくと、これに対して当然要員の問題が出てくるが、これに対して
公社
としてはどういう考えを持っているかという御質問でございますが、これは申し上げるまでもなく、電気通信といたしましては、
機械化
、
自動化
ということが、利用者の方に便宜を考えますと同時に、また経営上からも、進歩した技術を採用していくということが、すべての経費を安くするということで、どうも電気通信におきましては、それが本質的のものであるということは、これはどなたも疑わないところであると存じます。ただ、どうしてもその結果、人というものがそうよけい要らなくなってくる、これは当然の帰結なのでありますが、私どもこの五ヵ年
計画
を遂行するに
当り
ましては、必ずしもこの要員の問題について、それほど重大化するとは考えていなかったのであります。と申しますのは、この五ヵ年間に二千七百億
余り
の投資をいたしまして、
電話
の増設、すべて電気通信
施設
の設備というものを非常に増大する。従いまして人手も要するということで、年々増員は必至の
状況
にあったのであります。ただ、それは全体論でございまして、部分的に申しますれば、何もこれは最近起った問題でなく、戦前においても問題はありましたが、手動の
電話
、あるいは人を用いまして
電報
中継
したのが、
機械化
ということになりますれば、当然その人が要らなくなる。特に女子の方たちの問題は、ある地域におきまして要らなくなりますと、これを他の地域に転用するということが簡単にできない。また
電話
の交換事務をやっておった人たちを機械、その他女子をもってもできるような仕事に転換するということも、場所的に、また仕事の量から見てもなかなか困難である。過去におきましては女子の
職員
はあるいは三年、あるいは戦前におきましても七年くらいの勤続率でありましたが、最近におきましては十年くらいの勤続率になってきている。これは確かに私どもは大きな問題と思っているのでありまして、目下、三十三
年度
以降の第二次の五ヵ年
計画
、これはかなり第一次五ヵ年
計画
で需要に応じた
施設
をいたしておりますが、まだとうてい国民の需要に応じ得ないというような情勢でありますので、さらに第二次、第三次——第五次の五ヵ年
計画
も作っていかなければならぬ情勢にありますが、その際、
久保
委員
のただいま御
指摘
のように、これらの要員というものについて適切な
措置
ができるように、長期
計画
のもとにこれを考えていかなければならぬということで、目下いろいろな面から検討いたしております。現在までに行なっておりますのは、やはり男子の
職員
等におきましては、再訓練をいたしまして、他の職種に転用していく。それから比較的男子の人は身分あるいは住居の移転も自由でありますので、宿舎等の設備等をもちまして、他の不足している面の方に転勤をしてもらう、まあ
配置転換
と申しますか、職種転換、
配置転換
を実行していく、その間、女子の方におきましては、先ほど申したようななかなか困難な問題もございますが、電気通信のサービスとしましては、なお女子の人の新たな仕事というものもできるだけ考えて、それが結局利用者の方にも便利になり、
公社
の経営にも支障ない、こういう点をにらみ合せてやっておるのでございますが、これは私ども率直に申し上げまして、全般的に完全にできるというような簡単な問題ではないと思っておりまするので、今後十分その点についてはさらに検討を加えていかなければならぬ、こういうような考えに立っております。現在までにおきまして無理に強制的に退職をしてもらうというような事例はほとんどなかった、こういうふうに考えております。
久保等
10
○
久保等
君 まあ
最初
の
総括
的なところですから、あまり突っ込んだ質問をすることも避けたいと思いますが、ただ、今の問題は、繰り返して申し上げるようになりますが、ぜひ一つ五ヵ年
計画
を作る場合、またさらに五ヵ年
計画
そのものの一年ごとの実施
計画
、これを具体的に立てられる場合には、どうしてもこの
機械化
という
施設
関係
、設備
関係
、これらの
計画
をある
程度
見通しをつけてやられますが、従来からおりまする現在
人員
に対する問題をどう処理して参るかということについては、どうも結果から見ると、その面に対する対策が立てられないままに
局舎
が建てられ、また
機械化
されて、
工事
がどんどん
進捗
していくということになって、いざ何月ごろに開通しなければならぬ、あるいは開局しなければならぬという事態に立ち至って、非常にトラブルなり、どうもいろいろと開局あるいは開通が
予定
よりもおくれるという結果に従来においてもままなっておるわけでありますし、二十九
年度
においても、
電報
関係
の問題がここにも
指摘
されておるのですが、特に最近、顕著に
電話局
関係
の問題が出て参っておるようでありまして、私はそういう
人員
の要員対策という問題、それがこまかく一人々々の身の振り方、対策というものがはっきりしなければ着工もできないということで、これまた非常に支障があろうと思うのですが、しかし少くとも大まかな大体の人の問題についての見通しが立たなければ、これはどうも実際
工事
を始めていってみたところで、現実に開局をすることはできないという事態にもなって参るでありましょうし、ぜひその点については十分一つ見通しと対策を立てられ、また立てられる過程においては、当然その現場におけるあるいは出先におけるまあ
従業員
等との話し合いも十分にしていただいて、スムーズに当初の
予定
が遂行されるというような
配慮
を、これは十二分に一つお願いをしたいと思うのです。 先ほどちょっと一例としてあげた北九州の問題については、まあ私個人の
考え方
からしますならば、ぜひ一つその次
年度
の建設
計画
については、それに
関係
した
人員
の対策というようなものは、やはり
工事計画
と同じような形で事前に大体大まかな見通しはつけられるというような
方法
で対策を立てられていく必要があるのじゃないか。たとえばどんどん既定事実として
工事関係
だけは進めていく、その過程において
人員
問題を取り上げていくということでは、結果的にどうしても
人員
問題があとに残るというまあ結果になっているのだろうと思います。また現実に対象の
人員
にならない
従業員
そのものにとっても非常に労働不安というか、落ちついて仕事もできないというような結果になって、おのずからここに能率の低下ということにもなって参るでありましょうし、ぜひ一つ人の問題というものを、機械が近代化されていく、あるいはまた
オートメーション化
されていくということは、電通事業にとってはある
程度
これはまた宿命的な事情にも置かれていると思うのですが、しかしぜひ一つそういう機械設備等と同時に、あるいはむしろそれ以上に
従業員
という問題をどうするかということを念頭に置いて、
計画
をお立て願う必要があるのじゃないかというふうに考えておりますし、まあその点について一つ格段の御
努力
と御
配慮
を願いたいと思うのです。これは要望になりますが、その点、特に一つお願いを申し上げておきたいと思うのです。 それから次に、不当
事項
の中へ入って参りまして、この青山
電話局
の増築
工事
の問題が二千二百二十四号のところで
指摘
せられているのですが、これはまあ確かにこの文面に書かれておりますところを見ると、非常に不急
局舎
を増築したということでまあ不
経済
になっておるということが
指摘
されているわけなんですが、これはすでに一、二年、この当時から経過していると思うのですが、その後これをどういう形で活用してきているのか、現状についておわかりの範囲内で御
説明
を一つ願いたいと思います。
米澤滋
11
○
説明員
(
米澤
滋君) ただいまの御質問についてお答え申し上げます。 現在の使用
状況
につきましては、現在
温湿度調
整機械室を地下に設けまして、一階には試験室と倉庫、それから二階、三階、四階には自動機械室を置くというような使用
計画
を立てまして、これに対しまして現在使用いたしておりますのは、地階は温調機械室を置いております。それから一階には
事務室
、倉庫、それから二階、三階、四階には
職員
の休憩室とかあるいは
事務室
を用意しておるのでありますが、今後の使用
計画
といたしまして、この一階の試験室には主配線盤を置き、地下
ケーブル
をここへ引き上げるようにいたしております。それから四階の機械室は、三十二
年度
におきまして旧局からタンデムの
中継
機をそこに移送するように考えております。それから三十三
年度
からは二階、三階に
加入者
を収容するというふうに考えております。全般といたしまして、最近好景気を反映いたしまして需要の増加が非常に多いので、
最初
は、この当時は
相当
あきになっていると思っておりましたが、割合に早い機会にこれらのものが使われるという状態に変っております。
久保等
12
○
久保等
君 この
青山分局
は二万端子の
電話局
にするという
計画
で新
局舎
を作ったようですが、この
指摘
されておりまする当時は
加入者
三千九百五名、それから積滞が一千六百二十八ということで、申し込み積滞を全部解消いたしましても、これで五千五百名
程度
だと思うのですが、二万
端子局
という点から見ますとギャップが非常に大きいわけなんですが、この
収容加入者
数が今日どの
程度
になっているのか、御
説明
願いたい。
米澤滋
13
○
説明員
(
米澤
滋君) 現在の旧局の
状況
を申し上げますと、設備
端子数
が八千八百でありまして、加入限度が八千五百六十三、これは全部入れるわけにいきませんので、やはり多少余裕をとっておきまして、いわゆるトラフィク上の余裕が必要なもので八千五百六十三ということになっております。三十一
年度
にはそれを八百端子だけ端子増設をいたしまして、それから三十二
年度
にはなお千二百と、それから三十三
年度
には千四百端子、加入端子を増すということになっております。 それからなお先ほど申しましたようにタンデム局になりまして、他の
分局
との間に通話をはかすために必要な装置を移送しなければならないので、そのために旧局から
中継
機その他の移送を三十二
年度
にやりたいというふうになっております。
久保等
14
○
久保等
君 それから二千二百二十六号のところですが、館林の
電報
電話局
の問題ですが、これに関連してちょっとお尋ねしたいと思うのですが、
電報
電話局
の
局舎
の建築基準というようなものが、ここで
指摘
されておりますのは、三百八十七坪ということですが、どういう具体的な根拠に基いて積算をした数字かよく知りませんが、この当時とそれから今日と比較をして考えてみた場合の建築といいますか、
局舎
、ここでいう
局舎
基準というものに変更がなされているのかどうか、その変更はふえているのか減っているのか、その経緯を実はお聞きしたいと思います。というのは、私も地方へときどき参ってよく聞かされることなんですが、非常に
局舎
が一応せっかく新らしくりっぱにできたものの非常に狭いというような点、非常に不満なり不平をよく聞かされるのですが、やはり建築基準なんかにどうも最近——これはまあ特に最近聞く話なんですが、無理があるのではないかという印象を持つのですが、これは果して館林局の
指摘
された当時の建築基準とは一体どういう
関係
になっているのか、この点お聞きしたい。
米澤滋
15
○
説明員
(
米澤
滋君) ただいまの御質問につきましてお答え申し上げます。館林局を作りました場合には、当初本社といたしましては、
共電式
の局を
予定
いたしまして、そして中間期の収容を考えて坪数を認証いたしました。ところがこれは大へん遺憾なことであったのでありますが、その
共電式
というのを将来これは自動にするかもしれないということを考えまして、自動局の坪数でそれをはじきましていったわけでございまして、
過大
となった部分が出た次第であります。現在におきましては、この館林局の状態というよりも、作った
局舎
基準を変更いたしまして、たとえば終局期十五年といったような際に必要な坪数よりも、将来増築できるならば、それをたとえば八年間で切るといったような
方法
等によりまして、合理的にするようにいたしております。
久保等
16
○
久保等
君 機械室等の建築基準といいますか、そういったようなものよりも、むしろ私がお伺いしたいのは、それに
関係
した付属室、もちろん
事務室
あるいはまた試験室といったようなところも入るでありましょうが、そういったところの、そこの職場の
人員
数に対する坪数、そういったものが、この当時と合日との間でどういう変化を見ておるか、そういった点を一つ端的に御
説明
願いたいと思うのですがね。
米澤滋
17
○
説明員
(
米澤
滋君)
事務室
につきましては、
一般
的にいいまして、機械室として十五年で作った場合に、そこに人が入る余地があるといたしますと、その十五年分の機械室を仕切りまして、そこに
事務室
を作るというふうな
方法
を現にとっております。それからまた従来そこに旧局がありまして、新しい局を作るというような場合には、新局の方を機械室にして、そうして旧局の方にいろいろな事務
関係
に必要な部屋をとるということにいたしております。なお、基準といたしましては、一人
当り
のスペースそのものについては、そのもの自身としてそう変化をいたしておりません。ただ、階段であるとか、その他いわゆる人が住まない空スペース等につきましては、むしろできるだけ節減するという
方法
をとっております。
久保等
18
○
久保等
君 それからその次の二千二百二十七号のところなんですが、これどうもちょっとよくわからないのですが、もう少し詳しく御
説明
を願いたいと思うのですが、もちろん、
管路
が
過大
設備となったということなんでしょうが、神奈川県での電車の軌道
計画
そのものがあまり具体的にはっきりしておらない、軌道の移設
計画
があまりはっきりしておらないという状態の中で、それを予想して敷設したので、
過大
敷設となったという御
指摘
だろうと思うのですが、ここのところをもう少しわかりやすく御
説明
を願いたいと思うのですがね。三百七十三ページの後段の方ですが、どうですか。
米澤滋
19
○
説明員
(
米澤
滋君) ただいまの横浜の神奈川局と、それから港局の間の
地下管路
の問題でありますが、これは全体の長さが約三千八百メーター近くあるに対しまして、問題の区間が千三百メーターであります。この千三百メーターの中でここへまあ電車が移転するかどうかというととが問題になりまして、当時横浜市とそれから電信
電話
公社
の間でいろいろ打ち合せ会を持ったのでありますが、市の方ではその
計画
がはっきりしないうちにこの
管路
の敷設に着手いたしまして、そうして現在あき
管路
ができている、こういった工合になっております。
久保等
20
○
久保等
君 その市電の軌道移設
計画
というものは、現在でも全然ないんですか、それとも時期が不明だという
程度
なんですか、どの
程度
なんですか。
米澤滋
21
○
説明員
(
米澤
滋君) 打ち合せいたしましたときは、大体やるという話を聞いておったのでありますが、その後は予算が削減されたりいたしまして、まだはっきりしていないというふうに聞いております。
久保等
22
○
久保等
君 それから二千二百二十九号から二千二百三十二号に至る問題は、
温湿度調整装置
の
過大
設計設備についての
指摘事項
になっておるのですが、この
温湿度調整装置
をつける場合の
基礎
になるいろいろ要素があると思うのですが、それはここで
指摘
されておりまするように、
自動交換機器
の
端子数
だとか、電燈数だとか、そういったようなものを積算の根拠にしておるようですが、これはあくまでも機械室だけにこういうものをつけることを前提にしてそういった積算をしておるのか。私が現場等における
状況
から判断すると、ほとんど機械室その他交換室等で、それに若干の、一、二割くらいの
事務室
が付属しておるような場合には、そこらの
事務室
等についても若干の何かやはり温湿度といいますか、冬は暖房、それから夏は冷房といったような装置をやはりある
程度
つけていくことも、これはまあ直接機械そのものだけじゃなくて、
従業員
にもそういった点は多少考えていっても行き過ぎではないと判断せられるのですが、今のこういった
温湿度調整装置
というものの設置基準、そういったようなものはどういう方針でおやりになっておるのか、お伺いしたいと思うのですが。
米澤滋
23
○
説明員
(
米澤
滋君) ただいまの
温湿度調整装置
につきましては、機械室を特に主体にいたしまして、機械の湿度を調整するということと、それから同時にごみを吸収するという二つの要素を持っております。しかしながら、場所によりましては一時全館冷房をやったこともありますが、現在は特に、たとえば人がおるところで湿度が高いところ、あるいはまた外気の温度に対しまして特に温度が高いところ、たとえば場所でいいますれば高知のような非常に湿度が高かったり、あるいは温度が高かったりするようなところでは、人が住むところでもそこに
温湿度調整装置
をやるというふうにいたしております。一時は全館冷房ということもやりましたが、経費の
節約
その他で、特に冷房につきまして今申し上げた
方法
をとったのでありますが、一方暖房の方につきましては、人のおりますところ、全部含めまして暖房装置はつけるようにいたしております。
高田なほ子
24
○
高田なほ子
君 一、二点伺いたいのですが、この事業損益の面についてでございますが、
電話
事業は前
年度
に比べて逐次収入がふえておるけれども、なおかつ
予定収入
に比べると三十三億七千二百万円余の減収となっている、こういうふうに
予定収入
というものが一応あるけれども、大へんな金額の減収がここに明記されておるようでありますが、なぜこのような膨大な数字が減収という額になって現われてくるのか、その原因等についてお尋ねをしたい。
秋草篤二
25
○
説明員
(
秋草
篤二君) 私どのも電信
電話
事業は、過去におきまして、ほとんどこの予算に掲げました
予定収入
を下回るということは絶無とは申しませんが、なかったのであります。御案内のように、
昭和
二十九年は最近におけるきわめてまれな
デフレ経済
に逢着いたしまして、私どもの事業ばかりではなく、各産業においてもかなりこうした現象が起きたと思うのですが、非常に意外な減収に逢着したのであります。従いまして、この原因が直接私どもの事業活動の怠慢というようなものではなくて、大ざっぱに申せば、
一般
の産業界の不景気に原因したというよりほかはないと思います。従いまして、この間におきまして、これでも
増収対策
なり、あるいは収納率の向上を
従業員
諸君にお願いしまして、まあこの
程度
に持ちこたえたという次第でございます。
高田なほ子
26
○
高田なほ子
君 その原因は
一般
の不景気によることが、今明らかになったようでありますが、さらにそれと関連する問題だと思うのですが、減収であるにもかかわらず、設建改良費の投資額は二十七
年度
以降かなり大幅にふえてきているようでございます。二十七
年度
大体三百十一億、二十八
年度
は一躍六百六億、二十九
年度
から三十
年度
にかけては大体平均五百億をちょっとオーバーしているような数字に見受けることができるように思うのです。こういうふうに建設改良費の投資額がかなりふえてきておりますから、
公社
本来のサービス
機関
としての機能は、減収であるにかかわらず、発揮しなければならないもののように私どもは思うのですけれども、実際問題として、公衆
電話
の故障というのがかなり跡を断たない。公衆
電話
の故障が跡を断たないのについてはそれ
相当
の原因があるのではないかと思うのですが、一面、私は最近、日本のサービス
機関
の最もそのトップとして御賞讃申し上げたいのは、
電話
を店頭に出している
公社
のやり方です。あれはもう非常なサービス
機関
として最近のヒットだと思って、私も喜んでいるし、国民の皆さんも喜んでいるだろうと思う。それに比べてこの公衆
電話
の故障というものがなかなか直らないのですが、建設改良費の投資増に比べてボックス入りの公衆
電話
というものの故障と、それが直らないというのは、どういうところに原因があるのでしょうか、この際、一応お尋ねしておきたい。
吉澤武雄
27
○
説明員
(
吉澤
武雄君) お答え申し上げます。今のお示しのように、赤
電話
は非常に数はふやしておりますが、街頭のボックス
電話
につきましては、やはり道路の整備その他、あるいは夜間のいろいろな監視の問題がございまして、盗難その他の
関係
もありますために、あまり数がふえないような状態でございます。そこで利用者にとりましては、夜間いつでも利用できるきわめて公衆的な
電話
のとの保守に当っては、十分注意いたしておるわけでございます。最近に至りまして公衆
電話
の機械につきまして改造をいたしたわけでございますが、と申しますのは、当初は一度通じまして、通話してから、向うの相手が出てから十円入れる、こういう方式でございます。それがやはり
電話
利用上から見ますと、非常に不便であるということから、最近には初めに十円入れまして、そうしてつながればそのまま接続しまして通話ができる。つながらぬというような場合は十円が戻ってくる、御案内の
通り
かと思います。その変え方につきまして、多少急ぎましたために、機械に十円入れましても、それが戻ってこない、それが途中でつまってしまう、こういうような機械の設計上の欠陥に基く障害が
相当
ございまして、それでございますがゆえに、さっそくそれをさらに改造をいたしまして、今日はその面の故障はほとんどなくなっているように思っております。 次の公衆
電話
の故障でありますが、これが何分にも
一般
の加入
電話
の何倍というように
電話
を利用します。ことに
電話
を利用される方が、きわめて乱雑に、乱暴に利用される方もあるのでございますから、どうも
一般
の
電話
と違いまして、頻繁に利用することが多い、あるいはまた乱暴に扱うということから故障が起りやすいのであります。こういう点につきましては、実はほとんど毎日くらいに保守の巡回をいたしまして、故障があるかどうかということを積極的に見回りますが、なお故障があるかどうかというようなことで、局におきましても、毎日故障かどうかを点検いたすことによってそのような故障をなくすことを今
努力
いたしております。従って最近におきましては、だいぶ故障の率が減っております。なお、今後その点については
努力
いたしたい、こういうふうに考えております。
高田なほ子
28
○
高田なほ子
君 念のためにお尋ねしておきますが、故障の修理費とそれから
電話
料金とは、どういう率になっておりますか。修理費の方がかさむということは、よもやないでしょうね。
吉澤武雄
29
○
説明員
(
吉澤
武雄君) こまかい計算は実は手元にございませんですが、公衆
電話
の利用が非常に多うございますから、修理費がそれに伴わないということはございません。やはり収入の多いものでございますから、ただいま申し上げましたように非常に
一般
の方にとって御利便なものですから、収入というものも当然多うございますとともに、修理にもう少し注意してやってもその点は差しつかえないというふうに考えております。
高田なほ子
30
○
高田なほ子
君 やはり
相当
神武景気のようですから、この際、
総裁
もお見えになっているのですから、サービス
機関
としての使命を十分果せるように……、毎日見回っておるような御答弁ですが、私は毎日通っても、三日も四日も直らぬというのを個々に発見しておりますが、そういうのを一つ十分に御留意の上に、せっかくのよい評判を落さないようにお願いを申し上げておきたいと思います。 それからもう一点お尋ねしておきたいのですが、不当
事項
の問題の中で二千二百二十八号の問題です。これは設計が
実情
に即さないことが着工前に判明しておった、これは着工前に判明しておった、ところがそれにもかかわらずに
工事
を進めていってしまった、こういうことで結果としては千百七十万円がこういうそごのために不
経済
になってしまった、こういう
指摘
がされております。わかっておるのに
工事
を実施したということ。それからこれも同じケースであります。問題が違いますけれども同じケースでありますが、二千二百三十四号であります。一番札と二番札との間に多額の格差がある。この格差を何とか正しい方向に持っていくために、時間の猶予をほしいということを要請したのに対し、こういうことを認めておるにもかかわらず、二番札の方に指名をしてしまった。こういうような二つの問題があります。前もってそういうような不当
事項
が起るというようなことがわかりながら、それを実施してしまうというのには、担当
機関
の連絡が悪いのか、担当
機関
の系統の無理があるのか、ここらの消息についてはなはだ私は了解に苦しむものです。二千二百二十八号の場合と二千二百三十四号の場合はケースは違いますけれども、似て非なるものがあるようですが、この間どういうふうなことでこうなったのか、こういうことを排除していくためには、現在どういうふうな運営がされているものか、この点の御
説明
をわずらわしたいと思います。
米澤滋
31
○
説明員
(
米澤
滋君)
最初
の二千二百二十八号の千代田の電力設備の
過大
の問題につきまして御
説明
申し上げます。 これは御
指摘
のように確かに実施段階、あるいは
計画
段階におきまして連絡が悪かったということと、それからまた調査の不十分であったというために
過大
設備になった次第であります。しかしながら現在の状態におきましては、最近東京の近郊の自動即時とか、あるいは東京で特に和田倉の局を千代田局に移すといったような問題が起りましたので、この設計の当時五千アンペア用意いたしましたものが
過大
と言われましたが、中間期において五千アンペアになるといったことになっておりまして、着工時期が早過ぎたという点におきまして大へんまずかったのでありますが、結果的に見ますと、さほど不
経済
にはならなかったのであります。しかしながらこういったことを今後なくすために、こういうように特に大きな電力設備の設計等につきましては、電流値を詳細に数字の上で十分検討した上で実施するというふうにいたしております。たとえばその局が自動局であるか、あるいはまた将来市外
関係
の設備が入るか、あるいはまたそこに事務
関係
のたとえば電灯とかあるいは暖房、照明とか、そういったいろいろなことに必要な電力をあらかじめよく調べまして、それがまたたとえば八年先にどの
程度
設備がふえるかということを予測いたしまして、こういった
過大
設備がないように十分注意いたしております。
秋草篤二
32
○
説明員
(
秋草
篤二君) 高田
委員
のその次の御質問でございますが、四国の問題でございますが、二千二百三十四号であります。ただいま
米澤施設局長
の
説明
された問題と関連をもったところの御
説明
はなかなかむずかしいように存じ上げるのでありますが、もう少し補足さしていただきまして、
内容
を明らかにさしていただければ、あるいは御了解できると思いますが、この四国の問題はこういうことでございます。この
局舎
を建てるにつきまして、業者に見積りを徴して
入札
をやった。ところが
予定価格
の一千八百万円に対しまして、清水組の一番札が一千三百余万円、非常に安い
価格
でございます。御案内のように、非常に不景気時代におきましては、業者が競ってダンピングを強行するということは、
一般
会計の
局舎
契約
において随分悪い弊害があったように
国会
においても問題になったように記憶しております。その問題がこれであります。私どもには建築
契約
はオープン・ビッドで、公開
入札
をするのが原則でございます。しかしながらきわめて明らかにこれはダンピングでないかと思われるときには、会計規程に
公正協議
としまして、全員公開の席上で札を公開しまして、明らかにその
内容
をお互いに
説明
しあうことという特別な規程を設けてあります。これは
公正協議
というような特異な例であります。お互いにガラス張りの中で見積りの公開をするわけです。ところがこの清水組は遺憾なことに何ら計算をしていなかったわけであります。ただ概算だけのトータル額だけを出してきまして、内訳明細書の持参がないということであります。従って二番札、三番札はそうした金額全体の内訳をすっかり積んで用意しておった。そこでとの
契約
担当官の処置でありますが、これは
検査院
などには随分、私などは逆に反駁して苦情を呈した一人でございますが、判断の問題でございます。こういうやり方をやることは、見方によっては正しい会計管理のあり方でもある。また見方によりましては、まことに融通のきかない頭の判断の鈍いやり方で、もう少し融通をきかして、まあ清水組に数時間を許してこの安い値段の内訳を書かして、そうして皆の前で
説明
させるだけの余裕をもたしたならば、もっと安く
建物
ができたのではないか。相手も清水組という天下の大きな
会社
であるから、まあそうダンピングをやっても粗雑な
工事
をやらなかろうというのが
検査院
の御
指摘
のところでございます。 そこでこれは結論としますと、私どもはこうした
契約
に対しては非常に
契約
担当官というものは、非常に慎重に勉強しなければならぬという一つの課題を提供されたものとして、非常に反省する問題だと思って、今後これを大いに研究して、こういうことの場合には、十分一つ慎重にやろう、こういうようなこれからの態度に資したいと思っておる次第でございます。
高田なほ子
33
○
高田なほ子
君 大体事情がわかりましたが、こういう問題にはえてして収賄、買収といったような疑惑があるので、今お話のように
公正協議
というものが行われると思うのですが、この場合あれですか、
公正協議
というのは、数時間でも待たれないというような、そんな厳格なものなのでしょうか。なぜ私がこういうことをお尋ねするかというと、どうも私は
検査院
の
指摘
が正しくて、今の駁論がどうも私どもの常識としては納得できない。そこでもう少し了解がいくように、数時間も待つことのできないほどの時間的な、そんな制限さえもあるものかということについては、ちょっと了解ができない。でありますから、
公正協議
なる制度については、大へんけっこうだと思うのですけれども、あまりしゃくし定木になり過ぎたような気もするのですけれども、もう少し
検査院
に駁論した調子で私に納得させて下さい。
秋草篤二
34
○
説明員
(
秋草
篤二君) 駁論しておるわけではないのでございまして、結局は
検査院
の御
指摘
の点は非常に私どもは参考にし、反省しておるわけです。しかしお言葉でございますが、私どもの
契約
にはそれぞれ
入札
条件というのがございます。みだりに来まして無責任な
入札
をして帰られるのは非常に困るわけであります。それで
入札
の権限だけとりまして、あとでそれで内訳はというと、あした持ってくるなんということは、これは絶対に許されない。これは、
入札
の条件に告示されているわけです。そのときには
入札
の
内容
を持参すべしということは告示されているわけであります。これはどの官庁でもそうであります。それでないと、ただそのときに
入札
権だけとって、あとでいろいろな陳情とか政治的圧力とか何かで、ごたごたさせるということは非常に不適正な、
入札
を不明朗なものにする、これは見方によって私は融通がきかないと申しますか、
契約
は、
入札
というものは厳正にしなければいかぬ、これが一面あるわけです。ただその判断がなかなかむずかしいところでございまして、その
会社
が非常に評判の悪い
会社
ででもあれば、そこにまた
契約
担当官はそうした判断を下すべきだけれども、相手がここで書いてございますように清水組というような
会社
であれば、おそらく
入札
を完全に、最後まで履行してりっぱな
建物
を建てるだろう、これは
検査院
もおっしゃるのでありまして、もしこれをお言葉のように、先生のおっしゃったように、たとえどんな人が来ても、二、三時間待ってやればというようなことで、要するに
内容
を書いて来れば許してやるというようなことであるならば、非常に見ず知らずの者が来て
入札
をとってやった、ところが途中で
工事
が頓挫する、そういう例はかなりあるのであります。その点では
契約
担当官はまじめ過ぎたといえばまじめ過ぎたというような点もあろうかと思います。結論的には
検査院
を論駁している意味ではないのでありまして、非常に参考に供して、今後の
契約
担当官のやり方に参考になろうと思っております。
高田なほ子
35
○
高田なほ子
君 そうすると、やはりこれは判断ということになって、なかなかむずかしいことですね。まあうまくいけば表彰状ものだし、まずくいけばこれは
相当
左遷ものだということで、なかなかむずかしいですが、どうもやっぱりはっきりしませんが、
会計検査院
の方で私がはっきりしないというところをはっきりさせるようにして
説明
してほしいと思います。
上村照昌
36
○
説明員
(
上村照昌
君) あるいははっきりさせる
説明
ができぬかとも思いますが、ただいま経理
局長
がお話になっておる気持は私の方で全然わからぬわけじゃございません。というのは、厳正にやらなければならぬということは、これはもちろんよくわかるわけであります。そういう意味で厳正にやるということであれば、ある
程度
何といいますか、しゃくし定木になるということも、それはそういう面から見てやむを得ぬ場合もあろう、おそらくこういう御趣旨じゃないかと思うのでありますが、厳正、公平にやって、いろいろ規定そのものがあるというと、規定のワクをはみ出すということは、これはいかがかと思うのですが、そういう規定のある趣旨というものは告示なり、その他公金を
経済
的に有効に使うというような点が趣旨になっておるのじゃないかというふうに考えますので、こういうふうな具体的な事態からみた場合には、多少しゃくし定木でなくてお考えになった方がやはりいいのじゃないか、こういうふうに考えます。
岩間正男
37
○岩間正男君 関連して。私は今のお話を聞いておりまして、
予定
の単価の
価格
が高すぎたのじゃないのですか、一千八百万に見積っていたという
最初
の見積りが。しかもこれは二番札で落ちたのが一千五百三十五万ですね。
予定
単価との開きが二百六十五万。それで第一番札と二番札の差額の方は百四十一万ですね。こういう点で、利はこの公平厳正というようなことがありますけれども、自分自身の
予定
単価が厳正公平じゃなかったのじゃないか。非常にこの点把握の仕方が不十分なところがら、この問題が起った原因があるように思いますが、その点はどうですか。
秋草篤二
38
○
説明員
(
秋草
篤二君) これは結果からみれば、非常な開きがございますから、私どもの
予定価格
が世間から見た
価格
よりも非常に高くなっております。ただ一四国の問題じゃなくて、非常にビルのすべての注文が減って参りますと、業者というものは
相当
値段を切ってかかって参ります。ちょうどこのときなどは、非常に不景気で、割合にこうした
入札
はそうないというときでありますので、これは担当官としては、ダンピングと認定して、
公正協議
にかけた
契約
の規定を適用する。こういう
措置
をとった。私どもの
予定価格
につきましては、ことに建築につきましてはそれぞれ積算の根拠があって、そう大きな狂いはなく、たまにやる
工事
ではないのでありまして、しょっちゅうこういう
工事
をやっておりますから、
予定価格
をそう世間でみるより甘いということは今までもないのですし、また
検査院
もその点は御承知していただけると思いますが、この点この場合だけこうした非常に開いた現象が出たという、いつもこういうことがあるわけではないのであります。
岩間正男
39
○岩間正男君 これは業者を保護しているというようなふうに聞えるのですけれども、そういう点はいいとしまして、
余り
開きがありすぎるのじゃないですか。それからこれは二番札で落ちたのもダンピングだと、今のお話だとそういうことになりますね。
秋草篤二
40
○
説明員
(
秋草
篤二君) 二番札もダンピングであったか、これは別としまして、二番札には正確な
内容
を書いた内訳明細書を、それぞれ公式資料として積んであるわけです。ですからそうした思い付きの
入札
ではないという判定をしているのであります。
岩間正男
41
○岩間正男君 私はさっき
指摘
しましたようにこれは一番札と二番札の差額は百四十一万円ですね。それで
予定
単価と二番札の差額が二百六十五万ということになるのですね。そうすると、
予定
額があまりに実際から離れたのじゃないか。しかも二番札が今お話のようにダンピングでないということになりますと、ずいぶんそこの開きがあったと思うのですが、あるいはこの事件だけだというようなお話ですけれども、こういう点でやはり
最初
の
予定価格
というやつが何か非常にずさんであったという点は認めておられるか、認めておられないか。これは
検査院
の方にもお聞きしたい。今
局長
さんからお話を聞きましたが、
会計検査院
としてはどう考えておられるか。
上村照昌
42
○
説明員
(
上村照昌
君)
予定価格
がずさんであったかどうかという点でございますが、実際問題として
予定価格
と、これは電々
公社
の場合でなくて、
相当
開く場合がございますが、この場合に果してずさんであったかどうかというところまで十分検討はしておりませんが、おそらく大体の基準でおやりになっておるのではなかろうかというふうに考えております。
中田亮吉
43
○
説明員
(中田亮吉君)
予定価格
の積算に
当り
ましては、このときも現在におきましても非常に慎重にやっておりまして、この
予定価格
につきましては、毎年やはり
検査院
に
予定価格
の算出根拠というものを御
検査
願うのでありまして、これについては
予定価格
が非常に大きかったというふうには考えておりません。やはり第二番札でありましても、ある
程度
のダンピングの余地があるものだと考えました。
高田なほ子
44
○
高田なほ子
君 もう一つお尋ねしておきたいんですが、さっきの二千二百二十八の先ほど御
説明
いただいた分、これの責任部局はどこですか——
工事着工
前に再調査を実施しなかったために、こういう不
経済
を起したという責任の部局というのはどこですか。
米澤滋
45
○
説明員
(
米澤
滋君) これは
公社
の
施設
局が責任をもっております。
高田なほ子
46
○
高田なほ子
君 こういう場合は、かなりこれは多額な不
経済
の額が上ってきておるわけですが、私どもに言わせると、大へんな責任だと思うんですが、
施設
局長
はこの責任を負うだけでなくて、具体的にこういうことがないようにどういうような
方法
が講じられておるのかということについて、先ほど御
説明
がなかったんですが、御
説明
して下さい。
米澤滋
47
○
説明員
(
米澤
滋君) ただいまのこういった電流値の違いによりましてよけいな電力設備ができないようにするために、まずトラフィックと申しますか、通話の将来に対する予想をはっきりつかむことが必要であります。その次には、こういった局の電流をきめる要素が何であるかと申しますと、その局に置かれます自動の端子の数が現在は幾らである、それが何年先にはどのくらいふえていくという要素、それからまたその局に市内
関係
以外に、市外のいろいろな設備が入るか入らないか、こういう見通しをつけるわけでございます。それで電力設備を最も
経済
的に
施設
いたしましていくためには、その
最初
設備いたしました装置に該当する電力設備だけを設けたといたしますと、もうすぐその次の年、あるいはその二年先にはまた増設しなければならないということになりまして、非常に不
経済
になりますので、たとえばそういった要素から勘定いたしました電流値が八年先にはどうなるか、あるいは五年先にどうなるかという見通しをつけまして、その数をはっきりつかんだ上で設計にかかるということが大事なんでありまして、そういった将来の電流値の予測というものを把握するような
方法
をとって処置するようにいたしております。
高田なほ子
48
○
高田なほ子
君 大体二千二百二十七から二千二百三十二に当るまでは大体
過大
設備になったということについての
指摘
が多いようでありますが、ただいまの御
説明
は、事業の見通しというものを、発展する見通しというものの上に立っての
過大
設備もあり得るような御
説明
だったと思うし、私どもは常識的にそういう見通しのもとに、こういうことも起り得るという観点をとるのが正しいようにも思うのです。しかしそれにしては
検査院
が御
指摘
されたのでありますから、こういう電信
電話
事業というものの発展性から考えて、ある意味の
過大
設備は了としなければなりませんが、これにはやはり
相当
の限度というものがあるのではないか、ただやたらに基準のない
過大
設備をしていく、また
計画
のない
過大
設備であるということになれば、これは当然
指摘
は受けなければならぬと思うし、予測する場合の限界というものはどんなふうにおきめになっていらっしゃるんですか、その期間はどんなふうなんですか。
米澤滋
49
○
説明員
(
米澤
滋君) 設備を最も
経済
的に建設するためには、ただいま御
指摘
のように見通しが非常に必要なんでありまして、たとえば自動機械をきめる場合には五年先、十年先、十五年先という三段階に対しまして、ある地区の
電話
の需要数がどうなるかという一応の推計をいたします。この推計をするのを発達調査といっております。その発達調査をまずやりまして、そしてそれがまたちょうど局を建て始めますと、大体大きな局では一年半とか、小さい局なら一年でできるという、今から一年先の必要な需要をまずきめます。それからなおまたそのサービスが開始する一年先、二年先といったのをこまかにしまして、たとえば地下の
管路
等につきましては、これは一ぺん埋めてしまいますと、
相当
長期間にわたりましてほじくり返すことができない、そういったところでは、たとえば十五年先の要素を入れる、それからまた局内等はじき増設ができますので、そういったところは、サービスを開始するときに必要な量と、さらに一年先二年先の量を入れるというふうにやっております。電力設備等につきましては、これはやはりこ刻みにふやすことができませんので、たとえば八年先なら八年先といった量を推計いたしまして、それによってきめるようにいたしております。ただここに上っておりますこの
地下管路
などにいたしましても、そういった推計が正確にできなかった点で
過大
設備になったのでありまして、われわれといたしましてこういった
過大施設
が起らないように十分注意いたしております。
高田なほ子
50
○
高田なほ子
君 十分注意いたしておりますというのはどういうふうに注意しておるのですか。そういうのはちょっとうまくありませんよ。どういう
計画
を出されて、その
計画
については、やはり
会計検査院
にその
計画
を明示して、そしてこういうことを未然に防ぎ、不当だとか、不正だとかいうことなしに、スムースにいくような
方法
が私は講じられるべきが
当り
前だと思う、そうじゃありませんか。
米澤滋
51
○
説明員
(
米澤
滋君) ただいま御
指摘
がありましたように、そのどういった、何年先にどうするかという基準につきましては、
会計検査院
にお見せをいたしておりまして、たとえば
局舎
基準についてはどうする、あるいは線路基準についてはどうするということは、毎年
説明
いたしております。
高田なほ子
52
○
高田なほ子
君
会計検査院
の方にお聞きしたいのですが、そういう
計画
をごらんになっても、なおかつ
過大
だと言われるのですか。
上村照昌
53
○
説明員
(
上村照昌
君) 私の方で
計画
過大
だというようなことを考えます場合に、どういう点を一応基準として考えるかという
考え方
を一つ申し上げたいと思うのですが、たとえば十五年先を目標にされて、大体これくらいのスペースの
建物
が要るということで、一つの
建物
をお建てになるということであるならば、これは別に私の方はそう文句を言う筋合いでもないと、こういうように思います。それがまあ段階を区分してできるような場合であれば、これは別ですが、まあ一応そういうふうに考えます。ところが将来、十五年先に大きいものが要るのだということで、土地はある、ところが
建物
は二つになるという場合に、一つでも間に合うのに二つ建てておくというようなことは、これは
資金
を効率的に使用するというような観点からも、多少
年度
をずらしてやる方がいいのじゃないかというような大体の
考え方
から、
過大
であるかどうかというような点をみて参っておるわけでございます。
高田なほ子
54
○
高田なほ子
君 そういたしますと、
会計検査院
の御主張は私はまことに正しいことでもあると思います。やはり
公社
の経営者としては、毎年々々
相当
の建設改良費の投資額もふえ、また
一般
の需要もふえておるわけでありますから、
公社
内の全般を引き締めていかなければならないように考えられますが、この点について
総裁
の意見を承わっておきたいと思います。
三浦義男
55
○
委員長
(
三浦義男
君)速記をとめて。 〔速記中止〕
三浦義男
56
○
委員長
(
三浦義男
君) 速記をつけて。
梶井剛
57
○
説明員
(
梶井剛
君) まことに、
過大
であるという問題につきましては、
会計検査院
から御
指摘
になりました
通り
でありまして、とかくものをやりますときに、どうしてもあやまちを少からしめようと思いますると、とかく
過大
になります。むしろわれわれは事業そのものにつきましては、これは国民のものであり、国民に対してわれわれはサービスするのであるから、国民へのサービスを満足のいくようにするためには、できるだけ
経済
的にやらなければならないということを常に申しておるわけであります。これは電々
公社
が官庁から
公社
に移りました
関係
上、過去における官庁の習慣がなお多少残っております。で、そういう意味におきまして、かような御
指摘
を受けるような
過大
なことが起ったのでありまするが、こういうことにつきましては、十分に反省し、また皆に注意いたしまして、現在におきましてはかなり、こういう
過大
な設計をしないように、漸次
改善
して参っております。ことに
局舎
のごときは、当初は、さっき
会計検査院
の
局長
からお話がありました
通り
に、十五年先まで一挙に建ててしまうというようなやり方をやっておりました。これでは実際
資金
の稼働率が非常に悪くなりますから、ちょうど十五年の半ば、七年半、大体八年でございますが、それくらいな
程度
の規模に現在は
局舎
を建てております。そうして敷地をなるべくあけておきまして、そうして縦に高くして、横へ建築を伸ばし得るように、そういうような設計に最近はみな改まって参りました。漸次御
指摘
の点につきましては、われわれは十分注意しまして
改善
の道を講じつつあります。
岩間正男
58
○岩間正男君 私も二、三の点についてお伺いしたいんですが、それは現在この電々
公社
の持っておる
施設
の中で、米軍
関係
のものですね、米軍が
施設
しておるものは、全体の
施設
のこれは何%に当っているんですか。
秋草篤二
59
○
説明員
(
秋草
篤二君) 御案内のように私どものたくさんの電信
電話
施設
の中で、特に駐留軍の専用に供しておる財産がございます。私どもは勘定科目で、特別に特別専用
施設
という勘定科目を設けておりますが、その金額は六十一億五千八百余万円ほどの額に上っております。そこで電信
電話
の固定資産の
総額
は四千七百九十六億ほどでございます。従いましてパーセンテージにいたしますと一・二、三パーセントになるかと思います。
岩間正男
60
○岩間正男君 今の六十一億五千何がしというのは、これは固定資産で見てですか。今のお話で……。
施設
の
価格
ですか。
秋草篤二
61
○
説明員
(
秋草
篤二君) そうでございます。
岩間正男
62
○岩間正男君 これは安全保障費による建設ですか。庁舎なんかの場合は……。
秋草篤二
63
○
説明員
(
秋草
篤二君) 安全保障諸費、前の終戦処理費によるものは、これは私どものただ
工事
を通るだけであって、うちの財産にはなっておりません。これは私どもの金でやった私どもの財産であります。
公社
の金で作ったものであります。
岩間正男
64
○岩間正男君 次に伺いますが、
公社
としての一年の、二十九
年度
を言ってもいいし、最近でもいいですが、一年間の総収入はどのくらいですか。
秋草篤二
65
○
説明員
(
秋草
篤二君) 一番新しい三十二
年度
の予算を申し上げましょう。一千四百七十三億になります。
岩間正男
66
○岩間正男君 このうちで米軍の
関係
の収入はどのくらいになりますか。
秋草篤二
67
○
説明員
(
秋草
篤二君) 年々歳々減っておるのでありますが、昨今は六十億をちょっと切るという
程度
でございます。一時は、
昭和
二十七年でございますが、八十億でありました。
岩間正男
68
○岩間正男君 そうすると、これはだんだん
公社
と切り離して、米軍
関係
のものは独立しておるのですか、そういうことなのですか。
秋草篤二
69
○
説明員
(
秋草
篤二君) 御質問の御趣旨がよく了解できませんが、この収入は
一般
のわれわれの市民からいただきます収入と同じように、普通のダイアルを回した
電話
料金と、駐留軍に特に専用線を借して専用料金というものをいただいておる。この二口があると大ざっぱに申すことができると思います。
岩間正男
70
○岩間正男君 この専用線の場合、どこを通じて
支払い
になるのですか。米軍が直接支払うのじゃないのでしょう。
調達
庁かどこかで支払うのじゃないのですか。
吉澤武雄
71
○
説明員
(
吉澤
武雄君) 今の六十億なにがしと申しましたのには、
電話
の専用、あるいは
加入者
としての
支払い
、こういう通話利用に伴うもの、それから
工事
を受託いたしまして、その受託
工事
を含んだものと、こう思うのであります。そこで年々減って参りますというののおもなものは、最近ご存じのように駐留軍がだんだん撤退しております。人の
関係
がおもな原因で減ってくるのでございまして、従って今まで専用線をずいぶん持っておったわけです。それが撤退に伴いまして、あるいは縮小に伴いまして、従来の専用線を
公社
に返還する、こういうことと、もう一つは軍自体の必要のために自分で
施設
を持つ、こういうような原因もありますが、この方の原因よりもただいま申し上げた縮小に伴う収入の減、こういうものがおもな理由でございます。
岩間正男
72
○岩間正男君 勘定の建前はどうなっておりますか。
吉澤武雄
73
○
説明員
(
吉澤
武雄君) 勘定の建前と申しますというと、
公社
といたしましてはこの
電話
料収入という意味で
一般
の中に含めております。別に駐留軍の別会計でというわけではございません。従って先ほどのお答えになりますが、駐留軍から直接私の方へ金をもらっております。別に
調達
庁を介しては、
電話
料、あるいは
電話
関係
の利用に伴うところの料金は、介しておりません。直接ちょうだいしております。
岩間正男
74
○岩間正男君 そうすると、建設
関係
で、この前安全保障諸費から出ている行政協定に伴う費用というのは、これは全然電々
公社
では
関係
のない部分ですね。つまり
施設
費として建設省が合同
委員会
によって
決定
されたものを施工する、こういう形になって、電々
公社
として全然
関係
がないですか。
秋草篤二
75
○
説明員
(
秋草
篤二君) この問題は私も記憶ございますが、昨年の
国会
で、衆議院でしたか、建設省の
決算委員会
のときに、私ども傍聴したときに話題があったのですが、従来の一番終戦直後の終戦処理費の形のなりかわりとしまして、安全保障諸費という科目で、諸般のこうした軍の費用を政府の方から出すという科目ができたわけでございます。その一端として、電々
公社
の分で、約七億の金を
昭和
三十年の末に建設省の方から概算として受け入れた。ところが、その金が
工事
の実態に比べてやや過剰であったために、返還をしたらどうかという話がでたのでありますが、多分その問題だと思いますが、これは私の方の勘定からしますると、全然先ほど申し上げたのと違った別の会計をとっておるのであります。
岩間正男
76
○岩間正男君 その点わかりました。 では、労務の提供ですね。これはどのくらいになるのですか。つまり、電信
電話
の米軍
施設
に対して、こちらから労務を提供する、こういう
関係
があるでしょう。これはどういう、たとえば人数にしましてどれくらいになりますか。
秋草篤二
77
○
説明員
(
秋草
篤二君) 先ほどの業務
局長
の
説明
のように、サービスの
内容
を分けますと三つあるわけでありますが、非常にはっきり特別
電話局
と称しまして、駐留軍専用の
電話局
がございます。これはまるがかえに駐留軍のために働いておる。それからまた非常に間接でありますが、この辺の市内の
電話局
でも一部分サービスしておるわけでありますが、これはほとんどないにひとしいのでありますが、もう一つは受託
工事
と申しまして、駐留軍の特別な
工事
を電信
電話
の技術を使うために請け負ってくれ、これは
通り
抜けで、先ほど申しました安全保障諸費のようなものの
工事
をやった場合、そこでどの
程度
の人が稼動しているか、人間数でございますが、ちょっと今ここに資料を持ち合せませんので、もしお許しいただけば、あらためて、たとえば特別
電話局
の数とか、その
従業員
の数とか、そういうものは御報告申し上げられると思います。
岩間正男
78
○岩間正男君 その
程度
でいいです。特別
電話局
の数、
従業員
の数、それからできたら給与の条件、そういうようなものを知らせてもらいたい。 これは朝鮮事変前後にだいぶ急激に需要がふえた。そういう場合に、国内の電信
電話
の需要を圧迫するというような事態はなかったですか。
吉澤武雄
79
○
説明員
(
吉澤
武雄君) ただいま私どもの記憶でございますが、全体的に申し上げて、圧迫する事態はございませんでした。ただ特殊の地域で、公衆線の設備が足らないというようなところが、特に当時の軍として必要な場合というようなときに、多少区間的にはあったように記憶しますが、全体的にはそのようなことはございませんでした。
三浦義男
80
○
委員長
(
三浦義男
君) ほかに御
質疑
はございませんか。——では、
日本電信電話公社
の部、
検査報告
、
批難
事項
第二千二百二十四号から第二千二百四十二号までの
質疑
は一応終了したものとすることに御
異議
はございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
三浦義男
81
○
委員長
(
三浦義男
君) 御
異議
ないと認めまして、さよう
決定
いたします。 以上で本日の
審議
を終ります。次回は、明三月一日金曜、午後一時から厚生省の部及び建設省の部を
審議
いたします。 これをもって本日は散会いたします。 午後四時十六分散会