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1957-03-22 第26回国会 参議院 議院運営委員会 第25号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和三十二年三月二十二日(金曜日)    午前十一時十一分開会     —————————————   委員異動 三月二十日委員佐藤清一郎君辞任につ き、その補欠として斎藤昇君を議長に おいて指名した。     —————————————  出席者は左の通り。    委員長     石原幹市郎君    理事            寺本 広作君            宮田 重文君            小酒井義男君            藤田  進君            上林 忠次君    委員            大沢 雄一君            小幡 治和君            斎藤  昇君            佐野  廣君            田中 茂穂君            西田 信一君            光村 甚助君            河野 謙三君         —————    議長      松野 鶴平君    副議長     寺尾  豊君         —————   政府委員    内閣官房長官  石田 博英君   事務局側    事 務 総 長 芥川  治君    参     事    (事務次長)  河野 義克君    参     事    (委員部長)  宮坂 完孝君    参     事    (警務部長)  佐藤 忠雄君    参     事    (庶務部長)  渡辺  猛君   法制局側    法 制 局 長 斎藤 朔郎君   国立国会図書館側    副  館  長 中根 秀雄君    参     事    (管理部長)  山下 平一君    参     事    (支部図書館部    長)      枝吉  勇君     —————————————   本日の会議に付した案件議院運営小委員補欠選任の件 ○議院運営小委員予備員補欠選任の  件 ○北九州地区における電話自動化に  伴う対策に関する実情調査のための  委員派遣承認要求の件 ○本会議における議案趣旨説明聴取  に関する件 ○今期国会における内閣議案提出予  定に関する件 ○国立国会図書館法規定により行政  各部門に置かれる支部図書館及びそ  の職員に関する法律の一部を改正す  る法律案衆議院提出)     —————————————
  2. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) ただいまより議院運営委員会開会いたします。  本委員会委員異動がありましたので報告いたします。
  3. 宮坂完孝

    参事宮坂完孝君) 佐藤清一郎君が辞任いたされまして、斎藤昇君が選任いたされました。     —————————————
  4. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) 次に、議院運営小委員及び同予備員補欠選任の件を議題に供します。
  5. 宮坂完孝

    参事宮坂完孝君) 自由民主党から議院運営小委員田中茂穗君、斎藤昇君、同予備員に、佐藤清一郎君が辞任いたされまして、大沢雄一君がそれぞれ推薦されております。
  6. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) ただいま報告の通り決することに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  7. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) 御異議ないと認め、さよう決します。     —————————————
  8. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) 事務総長から報告がございます。
  9. 芥川治

    事務総長芥川治君) 去る十八日、議長からフィリピン共和国上院議長あてマグサイサイ大統領逝去に当り弔電を送りましたのに対して、一昨二十日謝電を受領いたしました。  フィリピン共和国上院を代表し、わが国大統領遭難に対する貴院の御弔電を感謝いたします。現政府は故マグサイサイ大統領の貴国に対する親善政策を継承することを表明しております。  以上、御報告申し上げます。     —————————————
  10. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) 次に、委員派遣承認要求の取扱いに関する件を議題に供します。
  11. 宮坂完孝

    参事宮坂完孝君) 剱木逓信委員長から委員派遣承認要求書提出されております。  目的は、北九州地区における電話自動化に伴う対策について調査し、電気通信事業の適正なる運営に資する。  派遣委員は、剱木亨弘君、鈴木強君。派遣地は福岡県。期日は二十四日から二十七日まで四日間。費用概算二万八百円。予算の範囲内であります。  以上であります。
  12. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) 本要求に対し承認を与えることに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  13. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) 御異議ないと認め、さよう決します。     —————————————
  14. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) 次に、本会議における議案趣旨説明聴取に関する件を議題に供します。  理事会におきまして協議いたしました結果、最低賃金法案及び家内労働法案につきましては、特に次回の本会議において、趣旨説明を聴取することに意見が一致いたしました。  理事会申し合せの通り決することに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  15. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) 御異議ないと認め、さよう決します。     —————————————
  16. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) 次に、内閣議案提出予定につきまして、その後の状況官房長官から御説明願います。
  17. 石田博英

    政府委員石田博英君) ただいままでの法案提出状況を概括申し上げますと、すでに国会提出済みのものは法律案で百十五件になります。そのうちには本日中に提出し得られるもの七件を含んでおります。条約は七件であります。今後、国会提出予定しておりますものは法律案五十一件、条約九件でございます。  その内容について御報告をいたします。去る十五日、本委員会におきまして田中長官から御説明を申し上げました後に、いろいろ検討を加えました結果、お手元に「提出予定法律案条約件名の加除について」というものをお示しいたしておるわけでありまするが、それで新たに追加いたしておりまするものが三件、それから提出取りやめようとするものが十件となりました。それは別のとじ込みになっておりまする「第二十六回国会提出予定法律案及び条約中天提出案件名調」というものの中に含め、あるいは整理して載せてあります。その提出予定日と申しますか、閣議決定日は、それぞれ件名の下に日にちを書いてありますが、間違いは、三月二十三日となっておるものがございますが、それは二十二日の誤まりであります。全部二十二日、すなわちきょうのことであります。この中で四月をこえるものが二十三件、未定の分を含めて二十三件ございますが、それらにつきましても、あとう限りすみやかに国会提出を行いますよう努めたいと存じております。それからここに掲げてありますものにつきまして、なおさらに提出取りやめるものも若干ございます。これもあとう限り取りやめを多くして、お手数を省くように努力をいたしたいと存じております。  簡単でございますが、以上、御報告申し上げます。
  18. 藤田進

    藤田進君 これは、本日は閣議を終ったわけですか。
  19. 石田博英

    政府委員石田博英君) はあ、終りました。終ったものは、三月二十二日と書いてあるものがみな終りました。
  20. 藤田進

    藤田進君 三月二十二日は九件あるように思うのですが、七件お出しになったというのは、どれとどれが落ちたのですか。
  21. 石田博英

    政府委員石田博英君) ちょっと私の感違いであります。総理府関係国有提供施設等所在市町村助成交付金に関する法律案、それから国有資産等所在市町村交付金及び納付金に関する法律の一部を改正する法律案、この二件は持ち回りでやりますから、きょうの閣議までに間に合わなかったものであります。
  22. 藤田進

    藤田進君 全部で二十二日のものが十件あるように思うのですが、そのうちで、この取りやめというのがどっかに入っているのですか、ややこしくて……。
  23. 石田博英

    政府委員石田博英君) みな消してあります。
  24. 藤田進

    藤田進君 その十件ある中で……。
  25. 石田博英

    政府委員石田博英君) 今、調べさせます。
  26. 藤田進

    藤田進君 それじゃ、その間に。これを見ますと、四月上旬というものが、相当重要だと考えられるものがありますね、栄典法案初めずっと、中小企業団体法案とかいったようないろいろ議論のあるものが、これはできるだけ今後削りたいという中に入るものなんですか、四月上旬のは。
  27. 石田博英

    政府委員石田博英君) この中に、これはまあ全くあれですが、非公式に申しますと、栄典法案というようなものはできれば提出を見合す、それから片方の方は、できれば急がして出したい、そういうことであります、一つ一つについて申せば。
  28. 藤田進

    藤田進君 しかしお出しになるとしても、今国会通過が無理であろうかというようなことは予想されるのではありませんか。四月上旬に出されて五月十八日までの会期中に両院の審議ということになれば。
  29. 石田博英

    政府委員石田博英君) 提出がおくれましたことはまことに申しわけがありませんが、でき得る限り通過させたいという気持をもちまして提案いたすつもりでございます。
  30. 藤田進

    藤田進君 どうもあまり自信がないようですから、それでくみ取りますが、未定というものが相当ありますね。これは閣議予定日をきめていても、さらに取りやめの方向で行くという説明からすると、当然未定というものは出てこないと解していいのですか。
  31. 石田博英

    政府委員石田博英君) 全部そう御解釈されると困るのでありますが、四月もかなりおくれるようなものについては、内閣といたしましては、今国会提出取りやめてもらう方針で、そういう指示をいたしております。やむを得ないものにつきましては、できるだけ急がして提出させるつもりであります。
  32. 藤田進

    藤田進君 官房長官の未定で出さないということも、そろそろこの辺で明かにしてもらいたいのだが、どうも用心し過ぎて……。出さないものは出さないではっきりされた方がいいと思いますけれども、何か含みがあるのですか。
  33. 石田博英

    政府委員石田博英君) 含みもないのでありますが、私としては、今までになく厳格に事務当局に言って、早くするように申しておるつもりでありまして、御趣旨に沿うように、さらに一そうすみやかに提出あるいは提出取りやめをきめて、御迷惑をかけないようにいたしたいと存じております。
  34. 藤田進

    藤田進君 大体情勢に応じてということがあり得るとしても、ここに出されている程度のものについては、未定のものなり、あるいは四月に入ってからのものを果して出すのか出さないかということは、内閣としておきめになるのはいつごろの予定になりますか。
  35. 石田博英

    政府委員石田博英君) 三月一ぱいたちますと、そういう態度をはっきり出さなければならないと思っております。
  36. 藤田進

    藤田進君 三月一ぱい……。
  37. 石田博英

    政府委員石田博英君) はい。
  38. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) ちょっと速記をとめて。   〔速記中止
  39. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) 速記をつけて。
  40. 小酒井義男

    小酒井義男君 実はこの国会承認を必要とする人事案件ですが、前の内閣のときに、一人の人が非常にたくさんの委員を兼任しておるということは、実際仕事をする上において無理ではないかということをお尋ねしたことがあった。これは人事ですから、正式に出されてきてからとやかく言うのは、いろいろ問題があると思いますので、その前に、私は官房長官としての一応御方針をお尋ねしたいと思うのですが、そのときの根本官房長官の御答弁では、一人の人がせいぜい兼任するとしても三つの委員会くらいのものだろう、それ以上は無理だろうという御答弁があったわけです。大体そういうような御方針で今後進めて行くべきではないかと言っているのですが、お考えを一応お伺いしたい。
  41. 石田博英

    政府委員石田博英君) まことにごもっともでありまして、そういう方針で人選を進めて参りたいと思っております。  それから今報告が参りましたから御報告いたします。一番最後の建設省の建築基準法の一部を改正する法律案、これがやはり本日の閣議に間に合わなかったので、持ち回り閣議で明日提出いたします。
  42. 藤田進

    藤田進君 二十二日におくれた三件については、そのカッコの中の数字は二十三日に変更したということになるのですか。
  43. 石田博英

    政府委員石田博英君) 明日の持ち回りでやりますから……。
  44. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) それじゃいいですか。……官房長官御苦労さんでした。     —————————————
  45. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) それでは次の案件に移ります。  国立国会図書館法規定により行政部門に置かれる支部図書館及びその職員に関する法律の一部を改正する法律案議題といたします。  便宜中根館長から御説明を願います。
  46. 中根秀雄

    国立国会図書館館長中根秀雄君) 国立国会図書館法規定により行政部門に置かれる支部図書館及びその職員に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、便宜私から御説明申し上げます。  この改正は、国立国会図書館法規定により行政部門に置かれる支部図書館及びその職員に関する法律案の第一条に掲げてございます支部図書館に関する変更でございます。その一つは、科学技術庁図書館でございまして、これを四月一日から新規に加えるという点でございまして、この条文にございますように、第一条の表中、国立国会図書館支部経済企画庁図書館の次に、科学技術庁支部図書館を加えるわけであります。  もう一件は、従来、中央気象台図書館がございましたが、先年これが気象庁に変りましたので、中央気象台図書館の名称を気象庁図書館に変更するものでございます。  この二点が改正される点でございます。
  47. 藤田進

    藤田進君 この提案者衆議院議院運営委員長になっております。この提案理由説明等は、やはり提案者側からなすのが建前じゃないですか。
  48. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) それでは先ほど、便宜、副館長からというふうにお願いしたので、この前もこういうことで、たしか図書館長から便宜説明願ったように思います。
  49. 藤田進

    藤田進君 規定で……。
  50. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) 従来もずっとこういう形でやっているようです。私の記憶でも、前回においてこうだったので図書館側から説明をされた。
  51. 藤田進

    藤田進君 だけど、それはそうじゃないと思う。やっぱり提案者が、参議院の議院運営委員長が出すとか、衆議院議運委員長が出すとか。全然手放しでどこでどうきまったのかわからない。今の点について了解があったのですか、議運委員長に。僕は理事会でも全然聞いていない。
  52. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) これは従来の法律でもずっとそういう慣例なんですね。
  53. 藤田進

    藤田進君 どういう慣例で。
  54. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) 国会図書館関係のやつは、衆議院議院運営委員長の方から提案があります。  ちょっと速記をとめて。   〔速記中止
  55. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) 速記をつけて。
  56. 藤田進

    藤田進君 これは先ほど速記をとめて懇談いたしましたが、やはり提案者委員会説明をする。その場合必要があれば、図書館長その他の関係の人によって説明をなされるということが建前であって、将来できるだけそういう方法をとってもらいたいということと、それから事前に両院議運委員長で話し合いをつけて、どちらが出すという、そういう手続を踏んでもらいたいことを希望いたします。
  57. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) ただいま藤田君の御発言がありましたが、藤田君の御発言趣旨に沿って今後は善処いたしたいと思います。  ほかに御発言がなければ、これより討論に入ります。  別に御発言もないようでありますから、これより採決をいたします。  本案に賛成の諸君の挙手を求めます。   〔賛成者挙手
  58. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) 全会一致と認めます。よって、本法律案全会一致をもって原案通り可決すべきものと決定いたしました。  なお、本会議における口頭報告内容その他自後の手続につきましては、先例によりまして、これは委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  59. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) 御異議ないと認めます。  それから本院規則の定めるところにより、審査報告書には多数意見者署名を付することになっておりますので、順次御署名を願います。   多数意見者署名    寺本 広作  宮田 重文    小酒井義男  藤田  進    上林 忠次  大沢 雄一    小幡 治和  斎藤  昇    佐野  廣  田中 茂穗    西田 信一  河野 謙三
  60. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) それではこれにて暫時休憩いたします。    午前十一時三十五分休憩   〔休憩開会に至らなかった〕      ——————————