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上林忠次君
官房長官にお聞きするのは筋違いかもしれませんけれ
ども、われわれは前に
議院全体を代表する人間を
沖縄に送って、
沖縄の
近況、その政情の視察、そういうようなことで一応準備したことがありますが、当時は
向うの
軍政部の承諾が得られず、行く
機会がなかったのであります。われわれとしては
沖縄の
近況がどうなっておるかということを知悉する必要があるではないか。たまたま今回、
向うの
軍政部から招待がありまして、五名派遣してくれ、またその他のいろいろな知識人あるいは
政府の外務省
関係というようないろいろな人物も招待されておりますが、五名のうちに、全体の
国会の会派も含めたそういうような視察団ができるかどうか、われわれも緑風会におりまして、これまでの例から言いますと、五名のうちには衆
議院が三名、こっちが二名というふうなことになるではないだろうか、そういうふうに推測されるのでありますが、何とかしてこの際
沖縄を視察に行く必要があると考えるのであります。そうしますと、五名の人数をふやしてもらわなければならない。おそらく
向うの
軍政部としましても、戦後の進捗
状況、開発
状況、
軍政部のやり方、文化の向上の
状況、こういうようなことを視察してもらいたいと思っておるし、これにつきましては、
国民の代表全体に来てもらいたい、今の大会派だけでなくて、無所属も、われわれ緑風会も各会派の代表者に見てもらいたいと考えていると思うのでありますが、この
状態ではわれわれのこの願いが達成できない。
向うとしても不本意であろうと思うのであります。何とかこれを数をふやしたらいいのじゃないかというので、外務省に話しましたところが、外務省では、それは人数をふやすことはできるらしいというような返答を得ておるのであります。これにつきまして、私は
官房長官にお願いせずに、これは
議長の問題かもしれませんけれ
ども、何とかしてこの際外務省から
向うへ折衝していただきまして、各会派から代表者を派遣する、この際視察するという
機会を与えていただきたいと考えるのであります。これに対しまして、
官房長官何かお考えがございますなら、御披瀝願いたいのであります。