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1957-05-18 第26回国会 衆議院 本会議 第44号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和三十二年五月十八日(土曜日)     —————————————  議事日程第三十五号   昭和三十二年五月十八日     午前十時開議  第一 飼料需給安定審議会委員選挙  第二 湿田単作地域農業改良促進対策審議会委員選挙  第三 海岸砂地地帯農業振興対策審議会委員選挙  第四 畑地農業改良促進対策審議会委員選挙  第五 積雪寒冷単作地帯振興対策審議会委員選挙  第六 東北開発審議会委員選挙     —————————————     〔請願日程は本号(その二)に掲載〕     ————————————— ●本日の会議に付した案件  米価審議会委員任命につき国会法第三十九条但書規定により議決を求めるの件  肥料審議会委員任命につき国会法第三十九条但書規定により議決を求めるの件  蚕糸業振興審議会委員任命につき国会法第三十九条但書規定により議決を求めるの件  日程第一 飼料需給安定審議会委員選挙  日程第二 湿田単作地域農業改良促進対策審議会委員選挙  日程第三 海岸砂地地帯農業振興対策審議会委員選挙  日程第四 畑地農業改良促進対策審議会委員選挙  日程第五 積雪寒冷単作地帯振興対策審議会委員選挙  日程第六 東北開発審議会委員選挙   内閣委員会外十四常任委員会並びに海外同胞引   揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会国土総合開発特別委員会公職選挙法改正に関する調査特別委員会及び科学技術振興対策特別委員会における閉会審査の件(議長発議)  国会議員秘書給料等に関する法律案議院運営委員長提出)  国会閉会委員会審査を行う場合の委員審査雑費に関する法律案議院運営委員長提出)  衆議院事務局職員定員規程の一部を改正する規程案議院運営委員長提出)  食品衛生法の一部を改正する法律案(第二十四回国会内閣提出)(第二十六回国会参議院送付)  自然公園法案内閣提出参議院送付)  機械工業振興臨時措置法の一部を改正する法律案内閣提出参議院送付)  電子工業振興臨時措置法案内閣提出参議院送付)  輸出入取引法の一部を改正する法律案内閣提出参議院送付)  請願日程 新市町村建設促進法による合併策定除外に関する請願外九百十請願  元外地鉄道職員に関する恩給法等特例制定に関する請願外七百三十三請願  議院運営委員長国立国会図書館法第十一条第二項による審査の結果報告  会期延長の件     午後二時四十八分開議
  2. 杉山元治郎

    ○副議長杉山元治郎君) これより会議を開きます。      ————◇—————  米価審議会委員任命につき国会法第三十九条但書規定により議決を求めるの件
  3. 杉山元治郎

    ○副議長杉山元治郎君) お諮りいたします。内閣から、米価審議会委員に本院議員安藤覺君、同松山義雄君、同永山忠則君、同成田知巳君、同日野吉夫君、参議院議員白井勇君及び同森八三一君を任命するため、国会法第三十九条但書規定により本院の議決を得たいとの申し出があります。右申し出の通り決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  4. 杉山元治郎

    ○副議長杉山元治郎君) 御異議なしと認めます。よってその通り決しました。      ————◇—————  肥料審議会委員任命につき国会法第三十九条但書規定により議決を求めるの件
  5. 杉山元治郎

    ○副議長杉山元治郎君) 内閣から、肥料審議会委員に本院議員稲富稜人君、同中野三郎君、同永井勝次郎君、同松浦東介君及び参議院議員河野謙三君を任命するため、国会法第三十九条但書規定により本院の議決を得たいとの申し出があります。右申し出の通り決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  6. 杉山元治郎

    ○副議長杉山元治郎君) 御異議なしと認めます。よってその通り決しました。      ————◇————— 蚕糸業振興審議会委員任命につき国会法第三十九条但書規定により議決を求めるの件
  7. 杉山元治郎

    ○副議長杉山元治郎君) 内閣から、蚕糸業振興審議会委員に本院議員吉川久衛君、同栗原俊夫君、同福永健司君、同助川良平君、同松平忠久君、参議院議員清澤俊英君、同小山邦太郎君及び同関根久藏君を任命するため、常会法第三十九条但書規定により本院の議決を得たいとの申し出があります。右申し出の通り決するに御異議上りませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  8. 杉山元治郎

    ○副議長杉山元治郎君) 御異議なしと認めます。よって、その通り決しました。      ————◇—————  日程第一 飼料需給安定審議会委員選挙
  9. 杉山元治郎

    ○副議長杉山元治郎君) 日程第一、飼料需給安定審議会委員選挙を行います。
  10. 山中貞則

    山中貞則君 飼料需給安定審議会委員選挙については、その手続を省略して議長において指名されんことを望みます。
  11. 杉山元治郎

    ○副議長杉山元治郎君) 山中君の動議に御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  12. 杉山元治郎

  13. 杉山元治郎

  14. 山中貞則

    山中貞則君 湿田単作地域農業改良促進対策審議会委員選挙については、その手続を省略して、議長において指名されんことを望みます。
  15. 杉山元治郎

    ○副議長杉山元治郎君) 山中君の動議に御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  16. 杉山元治郎

    ○副議長杉山元治郎君) 御異議なしと認めます。  議長は、湿田単作地域農業改良促進対策審議会委員青木正君、山村新治郎君、橋本登美三郎君、川村継義君及び吉川兼光君を指名いたします。      ————◇—————  日程第三 海岸砂地地帯農業振興対策審議会委員選挙
  17. 杉山元治郎

  18. 山中貞則

    山中貞則君 海岸砂地地帯農業振興対策審議会委員選挙については、その手続を省略して、議長において指名されんことを望みます。
  19. 杉山元治郎

    ○副議長杉山元治郎君) 山中君の動議に御異議ございませんか。   [「異議なし」と呼ぶ者あり]
  20. 杉山元治郎

  21. 杉山元治郎

  22. 山中貞則

    山中貞則君 畑地農業改良促進対策審議会委員選挙については、その手続を省略して議長において指名されんことを望みます。
  23. 杉山元治郎

    ○副議長杉山元治郎君) 山中君の動議に御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  24. 杉山元治郎

  25. 杉山元治郎

  26. 山中貞則

    山中貞則君 積雪寒冷単作地帯振興対策審議会委員選挙については、その手続を省略して議長において指名されんことを望みます。
  27. 杉山元治郎

    ○副議長杉山元治郎君) 山中君の動議に御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  28. 杉山元治郎

  29. 杉山元治郎

    ○副議長杉山元治郎君) 日程第六、東北開発審議会委員選挙を行います。
  30. 山中貞則

    山中貞則君 東北開発審議会委員選挙については、その手続を省略して、議長において指名されんことを望みます。
  31. 杉山元治郎

    ○副議長杉山元治郎君) 山中君の動議に御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  32. 杉山元治郎

  33. 杉山元治郎

    ○副議長杉山元治郎君) 内閣委員会外十四常任委員会並びに海外胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会国土総合開発特別委員会公職選挙法改正に関する調査特別委員会及び科学技術振興対策特別委員会から、ただいま朗読いたします各案件につき閉会審査いたしたいとの申し出があります。参事をして案件を朗読いたさせます。
  34. 杉山元治郎

    ○副議長杉山元治郎君) 各委員会において、ただいまの案件につき閉会審査するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  35. 杉山元治郎

    ○副議長杉山元治郎君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
  36. 山中貞則

    山中貞則君 議事日程追加緊急動議を提出いたします。すなわち、議院運営委員長提出国会議員秘書給料等に関する法律案国会閉会委員会審査を行う場合の委員審査雑費に関する法律案衆議院事務局職員定員規程の一部を改正する規程案は、委員会審査を省略してこの際これを上程し、その審議を進められんことを望みます。
  37. 杉山元治郎

    ○副議長杉山元治郎君) 山中君の動議に御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  38. 杉山元治郎

    ○副議長杉山元治郎君) 御異議なしと認めます。よって、日程は追加せられました。  国会議員秘書給料等に関する法律案国会閉会委員会審査を行う場合の委員審査雑費に関する法律案衆議院事務局職員定員規程の一部を改正する規程案、右三案を一括して議題といたします。提出者趣旨弁明を許します。議院運営委員会理事佐々木秀世君。     〔佐々木秀世登壇
  39. 佐々木秀世

    佐々木秀世君 ただいま議題となりました三案について、その提案趣旨を御説明いたします。  第一に、国会議員秘書給料等に関する法律案は、議員秘書給料等に関し新たに法律制定し、あわせて、一般職国家公務員の給与の改訂に伴い秘書給料を引き上げるとともに、滞在手当滞在雑費に名称を改めるものでありまして、内容的にはほとんど従来の法律の移しかえと条文の整理であります。  第二に、国会閉会委員会審査を行う場合の委員審査雑費に関する法律案は、従来の法律内容及び運用上の多くの不備を整備して、月額二万五千円の定額によって審査雑費を受けることとし、委員会の開会が非常に多い場合でもこれを越えては支給しないこと、及び、月の中途において国会閉会または開会された場合には、国会閉会中の日数を基礎として日割りによって計算することといたしました。また、月額とします関係で、委員が他の委員会委員を兼ねる場合等には重複して支給をしないことに明文化してあります。  第三に、衆議院事務局職員定員規程の一部を改正する規程案は、主事及び主事補定員から、それぞれ二十人を参事及び主事定員へ振りかえるとともに、新たに七月一日から衛視の要員として主事を三十人増員することにより、参事二百五人及び主事四百八十四人と規定しようとするものであります。  右各案とも議院運営委員会において起案、提出したものでありますから、何とぞ御賛同あらんことをお願い申し上げます。
  40. 杉山元治郎

    ○副議長杉山元治郎君) 三案を一括して採決いたします。三案を可決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  41. 杉山元治郎

    ○副議長杉山元治郎君) 御異議なしと認めます。よって、三案とも可決いたしました。
  42. 山中貞則

    山中貞則君 議事日程追加緊急動議を提出いたします。すなわち、この際、第二十四回国会内閣提出、第二十六回国会参議院送付食品衛生法の一部を改正する法律案内閣提出参議院送付自然公園法案、右両案を一括議題となし、委員長報告を求め、その審議を進められんことを望みます。
  43. 杉山元治郎

    ○副議長杉山元治郎君) 山中君の動議に御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  44. 杉山元治郎

    ○副議長杉山元治郎君) 御異議なしと認めます。よって、日程は追加せられました。  食品衛生法の一部を改正する法律案自然公園法案、右両案を一括して議題といたします。委員長報告を求めます。社会労働委員長藤本捨助君。     〔藤本捨助君登壇
  45. 藤本捨助

    藤本捨助君 ただいま議題となりました食品衛生法の一部を改正する法律案及び自然公園法案につきまして、社会労働委員会における審査経過並びに結果を御報告申し上げます。  まず、食品衛生法の一部を改正する法律案について申し上げます。  近時、食品工業発展に伴い、脱脂粉乳による学校給食集団中毒調整粉乳による食中毒等の事件の発生にかんがみ、これが防止等食品衛生向上をはかるため、所要の改正を行おうとするのが、政府の本法案提出理由でございます。     〔副議長退席議長着席〕  本改正案のおもなる点について申し上げますれば、第一は、食品製造の過程において添加使用される物質を添加物として取扱うよう、添加物の概念を明確にして、これによる食品の危害を未然に防ぐこととしたことであり、第二は、乳製品、化学的合成品たる添加物等、特に食品衛生上の考慮を必要とする食品、または、添加物製造または加工を行う営業者は、専任の食品衛生管理者を置かなければならないこととしたことであり、第三は、食品添加物器具または容器包装について公衆衛生上の見地から必要な標示についての基準を定め、この基準を定められた食品添加物器具または容器包装は、その基準に合う標示がなければ、販売し、販売の用に供するために陳列し、または営業上使用してはならないこととしたこと等でございます。  本案は三月十一日本委員会に付託せられ、同十五日神田厚生大臣より提案理由説明を聴取した後、審議に入り、本日質疑を終了し、採決に入りましたところ、本案全会一致原案の通り可決すべきものと議決いたした次第でございます。  次に、自然公園法案について申し上げます。  近時における国民生活の安定、都市の異常な膨張、都会生活複雑化等に伴って国立公園国定公園及び都道府県立自然公園三種自然公園に付する国民利用度もますます高まって参りました結果、その適正な保護利用とをはかることはきわめて急を要する問題となって参ったのでありますが、これら各種の自然公園は、いずれも同一の性格と目的とを有する公園でありまして、同一制度のもとで一体的に運営することが最も適当である事情にかんがみ、今回、現行国立公園法を廃止し、これら三種公園に関する総合的な制度を確立して国民の保健、休養及び教化に資し、あわせて観光事業の健全な発達をはかろうとするのが、政府の本法案提出理由でございます。  次に、その内容のおもなる点について申し上げますれば、第一は、現在の国立公園に関する制度を整備したことであります。最近における利用者の急激な増加に伴う公園の荒廃を防止するため、他の産業との調整をはかりつつ、国立公園の適正な運営を行おうとするものであります。第二は、国定公園に関する規定を新たに設け、国立公園に準ずるものとして必要な保護を行い、かつ、その利用の増進をはかったことであり、第三は、従来すべて都道府県条例にゆだねられていた都道府県立自然公園についても規定を設け、必要な権能を都道府県に付与いたしたことでございます。  本案は四月二十二日本委員会に付託せられ、同二十五日神田厚生大臣より提案理由説明を聴取した後、審議に入り、本日質疑を終了し、採決に入りましたところ、本案全会一致原案の通り可決すべきものと議決いたした次第でございます。  以上、御報告申し上げます。(拍手
  46. 益谷秀次

    議長益谷秀次君) 両案を一括して採決いたします。両案は委員長報告の通り決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  47. 益谷秀次

    議長益谷秀次君) 御異議なしと認めます。よって、両案は委員長報告の通り可決いたしました。      ————◇—————  機械工業振興臨時措置法の一部を改正する法律案内閣提出参議院送付)  電子工業振興臨時措置法案内閣提出参議院送付)  輸出入取引法の一部を改正する法律案内閣提出参議院送付
  48. 山中貞則

    山中貞則君 議事日程追加緊急動議を提出いたします。すなわち、この際、内閣提出参議院送付機械工業振興臨時措置法の一部を改正する法律案内閣提出参議院送付電子工業振興臨時措置法案内閣提出参議院送付輸出入取引法の一部を改正する法律案、右三案を一括議題となし、委員長報告を求め、その審議を進められんことを望みます。
  49. 益谷秀次

    議長益谷秀次君) 山中君の動議に御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  50. 益谷秀次

    議長益谷秀次君) 御異議なしと認めます。よって日程は追加せられました。  機械工業振興臨時措置法の一部を改正する法律案電子工業振興臨時措置法案輸出入取引法の一部を改正する法律案、右三案を一括して議題といたします。委員長報告を求めます。商工委員長福田篤泰君。     〔福田篤泰登壇
  51. 福田篤泰

    福田篤泰君 ただいま議題となりました機械工業振興臨時措置法の一部を改正する法律案外二件について、商工委員会における審議経過並びに結果の概要を御報告いたします。  まず、機械工業振興臨時措置法の一部を改正する法律案について申し上げます。  この法律は、機械工業振興をはかる目的をもって、昨年六月、第二十四回国会において成立したのであります。本法律通商産業大臣が運用することになっているのでありますが、このほど、運輸省の所掌に属する造船関連工業の一部及び鉄道車両部品工業等の業種についても、本法制定趣旨に合致しますので、運輸大臣も本法律を運用できるようにすることが適当であるとして、そのために、現行法中「通商産業大臣」とある規定を「主務大臣」に改めようとするものであります。  本案は、五月六日政府委員より提案理由を聴取し、同十五日より質疑に入り、同十八日質疑を終了しましたので、採決いたしましたところ、全会一致をもって原案通り可決すべきものと議決した次第でありまする  次に、電子工業振興臨時措置法案について申し上げます。  本案目的としますところは、電子工業における製造技術向上新規製品工業化及び生産の合理化を促進することにより総合的に電子工業振興をはかるとともに、これにより一般産業設備近代化を促進し、国民経済の健全な発展に寄与しようとするものであります。従来、電子工業は、昨年制定されました機械工業振興臨時措置法によって振興措置が講ぜられていたのでありますが、これでは十分目的が達せられず、このまま放任いたしますと、欧米諸国に比べ技術の立ちおくれが一そうはなはだしくなりますので、単独立法として画期的振興をはかることとした次第であります。  次に、法案の主なる内容を申し上げます。第一は、電子工業審議会の意見を聞いて、通商産業大臣は、電子工料振興基本計画及び毎年の実施計画を脚立決定すること、第二は、合理化のための設備資金の確保に努めることとしたこと、第三は、カルテル実施に対する指示でありまして、基本計画に定める合理化目標達成のため特に必要と認めるときは、通商産業大臣指示によりカルテルの結成ができることとしたことであります。そのほか、企業の備える検査設備基準を決定するとともに、報告徴収等関連規定を設けたことであります。最後に、この法案臨時法でありまして、七ヵ年の期限付となっております。  本案は、四月二十六日付託され、下月六日提案理由説明政府委員より聴取し、同十五日慎重なる質疑を行なったのであります。  次いで、本五月十八日、質疑を終了し、採決いたしましたところ、全会一致をもって原案の通り可決することに議決した次第であります。  採決後、自由民主党及び日本社会賞共同提案附帯決議案が提出され、田中武夫君より趣旨説明がありました後、採決いたしましたところ、これまた全会一致附帯決議を付することに決した次第であります。  次に、輸出入取引法の一部を改正する法律案につきまして御報告申し上げます。  輸出入取引法輸出入取引の秩序を確立することを目的として制定されたものでありまして、制定以来、関係業界自主的協調体制は着々整いつつある状況であります。しかしながら、輸出入における過当競争は依然として跡を断たないことは御承知の通りでありまして、わが国貿易の健全な発展のために、このような障害をすみやかに排除することが当面の重要な課題と相なっております。  本改正案は、現行法の輸入に関する協定締結事由の制限を緩和するとともに、アウトサイダー規制命令に関する事務処理能率化をはかり、また、輸出に関し指定機関制度を設けることを内容としておりましてこれによって貿易における過当競争の除去と業界協調体制の確立に寄与せんとするものであります。  本案は、参議院において若干修正されました後本院に送付されて参り、去る五月十四日、政府委員より提案理由説明を聴取いたし、十六日より質疑に入りました。  その後、本十八日に質疑を終了いたしまして、引き続き採決を行いましたところ、全会一致をもって本案は可決すべきものと決した次第であります。  なお、採決後、自由民主党並びに日本社会党共同提案附帯決議案が提出せられ、松平忠久君より趣旨弁明がありました後、これまた全会一致をもって附帯決議を付することに決しました。  以上三案に関する質疑内容及び附帯決議等につきましては会議録をごらん願うこととし、これにて簡単に御報告を終ります。(拍手
  52. 益谷秀次

    議長益谷秀次君) 三案を一括して採決いたします。三案は委員長報告の通り決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  53. 益谷秀次

    議長益谷秀次君) 御異議なしと認めます。よって、三案は委員長報告の通り可決いたしました。      ————◇—————  請願日程 新市町村建設促進法による合併策定除外に関する請願外九百十請願  元外地鉄道職員に関する恩給法等特例制定に関する請願外七百三十三請願
  54. 山中貞則

    山中貞則君 議事日程追加緊急動議を提出いたします。すなわち、この際、請願日程九百十一件とともに、本日委員会審査を終了した元外地鉄道職員に関する恩給法等特例制定に関する請願外七百三十三件を追加して一括議題となし、その審議を進められんことを望みます。
  55. 益谷秀次

    議長益谷秀次君) 山中君の動議に御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  56. 益谷秀次

    議長益谷秀次君) 御異議なしと認めます。よって、日程は追加せられました。  新市町村建設促進法による合併策定除外に関する請願外千六百四十四請願を一括して議題といたします。
  57. 益谷秀次

    議長益谷秀次君) 各請願委員長報告を省略して採択することとし、同種の議案議決の結果採択とみなすものの整理については議長に一任するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  58. 益谷秀次

    議長益谷秀次君) 御異議なしと認めます。よって、さように決しました。      ————◇—————  議院運営委員長国立国会図書館法第十一条第二項による審査の結果報告
  59. 益谷秀次

    議長益谷秀次君) この際議院運営委員長国立国会図書館法第十一条第二項による審査の結果報告を求めます。議院運営委員会理事山中貞則君。     〔山中貞則登壇
  60. 山中貞則

    山中貞則君 国立国会図書館法第十一条第二項の規定による議院運営委員会における審査の結果を簡単に御報告申し上げます。  図書館の活動状況について申し上げますと、第一に、支部図書館についてでありますが、先般、防衛庁、警察庁が新たに支部図書館となりまして、行政及び司法の各部門に置かれる支部図書館は会計二十八となり、加うるに予算の面においても増額があり、中央各官庁間の資料の有機的な連係と組織化、資料の交流、総合活用がさらに活発化し得る状況となって参りました。  第二に、国会に対する調査及び立法考査奉仕陣容の整備をはかるため、前年の専門調査員十四名の増員に加え、さらに調査員十四名の増加を行い、業務の遂行に万全を期し得るようになったのであります。  第三に、科学技術文献の整備と地方センターの増設強化につきましては、現下わが国の重要な課題となっております科学技術振興の要望にこたえて、この年度内に科学技術関係図書資料約六千冊の増加をはかり、その他マイクロフィルム、マイクロカード、マイクロプリント等の増加をはかったのであります。さらに、地方における学術、文化、産業等の振興に寄与するための科学技術文献センターは、現在・札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡に設置いたしてありますが、新たにこれを岡山に新設し、また、既存の大阪、仙台のセンターを増強いたしたのであります。  第四に、日本とアメリカ合衆国との間の政府出版物交換に関する取りきめについてであります。日米間の政府出版物の交換は、従来、国会図書館と米国議会図書館との了解のもとに、いわば非公式な形で行われでおったのでありますが、米国務省からこれを正式な取りきめとしたい旨の申し入れがありまして、昨年九月五日公文の交換を行うに至りました。この取りきめによりまして、正式に国会図書館が米国との政府出版物の日本においての交換当事者となったのであります。なお、政府出版物の交換に関し正式の取りきめをいたしたのは、わが国最初のことであります。  最後に、図書館の新館建築の進行についてでありますが、これは、昭和二十九年度の整地工事、昭和三十年度のくい打ち工事に続き、いよいよ基礎的な主体工事にかかったのであります。右の工事費の合計は二億二千四百五十万円余でありました。  以上述べました通り、国会図書館は、新館建設もその緒につき、さらに蔵書の数も逐次増加し、また、考査業務も改善いたして参りましたので、この上とも議員各位の御協力をお願いいたしまして報告を終る次第であります。(拍手)      ————◇—————
  61. 山中貞則

    山中貞則君 この際午後八時まで休憩せられんことを望みます。
  62. 益谷秀次

    議長益谷秀次君) 山中君の動議に御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  63. 益谷秀次

    議長益谷秀次君) 御異議なしと認めます。よって、午後八時まで休憩いたします。     午後三時二十七分休憩      ————◇—————     午後十一時五十四分開議
  64. 益谷秀次

    議長益谷秀次君) 休憩前に引き続き会議を開きます。      ————◇—————  会期延長の件
  65. 益谷秀次

    議長益谷秀次君) 会期延長の件につきお諮りいたします。本国会の会期は本日をもって終了いたすことになっておりますが、明十九日一日間会期を延長いたしたいと存じ、これを発議いたします。  採決いたします。会期を一日間延長するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  66. 益谷秀次

    議長益谷秀次君) 御異議なしと認めます。よって、会期を一日間延長するに決しました。      ————◇—————
  67. 益谷秀次

    議長益谷秀次君) 本日はこれにて散会いたします。     午後十一時五十五分散会      ————◇—————  出席国務大臣         農 林 大 臣 井出一太郎君  出席政府委員         厚生政務次官  中垣 國男君         厚生省公衆衛生         局環境衛生部長 楠本 正康君         通商産業政務次         官       長谷川四郎君      ————◇—————