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神田国務大臣 実は私も参事官のことは詳しくないのでございまして、正直なところ今
質疑応容で参事官のことをちょっと聞いたくらいで、詳しいことはあまり聞いておらなかったのでございますが、今総務課長の答弁も直説法の答弁で、ほんとうの真意を尽していないのではないかという気もして聞いておったのでありますが、私の
承知しておりますのは、
厚生省の参事官は十人置かれておる。そこでこの十人はやはり
行政管理庁並びに閣議を経て、それぞれみな必要なポストについているのだ、ただたまたまこれが置かれたときが、鳩山
内閣の
行政改革があったときに新しい
制度として生まれたわけであります。そこでたまたまこの参事官になられた方が課長から参事官になった方があったということで、だからといって別に姥捨山の
仕事をしているわけでないのでありまして、それぞれみな適材適所ということで任命されているというように、私は実は了承しているのでございまして、さっきの総務課長の答弁は、
行政整理で課長がなくなったから参事官に持っていったというのは、ちょっと言葉が足らなかったのではないか、こう私は
考えておったわけでございます。従いまして私といたしましては、今の
厚生省の参事官
制度というものは恒久化された
制度であって、
厚生行政の所、要の
成果をあげるにはやっぱり欠くべからざる職員である。それならばどういうふうに
事務上の
仕事をしているかといえば、今
受田委員のお述べになられましたように、それぞれみんな専門の知識なりあるいはまた広範な企画等に参加しておる。それぞれ向き向きによって、
厚生行政の欠くべからざるそれぞれ大事な
仕事を担当している。しかも
成果をあげている、こういうふうに実は私聞いておりますので、少し今
質疑のやりとりに誤解があるといいましょうか、言葉が足らなかったというような気もいたしますので、私の
考えておりますことを率直に申し上げまして御了承を得たいと思うのです。しかし
受田委員がどうもその名称があまり直説法過ぎて、参事官の上にいろいろなものがついている。ついている方がその職務を現わすので、わかりやすいといえばわかりやすいが、しかし参事官のごときものにいろいろなことをつけない方がいいのではないかというようなことでございますならば、これは
事務系統と技術系統とあるわけでございますから、その辺くらいにして、もっといい名称で上にかぶせるものがあれば
考えてみたい、
一つせっかくの御注意でございますから、私もすなおに将来
考えまして、そしてまた何かなおこれにまさるような案がございますれば、これは政令のことでございますから、
内閣と相談いたしまして、またそれぞれの名称を付するということになろうかと思いますが、今のところ
受田委員からお尋ねのございましたお
気持をすなおに聞きまして、私の
気持を申し上げてお等えにかえる、こういう次第でございます。