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森本委員 私は現在うまくいっておらぬということを言っておるわけではない。機構そのものについてはこれはおかしいのじゃないか。たとえば電気
通信監理官としては有線についての監督権を持っている。ところが無線の方の電波そのものについては、これは
電波監理局長ということになっておる。ところが重大な問題のときには郵政省の省議において、いわゆる全然
関係のない保険
局長も貯金
局長もそれから郵務
局長も、これに対して一応発言をしている。そういうところの不合理と、今言った委託
業務の不合理ということについても
考えておるべき点があるのじゃないか。私は必ずしも郵政省を
公社制にするということについては賛成をしておりませんけれども、前に橋本
委員がちよっと言っておったように、郵政の現業面を
公社にしたらどうか、そういう
意見が出てくるのも、こういうところに
一つの原因があるのじゃないかということを私は言っておるわけであります。だからそういう点については、今簡単にいっておるから、うまいこといっておるからどうこうということじゃなしに、やはりこういう根本的な問題については、郵政省自体としてもある
程度考えてみる必要があるのじゃないかということを、私は論点の
中心として言っておるわけであります。先ほど言ったように、郵政省の機構そのものについて、こういう点でも若干のおかしなところがあることを
考えてみる必要があるということを私は言っておるわけであります。
そこで電電
公社としてはこの中で「郵政委託費については郵政省と協議のうえ暫定的に新単金を設定し通数の少ない局の取扱については簡易な
方法を採択したが、なお委託
制度全般について
検討する。」これはだれが書いた文章か知らないが非常に名文でありまして、この文章を見るとどういうところを
検討するのかさっぱりわからぬわけでありますが、この「委託
制度全般について
検討する。」ということはどういうことをさしておるのか、具体的に
一つ御説明を願いたいと思います。