○
吉田(賢)
委員 地方財政につきまして、特に都一、道
府県の
現金の
管理の問題は、
国家地方を通じまして
財政上及び
財政監督上非常に重視すべき問題であります。特に福岡県におきまして公金が不当に
管理せられたという問題が起っております際、これらの機会に
問題点を明らかにすることは当
委員会といたしましても最も重大なことであろうと考えるのであります。つきましては
政府に伺い、御準備がないと思いますから、
資料として仕出していただいてもよいのであります。ちょっとメモしていただく方が便利であります。
各
都道府県につきまして、
一、
歳計現金の
管理方法、
当該金庫、
銀行名。
二、三十年度
決算上の
歳入額と、そのうち
国庫よりの
収納額、(そのおもな費目)
三、(1)、
歳計現金を
金庫以外のものに
預託、
預金、貸付している場合、その現在の
状況いかん。特に、次に述べる(2)のうち(イ)(ロ)(ハ)(ニ)(ホ)につきましては、該当する
相手方名、金額を記載してほしい。ただし前段の現在の
状況というのは概要でよろしい。
(2)
右個々の場合に
——預託とか
預金とか
貸付等、
個々の場合ですね。
(イ) 議会は議決をしておる
かいなや、
(ロ)
条例または
規則を定めておるやいなや、
(ハ)
出納長の専権で行なっておる
かいなや、
(ニ) 知事の同意または裁決を得ておる
かいなや、
(ホ)
預託等について特に条件を付しておるやいなや。
四、なお
現金の
管理等につき
条例、
規則等があれば添付すること、及び参考になる
資料。
五、
会計法四十八条により国の
会計事務の委任を受けておるものがあるかないか、あればその趣旨、内容。
以上であります。
これは直ちに御答弁をいただくことは無理だろうと思います。しかしながら事柄は簡単でありますから、直ちに適当な
方法をもって各
都道府県に御照会、もしくは
政府においてこれら
資料が
手元にあれば、それをまとめて至急に当
委員会に提出していただきたいと思いますが、いかがですか。