○
政府委員(
田中榮一君) 今回在外財産問題
審議会委員に
参議院議員小西英雄君を再任し、また同
審議会委員である遠藤柳作君から
辞任の
申し出があったので、その
後任として
参議院議員平島敏夫君を
任命いたしたく、
国会法第三十九条但書の規定に基き、両議院一致の議決を求めるため本件を提出いたしました。
在外財産問題
審議会は、総理府の付属機関として設置され、
内閣総理大臣の諮問に応じて在外財産に関する基本問題その他在外財産に関する重要事項を
調査審議し、また
委員は、
関係行政機関の職員及び
学識経験のある者につき
内閣総理大臣が
任命することになっております。
お手元の
履歴書で御
承知のように、小西君は、住友自彊舎卒業後、康徳金属、平野鋼業及び東洋興産の各株式会社社長に就任し、
昭和二十四年一月衆議院議員に、また本年一月、七月の再度にわたり
参議院議員に当選し、現在に至っているものでありまして この間、本年五月、両議院一致の議決を経て同
審議会委員に
任命されたものであります。
平島君は、大学卒業後、長崎県
理事官、明治神宮造営局書記官、台湾総督秘書官等を経て、
昭和七年二月衆議院議員に当選しましたが、同十年九月
辞任し、同十三年一月南満洲鉄道株式会社
理事となり、次いで同社副総裁となったものでありまして、終戦後は、長春及び東北の各日僑俘善後連絡処主任の職にあり、同二十七年九月電源開発株式会社
理事となり、本年七月
参議院議員に当選し、現在に至っているものでありまして、現に満蒙同胞援護会会長、共益株式会社取締役及び宮崎県電気顧問の各役職にもあるものであります。
以上申し述べましたように、両君は、いずれも同
審議会委員として最も適任であると存じます。
何とぞ慎重御
審議の上、すみやかに議決されるように御
審議をお願いいたします。