○竹内
委員 電波問題について
大臣にお尋ねしたいのであります。前回の当
委員会で、テレビの普及計画についていろいろお尋ねしたわけであります。そのときに
大臣もおられましたが、お聞きの
通りでありまして、今日の日本のテレビに対する国民的な要望が非常に強烈であるということは疑いもないのであります。その要望をなるべく早く満たすためには、何としてもテレビの波の問題が一番基本的な問題の
一つであろうと思います。その波の問題が、今日
郵政省が
考えておってそれを発表したのによりますと、使える波として六波を
考えて、それの調整は目下のところやっておるわけでありまして、すでに割当を受けたところもあるわけであります。しかし全体を見てみますと、私の
考えではこの六波では、NHKの五カ年計画でさえ満足に行うことがきわめて困難である。そこで
郵政省としてはプラス・アルファを
考えておるという先般の御
答弁でありましたが、私の
考えからすると、現在日本でテレビ
放送に使って適当だと
考える波であって、国内
措置と海外の了解を求める双方の
操作が必要なわけでありますが、その点を
考えて可能な波がもう六波ぐらいはあるだろう、十二波ぐらいに波を拡張しないことには、とても日本の国民的なテレビに対する要望を満たすだけの
操作は、どう
やりくりしてもきわめて困難だろうということを
考えるわけであります。これについては現在重要な、あるいは電電
公社もお使いになっておって、通信社でも使っておる、あるいは航空用の電波にも使っておるわけであります。それぞれ重要なものに使ってはおります。が、この国民的なテレビに対する要望を満たすことがなお大きい問題ではないかと
考えますので、これらの波を高い方へ移動した場合には、テレビの波を四波なり六波なりをふやすことは可能だ、こういう
考えのもとに先般お尋ねをしましたが、
事務当局としてはそうやりたいが、まだそこまでには相当に長い時間がかかる、また
操作も困難だ、たとえば電波法によって補償などをしなければならぬということで、やれそうではあるがまだ決意はできていないという
段階のように
考えたのであります。しかしこのテレビに対する要望が日とともに高まっておりますことは御承知の
通りでありまして、その点について
大臣のお
考えを伺っておいて、その上でまた
事務当局にこまかいことを
質問したいと思います。そういう点については
大臣はどういうお
考えを持っておりますか。この際明らかにしておきたい。