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1956-11-27 第25回国会 衆議院 議院運営委員会 第8号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和三十一年十一月二十七日(火曜日)     午後零時十二分開議  出席委員    委員長 椎熊 三郎君    理事 荒舩清十郎君 理事 園田  直君    理事 長谷川四郎君 理事 井上 良二君    理事 野原  覺君       荻野 豊平君    薩摩 雄次君       松澤 雄藏君    山本 正一君       池田 禎治君    石山 權作君       八木  昇君    山本 幸一君       久保田 豊君  委員外出席者         議     長 益谷 秀次君         副  議  長 杉山元治郎君         事 務 総 長 鈴木 隆夫君     ————————————— 十一月二十七日  委員小山亮君辞任につき、その補欠として久保  田豊君が議長の指名で委員に選任された。     ————————————— 本日の会議に付した案件  本日の本会議議事等に関する件     —————————————
  2. 椎熊三郎

    椎熊委員長 これより会議を開きます。  本日の議事の扱いについて御相談申し上げます。本日は、午前中上りました日本国ソヴィエト社会主義共和国連邦との共同宣言批准について承認を求めるの件外三件です。それだけが議題でございます。定刻より本会議を開いて、これを上程するに御異磯ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  3. 椎熊三郎

    椎熊委員長 これは緊急上程でございます。日ソ共同宣言等特別委員長槙原悦二郎君の報告がございます。これに対して討論申し出がございます。自民党中曽恨康弘君、社会党松本七郎君、小会派クラブ岡田春夫君、三君でございます。これをいずれも許すことに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  4. 椎熊三郎

    椎熊委員長 さよう決定いたします。  そこで時間の問題ですが、先刻理事会で検討いたしました結果、中曽根康弘君三十五分以内、松本七郎君三十五分以内、岡田春夫君十分ときめました。その通り決定してよろしゅうございますか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  5. 椎熊三郎

    椎熊委員長 御異議なしと認めまして、さよう決定いたしました。  なお採決方法でございますが、重要案件でございまするので……。
  6. 井上良二

    井上委員 ちょっと委員長お持ち下さい。この際、事務当局に伺うのですけれども、本日重要なこの案件採決することになるのでありますが、御承知通り、今国会は、政府からこの案件を審議してもらいたいということのために、召集された国会というても過言でないのです。従って、これの召集に応じましたわれわれ議員は、この案件に対する採決をするに当って、その態度を明確にしなければなりません。そこで従来、えてして重要案件が審議されておりますときに、病気または議長の許しを得ました請暇を得て、やむを得ない事情のために欠席する者はやむを得ないとする、ところが、そうでないにかかわらず、本会議の議席に着かない議員がおる。これは議員としての責任を果しておるとは言えません。特に、今回のこの条約案件は、長い間日本が待望しておりました国交回復がなるか、ならぬかという、実に歴史的な案件であります。この案件のために、莫大な国費を使って臨時国会召集をやったのであります。今日この案件採決に当って、議員として正当な課せられた義務を履行しないということがありますならば、これはきわめて重要であります。よって、ただいま議員中、院議の許可を得て外遊しておる者、あるいは病気その他で請暇の届けを出して、請暇許可をした者、これを明確にされたい。そうして本日、特にこの案件は重大でありますから、さきに定刻に本会議を開くというお話でございましたけれども、御承知通り定刻まで余すところ四十五分しかありません。とてもこの短かい時間では、十分各議員に伝達することも困難だと思いますから、午後二時まで本会議を延ばしていただきたい。   〔委員長退席園田委員長代理着席〕  そうして午後二時までに各党責任を持って、所属議員を登院さすよう全力を注いでいただきたい。もし二時までに連絡不可能の者、あるいは不登院といいますか、召集に応じて上京しておりながら出席できない議員、これを明確にさしていただきたい、その上で本会議を開いていただきたい、かように私は申し上げるのです。もし東京に上京しておりながら、また請暇許可を得ておらず、正当な理由がないのに、欠席しておる議員がありますならば、これは次に開かれる議運において、当該議員に対し、私は重大な責任を追及しなければならぬと思います。   〔園田委員長代理退席委員長着席〕  従って、これは議会運営責任を持つわれわれとしましては、重大な条約案を審議する本会議でございますので、特に私からこの点を念を押しておきます。ですから、今日ただいま、請暇許可した者、外遊しておる者の人員を、この際明確に事務当局から報告を願います。
  7. 鈴木隆夫

    鈴木事務総長 お答え申し上げますが、ただいま井上委員から御言になりました請暇及び欠席届の点につきましては、ただいま秘書裸において取り調べておると思います。しばらくお待ちを願います。
  8. 井上良二

    井上委員 それはすぐわかりませんか。
  9. 野原覺

    野原委員 それでばしばらくこのまま待ちますか。
  10. 椎熊三郎

    椎熊委員長 このままで……。ちょっと速記をとめて。   〔速記中止
  11. 椎熊三郎

    椎熊委員長 速記を始めて。ただいま井上君からの発言による欠席者の調査の問題は、なお多少の時間がかかりそうですけれども、御協議願っておる間には、御報告できるかと思いますから、他の問題について事務的に御協議を進めていきたいと思います。  先刻来申し上げました共同宣言批准について承認を求めるの件外三件は、一括して議題となるのであります。従って、重大なる案件でございますので、各党のこの案件に対する態度等は、採決方法等にも影響する問題ですから、各党、以上四件に対する党の態度を表明願います。自由民主党
  12. 園田直

    園田委員 わが党は賛成であります。
  13. 椎熊三郎

    椎熊委員長 以上四件に対し委員長報告通り賛成……。
  14. 荒舩清十郎

    荒舩委員 その通りです。
  15. 椎熊三郎

  16. 井上良二

    井上委員 社会党賛成です。
  17. 椎熊三郎

  18. 久保田豊

    久保田(豊)委員 賛成です。
  19. 椎熊三郎

    椎熊委員長 そうすると、各党ともいずれも異論ばございません。慣例等もありまするので、こういう場合には満場一致の問題でありますから、総員起立満場一致決定していく、こういう方法でいかがでございましょうか。
  20. 井上良二

    井上委員 私は、そういう前例はありますから、そういう採決方法をやるのは当然であろうと思いますが一御承知通り本件につきましては、政府与党たる自民党内部において、保留条項をつけるとか、あるいはまた継続の条件をつけるとか、いろいろ議論がございまして、昨日、自民党内部党議決定の際においても、五十八名の反対者があった。その後いろいろ伝えられるところによると、この案件に対して、なおかつ納得しない分子があるように伝えられております。これは党としては、一応党議できまっておりますから、当然のことでございますが、一方また、国民から選ばれた議員として、正当な判断に基いて投票権を行使する。党議はきまったが、自分としては議員としての職分は曲げるわけにいかないという立場から、別な言葉で言えば、党を除名されるようなことに、かりになったにしてもやむを得ない、というような悲壮な考え方から、あくまで議員として正出な権利を行使したいというような人がありはしないかというようにいわれておる。われわれは、そういう仮定的な問題について、今日取り越し苦労的な議論をする必要はないと思いますし、また、これが議長採決に当りまして、起立総員、よって満場一致可決されました、この宣言が行われることを私ども双手をあげて期待するわけです。ところが、もし起立を問いましたときに、万が一、一、二名なり四、五名なりが起立しなかった場合、一体これは満場一致というわけには参りません。起立多数であります。そういうようなことになりましたときに、一体議長としては、非常に重大な責任になってきやせぬか。さような採決方法は、議長責任を負わすこととなり、かつ国会運営に連帯を持っておる私ども責任にもなる。そういう情勢予想される今日、きわめてこの案件が重大な課題であるということからも、この際社会党といたしましては、記名採決にするという党議が一応きまっておりますので、この点一応お含みを願います。ただし、与党側において一名もさような者は出さない、絶対に全員起立さすという自信が、責任を持って表明され、また議長がその点を表明されます場合は、それはまた私ども党に一応持ち帰りまして、円満なる運営を期待する私どもでありますから、あえてとやかく申しません。しかし、今朝来私ども各方面のいろいろな折衝によって、うかがい知るところによると、なかなか容易ならぬということも察知されますし、万が一起立多数というような宣言をしたければならぬような事態が起ることを憂えますので、この際、採決を明確にするために、記名投票による採決をぜひ一つやっていただきたい、こう社会党としては望んでおりますから、この点よろしくお願いいたします。
  21. 園田直

    園田委員 井上委員の御意見ごもっともでございます。この重要案件に対して、いろいろ折衝いたしておりまして、昨日来まで、与党においては相当の論議が行われたのでありますが、激しく争い、かたく団結するということは、近代政党一つの特色でありまして、最後の段階において、わが党の態度決定いたしました。その後、党幹部においても、個人的な問題等についても、よく連絡の上、本日は党をあげて本案に賛成することになっております。従って、社会党としても本案件に対しては、日ソ国交調整等、将来の前途を考えて、満場一致になるような態勢を望んでおられることは、われわれも想像いたしておりますし、わが党といたしましても、そのような態度で臨んでおりますので、ただいま委員長からおっしゃいました、満場一致異議なしで本案件決定し、日ソ国交前途によりよき結果をもたらすように、御協力願いたいと思います。
  22. 野原覺

    野原委員 園田さんの言われることも、よくわかります。わかりますけれども、先ほど私どもの方から申しておりますように、起立多数になるのか、満場一致になるのかは、実は本会議に臨んで採決してみなければわからぬ。これはお互いに党議としては賛成でありましても、議員個々人を党が縛ることはできない。これは当然の議員権利でありますから、従ってある議員のごときは、自分は脱党しても自分の良識に従って態度を表明するのだ、さようなことがわれわれの耳に入る限り、私どもは、あなた方が満場一致になりますと申されましても、実は満場一致にならない事態になるのではないかということも予測せざるを得ない。従って、かりに満場一致になるとしても、記名採決によって満場一致になれば、あなた方の考えておられる通りになるわけですから、一応この際議運としては、記名採決という態度で本会議に臨むべきである。記名採決をすべきである。当然このように皆さんの方で御了解を願いたいと思います。
  23. 椎熊三郎

    椎熊委員長 意見が分れておりますけれども、多数は満場一致宣告をしたいという。社会党満場一致宣告を期待しつつも、一部の不安があるということで、その不安除去のために記名投票を要求する、こういうことでございますが、どうですか、自民党の方の御意見は。
  24. 園田直

    園田委員 わが党としては、満場一致態勢に進むことができるように努力しておりますから、さらにもう一ぺん御相談願いたい。
  25. 井上良二

    井上委員 与党側から、ただいまさような御説明がございましたが、私どもの方といたしましては、問題が重大であるだけに、万が一さようなことが起った場合を想定しております。だから、この際明確にしておく必要もあるし、また、これは国民に対する義務の関係からも当然であろうと思います。議決権を行使することは当然であると思います。ですから、一応この際われわれの方としては、あとでとやかく、また、そうではなかった、こうだったというような議論をして、党内で問題にされますことは、私ども出先の若としては非常な責任を負わなければならぬことになりますので、一応私は記名採決より方法はない、こういうわけです。
  26. 久保田豊

    久保田(豊)委員 これは私の方から一言お断わりしておきますが、御承知通り、小会派の直接の問題ではありませんけれども、お二人、吉田さんと佐藤さんが無所属で、一応私どもの方の部屋におられます。この点私どもとしては責任を持てませんから、一つ了承を願います。
  27. 椎熊三郎

    椎熊委員長 この際、議長さんから発言申し出がございます。
  28. 益谷秀次

    益谷議長 井上委員の先のお話で、議長考え方というか、見通しについてのお尋ねのようでもあり、また井上委員意見のようなことでもありましたが、私は、全会一致になれば、起立採決でも、あるいは異議なしというようなことでも、運営ができると思っております。そうして議運に集まっておられる皆さんが、各党各派を代表しておられるのでありまして、お一人も異存がない。従って、そういう場合は、一応は記名投票によらないで、起立採決か、もしくは議長が議院に諮って、異議なしという満場一致で取り扱うということが、従来の議運のあり方で、そうするのが適当である。しかし、これは絶対反対だとおっしゃらないが、全会一致の形になればよろしいということでありますならば、一応はさようなおきめを大体前提として、そうしてまた私どもも、できる限り満場一致に持っていきたいと思います。はっきり満場一致にならぬような場合は、あらためて御相談をすることにいたします。どうしても見込みがない、たとえば十名ほどの人は起立をしない、あるいは、その人たち異議を唱えるそうであります、ということになれば、前提前提でありますから、その際お考えを願ったらよろしいかと思います。どうか御了承を願います。
  29. 井上良二

    井上委員 私ども、ただいま益谷議長の御説明のように、議運採決を、議長発議によって起立採決に問うということをきめた場合は、それはよかろう。ところが、議運一致の行動がとれぬということになりますと、これは満場一致というわけにいかぬと思う。一応議長からそういう御意見がございましたので、党に持ち帰りまして相談をいたしますが、党の方針としましては、重要案件なるがゆえに、この際特に記名採決——他議案もないようでありますし、本日はこれだけの議案でありますから、時間を食うわけでもありませんので、記名採決をやってくれという決定でございますから、私個人でどうするわけにも参りません。遺憾ながら、この採決記名採決に願います。
  30. 椎熊三郎

    椎熊委員長 わかりました。満場一致宣告がありました場合にも、五分の一以上が異議を唱えると、記名採決をしなければならぬ。議事規則にあるようであります。社会党は、党議をもって記名投票をなすべしと御決定になったとならば、それは記名投票以外に道はないと思います。ただ、議運慣例といたしましては、この種重要案件に、各党各派異存がないという場合には、常に満場一致で、投票を用いずに確定しておるのであります。今回は、ただいま念のために各党の御意見を伺いましたところ、いずれも異議なく、委員長報告通り賛成ということでありました。慣例に従って、満場一致宣告を願うような採決方法をしたかったのでありますけれども、それにもかかわらず、社会党は、記名投票を要求するということが党議であるということであります。これはもうやむを得ないことですから、記名投票をもって採決する以外に、せっかくの議長さんの御発言もありましたが、そういうふうに一応取りきめるほかないと思います。しかしながら、議長がこの重大問題について御発言になった以上、皆さん方は今言う予測のもとに立って、満場一致にならぬではないかという一つ予想のもとに立って、注意的に記名投票を要求されておるのでありますが、開会前までの情勢によって、これは信頼すべき状態であると御納得がいきましたら、議長発言もございますから、議長の御発言通り御協力をお願いしたい。  そこで、もし記名投票でやる場合、一応のやり方をきめておきたいと思います。そうすると、四件のうち共同宣言批准承認を求めるの件のみを記名投票でやるといたしまして、貿易、漁業及び海上遭難人命救助の問題、この三案は、各党各派いずれも異存がないのでありますから、これは起立採決でお願いします。それでよろしゅうございますか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  31. 椎熊三郎

    椎熊委員長 それで、本会議開会までの間に、自由民主党の方からは、さらに国会対策を通じて連絡を申し上げます。そうして本会議開会前までに、記名投票を行うや、総員起立で、満場一致でいくかは、最後的決定開会直前決定することにします。記名採決をする場合は、念のために申し上げます。共同宣言の一案だけにつき記名投票、以下三案に対しては起立、それでよろしゅうございますか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  32. 椎熊三郎

    椎熊委員長 さよう決定いたしました。  それでは、採決方法は、それできまりました。本日の本会議議事は、それだけでございます。  次回の本会議は、小麦協定の問題が、十二月一日までに確定しておかなければならぬ状態にございますので、参議院から回って参りますから、木曜日に本会議定刻から開くことにいたします。木曜日は従来の慣例通り、午前十時より理事会、引き続き委員会を開くことにいたしたい。  なお、先般来懸案になって残っておる問題に、事後承認を与える問題でありますとか、専門員の問題をきめていく事務的の問題等、残っておりますから、それらはあげて木曜日に解決していきたいと思います。  なお、本日の本会議の開く中、イラク国国会議員団のうち二名の方が、本会議参観のために見えられるとのことであります。その際、時間等を事務当局の方で勘案して、なるべく対論の最中でない、切れ間に御案内申し上げたい。討論最中はやむを得ませんが、しからざる限り、切れ間がありますれば、議長から両君を紹介されます。総員拍手をもって御歓迎を願いたい。なお詳しくは事務総長から説明申し上げます。
  33. 鈴木隆夫

    鈴木事務総長 きょうお見えになる方は、イラク下院議員お二人でありまして、ジャド・アル・アスカリ、アフマド・エル・アメル、このお二人が見えることになっております。よろしくお願いいたします。  なお、先ほど井上さんからお尋ねのありました件につきましてお答え申し上げますが、現在までに未応召の方十名、それから請暇届を出しておられる方が十一名、それから本日の欠席届を出されておる方が五名、計二十六名です。以上御報告申し上げます。
  34. 椎熊三郎

    椎熊委員長 未応召に対しては、何か議長からでも処置されるのですか。
  35. 鈴木隆夫

    鈴木事務総長 いろいろな都合で……。
  36. 椎熊三郎

    椎熊委員長 何とか連絡してみたらどうですか、ただ召集に応じないで……。
  37. 鈴木隆夫

    鈴木事務総長 一ぺんも応召しないでは、請暇届というのはないのですから、応召してからなら、請暇になりますが、初めのうちは、未応召という取扱いでございます。
  38. 野原覺

    野原委員 議長が催促して、応じなければ、何か規定がありますか。
  39. 鈴木隆夫

    鈴木事務総長 規定はありますが、一応病気とか、やむを得ないあれだと思いますから……。
  40. 井上良二

    井上委員 ただいま御報告になりました通り、本日のやむを得ない欠席者は二十六名あるそうであります。そうすると、残余の議員ば、一応上京されており、本院の召集に応じておるものと想定をしなければなりません。ところが、本会議をただいま開くといっても、実際上、時間もありませんから、開会は午後二時ということにしていただきまして、その間、各党はそれぞれ手分けをいたしまして、全員出席願うように、一つお願いをしたい。この両党のあっせんによる出席勧説にもかかわらず、本会議を欠席いたしました者に対しては、次回の議運において、この欠席者については、それぞれ理由を明確に一つ議運報告を願うようにお取り計らいを願いたい。これは当然の義務です。
  41. 椎熊三郎

    椎熊委員長 新しい例にもなるのですが、欠席者理由を問い合せるというようなことは、今まで議運ではやっておりませんけれども、どういうことになりますか。
  42. 井上良二

    井上委員 私は、さいぜんも申します通り、本国会は、本案件の審査及び採決が重大な議題として召集されておる。その召集された大事な案件が本日採決されようというのに、これに出席をしない、採決に応じないというような議員に対しましては、当然議運としても、その理由を問いただし、そうして必要やむを得なかったことか、あるいはやむを得ないでなしに休んだのかということを聞くのは、当然のことだと思う。
  43. 椎熊三郎

    椎熊委員長 わかりました。
  44. 山本幸一

    山本(幸)委員 さっきも園田君が言ったように、やっぱり社会党も、日本の将来に関係する重要な案件だからという発言もしておるのだから、そういうような重要な案件であるという点にかんがみ、また従来も、このような重要な案件については、必ずみんなが出府したものです。ところが、私の見ておる日では、あるいはこの二十六名の欠席者のほかに、本会議にまだ欠席する人がないとも限らぬ、そういうことは言えるわけだ。このような、与党がむしろ責任を持って、全責任をしょってやるような重要な案件について、本会議に出られないような人が、このほかにあるとしたら、重要な問題ですから、一応前例にありませんが、今回に限って、井上さんの主張を指示したいと思う。
  45. 椎熊三郎

    椎熊委員長 それでは、すべて今のは予想の上に立っておるので、結果を見てからでなければわからぬのだから、次回の運営委員会で、このことについて、きょうの欠席者の問題、その善後処理につきましては、御相談申し上げることにしておいたら、どうですか。
  46. 井上良二

    井上委員 それでけっこうです。
  47. 椎熊三郎

    椎熊委員長 それでは、本会議開会時刻は二時という申し出でありますが、異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  48. 椎熊三郎

    椎熊委員長 それでは正二時に開くことにいたしまして、その前に予告がございます。  それでは、本日はこれをもって散会いたします。    午後一時六分散会