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平林剛君
大蔵大臣に、余剰農産物の資
金融通特別会計法の一部を
改正する
法律案に関連して、簡単に
質問がありますから、どうか
一つ大蔵大臣の方からも簡単に終る
ように御
答弁を願いたいと思います。
それは実は、この前の
委員会におきまして、私はこの余剰農産物の受け入れに関する日米協定について、私の所属する社会党が反対であったことについては
大臣も御承知の通りだと思うのです。その中で特に私が強調いたしたい点は、葉タバコの輸入ですね、第一次協定で約五百万ドルのタバコを買い入れてきたわけであります。第二次の協定でも約二百八十五万ドルのタバコを買い込んで帰ってこられた。これは河野農林
大臣の
仕事でありましたが、その結果これはタバコの耕作面積に直しますと約二千五百町歩ぐらいの膨大な面積に相当するものであります。この余剰農産物の協定によって、葉タバコの輸入が面積にして約二千五百町歩
程度買い入れた結果、通常輸入もありまして、専売公社の倉庫は結局黄色種のストックだけで結局三十四カ月分になる、こういう結果になっておるわけであります。葉タバコの在庫というものは、在来、私の
委員会における
質疑でわかったことでは、二十四カ月分ぐらいがちょうど手ごろであって、三十四カ月というのは、つまりその手ごろな状態を超えて過剰になっておるということを
意味しておるわけであります。こうなりますと、せっかくアメリカからいい味のタバコだということで買い込んで参りましても、国内の在庫が余剰になってしまうのでありますから、味が落ちてくる、こういう結果に相なる。まあ、わが国としてはこれ以上余計に葉タバコを買い入れるということは損をするということに相なるわけであります。それで、私は、こういう余剰農産物の受け入れに関しては、外交上いろいろの問題もあるかもしれないが、葉タバコの輸入に関しては、これはどうか
一つ買わぬ
ようにしてもらいたいということを述べておいたわけであります。専売公社の方の話によりますと、今後買い入れる通常輸入について制限をしていけば、昭和三十五年までの間に何とか通常の在庫に戻せるというお
考えの
ようでありますが、一番当面必要なことは、ことしは余剰農産物の受け入れの
ような話が持ち上っても、事、葉タバコについては買わないという
ような態度を
政府がとることが、これはどうしても必要ではないであろうか、私はこう
考えるわけであります。ところが、前回専売公社の販売部長においで願ってそのことを
お尋ねしましたところが、専売公社としては、別に困らないからという
お話があった。どうも何か議事録を調べてみると、勘違いをしておった
ように思う、去年、おととしのことを勘違いをして、まあ専売公社も承知したのだという
ような
答弁の
ように聞えたわけであります。私はぜひ
大蔵大臣の方で、財政上の
責任者として余計なぜにを使わないという
意味で、本年度もし余剰農産物の受け入れの
ような話があったときは、事、タバコについては、あなたは一番監督
責任者として
関係か深い問題でありますから、河野さんが何と言おうと、これはぜひ
一つタバコの輸入だけは困るよという態度に出てもらいたいと思うのです。私は
大臣にその点の御見解をお聞きしたいと思っておいで願ったわけであります。