○
山本(幸)
委員 私は
根本さんの今の点は、あなたにふさわしくない
答弁だと思うのです。私はあなたのいつもの
態度を信頼しておりますが、
沖縄問題に関しては、
野原君が主張したように、今度の
臨時国会を
要求するについての
三つの点、その中には
健康保険の
赤字対策の問題、
公務員の
給与ベースの問題もありましょうが、何といっても今度
社会党が
臨時国会を
要求しておるのは
沖縄問題、それから
日ソ交渉の問題、この外交問題が中心です。その中でも特に緊急を要する問題は、やはり
沖縄八十万
島民の問題です。そこで
政府が御
努力を願っておることについて、とやかく言うのじゃない。また今後も御
努力を願うことは間違いないと思うが、しかし問題は、やはりこれが今日までの
経過を
政府からよく
国会に
報告をする。そのことは
国民に知らせることでもあり、同時に
政府の
所信を明らかにして、今後どうするかということを明確にしなければならぬ。また
国論を統一するためには、
野党側も協力一致してこの問題の
対策を立てなければならぬ。そのことが
沖縄八十万
島民にこたえることであり、同時にわれわれが全
国民にこたえることであろうと思う。また場合によれば、この問題は、もっと大きな国際的な
世論の喚起のところまでいかなければならないかもしれない。そのために
国会は、まだ正式な
決定はしておりませんが、
衆議院においてはすでに
現地派遣をしようという声まで出て、本日後刻それをきめることになろうと思いますけれ
ども、そういうやさきに、この重要な問題を控えて、
政府は
国会を開かなくても
政府の
努力だけでできるというようなことは、それは
沖縄島民に対して不親切じゃありませんか、もう一ぺんその点を明確にしておいてもらいたいと思う。