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1955-12-15 第23回国会 参議院 議院運営委員会 第12号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和三十年十二月十五日(木曜日)    午前十一時三分開会     —————————————  出席者は左の通り。    委員長     石原幹市郎君    理事            剱木 亨弘君            寺本 広作君            天田 勝正君            藤田  進君            加賀山之雄君    委員            雨森 常夫君            石井  桂君            齋藤  昇君            榊原  亨君            佐藤清一郎君            高野 一夫君            宮田 重文君            横川 信夫君            阿具根 登君            岡  三郎君            田畑 金光君            上林 忠次君            河野 謙三君            小林 武治君     —————————————    議長      河井 彌八君    副議長     重宗 雄三君     —————————————   政府委員    内閣官房長官  根本龍太郎君    内閣官房長官 田中 榮一君   事務局側    事 務 総 長 芥川  治君    参     事    (事務次長)  河野 義克君    参     事    (委員部長)  宮坂 完孝君    参     事    (記録部長)  丹羽 寒月君    参     事    (警務部長)  佐藤 忠雄君    参     事    (庶務部長)  渡邊  猛君    参     事    (議事課長)  海保 勇三君   法制局側    法 制 局 長 奥野 健一君     —————————————   本日の会議に付した案件常任委員辞任及び補欠に関する件 ○国連加盟に関する緊急質問の件 ○海外移住審議会委員任命につき本院  の議決を求めるの件 ○中央選挙管理会委員及び同予備委員  の指名に関する件 ○議院運営に関する件     —————————————
  2. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) ただいまより議院運営委員会開会いたします。  第一、常任委員辞任及び補欠に関する件を議題に供します。
  3. 海保勇三

    参事海保勇三君) 自由民主党から、内閣委員遠藤柳作君、植竹春彦君、文教委員有馬英二君、建設委員酒井利雄君が辞任されまして、内閣委員有馬英二君、酒井利雄君、文教委員遠藤柳作君、建設委員植竹春彦君を指名せられたいと申し出がございます。  社会党から、商工委員栗山良夫君、上条愛一君、文教委員湯山勇君、秋山長造君、大蔵委員岡三郎君、内閣委員木下源吉君が辞任されまして、商工委員湯山勇君、岡三郎君、文教委員上条愛一君、木下源吾君、大蔵委員栗山良夫君、内閣委員秋山長造君を指名せられたという申し出がございます。  緑風会から、建設委員村上義一君、内閣委員高瀬荘太郎君、予算委員溝口三郎君が辞任されまして、建設委員高瀬荘太郎君、内閣委員村上義一君、予算委員高橋道男君を指名せられたいという申し出がございます。
  4. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) ただいまの報告の通り決することに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  5. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) 御異議ないものと認めます。     —————————————
  6. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) 次、緊急質問の取扱いに関する件を議題に供します。
  7. 芥川治

    事務総長芥川治君) 社会党の羽生三七君から、国連加盟に関する緊急質問の御要求がございます。  所要時間十五分、要求大臣総理大臣外務大臣、本日の本会議を希望されております。
  8. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) 本緊急質問を行なうことに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  9. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) 御異議ないものと認めます。     —————————————
  10. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) 次、海外移住審議会委員任命につき本院の議決を求めるの件を議題に供します。  本件につきましては、さきに御審議願いました大橋忠一君と楠美省吾君、石黒忠篤君のほか、新たに田原春次任命の件が提出されましたので、合せてお諮りをいたします。  田原春次任命の件につきまして、官房長官から御説明を願います。
  11. 田中榮一

    政府委員田中榮一君) 本件につきまして、御説明申し上げたいと思います。  今回衆議院議員田原春衣君を海外移住審議会委員政府において任命いたしたく両議院一致議決を求めるため国会法第三十九条のただし書き規定により本件を提出いたしました。  海外移住審議会は、総理府の付属機関として本年新設され、内閣総理大臣または関係各大臣の諮問に応じて、海外移住対策に関する重要事項審議することになっております。お手元の履歴書で御承知のように、田原君は早稲田大学専門部ミズリー州立大学卒業後、昭和三年四月朝日新聞社に入社され、同五年七月退社せられ、同じく十二年四月衆議院議員当選、同じく十七年四月任期満了となりましたが、その間衆議院から南米に派遣され、親しくその地を視察調査してきたものであります。その後同十八年二月ニューギニアに渡り、農場及び漁業方面の研究に携わり、さらにジャワに転じ、同じく二十年三月帰朝した後、日本社会党創立発起人となって、初代国際部長等の職を努め、翌二十一年四月衆議院議員当選、翌二十二年解散となりましたが、その間引揚援護院の参与の職になり、その後同じく二十七年十月再び衆議院議員当選、引き続き現在に至っているものであります。  以上申し述べましたように同人は、海外移住について豊富な学識と経験とを有し、海外移住審議会委員として最適任者であると存じますので、今回政府において任命しようとするものであります。  何とぞ慎重御審議の土、すみやかに議決されるようお願いいたします。
  12. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) 別に御発言もなければ、政府要求通り国会法第三十九条ただし書き規定により議決を与えることに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  13. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) 御異議ないものと認めます。     —————————————
  14. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) 次に、中央選挙管理会委員及び同予備委員任命に関する件を議題に供します。
  15. 河野義克

    参事河野義克君) 昨十四日内閣から、中央選挙管理会委員任命されていた松村真一郎君、金子武磨翼芹沢彪衛君、山浦貫一君及び山崎広君が、八月三十一日任期満了になりましたので、後任者任命について公職選挙法第五条の二の規定により国会議決による指名を求めますという申し出が参りました。  中央選挙管理会は、公職選挙法第五条の二の規定により委員五人をもって組織することになっておりまして、その割り当ては、そのときの国会の各会派所属議員数に応じまして行うのでありますが、昨日成立した法律改正により、一政党会派から二人以上なれるようになりましたため、今回は自由民主党から二人、日本社会党から二人、緑風会から一人ずつ御推薦を願うという計算になります。このお申出はすでにありましたから、この御推薦に基きまして、本会議指名議決をしていただくわけでありますが、その御推薦になる氏名を申し上げます。  巨由民主党、委員山浦貫一君、同じく金子武磨君、予備委員中御門経民君、同じく小島憲君。  日本社会党委員山崎広君、同じく芹沢彪衛君、予備委員藤牧新平君、同じく岡崎三郎君。  緑風会委員松村真一郎君、予備委員宿谷栄一君であります。
  16. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) ただいま御説明通り決することに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  17. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) 御異議ないものと認めます。  運営委員会は、これで暫時休憩にいたします。    午前十一時十一分休憩      ——————————    午後三時二十八分開会
  18. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) これより議院運営委員会開会いたします。  官房長官から発言を求められております。
  19. 根本龍太郎

    政府委員根本龍太郎君) 先ほど本院におきまして、本会議開会中、条約問題が採決されるその直前におきまして、外務大臣が所用があって場外に出たために、非常に御迷惑をかけましたことは、まことに遺憾にたえない次第でございます。政府を代表して厚くおわびを申し上げます。  事情につきましては、実は先に何らの連絡なく、アメリカアリソン大使が急用があるというので連絡があったために、事、外交問題でもありまするので、外務大臣は非常に急遽、それに会うために場外に出たという事実が明確になったのでございます。本来ならば事務当局、あるいは議長方面連絡をいたしまして、やむを得ない事情で退席する場合においては、政務次官をもつてかわりに出席せしめるべきところ、その手段をとらずしてあのような結果になりましたことは、まことにこれは政府の落度でございます。しかし、これも悪意また他意あつてのことではありません。どうか、この点は不なれのためでございまして、今後十分に注意をいたしますから御了承のほどをお願い申し上げる次第であります。
  20. 藤田進

    藤田進君 一言お伺いいたしますが、本日の本会議外務大臣所管案件が付託されていたことは、先ほど御指摘の通りですが、この案件を議了いたしますまで、本会議場にいるという方は、どなたを予定されていたのですか。
  21. 根本龍太郎

    政府委員根本龍太郎君) 当然それは外務大臣が、その席におる予定であったと私は推測をいたしております。もし、これがあらかじめ外交交渉のために退席するということでありますれば、外務政務次官をもつて充てるというがごとく、従来でありますならば、私の方に連絡があるはずであります。それがなかったところをみますと、おそらく外務大臣は、自分が引き続いて御質問にお答えしたのち、条約案件の採決まで席におられる気持であったのではなかろうかと考えております。
  22. 藤田進

    藤田進君 そういたしますと、アリソン大使が突如として面会を求めてこられたので、あらかじめそういう予定は、本会議場にお入りになるまではなかったのでありますか。
  23. 根本龍太郎

    政府委員根本龍太郎君) その詳細の点は、私まだ調査しておりませんが、多分そうであったと考えられます。どうも今までの経緯からみますれば、慎重な外務大臣でありまするから、外交使節と会うために時間が取れないというときには、大ていこちらの方に連絡があります。本日は、昨日も本日も、それがございませんので、多分急に御連絡が来たのではないかと、かように考えておる次第であります。
  24. 藤田進

    藤田進君 アメリカという国は、かなり議会を重んじ、議会のためには、政府はあらゆる努力と、これに対しては善意を持つて処置されているわけです。そのアリソン氏が、突如として見えたといえども、たまたま本会議開会せられて、しかもあと、そう長い時間ではない。何分間の問題であったにもかかわらず、どうしてそんなに本会議場を捨てて出なければならなかったのか。その事情を確かめておられなければ、これは仕方ありませんから、重光外務大臣をここへ呼んでいただく以外にありませんけれども、どういう事情があったのか。官房長官からお答えできればお答え願いたい。
  25. 根本龍太郎

    政府委員根本龍太郎君) その辺の事情は、私、詳細には聞いておりません。実は先ほど以来外務大臣は、本院の予算委員会、あるいはまた衆議院外務委員会等で非常に寸暇なく動いておりまして、ちょうど、きょうの委員会で、ちょっと耳打ちして聞いた程度でございますので、その事情については、詳細にまだ私はきわめていないのでございますけれども、いずれにいたしましても、こういう事態になりましたことは、政府として遺憾の意を表しておる次第でありますので、今後そういうことのないように十分注意するつもりでございますから、何とぞそういう意味において、御了承をお願いしたいと存じます。
  26. 藤田進

    藤田進君 外務大臣にお聞きしなければ、なかなか了解いかない点が多々あります。とりあえず私が要望いたしたいと思いますのは、官房長官におかれて今、将来に対してはかなり強い保証があるやうに承わるのでありますが、具体的にやはり今後処理をしていただきたい。ことに本日は、各種委員会が多数持たれていて、なかなか本会議場成立人員が確保しがたい事情にもあった。そこで開会劈頭成立人員に達しないという事情もあって、事務局を中心に各種常任委員会に人を派して、委員会を中止して本会議場に入るように特に手配いたしておった。それが円滑にいかないで、ついに議決をしないまま休憩に入っております。しかも大詰めの今明日を控えた会期末、どうか一つ、今後かようなことのないように、しかも所管大臣が、さような国際約な問題に関連する条約の批准でありますし、特に御注意申しておきたい。
  27. 根本龍太郎

    政府委員根本龍太郎君) 先ほど申し上げたように、十分に今後とも注意いたしまして、かようなことのないようにいたします。
  28. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) それでは、本委員会はこれで一応休憩としますが、特に御連絡申し上げない限り、本会議散会とともに、本委員会休憩のまま散会といたしたいと思いますが、御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  29. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) 御異議ないと認めます。
  30. 剱木亨弘

    剱木亨弘君 速記をとめて下さい。
  31. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) 速記をとめて。   〔速記中止
  32. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) 速記をつけて。  それでは、暫時休憩いたします。  午後三時四十一分休憩   〔休憩開会に至らなかった〕