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1955-12-09 第23回国会 参議院 議院運営委員会 第8号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和三十年十二月九日(金曜日)    午前十時四十四分開会     —————————————  出席者は左の通り。    委員長     石原幹市郎君    理事            剱木 亨弘君            寺本 広作君            天田 勝正君            藤田  進君    委員            石井  桂君            木島 虎藏君            榊原  亨君            佐藤清一郎君            高野 一夫君            宮田 重文君            阿具根 登君            上林 忠次君            河野 謙三君            館  哲二君            森田 義衞君     —————————————    議長      河井 彌八君    副議長     重宗 雄三君     —————————————   政府委員    内閣官房長官 田中 榮一君    法務政務次官  松原 一彦君   事務局側    事 務 総 長 芥川  治君    参     事    (事務次長)  河野 義克君    参     事    (委員部長)  宮坂 完孝君    参     事    (記録部長)  丹羽 寒月君    参     事    (警務部長)  佐藤 忠雄君    参     事    (庶務部長)  渡辺  猛君    参     事    (議事課長)  海保 勇三君   法制局側    法 制 局 長 奥野 健一君     —————————————   本日の会議に付した案件 ○常任委員辞任及び補欠に関する件 ○議院運営小委員予備員補欠選任の  件 ○郵政事業運営実情に関する調査承  認要求の件 ○電気通信並びに電波に関する調査承  認要求の件 ○地方制度調査会委員推薦に関する  件 ○社会保険審査会委員任命につき本院  の承認を求めるの件 ○地方財政審議会委員任命につき本院  の同意を求めるの件 ○中央更生保護審査会委員任命につき  本院の同意を求めるの件 ○日本銀行政策委員会委員任命につき  本院の同意を求めるの件 ○海外移住審議会委員任命につき本院  の議決を求めるの件     —————————————
  2. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) ただいまより議院運営委員会開会いたします。  先ず常任委員辞任及び補欠に関する件を議題に供します。
  3. 海保勇三

  4. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) ただいま報告通り決することに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  5. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) 御異議ないものと認めます。     —————————————
  6. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) 次に、議院運営小委員予備員補欠選任の件を議題に供します。
  7. 宮坂完孝

    参事宮坂完孝君) 緑風会から、議院運営小委員予備員小林武治君の後任といたされまして館哲二君を選任いたされました。
  8. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) ただいま報告通り決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  9. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) 御異議ないものと認めます。     —————————————
  10. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) 次に、調査承認要求に関する件。
  11. 宮坂完孝

    参事宮坂完孝君) 逓信委員長松平勇雄君から郵政事業運営実情に関する調査及び電気通信並びに電波に関する調査の件につきまして、調査承認要求書が提出されております。  期間は、今期国会開会中でございまして、予算は計上されておりません。以上。
  12. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) 本要求に対し承認を与えることに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  13. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) 御異議ないものと認めます。     —————————————
  14. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) 次に、地方制度調査会委員推薦に関する件を議題に供します。
  15. 河野義克

    参事河野義克君) 地方制度調査会委員であった中川幸平君が十二月二日懲罰委員長選任されたので、国会法三十一条第二項の規定により同委員を解かれましたので、その補欠推薦しなければならぬので議長としては中川君所属の会派推薦にかかわる寺本広作君を内閣推薦いたしたいと思いますのでお諮り願います。
  16. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) ただいま報告通り決することに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕     —————————————
  17. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) 御異議ないものと認めます。
  18. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) 次に、社会保険審査会委員任命につき本院の承認を求めるの件を議題に供します。
  19. 天田勝正

    天田勝正君 本回の承認は、藤田宗一君についてでありますが、藤田君は再任でございまして、すでに前回任命の際本委員会において各派一致承認した関係もあり、同君はすでに承認済みのことでもございますので、私はこれに賛成いたしたいと存じます。
  20. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) 政府要求通り藤田宗一君の任命承認することに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  21. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) 御異議ないものと認めます。     —————————————
  22. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) 次に、地方財政審議会委員任命につき本院の同意を求めるの件を議題に供します。
  23. 天田勝正

    天田勝正君 本承認は、児玉政介君、木村清司君、上原六郎君、荻田保君、四名は再任であり、すでにこれまた審議済みであります。遠山信一郎君一人が新任でございますけれども、わが会派としては検討の結果、政府要求通り認めることにいたしました。
  24. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) 本件も、政府要求通り児玉政介君、木村清司君、上原六郎君、荻田保君、遠山信一郎君の任命につき同意を与えることに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  25. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) 御異議ないものと認めます。     —————————————
  26. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) 次に、中央更生保護審査会委員任命につき本院の同意を求めるの件を議題に供します。
  27. 天田勝正

    天田勝正君 本件については、さきに私が質問いたし、それに対して答弁の保留がなされておりまするが、この際、その答弁を承わりたいと思います。
  28. 松原一彦

    政府委員松原一彦君) 今後の人選につきましては、慎重に考慮いたします。  なお上田委員のことにつきましては、前会御答弁申しました通りにまだ何の交渉もございません。
  29. 天田勝正

    天田勝正君 横溝光暉君は再任でありますから、これまたすでに検討済みでありまして、これにとやこう言うわけではございませんけれども、個人はいかがありましょうとも、この中央更生保護審査会委員任命に当っては、常に社会党側から、この役柄からいたしまして、社会事業関係者をより多く任命されたい旨をたびたび申し上げておって、次の機会に善処する旨答弁があったわけであります。ところが今日に至るも一向その実績が上っておりません。そこで先般私質問いたしましたが、すでに土田君が大使になられるという報道が伝わっておりましたために、今回土田君の後任も決定をするという段階に至りますならば、その機会に私どもの主張の通り、また政府が善処する約束からいたしましても、この構成について社会事業関係者を入れていく、こういう趣旨を実は通そうと思ったわけであります。ところが今お聞きのように、土田君については、政府側で何ら公表されておらないということでございます。もし今後において新しく委員任命される機会においては、ぜひ従来から申して参りました点を十分尊重されたいのであります。  横溝君については、すでに前会審議済みでありますから、同君再任に私どもは賛成いたします。
  30. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) 別に御発言もなければ、横溝光暉君の任命につき同意を与えることに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  31. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) 御異議ないものと認めます。     —————————————
  32. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) 次に、日本銀行政策委員会委員任命につき本院の同意を求めるの件を議題に供します。  これも前会説明をすでに聴取しておるわけであります。
  33. 天田勝正

    天田勝正君 中山君も再任でありますから、前会すでに審議済みであります。よってわが会派は、この承認同意をいたします。
  34. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) 別に御発言もなければ、中山均君の任命につき同意を与えることに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  35. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) 御異議ないものと認めます。     —————————————
  36. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) 次に、海外移住審議会委員任命につき本院の議決を求めるの件を議題に供します。官房長官から御説明を願います。
  37. 田中榮一

    政府委員田中榮一君) 今回衆議院議員大橋忠一楠美省吾、及び参議院議員石黒忠篤の三君を海外移住審議会委員政府において任命いたしたく、両議院一致議決を求めるため国会法第三十九条ただし書きの規定によりまして、本件を提出いたしました。  海外移住審議会は、総理府付属機関として本年新設せられまして、内閣総理大臣または関係大臣の諮問に応じて海外移住政策に関する重要事項審議することに相なっております。  お手元の履歴書で御承知のように、大橋君は、大正七年十月領事官補任官以来、長く外交官として勤務せられ、その間米国、中華民国、満州国に在勤したほか、本省において拓務行政に従事し、また人口食糧問題調査会幹事として人口問題にも携わり、昭和七年六月満州国外交部次長、次いで同国外務局長官となり、同十五年十一月外務次官に任ぜられました。翌十六年七月退官、その間海外拓殖調査会委員として移民問題に携わり、さらに同年十二月から約半年間蒙古政府最高顧問の職にあったものであります。その後昭和二十七年十月衆議院議員当選、引き続き現在に至っておるものであります。  楠美省吾君は、昭和七年十月満州国鉄嶺県属官に任官以来、省理事官開拓総局理事官等を歴任せられ、その間主として開拓事務に携わっておりました。同十七年二月退官せられまして、同年四月衆議院議員当選後は拓務省委員、大東亜省委員として海外移住東亜地域開発問題等に携わり、さらに昭和二十三年七月以降は、青森開拓会館理事長として戦後の海外移民の促進に努力せられましたが、同二十八年四月に衆議院議員当選、引き続き現在に至っておるものであります。  なお同人は、昨年七月衆議院から南米に派遣されまして、アルゼンチン、ブラジル等各国における邦人移住地を親しく視察調査してきたものでございます。  石黒君は、明治四十一年農商務省に入られまして、農務局長蚕糸局長農林次官を経て昭和十五年七月農林大臣、同じく二十年四月には農商大臣に任ぜられまして、終始わが国の農林漁業行政に携わり、その間満州移民国内開発等にも努力したものでありますが、同二十七年五月参議院議員当選せられまして、引き続き現在に至っておるものであります。  以上申し述べましたように、これらの方々はいずれも海外移住について豊富な経験学識を有しておりまして、海外移住審議会委員として最適任者であると存じますので、今回政府におきまして任命しようとするものであります。何とぞ慎重御審議の上すみやかに議決されるようお願いをいたします。
  38. 天田勝正

    天田勝正君 海外移住の問題は、これは時の政府のみならず、各党を通じての重要な問題であると存じます。総理府付属機関として設置されるのでありますが、これだけ多数の委員がおられる中に、野党ともいうべき方は一体一人もない、今回の選任に当りましても、野党第一党であり、全体を通じても第二党である社会党関係委員は、一体一人もないということは、どういう根拠でございましょうか承わりたいと思います。
  39. 田中榮一

    政府委員田中榮一君) お答え申し上げます。  この委員任命方針といたしましては、大体におきまして御本人の従来の履歴、ことに移民関係に非常に今まで深かった、そういうような今までの学識経験というものに重点を置きまして、議員ということのほかに、むしろその方に重点を置きまして、こういう人選になったものと考えております。
  40. 天田勝正

    天田勝正君 まことにもってその答弁は納得いたしかねます。そういう学識経験なれば、すでに大正の末期から昭和の初頭にかけて当時の学生がほとんど知っておるというのは、当時デンバー大学を卒業されて、雑誌「受験と学生」に毎回執筆され、当時ずいぶん多くの学生によって親しまれて、海外移住について多大な啓発をされたわが党の田原春次君なんか、それこそ学識経験であって、私はここに今履歴書を見ましたけれども、ほとんど役人として自然に移住のことに携わったというだけしか認めがたいのです。しかも満州国云々などに至っては、あれはほとんど海外移住ではありはせん、ああいうことが学識経験などといって大きく評価されて、むしろじみな、真に海外移住について啓発をしたものは、全くその考慮からはずされる、こういうことは一体どういうわけですか。
  41. 田中榮一

    政府委員田中榮一君) もちろん、こうした委員政党政派というものを超越いたしまして、その豊富な学識経験というものを尊重いたしまして、こうした人選になったものと考えておりますが、今後人選につきましては、十分そういう点も一つ考えなければならぬものと考えております。
  42. 天田勝正

    天田勝正君 私は、先にも社会保険審査会委員承認に関して幾多の委員任命同意をいたしたわけでありますけれども、これらをずっと調べてみますると、ほとんどここでいつも問題になる点は、役人の前歴がないものは、もうほとんど任命いたさない、こういうことが認められるわけであります。役人をやったからいけないという意味でなくて、しかし他の者を一体審議しておるかということになれば審議しておらない。たとえば、もちろん学識経験の豊かな者を任命するということは、これは当然でありますから、別段大橋君あるいは石黒君等が学識経験が劣っておるというのでありません。しかし他の者も同様に審議をした結果これらの人が一段とすぐれておるという答えに基いてこうした処置がとられるならば何をか私ども申し上げませんけれども、ところがそうでない。今たった一人の例を私あげてみたんですけれども、これらもほとんど田原君のごときは党関係の有効な団体の今中心になって創立もしくは運営に当っておられる。そういう人を一向に考慮の対象にいたさずして、それでこの人たちだけを取り上げて、これはりっぱである……それは与党だけから見れば、一番これは適任であるかもしれない。しかし広く学識経験の者を選ぶという趣旨からすれば、まるっきりそれはなっておらん。こういうことが言える。それはどうしてそう出てきたかといえば、主として私は役人上りであるということにウエートが置かれて、さようになったと判断せざるを得ない。そうでないという答弁があれば別であります。ところが私の知っている限りでは、自由民主党の中にもさらに海外移住に熱心であり、名の聞えておられる人を知っておる。そういう人と一体どう比べて見られたのですか。
  43. 田中榮一

    政府委員田中榮一君) お答えいたします。  ただいまのお話によりますと、役人の経歴のあった者だけがこの委員になっておるようなお話でございますが、決して曽っての役人を選んだわけではございませんで、むしろたまたまそういう措置になった。それからあるいはまた民間にありまして、植民関係事業に従事したという関係も多分に取り入れられまして、まあ最適任者ということで御推薦をした次第でございます。決して役人だけをというような方針は全然ございませんから、その点御了承願いたいと思います。
  44. 天田勝正

    天田勝正君 その点でもいつも、御了承願いたいということは、この答弁ももうきまっておるのです。ところが結果において、ほとんど役人でしょう。特段の定めのない限り、どちらもとれるような場合には、全部役人承認されております。きょう承認するのもそう。それで今までの各種の政府側から承認を求めるのも、ほとんどそれに漏れるという例はございません。だから偶然にそうなったのだとおっしゃるけれども、私はよく対等に検討しておらない。これは与野党のことだけから言うのではありません。たとえば自由民主党の方からいっても、上塚さん等の人口問題、移住問題に誰が聞いても学識経験ありと認められるような人たちと、一体どう対比されて、これらの人たちがすぐれていると判断されたか。おそらくそれは答弁できないと私は思う。だから、これは野党だからそう私はひねくれてものを言うのじゃない。与党の中だって、まだまだ上塚君の如き、ずいぶん世間に聞えて移住問題にたんのうな方という方がおられる。そういう人とどれだけ対比されましたか。
  45. 河野謙三

    河野謙三君 この、委員は、今三十名以内ということになっておりますが、現在二十四名でここでかりに三人追加して二十七名になると思いますが、そういうことになりますか。
  46. 田中榮一

    政府委員田中榮一君) お答えいたします。  この海外移住審議会は、当初二十五人の定員ということで発足いたしました。最初民間の人々をなるべく委員にしたいということでやったのでございますが、いろいろな関係から、やはり関係大臣委員になってこの海外移住の問題について計画に参加したらよかろう、こういう関係から、八人の国務大臣がこの委員に入りました関係上残り十七名だけが委員になったので、そういう関係から、先般二十五名を五人増員いたしました。そうしてただいま三人の議員皆様方以外に民間の方を二名入れることになっております。今度の三人と民間の方二名で五名が今度増員される、こういうことになったのでございます。
  47. 河野謙三

    河野謙三君 要するにこれは、この規定からいけば、学識経験者の中から選ぶというのですね。その中に国会議員何名とか民間人何名というのは、これは不文律にこういうことをきめているのですね。
  48. 田中榮一

    政府委員田中榮一君) 別に国会議員何名とかそういうものは規定してございません。主として海外移住に関しまして、過去における豊富な学識経験を持った方々を、民間人であろうが、国会議員であろうが、委員になっていただく、こういうような方針でございます。
  49. 河野謙三

    河野謙三君 そうしますとあれですか。国会議員は何も三名にとらわれる必要はないわけですね。これは定員の許す限りはこれをさらに四名なり五名にすることもできるわけですな。
  50. 田中榮一

    政府委員田中榮一君) ただいま申し上げましたように、国会議員何名という別に数の制限はございません。
  51. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) いかがでしょうか。本会議都合もありますので次の……。
  52. 河野謙三

    河野謙三君 ちょっと……そうしますと、定員の範囲内においては、まだ追加ができるわけですね。
  53. 田中榮一

    政府委員田中榮一君) ただいまのところ推薦いたしました三人の国会議員方々のほかに二名が今別途任命手続を進行をしておりますので、現在では欠員というものがないわけでございます。
  54. 剱木亨弘

    剱木亨弘君 本件に対しましては、まだいろいろ御意見もあるようでございますが、本会議都合もございますし、この審議を一応保留しまして、次会に十分に質疑を尽すということでいかがですか。
  55. 天田勝正

    天田勝正君 剱木君の御意見異議ございません。ただ私、資料要求だけ申し上げます。これはたとえばこの中で楠美君一人をいうのではありません。他の者も同様でありますけれども、ここで前に審議をされた荷見君は、かなり多くの委員になっている。この方はずいぶん多くの役職を兼ねておると私は記憶しております。村田さんも同様であります。他の人も、ずいぶんこういう人が、たとえば進藤さんもそうでありますが、こういうので、ただ荷見さんなんか、私はむしろ適任だと思っているのですよ。適任だと思っているが、あまり数々の多くの委員を兼ねられても果してできるかどうかということは多大な疑問を持たざるを私は得ない。だからそういうどれだけの多くの役職を兼ねておられるか、それからそれらの人たち履歴がございませんが、履歴があれば、今現在兼ねておるものも出てくると思いますが、そういう資料、それからこの委員会出席状況、待遇、そういうものを次の機会までにはそろえてもらいたいと思います。
  56. 河野謙三

    河野謙三君 今議員から三名、ほかに民間から二名予定していると、こういうのですが、ところが私たち議員民間と分ける根拠がわからない、議員これ、みんな民間人じゃないですか。特に先ほどの御説明によると、議員としてこれを選んだのじゃない。学識経験者としてこれを選んだ。こういうことであったのです。そうするとこの三人の方は、完全に民間人なのに民間人議員とどういうふうに区別しておられるのです。
  57. 田中榮一

    政府委員田中榮一君) 民間人といいますのは、むしろこの三人の方々の非常に今までの海外移住に関する豊富の知識を、できるだけ政策の面にお聞きしたいと、こういう関係から大橋忠一楠美省吾石黒忠篤という三人の方々にお願いして、たまたまこの方が国会議員でありますので、当然手続を経てしなければならん、こういうことになるわけでございます。
  58. 河野謙三

    河野謙三君 次にしますけれども、どうもあまり不徹底だから、議員民間人を、三人二人と分けていることも私はわからぬ。議員を含めて民間人五人の中で、その場合議員が三人入るか、四人入るか、全部議員になるか、いずれも民間人ワクでやればいいのじゃないか。たまたまあなたの方で、初めから五人の中で民間人二人、議員三人、こういうワクをきめてかかっておられるような印象を受けるから、その点はっきりしてもらいたい。
  59. 田中榮一

    政府委員田中榮一君) 決して五人のうちに国会議員が三人、民間人二人というようなワクを絶対にきめておりません。
  60. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) それでは剱木君発言のように、本日は保留いたしまして、次会にさらに審議することに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  61. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) 御異議ないものと認めます。     —————————————
  62. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) 常任委員辞任及び補欠に関する件に追加がございますので、これを議題に供します。
  63. 海保勇三

    参事海保勇三君) 自由民主党から、懲罰委員高橋進太郎君、予算委員小野義夫君が辞任せられまして、懲罰委員小野義夫君、予算委員高橋進太郎君を指名せられたいとのお申し出がございました。
  64. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) ただいまの報告通り決するに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  65. 石原幹市郎

    委員長石原幹市郎君) 御異議ないものと認めます。  それでは、暫時休憩いたします。    午前十一時十二分休憩   〔休憩開会に至らなかった〕