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河野国務大臣 問題にも多少関連があると思うのでございまして、今回の
修正は、この
修正によってわれわれの
目的を達成することができなくなる、
目的の達成が困難であるという場合でございますれば、あくまでも私は
原案を支持して参ることにやぶさかでございませんが、御
承知の
通り今回の
修正は、今申し上げたこととは違うのでございまして、
範囲をどの
程度に広げるか、
程度をどの
程度にとどめておくかということでございまして、またわれわれといたしましても、ここに案を具しました
開発銀行にいたしましても、
輸出入銀行にいたしましても、それを直ちにやらなければならない、これをやることを目途としてこの
改正案を
提案したのだということであれば、これは
原案の支持はあくまでもしなければなりませんけれ
ども、総括的に、
政府が二分の一以上
出資しておるものについてはやることができるようにしておこうということでございます。また
会計検査院と違いまして、この
範囲にありますものは毎年全部
監査をしなければならないという
建前をとろうと私は
考えておらないのでございまして、その中で順次順を追うて
監査をして参ればよろしいのであって、毎年一ぺんは必ずしなければならぬという
建前のものじゃないと思うのであります。またしていかなければならぬとも思いませんので、さしあたり今ここで
改正を願いました
程度の
改正でそれをまず
十分手を尽しまして、その後にまた必要が起ればしかるべき
機会にまた
改正をすることに御了解願うということでよろしいんじゃないかと思いますので、ただいま申し上げたような
答弁をしたのでございまして、これは
程度の問題であり、
範囲の問題でございますから、しかもこれはここまでなければ絶対にその
精神が生きる死ぬという問題でない、しかも
行政管理庁として運用して参ります上において、すぐこれから手をつけなければならぬ問題でもないというようなことがございますので、この
参議院の
修正をわれわれとしては了承するという立場をとりたい、こう思っているわけでございます。