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前田(正)
委員 私も、一点だけ、
鳩山主計官がおられるから、お聞きしたいと思うのです。
先ほど来、
原子力を見てこられて、その
構想を述べられたので、われわれがこの際必要とするような
予算の内容については十分に御理解があると思うので、われわれの期待するように大蔵省の中で推進してもらえるものと期待しているわけでありますが、そこで、
一つお聞きしたいと思うのは、今度回ってこられて、
アメリカでサイエンス・アタッシェの人にお会いになって世話になられたことと思うのでありますけれ
ども、実は、われわれが回ったときには、いろいろな内容をよく知りませんでしたが、こちらでわれわれが得ておりました
原子力関係の外務省の情報であるとか、その他のいろいろなものは、ほとんどこのサイエンス・アタッシェが
中心になってやっている。しかも、その話をいろいろ聞いておりますと、
政府の中におきましても、相当高度の資料とかあるいはいろいろな情報について、秘密なことではありませんけれ
ども、普通にはなかなか手に入りにくいようなものも、どんどんと知らせて情勢判断に寄与してくれた。このサイエンス・アタッシェを作るのについては、私もその必要性を述べた一人でありますけれ
ども、私の期待しておった以上の働きをしてくれておって、非常に効果があったと思ったわけです。そこで、今度われわれは帰りまして、この機会に、
アメリカにも一人ふやすと同時に、
イギリス、
フランス、ドイツ、
カナダ、北欧、インド、こういうような各地にサイエンス・アタッシェを置かなければいけないと思い、こういうふうに
考えて、三十一年度の
予算にこれを推進いたしたいと思っているわけであります。これは、
原子力に限らず、各方面の
科学技術の情報を流してもらっております。また、単に情報を流すだけでなく、
各国の行
政府とつき合って、
日本のためにも非常に尽力しておると思ったのでありますが、
鳩山主計官が
向うでサイエンス・アタッシェに会われたときの
印象と、そういうものをわれわれがふやそうとすることに対するお
考え、これについてどう思っているか、
一つ率直にお聞かせ願いたい。