○
政府委員(正
示啓次郎君) これは先ほど労働省からお答えをいたしまして、大体御了解を得たと思うのでありますが、立て方がこういうふうに後
年度分まで入れまして立てておりまして、現実に一応発生すると申しますか、債務の
関係でこれが出ておるわけでございます。現実にこれだけ金が出ないわけでございまして、その
関係で形の上でこうなっております。現実ではむしろ私どもの現金のベースにおきましては十五億くらいの
黒字になっておるわけでございます。ただ保険の給付の債務の
関係がございますので、一応こういうふうに立てておりまして、それを全体として
貸借対照表の上に表わしますと、こういう形になるということを申し上げておるわけでございます。
そこでこれに対策があるかどうかという御
質問でございますが、これは保険料を順次取り立てて参りますれば、ただいま申し上げましたように債務を現実に履行していく過程におきましては
赤字にならないのでございますから、それによって
赤字を消していくというふうに御了解願いたいのであります。