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青山正一君 そうですか。ただ
内藤さんに特に御注意申し上げることは、
母船の問題でも
相当これはやかましく、
相当はっきり申し上げますと、
独航船一隻は大体五十トン以上から七十トンくらいあるのです。一隻のこの一トン当りの
権利だけです。船体は別ですよ。
権利だけでこれは十万円に取引しておるわけです。そうすると、七十トンになれば七百万円ですよ。そうすれば礼金とすれば一割くらい出しても百万円くらいでこれは選挙費くらいはいつでも出るわけであります。だからこれは
日魯の
母船が急にこうやった。僕は
日魯がどうやった、
日水がどうやった、
大洋がどうやった、こういうことば申しません。ただ万人が見てこれは納得のいくものだ、これはまあ
北洋のこの四十七度の問題もそうなんです。
水産長官にも会うた。あるいは衆議院の鈴木君、あるいは
千田君あたりといろいろこの問題について
長官にも話し、それから
次長にも話した。
次長もある
意味合いではそれも
一つの案だろうから、
一つ下の係の人に話してくれ、こういうわけなんです。
長官もそれも
考えなければならんなと、こういうふうなことで、たとえば五十一度の三角地帯まではいかんにしましても、五十度の三角地帯まで
一つ認めたらどうや、そのかわり罰則でもって、ここを越えたものはこれは必ず罰しちゃって
漁業権の取り消しをやる、そこまで話合いもできておって、だいぶ了解を求めたというような形になっておったのが、いつのまにやら
水産長官が消えてなくなってしまって、新たなる
水産長官が出て来た。その
水産長官は何にもわかりませんからして、これはおそらく上の命令によってどうなったのか、そいつは私はわかりませんけれ
ども、その案というものは消えてなくなっておる。だからこれはみなびっくりしておるわけなんです。だからそういう点がどうも
母船の
許可方針、あるいは
独航船の問題も、なにも
内藤さんが
石川県の知事とかなんとか言わなくても、隣りに
次長がおるのだから、
次長に話せば、
長崎県の船籍の船を
石川県の船籍にすると、そんなことができる道理がないということは、これはわかっておるわけです。たとえば底びきを整理してしまって
北洋に行くという
建前になっておるのだから、他
府県の船を持って来てやるということは、これは理屈に合わんことだから、れはあなたこの方の
岡井次長に聞おきするなり、あるいは
長官にお聞きすれば、すぐこれは様子はわかるわけなんです。ところがその
本吉というのは、たとえば県信連のうちの七割かの金を使い込んでいる。あるいは去年カツオ、マグロの
権利を得たときに、そのわざわざもらった
権利をほかの人にそのまま譲っているというような、札つきの人なんです。そういう札つきの人が大森さんからこれが頼まれたわけでもないでしょうけれ
ども、あなたの方に来た。私の
考えた範囲内では、あなたの方の
松村さんも骨を折っていると、こういうわけなんです。これは
石川県に行けばすぐわかりますですけれ
ども。だからそういうふうなことをやりますと、何かそのうしろにたとえば昨日
森崎さんが
質問なすったあの
母船の問題と同じような
母船の問題は、これはどうか私知りませんよ。知りませんけれ
ども、ただ
水産人とすれば納得がいかないわけなんだ。だから納得のいくような行き方で進んでいっていただきたいということを私は望むわけなんです。そういった問題について、この
北洋の保護
関係のサケ、マスも、四十七度のこれに対して
次長はあの
決定通りにやるわけなんですか。何かもう少し愛護の手が必要だろうと思いますが、そういう手配というものはないものですか、どうですか。その点をお伺いしたいと思います。