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国務大臣(
竹山祐太郎君) 非常に迷惑なことでありまして、確認はおろか、これは
政治的な立場において絶対にさようなことは
考えておりません。先ほども繰り返して申し上げたように、われわれは党及び
内閣の
責任において天下に公表をいたしたわけでありますから、これは
選挙目当ての
政策でないことだけは確かであります。ただ、私が事務的に十分の
資料を
皆さんにお示しをして、
説明をする今日の場合でないので、まあ
事務当局をかばってそう申したようなことが多少
誤解を生んだとすれば、先ほど申したように
訂正をいたしたい。もちろん出しました
根拠については、われわれ
政治的には
確信を持っておる次第であります。
しかし、今
お話の
通り、
予算案を出しませんので、その一々の数字について
説明をするということは、
建設委員会だけでは許されません事情を御
了承をいただきたいということと、それから事務的にできないから当然今の
内閣は
選挙管理内閣だと、こういう御主張に対しても、これは少々理解を、そのまま
承知をいたすわけには参りませんのは、われわれは憲法上新しい
内閣として当然、
建設省についていえばその担当しておる
方面についての
政治責任を果さなきゃならないと思いますので、前
内閣の跡始末でもありますが、今日の当面の
就労対策についても
努力をいたしておりますし、また先般も水道の問題を解決したり、いろいろできるだけの
努力をいたしておるつもりであります。ただ、三十年度
予算というものについては正式に提案をいたしませんから、その
考え方を述べておるというのでありまして、これは三十年度
予算が、出しても、
総理が申すように、御
審議をいただけない
政治情勢でありますから、申しておるということでありまして、従って、私は今度の
住宅計画その他の問題が、決して
建設省として何もそれについて十分なる検討をしていないと申すのではないので、着々とこれについては事務的にあの
方針に従って、いずれは提出されるであろう
予算の問題、あるいは関連する
法律の問題、あるいは
民間資金の集中のための必要な
措置、いろいろもう、実は必要な手を打ちつつあるようなわけであります。その点だけは
一つ御
了承をいただけたらと思う次第であります。