運営者 Bitlet 姉妹サービス
使い方 FAQ このサイトについて | login

1954-12-14 第21回国会 衆議院 水産委員会 第1号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十九年十二月十四日(火曜日)     午前十一時二十四分開議  出席委員    委員長 田渕 光一君    理事 川村善八郎君 理事 鈴木 善幸君    理事 田口長治郎君 理事 小高 熹郎君    理事 白浜 仁吉君 理事 山中日露史君       中村  清君    松田 鐵藏君       赤路 友藏君    淡谷 悠藏君       中村 英男君    辻  文雄君  委員外出席者         専  門  員 徳久 三種君     ————————————— 十二月十三日  委員馬場元治君及び中村庸一郎辞任につき、  その補欠として木村武雄君及び佐伯宗義君が議  長の指名委員選任された。 同月十四日  委員武藤運十郎辞任につき、その補欠として  淡谷悠藏君が議長指名委員選任された。 同月十一日  委員長田口長治郎君が委員長辞任した。 同月十三日  田渕光一君が議長指名委員長選任された。 同日  理事中村庸一郎委員辞任につき、その補欠と  して白浜仁吉君が理事に当選した。 同日  理事田中幾三郎委員辞任につき、その補欠と  して同君が理事に当選した。 同日  理事田渕光一委員長就任につき、その補欠と  して田口長治郎君が理事に当選した。     ————————————— 本日の会議に付した事件  理事の互選  国政調査承認要求に関する件  小委員及び小委員長選任     —————————————
  2. 田渕光一

    田渕委員長 これより会議を開きます。  この際一言ごあいさつを申し上げます。今般はからずも私が本水産委員会委員長の重責をになうことになりました。ふなれでございまするが、委員各位の御協力、御鞭撻によりまして、大過なきを期したい所存でございます。何とぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)  この際理事補欠選任の件についてお諮りいたします。現在理事が三名欠員となつておりますから、その補欠専任を行わねばなりませんが、これは先例によりまして委員長において指名するに御異議はございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  3. 田渕光一

    田渕委員長 御異議なしと認めます。  よつて、    田口長治郎君  白浜 仁吉君    田中幾三郎君 を理事指名いたします。     —————————————
  4. 田渕光一

    田渕委員長 次に国政調査承認要求の件についてお諮りいたします。今国会におきましても、従前の例にならいまして、国政に関する調査を行うこととし、規則の定めるところによりまして議長にその承認を求めたいと存じますが、調査する事項は、先刻の理事会申合せによりまして、一、漁業制度に関する事項、一、公海漁業に関する事項、一、沿岸漁業に関する事項、一、水産金融に関する事項といたしたいと存じます。これに御異議はありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  5. 田渕光一

    田渕委員長 御異議なしと認め、そのように決します。     —————————————
  6. 田渕光一

    田渕委員長 次に小委員会設置の件についてお諮りいたします。今国会におきましても、従来の通り小委員会を設置し、各委員分担して調査に当ることといたしたいと存じます。理事会における申合せの小委員会は、国政調査事項に対応して漁業制度に関する小委員会公海漁業に関する小委員会沿岸漁業に関する小委員会水産金融に関する小委員会、以上四小委員会でありますが、理事会申合せ通り四小委員会を設置するに御異議はありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  7. 田渕光一

    田渕委員長 御異議なしと認めます。よつて四小委員会を設置するに決しました。  次に設置するに決しました各小委員会の構成についてお諮りいたします。これは理事会申合せによりまして各小委員会の小委員の員数、小委員及び小委員長選任につきましては、先例によりまして委員長において指名することといたしたいと存じますが、これは御異議はありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  8. 田渕光一

    田渕委員長 御異議なしと認めます。よつてそのように決します。小委員及び小委員長は公報によつて指名いたしたいと存じます。
  9. 田渕光一

    田渕委員長 この際、前委員長より発言を求められております。これを許します。田口長治郎君。
  10. 田口長治郎

    田口委員 私、今回当委員会委員長辞任さしていただくことになりました。思い出しますと、一昨年の三月から約一年九箇月にわたりまして、いろいろな水産問題がございまして、皆さん方に非常に御迷惑をかけ、また御努力をお願いいたしましたが、幸いにして大過なくここにやめることができましたことにつきまして、厚くお礼を申し上げる次第であります。この間におきましてわれわれは輸出水産物振興法、あるいは許可料免許料の撤廃問題、また漁船補償の問題、各種の災害の問題、その他十一にわたりまして法律も制定したわけでございますが、先般来の新聞発表によりますと、経団連の石川会長は、日本の貿易を振興するためには、水産常任委員会で制定された輸出水産物振興法、この法律の「水産物」をとつて輸出産業振興法、こういうものをつくつたらどうか、内容は輸出水産物振興法と同様でよろしい、こんなような新聞発表もしているようでございまして、いろいろな方面にわたりまして、この一年九箇月の間に、皆さん方の御努力がある程度の実を結んだ、こういうふうに考えておるのでございます。その間私自身非力でありましたために、皆さん方にたいへん御迷惑をかけました。ここにあらためて御好意に対し感謝いたしまして、私のごあいさつにかえる次第であります。(拍手
  11. 松田鐵藏

    松田(鐵)委員 ただいま前委員長であつた田口君から、委員会が一年九箇月の間あらゆる協力をされたとわれわれ委員一同に対して謝辞を述べられましたが、われわれの委員会をしてほとんど与野党の区別なく、一致協力して幾多の法律また水産行政に対する国政の反映をさしたことは、一に委員長の常に温厚にして卓越した態度によつてわれわれを指導していただいたたまものでありまして、むしろ私どもこそ委員長の御指導に対して敬意を表するものであります。しかも一番特筆すべきことは、田口委員長民間代表として身をもつて中共に行かれ、中共との漁業協定の基礎を打ち出したということであります。南の海に対するいろいろな迫害、しかも李ライン中共不当拿捕、国府の不当拿捕、こうした問題があつたものの、何ら日本の政府はこれに対して手を打つすべがなかつたのでありまして、当委員会も常にそのことを苦慮し、あらゆる努力をして参つたのでありますが、身をもつて中共に行かれて、先般の委員会においてはその詳細なる報告がありましたが、これは非常に大きな功績であろうと存ずるのであります。よつて中共との交易及び漁業協定をする口火を切つたと考えます。日本水産の面から、また自立経済達成の面から、外務省のなしあたわざるところに非常に努力をされたことに対して、私どもは敬服するものでありまして、その労苦に対して常に感謝をしておるものであります。幸いにしてわれわれの親友である田渕君がまた田口委員長のあとを引継いで当委員会の運用をするということに対しては、これまた常に和気あいあいのもとに、たとい時間は短かくあろうとも、非常に心強いことであり、漁民全体の希望してやまないことだと思うのであります。田渕君においても、よく自重されて委員会の運営をしていただきたいと思います。以上をもつて簡単ながら謝辞とお祝いの言葉といたします。(拍手
  12. 田渕光一

    田渕委員長 ありがとうございました。  本日はこの程度をもつて散会いたします。     午前十一時三十七分散会