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1954-12-15 第21回国会 衆議院 決算委員会 第1号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十九年十二月十五日(水曜日)    午前十一時二十一分開議  出席委員    委員長 庄司 一郎君    理事 田中 角榮君 理事 柴田 義男君    理事 杉村沖治郎君       徳安 實藏君    長谷川 峻君       安井 大吉君    岡田 勢一君       佐竹 新市君    黒田 寿男君  委員外出席者         専  門  員 大久保忠文君         専  門  員 岡林 清英君     ————————————— 十二月十三日  委員押谷富三君辞任につき、その補欠として庄  司一郎君が議長指名委員に選任された。 同月十一日  委員長田中彰治君が委員長を辞任した。 同月十三日  庄司一郎君が議長指名委員長に選任された。     ————————————— 十二月十日  昭和二十六年度一般会計歳入歳出決算  昭和二十六年度特別会計歳入歳出決算  昭和二十六年度政府関係機関決算報告書  昭和二十七年度一般会計歳入歳出決算  昭和二十七年度特別会計歳入歳出決算  昭和二十七年度政府関係機関決算報告書 の審査を本委員会に付託された。     ————————————— 本日の会議に付した事件  国政調査承認要求に関する件     —————————————
  2. 庄司一郎

    庄司委員長 これより決算委員会を開会いたします。  審議に入るに先だちまして一言この席からお許しをいただいてごあいさつを申し上げます。  私今般はからずも決算委員長重責をになうことに相なりました。もとより微力短才、かつ委員会運営等にもきわめてふなれなものでございます。何とぞ理事並びに委員各位の絶大なる御支援と御協力を賜わりまして、大過なくこの重責を果したい所存でございますから、何分よろしく御協力をお願い申し上げます。  それではこれより審議に入ります。国政調査承認要求に関する件についてお諮りしたいと思います。前国会まで承認申請をいたして参りました調査事項が三項目ございましたので、前回同様その調査を続けて参りたいと存じます。すなわち調査事項として、一、歳入歳出の実況に関する事項、二、国有財産に関する事項、三、政府関係機関収支に関する事項、この調査目的決算の適正を期するためとし、調査の方法は、関係方面よりの意見聴取調査報告及び参考資料要求等調査の期間は本会期中として、この承認要求書議長あてに申請いたしたいと存じますが、これに御異議はございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  3. 庄司一郎

    庄司委員長 満場御賛成をいただきまして、御異議なしと認めます。よつてように決しました。  次に参考資料提出要求の件についてお諮りをいたします。関係官庁その他各方面に対する資料等提出要求につきましては、委員長に恒例により御一任をお願い申し上げたいと存じますが、御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  4. 庄司一郎

    庄司委員長 御異議なしと認め、さようにとりはからいたいと思います。
  5. 佐竹新市

    佐竹(新)委員 調査事項に関してでございますが、前委員会より引継ぎまして国政調査全般に関しての調査をするということになつております。特に開発融資の問題でございますが、この開発融資はさつきも聞きますれば、一億以上の融資先調査は、前委員会委員のもとに書類で渡してあるそうでございますが、復金当時からの融資の一億以下のものでも、やはり一応調査の対象にして根本的に財政の収支調査する必要があると考えます。特に私が先般提出いたしました磐城セメントに対する開発融資の問題のごときは、非常な不正融資が行われておるように聞き及んでおりまするし、同時にその際証人をここに喚問して取調べをするということに相なつておりますので、年内はおそらく本委員会としてはそういう証人喚問もむずかしいと思いますが、年が明けまして、また本決算委員会が開かれましたならば、早々証人等喚問手続をとられまして、至急に調査に入つていただきたい。かように考えますから、委員長においてよろしくおとりはからいをお願いしたいと思います。  なお本委員会において吉田総理告発をいたしておりますが、これらの件に対しましてもできるなれば年内理事会等を開いて善処されるようお願いいたしておきます。
  6. 徳安實藏

    徳安委員 ただいま御発言がございましたが、願わくは年内にもう一ぺん委員会を開いて、みんなの総意によつて総理問題等も円満に解決がつくならばつけていただきたいと思つておりますけれども、この模様では年内委員会を開会することはあるいは不可能かとも思いますので、乱闘事件に対しても各党で話し合つて、なるべく年内に訴訟を取下げて和気あいあいのうちに総選挙に臨もうというような気合いになつておるそうでありますし、前総理告発問題につきましてもこの委員会として適当に善処せらるるように、大体各対策委員長でもそういう御希望だというお話を承つておりますので、この委員会にかけて決定することは望ましいことですが、これはとうてい年内には不可能と思いますので、今御発言がありましたように、理事会に御一任いたしまして理事会で取扱つていただいて、そうして御善処を願うということにいたしたいと思いますから、さようおとりはからい願いたいと思います。
  7. 柴田義男

    柴田委員 今両委員から告発問題を取上げていろいろ御意見がございましたが、何せきようは御承知のように少数の委員出席でございますから、理事会でこれを決定するという結論に持つて行くことは、今のこの委員の数からいつて少し行き過ぎはしまいかと思いますので、理事会に諮つて善処する、こういうことで委員長において適当なおとりはからいを願いたいと思います。
  8. 庄司一郎

    庄司委員長 ちよつと申し遅れましたが、ただいま佐竹委員の御提案につきましては、追つてすみやかに理事会において協議の上決定いたしたく存じますから、右御了承を願いたいと思います。  なおただいま柴田委員の御発言徳安委員の御発言等はまことに当を得た御発言と了承いたしますので、これまた理事各位の御参集をきわめて近き将来にお願いいたしまして、御趣旨のあるところをよくお諮り申し上げ、理事各位意見を徴しました上において何分善処したいと考えております。  なおただいま佐竹委員並びに徳安委員の御発言、また柴田委員の御発言も絶対反対というような意味は毛頭ございませんので、前内閣総理大臣吉田茂君に対する告発問題等に関しましては、世界万国共通的なクリスマス前後における大赦、特赦等関係もございますので、大らかに七十八才の老人の政界引退等関係もにらみ合せまして、いずれ理事各位の御理解のもとに、すみやかに善処して処理をつけたいと考えております。  ほかに御発言はございませんか。——次会は公報をもつてお知らせ申し上げます。  本日はこれにて散会いたします。    午前十一時三十二分散会