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福永国務大臣 不信任案が出るであろうということは、いろいろとの
報道によ
つて伝わ
つておるところでございますが、
政府といたしましては、
現実にまだ出ているものでもない、いわんや
不信任案が可決されるというところに至
つておりませんから、これに対していかがするかという
閣議等の正式の
協議等は一切いたしておりません。
従つて新聞報道が伝わ
つておりますが、私
ども記者会見においてその
種質問が出ますと、それは
現実の
事態が起
つてからでないと一切申し上げられないのである、こう答えております。そうすると、今度どうということでなくて、原則的にこういう
事態にどうするかというようなことでの
質問で、そういう
言葉が入らなくて
記事に出ておりますから、あるいは若干誤解を生ずるかと思いますが、どういうように
考えるかというような場合におきまして、まあ普通ならどうだろうというようなことが、今度の場合どうということでなくて話が出るようなことが往々にして
記事に出ておるような場合があるわけであります。今度の場合の
現実の問題につきましては、これからそういう
事態が起
つたときに、
政府といたしましては
閣議その他の
手続をとりまして最終的に
決定するわけでございます。ただ党といたしましては、予想し得べき
事態に対していろいろ
協議等をいたす、これは党としては当然であろうと思うわけであります。こういうようなことがどう伝わるかは別といたしまして、
政府が正式に見解を表明するには、今申し上げました
手続を了した上でないといけない、こう
思つております。私
ども申しましたことがいろいろ伝わ
つておりますが、すべてただいま申し上げましたようなことを前提として言
つておるわけでございまして、さような条件を無視して、今度はこうだというようなことは一切
語つてない次第でございます。